大晦日にもなってガンダムかよ..とも思うのですが
今みとかないと一生見ないだろうし、しかもその方が人生マシだし(TT
ってことでビデオ引っ張り出して、年末最後の種感想。


ガンダムSEEDデスティニー11話 選びし道


<あらすじ>
ザフトも連合に宣戦を決定。ついに全面戦争が勃発。


<みどころ>
冒頭。ザフトの議決シーン。
いろいろなサイトで言われている「積極的自衛権に基づき」発言。
これは要するに、自分に仇なす可能性があると思われるヤツは先に無力化していい、ってことらしい。

・・・なんて使える政治用語なんだろう。是非普及させねば。


で、開戦になると危うくなるのがオーブ。さっそく「地球(=ブルコス)と同盟するか」を話し合う。孤立するガンマニア(カガリ)。そらそーだ、この人文句言うだけで具体策もってないもん。ここで怪しい動きをするのがカガリ婚約者父子(ユウナって名前のナルシストっぽいヤツが出てきます)。

さて、この人。ガンマニアに結婚申し込むわ公の場でけちょんけちょんにしておいてプライベートでフォローを入れるわ、なかなかやり手です。というより勇者です。
政治は理想ではなく現実だ、とか言っていますが、あとでMSで踏み潰されたりしないか非常に心配です。

近所の猛犬が暴走する場合、真っ先に噛み千切られるのはクサリなわけでして・・・・

政治論はともかく、この人の場合は現実が見えていないと不幸になるのではないでしょうか。


さて、そのオーブ。
地球と同盟を結ぶ、結ばないについて「危険な国だから同盟しておかないとまた滅ぼされる」とのたまうその他大勢と、んなもん許していいのかよ、というガンマニア。
日本の社会情勢に絡めて何かを言いたいようですが、論点が根本的におかしいです。

まず、地球はなぜいけないか。これは自分から仕掛けたけんかでぼろ負けするくらいに無能だからです。こんな人たちと一緒に仕事したらとばっちりを受けます。

とはいえ、徹底抗戦した場合、ザフトより弱いオーブはおそらく負けてしまいます。
となれば、文字通りザフトとも地球とも戦わないのがベストです。つまり、ザフトと技術提携しながら表面上は地球軍について戦線の正面にはなんだかんだ理由つけて出ない、とか・・・・
してみると、現行のオーブの選択はある程度正しいことになります。入港中の主人公一行にケンカさえ売らなければ。


・・・売るんだろうな、こいつら。
しーらね、っと。


今回は開戦までの描写が主軸らしいのでいろいろ描かれます。アスランの元を訪れるおかっぱとガングロ。若い世代の皆さんはシャアに説得されていた模様。さすがシャアです、すごいです。ラクスに勝てるのはこの人しかいません。何せ執務室の政治案件さばくテーブルにやりかけのチェス置いてる人だし。

...と思いきや、意外な伏兵がいました。そう、ものすごく意外なところに。さて誰でしょう? (解答は後ほど)

一方、オーブの港内のミネルバの立場も微妙です。オーブが地球側になれば、ここは敵の港。“戦力差”という計算をしないガンダム世界の人たちが無事で済ましてくれるはずがありません。ということはあまり考えないタリア艦長。さすが重力法則を無視しているだけのことはあります。
そこに入る謎の通信。仕掛け人は初代もみあげこと砂漠の虎とフレイにしか見えないマリュー艦長。

正体不明の通信に名前を名乗った挙句に鵜呑みしてあっさり出港するミネルバ、修羅場は必至です。

 


さて、ここで世界の勢力図を再考。


1:ラクス=クライン
King of Kings。押しも押されもせぬエース。
現在オーブの某所にて隠遁中だが、マルキヨをはじめ虎、マリュー、キラと旧兵をそのまま掌握している。

前作で破損したフリーダムガンダムを復興、整備していたほか、孤児院経営を隠れ蓑にした人材育成にも余念がない。プラントへの政治的なパイプのほか、MS開発のリーディングカンパニー・モルゲンレーテにもスタッフを浸透させており、その戦闘力はオーブ現政権をはるかにしのぐものと思われる。


2:ギルバート=デュランダル
プラント最高評議会議長。事実上のプラントのナンバーワン。ザフトの若手に絶大な人気がある。“偽ラクス”ことミーア=キャンベルを擁するのみならず、アスラン=ザラやイザーク隊といった戦力で対ラクス戦においても健闘が期待される。


3:ロード=ジブリール
現ブルーコスモス代表。オーブの長老連にもパイプがあり、現時点で最大数の人口を動員できる。


No.1とNo.2が拮抗、相当遅れてNo.3といったところか。

が、ここで意外な伏兵が登場する。それは・・・・・

4:シン=アスカ
ザフト軍パイロット。一見異常者にしか見えない突飛な行動と確かな実力により周囲に擬似パニックを起こし、確実に立場を上げていく独裁者タイプ。

死人の携帯電話と交信できる、妹といちゃつく夢を見る、など変質者的な行動が多いにもかかわらず周囲に溶け込んでおり、その対人コミュニケーション能力の高さは計り知れない。そのうえ、サミットの一角をなすオーブのアスハ代表にも臆することなく本音を言うことができる胆力をも持ち合わせる。ギルバート議長、アスハ代表にはファーストネームで呼んでもらえる間柄。


戦闘能力もずば抜けて高く、一方面軍程度ならミリタリーバランスを一人で崩せるだけの実力を持っている。
おそらくラクス=クラインの影響力に抗体を持つ唯一の主人公パイロットなので、今後の展開が期待される。


<けつろん>

わかりやすそうな人ほど、うそつき。

 

 

 

では、皆様良いお年を

 

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