お手伝いのおばさんが主人公よりも目立っている今日この頃。
この作品のジャンルについて真剣に考えてしまう。ヒーローもの?ラブコメ?政治サスペンス?群像劇?
・・・ロボットアクションでないのは確かだな、うん。
そういえばオープニングが変化。新3バカの意味不明なポーズにいきなり見る気が失せる。
特に最初の男。FFあたりのいかれた兄ちゃんにしか見えない。
地球軍もパイロットをアイドル化することの効能に気づいたと言うことか!?
ついでに虎のガンダム。オーブの量産機にしか見えないが色が金色なだけにきっと中途半端に強いのだろう、うん。
ガンダムSEEDデスティニー14話 明日への出航
<あらすじ>
アークエンジェルにより出撃したラクス一党が結婚式を目茶目茶にして花嫁カガリをさらう。
<みどころ>
回想と結婚式とフリーダムの回。
フリーダム好きのフリーダム好きによるフリーダム好きのためのシーンが目白押し。
作画といい演出といい気合が入りまくる。この気合を是非、キャラの表情にも反映して欲しいものだ。
前回の特殊部隊の襲撃によりぼろぼろになったラクスホームを訪ねてきたのはカガリの侍女マーナ。
ミネルバクルー全員の1話分のセリフくらいを一気にしゃべる。スタッフにおばさんフェチとか乳母フェチでもいるのだろうか?
フェチといえばキラ母。少女にしか見えない。とくに田中ユタカのエロ本なんざ買った日には。
この人を見ているとラクスがキラに近づいたのは不老不死の研究のためなのではないかと心配になってしまう。
(ラクス孤児院の子供の数も心なしか減っている気がする)
その侍女マーナが届けてきたのは一通の手紙。
中身は、と見ればカガリが切々と「結婚するんよ。したくねーけど」と日本語で訴えている。
そう、ラクスたちの活動を容認していたのはこの日のためではないかと勘ぐってしまうような手紙である。
してみるとカガリもバカではない模様。さすが種デス、超一流の英傑たちの手に汗握る駆け引きを活写している。
舞台はカガリの結婚式へ。準備から式典までが1話まるまる使って描かれる。
が、新郎ユウナくんは我慢してカガリに手を出さなかった模様。 (やられちゃったなら結婚するだけであそこまでは泣かないでしょ)
式典時のふてぶてしさから「絶対あいつ手込めにしたんだろうな」と思われ国民の大多数とカガリファンのすべてを敵に回すのは間違いないので、とことん損な役回りである。
ふてぶてしさ全開のユウナ君、いきなりどん底に突き落とされる。
海の彼方に突如浮上したアークエンジェルからフリーダムが飛来、花嫁を目の前で掻っ攫われてしまうのだ。
泣き崩れるユウナ君を尻目にフリーダムは優雅に飛び去り、これを収容したアークエンジェルは悠々と大海原にその姿を消すのであった。
と、カガリファンが涙を流して喜びそうな話
カガリの不幸にホゾをかみ&クッションをユウナに見立ててタコ殴りにしていた日々は終わりを告げたのである。
同時に問題点もいくつか。
まずオーブ。
公用語(のうちひとつ)は少なくとも日本語であることが判明。ガンダムのインターフェースが英語だから、ラクス派の人たちは最低でもバイリンガルであることになる。それはいいのだが町の真ん中に変な神殿がある上にお粗末な要人警護。未確認機が首都上空を飛んでいても防衛すら満足に出来ない。新鋭機が迎撃に出たものの10秒持たずにやられてしまう。それどころか「フリーダムとアークエンジェルだから」と見逃す始末。ドラえもんの絵が描いてあるテポドンが飛んできたらきっと迎撃すらしないのであろう。
この国は何か、根本的なところが間違っている。
今回を見ていると前作でなぜオーブが(いろいろ画策していた割に)あっさり負けたのかがよくわかる。こうした“前作での謎”を明らかにするのも種デスの重要な使命なのであろう。うーん、深いなぁ。
もうひとつがザフト特殊部隊。
ラクスの家をMSまで用意して襲ってきた割にラクス家のMSとか戦艦についての予備知識がまったくなかった模様。
曲がりなりにもラクスを襲うのだからバスターガンダムくらいの準備はして欲しいものである。
最後に、ラクス軍について。ここだけ記事が見つからないため現在割愛させていただく。
(つづく)