PCまでいかれているので作業はもっぱらネットカフェである。
そのため、真後ろの画面でも同じ物が流れているなどという状況が発生する今日この頃。




ガンダムSEEDデスティニー46話 真実の歌


<あらすじ>
ミーアとラクスが対面しミーアが撃たれる(死ぬ?)。


<みどころ>
前半、中立都市でのアスキラの日常お買い物シーン。ある種の女性と魔道師が好きな人にはツボなのだろう。
後半、ミーアをえさにしたザフトの暗殺部隊とのアクション&“二人のラクス”の対面。

全編にわたって中心となるのはミーアである。
『二人のラクス』事件の心の傷が癒えぬミーアを言葉巧みにけしかけるボディガード・サラ。
利用価値のなくなったミーアを使ってラクスを人気のないコロシアムに誘い出し、暗殺しようという魂胆である。

ところで今回の舞台となった月面都市・コペルニクス。中立とはいえMSの展開が可能であり、ザフトの人員もそれなりに入っていたらしい。そしてザフトの間諜はアークエンジェルの入港からラクスたちの外出まできちっとトレースするという凄腕っぷり。

これで『ラクスがきた瞬間にミーアが高らかに笑いながら「ニセモノはすっこんでなさいよ!」とかいって500人くらいの人員が踊る大捜査線よろしくピンクのザクとともに一斉に立ち上がり、ラクスたちを痕跡残さず消し去る』という展開だったらもろ手を上げて喝采するのだが。

とりあえずデスティニー何とかはさておき、議長はやる気があるのだろうか?今回の計画のずさんさを見る限りそう思わざるを得ない。あそこまで情報が抜けているならラクスを殺すのにミーアをわざわざ使う必要もなく、本気で殺すならもっと人員なり手段を考慮すべきである。議長のチェスってきっとうっかりミスでクイーンを歩兵に取られたりしまくるんだろうな


本編を見ている限り、ミーアの原点は『人に認められたい』、より具体的には『ラクスに認められたい』ということだったのだろう。
冷静に考えるとサラのいう“ラクス”の条件はミーアにもきちんと当てはまっているわけで、実際のミーアのサイズはある意味すでにラクスを超えていたのではないか?(認められた人数、プロ経験)
道端の小石に過ぎないものを過大に意識して自滅する人間の典型であろう。


今回冒頭で“見落とし”の怠慢を語る議長のシーンがあったが、本当に見落としでミーアが死んでいる。かなり笑えない皮肉だ。ていうか止め刺す習慣をつけろよ。ミーアの死?で時間が止まっていたが、もう一人生き残ってたら確実にラクスが殺れたのではないか?


冒頭。射撃場にいるシンとルナのからみ。休憩で居場所がわからないはずのシンを探り当てたルナと、射撃に集中している状況でルナの気配に気づいたシン。この二人結構いいかんじなのではないか。

どうでもいいがOP。「どんなペシミストも恋をして変わる」と言いつつ実際の画面は悲恋によって人生が狂った人間たちの映像ばかりである。これまたすごい皮肉だ。


アークエンジェルの中でミネルバについてキラに語るアスラン。この二人が友人らしい会話をしているのはファントムペイン組よりもさらに少ない

どうでもいいが今回のミーアってときメモみたいだ。というかあやしい魔道師にしか見えないラクス。世の中にはリーダーとしてしか生きられない人間がいるというが、ラクスなどその典型であろう。まさに「長年の泰平は無数の臥龍を飼い殺しにしていた」わけだ。
ってことは原宿にいる不思議な格好の娘さんの中にも未来のラクスがいるかもしれない!!!みんなで探してみよう!!

ところでミーアのメッセージ、文法がおかしい。(正しくは「I’m going to be killed(いやーん殺される><)」か「I’m going to kill you(てめぇぶっ殺す)」)。ミーアの母語が気になるところ。

非常にどうでもいいがアスランたちのいたショッピングセンターの看板にキリル文字があった。この世界には何種類の言語があるのだろう。

よくよく考えると今回町に繰り出したメンバーってドリームチームだよな。情報のスペシャリストにカリスマリーダー、凄腕のボディーガード兼パイロット。Zを見習って町ごと吹き飛ばすとかしたほうがよかったのかもしれない。ピンクだし・・・サラだし・・・

ムウに早速いやみを言うキラ。現場で嫌われるキャリア組ってこんな感じなんだろうな。てかムウって国際手配されても「俺はネオじゃない!」で通すんだろうな。国がかりで犯罪者の経歴洗浄をするオーブにはやはり大きな問題があるように思える。

どうでもいいがサラ以下ザフトの皆さん、どうせみんな危険人物なんだから最初の狙撃はアスランを撃ったほうがよかった気がする。
ていうか思いっきり殺してたな、キラもアスランも。迷いが消えたのはそういう意味もあるのだろうか。

ミーアの最期、アスランがキスくらいしてやってもよかったのではないか?


本日の名言。
その1。「夢を人に使われてはいけません!」
スタッフ的には言わせたかったのであろう。最近三国無双をやったり水滸伝を読んでいるせいか結構微妙に見えてしまう。むしろ思考を放棄するなといったほうがいいのではないか。

その2。「明るい、優しいお顔ですわ」俺的ヒット。
ミーアに対し涙は流しても「きれいですよ」とか「かわいいですよ」とは絶対言わないラクス。好意を抱いていたメル友が実は不細工だったと判明したときなどにめちゃめちゃ使えそうなフォローである。ていうか本編でのミーア(願望はともかく)とおよそ合致しない感想だよな。

ていうか真実の歌といいつつほとんど歌うシーンがない。水の証を心をこめて歌いました、ってだけ?


出先での暫定感想はここまでです。機会があったらもう一回見返してみます。


<けつろん>
敵を知り己を知れば百戦危うからず。




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