ガンダムコラム。
おもったことをつらつらと。
<ガンダムってなにがいいのかな?>
といったことをよく聞かれる。好きなものを「これがいい!」って説明するの、案外難しいのに(笑
ついでに、僕は文章ではガンダム大好きに見えるはずだが実はバカにしまくっているという嫌なヤツである(笑えない
ただ、小学校のときにガンダムに惹かれたのは事実だし、Zガンダムという作品にその後の人生が決定的な影響を受けたのは否めない。
では、なにがいいのか?浮かんだ順に。
1:躍動感。天空(宇宙)を駆け抜ける感覚。
2:遺伝子レベルでの大会戦嗜好(笑
人型の巨大ロボットに乗って、まるで自分の体で飛んでいるかのように大空を縦横に疾駆する。その戦場はまさにロマンである。
政治家も悪の親玉もみんな律儀にロボットで一兵士と一騎打ちしてくれる。ヘンな騎士道が横行するし雑魚はどうがんばっても絶対にカッコイイ機体には勝てない。でもって人がバンバン死にまくる。ロボットに乗っているから血も流れない。ひたすら暗い。リアルなのかといわれたら多分違う。
書いていてわかった。
要するに騎士道とか武士道とか、男が理想にしそうな“自己陶酔できる戦場”が提供されているのである。こらはまるわ(笑
本質的にスピード狂で戦争好きだもん(笑
3:世界観
空母のカタパルトを飛び出せば、“足元のない”世界。
月を背負った虚空に銀色の巨大な人工ステーション「スペースコロニー」がたたずみ、漆黒の空には青い地球が浮かび上がる。
コロニーは円筒形で、ほんのわずかな厚さ(もちろんそれなりに分厚いのだがミサイルが当たると壊れる)のガラスを隔てて死の黒と生の光が隔てられている。
ある作品で主人公の少年兵が足元のガラス越しに漏れる光を見て、思わずつぶやく。
「この下に、人の住んでいる大地がある・・・・・」
よいフィクション作品にMustで必要な“魅力的な世界観”である。
特にどこか遠くを見ている少年の心なんぞを惹き付けるにはちょうどよかったわけだ^^;
4:悲壮感。人の絆を否定した屈折した作品世界
これは製作者の影響をモロに受けている。出てくるのは引っ込み思案の少年とかキレる17歳。敵と心を通わせても殺しあうわけだし、結局最愛の人は目の前か自分の手の中で死んでいく。どんなにがんばっても一兵士にできることは限られているし、人のあがきは歴史の流れの中に飲み込まれ風化していく。Zなんぞでは主人公は精神崩壊するし・・・
マンガ日本の歴史が大好きだった俺的にはモロ、ツボである。そもそも人にそれほど心をさらけてないし(いいのかよ
それに、人はそこまで賢くもない。好きなものを守りたいという思いが、その対象を破壊してしまうことなんてよくあること。
戦争は明るくない。楽しいとしても影がある。努力は、方向が正しくても報われない。
それでも、人は生きる。
ガンダムの基本ってその辺だったはずなんだよな(今違うけど
※歴史物はマンガのほうがなぜいいのか?
実写じゃできないスケールのことができるから。
まとめると、風、である。時代の風、人の風、そして大空の風。
おっと・・・・忘れちゃいけないものがあった。
最近は5:ラクス様なんてものがいたんです。けけけ。
※ラクス・クライン
ガンダムSEEDで偶然に生み出された不世出の傑物。抜群の政治センスと世界を導くだけの知略を持ち合わせているすごい人。
天然ボケのお嬢様キャラなので一部にマニアックな人気があるがリーダーとしての彼女にほれてるのは俺だけであろう。えっへん。
僕に死に場所を提供できる器量の人には弱いんです。本能レベルで。ふぅ。