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【ダンディ】トダカに萌えるスレ【シワ】
1 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/05(木) 19:47:59 ID:???
ハァハァム

2 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/05(木) 19:48:48 ID:???
オーブ軍のトダカ一佐総合スレ
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/shar/1114935708/l50


3 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/05(木) 19:49:11 ID:???
シン最高、こんなワケ解らんオっさんが
死のうが誰も気にしやしないさ。

4 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/05(木) 19:50:37 ID:???
29話でシンは何機のMSを撃墜し何隻沈めたのですか?
てかこの時点でアスランなんかよりよっぽど
スコア上げてるよね、
実際さ。

5 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/05(木) 19:57:29 ID:???
>>4
でも、敵戦力の半分も倒してないんだよね。

6 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/05(木) 20:47:26 ID:???
せっかくのGWだと言うのに妻はヨン様追っかけツアー。
娘は毎日遊び歩いて帰ってくるのは夜中過ぎ。
あんまりに度が過ぎるので注意すると「オヤジちょーウザいんだけど」と
反省の色無し。「そんなことばっか言ってるとお父さん特攻しちゃうぞ」と
冗談半分に言うと返事は一言、「すれば?」。・・・・・・欝だ。

7 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/05(木) 21:04:39 ID:???
我が家にパソコンが来た。娘の同級生のヤマト君に
「今時パソコン一つ使えないなんて人として終わってますよね(プッ)」
と言われての一大決心だ。しかし、これがウンともスンとも言わない。
仕方なく恥を忍んでメーカーに電話をかける。
「はい、こちらモルゲンレーテサービスサポートセンターです」
あの……お宅で買ったパソコンが動かないんですけど。
「症状のほうは?」
画面が真っ暗のまま動かないんです。
「マウスはしっかり接続されてますか?」
はい。いやね、そういうことじゃないんですよ。まず起動自体しないんです。
「起動しない?……おかしいですね」
おかしいですねって、お宅のとこで買ったパソコンじゃないですか。
おかしいのはこんな不良品を平気で世に出すお宅の会社ですよ。
それを他人事のように……全く最近の企業はモラルの低下甚だしい……
「……電源は接続なされてますか?」
……………………あっ!


8 :トダカール :2005/05/05(木) 21:44:30 ID:???
カガリ代表の○○○ハァハァ

9 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/06(金) 12:52:29 ID:???
>>7
ワロタ…orz

10 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/06(金) 16:24:57 ID:???
萌え

11 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/06(金) 17:54:31 ID:???
           _,..-''::'"::"'::''::- .._
           ,-'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::"-、     
         i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
         i:::::::::::,,.. -‐'' '‐- ‐-、..,,.、:::::::::::::',
        i:::::::::/           ヽ,:::::::::::i
        i::::::::i  _,,;;;;..    .,;;;;,,_  i::::::::::i
        i::::::.i  ,;'''~ ~`、 ,. ´~ ~'':、 i::::::::.i
       ,._i::::::i  .,ィ_ハッ、  ,rハ_ッ、 `i::::::/-、 <TODAKA! TODAKA!
       { ,-ヽ、i       , 、      i,::'"‐, ,'   
       ヽヽ_.|i     ,-   ‐、    i|_,.ノ , '
        `、__l      ° °     i_,./        
 .         `、   r-‐=ニ=‐‐ァ    ,'
           `、  `、⌒,⌒ ,'   , '
            `、  ヽ、_ , '   , '
             |ヽ、  -   , '
  |

12 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/06(金) 22:14:31 ID:???
妻と買い物に出かけたデパートで欲しいものを買ってもらえなくて
泣きながら駄々をこねている子供を見た。母親が何度怒鳴りつけても
一向に効果はなく、通路の真ん中に寝そべってテコでも動かない。
――それを経て子供は大人になり、大人は親になるんだ、頑張りなさい。
少し格好つけた激励の言葉を胸中で送りながら、その子らの脇を通り
抜けようとした、その時だった。
「ヤダヤダ、買って、買ってよーーーーーー!!!」
「いい加減にしなさい!この前も別の奴買ってあげたばっかでしょ!」
「ヤダーーー!ソードインパルスのプラモ欲しいーーーーー!」

『ソードインパルス』。その台詞を聞いた瞬間、私の中で何かが弾けた。
気が付くと私はその子供をその場で正座させた上に、
「あれはデビルガンダムの最終進化形態だ!DG細胞に汚染されてもいいのか!」
と半ば脅しのように叱り付け、おまけに将来はオーブの軍人になる約束まで
させてしまった。子供の母親が精神異常者を見る目つきでこちらを見ている。
何でこんなことをしてしまったのか、自分でも全く分からない。


13 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/06(金) 22:22:55 ID:???
先の件の際に、ついでに私も安売りしてた1/100百式とやらを買ってみた。
家に帰って童心に戻って組み立てていると、突然インターホンが鳴った。
「私だ」と名乗る声からお隣のデュランダルさんかと思ってドアを開けると
サングラスをかけた金髪の怪しげな男が現れて
「プラモを作るのは、老人ではない!」
などと言いながらしこたま殴りかかって来た。
私は殴られたことよりも老人と言われたことがショックで
晩御飯のおかずのたくあんを二切れ残してしまった。



14 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/07(土) 21:03:36 ID:???
>>12,13
思わず笑ってしまったので、age

15 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/07(土) 22:42:58 ID:???
最近、娘の携帯が気になる。朝も、昼も、夕も、夜も、ふと見れば四六時中メールばかり。
……彼氏でも出来たのだろうか。私は誘惑に負け、テーブルの上で充電中のピンク色の
携帯を手に取って操作し始めた。

『ぁUナニ、ヵ〃ッ⊃→廾ホ〃ッτヱ→ヵ〃レヽ⊇ぅ∋。≠ラッち`⊂ヵゝм○±ξッτ(v^ - °)♪』

私は即座に娘が心を病んでいることを察し、そのテの病院に電話を入れた。
嫌がる娘を無理矢理に車に乗せて医者に見てもらい、
「絶対に病気なんです!謎の言語で宇宙と交信しているんです!私が…不甲斐なかったばっかりに……」
と涙ながらに語ったのだが聞き入れてもらえず、逆に私の方が入院させられてしまった。
…………何故だ。





16 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/07(土) 22:58:38 ID:???
先日家に来たパソコンをインターネットにつないだ。
最初は適当にリンクを辿っていたのだが、そのうち巷で話題の「オーブちゃんねる」を
見てみたくなり、マニュアル片手に四苦八苦しながら検索して行ってみた。
どれどれ、どんなことが書いてあるのやら……

【ウズミの】オーブ軍のトダカ一佐は無能だと思うヤシの数→12000+(487)【愛人】

……私はパソコンを切り、部屋の電気を消し、膝を抱えて一人で泣いた。
その日の晩ご飯は大好物のサンマの塩焼きだったのだが、ほとんど手をつけなかった。

17 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 14:25:34 ID:???
あの……萌えるんですけど

18 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 14:42:34 ID:???
ワロタw

19 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 14:46:02 ID:???
                         _
                      _,.‐''ニ;, ̄`ヽ、
                     ,r''´ 〃ノ'、ヽ、  `゙ヽ
                     ''‐r'´ ヽ、ノ  `丶.ノ
                      _l_―――‐ _ニfく
                   _,.-''フィj`;ぉ―‐ェヘ l:r{
               ,.- 、 ,.-'´,.-ァ'フ {{  /    /{゙j
         __,,..-‐'´  {´ ノ ´/ .`! 丶 -   ,r'
      r'''´       ヽ‐r‐'´   ,{  ,===、  !ト,
    ,.-‐'´゙ヽ、        ゞ    __/ヘヽ  ̄  ,.-''j ヽ
   /      `ヽ、__,. ,.-‐'´ ̄`''−ァ/  l '‐r;‐'´ /  ゙r-、
 /        ,rrヘ< l ,r――77/r‐ッヽ ll / r‐ 、  !_ `''ー- 、
. ',       _ノーヘ>j .!  _,-ニ '  ̄  ',ii/   `''‐` l!``‐- 、  `丶、
 `ー-、  ̄      ヽヽ 」r;-''´     /        ゙ヽヽ  ゙ヽ  ,rヘ
     `゙ー- ,,.._      7、ヽ     /          _ノ \ /  / |
          `‐-、   { `ヽヽ.  / ___,,..‐‐;:ニニニニ;-―‐'`/   !  l
             `゙ヽl   \Y-_ニ-‐'''"~   r''''ニニ」   /  l  ノ
               l゙,    |1        ヒニ-‐'''   /   .l  1
               | ヽ   | |               ノl   {   {


20 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 17:43:22 ID:2Fhvhd+t
誰か>>15の宇宙語を解読してくれ

21 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 18:49:51 ID:???
あしたがっこーさぼってえーがいこうよ。キラっちとか??って(v^ - °)♪

俺が読めたのはここまでだ・・・orz

22 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 18:54:37 ID:???
とおもったらよめた。
「あしたがっこーさぼってえーがいこうよ。キラっちとかもさそって(v^ - °)♪ 」だ!

おれもこれでギャルの仲間入り

23 :20:2005/05/08(日) 19:02:32 ID:???
サンクス!俺はギャルにはなれそうもないな……

24 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 19:23:31 ID:???
おい、おまいら、>>22見たトダカさんがポカーンとした顔で>>15と見比べながら
そうだったのかそうだったのかってウワゴトのように繰り返してるぞ

25 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 19:35:03 ID:???
トダカさん!あなたは悪くないよ!あんなもん知らない人が見たら宇宙語にしか見えないよ!

26 :トダカメモ :2005/05/08(日) 19:38:35 ID:???
U=し
ナニ=た
〃=濁点
⊃=こ
→=−
廾=さ
 ・
 ・
 ・

27 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/08(日) 19:43:00 ID:???
今日、軍港に行ったらタケミカヅチが白く塗られていた。これはいったい…
「トダカ一佐、おはようございます!」
おはようアマギくん。ところでこれは……?
「はっ!技術班総出でタケミカヅチの色を塗り替えました!」
塗り替えたって……何故?
「一佐のパーソナルカラーを塗り、一佐専用タケミカヅチに変更したのです!」
私……専用?
「はい!ユウナ様のご命令です!」
ユウナ様が……そうか、私は期待されているのだな。よし、行くか!アマギ君!
「いいえ!それは出来ません!」
……え?
「これは一佐専用機ですから、一佐以外は乗り込むことはできません!」

二時間後、私は操舵手も通信士もいない船で、オーブ港に一人ぼっちだった。
……これは体のいい厄介払いなのではないだろうか。照り付ける太陽の中で私は再就職先をひたすら思案し続けた。
あんまりに暇なんで船の舳先で一人タイタニックをやってみたが、一つも面白くなかった。

28 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 21:56:56 ID:???
トダカたん…………(;´Д`)ハァハァ

29 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 22:19:25 ID:???
ワロタw
可愛いなトダカ

30 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/09(月) 10:30:55 ID:???
現在までのトダカたんの情報
・妻はヨン様ファン、娘はギャル。
・パソコンは苦手。
・「ソードインパルス」という言葉を聞くと種割れする。
・お隣はデュランダルさん。声がそっくりなサングラス、金髪の男に襲われたことあり。
・ギャル文字は読めなかったが>>22のお陰で少し読めるようになった。
・延べ12487人に無能だと思われてる。
・大好物はサンマの塩焼き。
・おそらくユウナに、「空母一隻無駄にしてもリストラしたい」と思われてる。

スレタイに反してもはや全くダンディではないな。萌えるけど。

31 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/09(月) 20:31:39 ID:???
やばい…
トダカに萌えるとは思っても見なかったが
EVA板の冬月コウゾウにちょと似てる

32 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/09(月) 20:47:51 ID:???
元々オヤジスキーな私としてはもうハァハァですよ。
しかし、普通に萌え語りしに来たのになんでこんなことに……

33 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/09(月) 21:54:52 ID:???
流石に来る日も来る日もオーブ港で留守番は辛いものがあるので何とかしてくれとユウナ様に頼んでみた。
ユウナ様はしばらく思案なされた後、思いついたようにこう言った。
「じゃあ、MSに乗ればいいじゃないか」
MS?私が?
「うん、そうだよ、それがいい。君専用に全身真っ白なムラサメも用意しとくからさ」
しかし、私は…
「何?僕の提案が気に入らないの?じゃあいいよ、明日も留守番、頼んだからね」
……そういう訳で私は今、初のMSによる出撃の時を迎えている。全く動かせないわけではないが……不安だ。
「一佐!いけますか!?」
アマギ君か。まあ、やるだけやってみる。
「敵は先日演習中の我々に『戦いを止めてください!』と無差別攻撃を仕掛けてきたあのMSたちです!お気をつけて!」
うむ、分かった。トダカだ、ムラサメ、出るぞ!
私はお決まりの台詞とともにMSを発進させた。戦場に降り立つ純白のMS……いいかもしれない、そう思いかけたときだった。
「今だ!白いMSに集中砲火を浴びせろ!白い奴だ!白い奴を撃てーーーーーーー!!」

私はユウナ様の命令で「白いMS」を狙い始めた仲間たちの攻撃を必死にかいくぐりながら、ほうほうの体で戦艦に逃げ帰った。
頭部、片足、片腕をもがれ、はっきり言って死ぬ寸前だった。
戦闘が終わった後仲間たちは、「えっ、トダカ一佐、あの金色のムラサメに乗っていたんじゃなかったんですか!?」と驚き、
ユウナ様は「ああ、ゴメンゴメン。君の機体が一番白いの、すっかり忘れてたよ」とあっさり言ってのけた。
後で確認したら、私の機体の識別信号は敵軍のものになっており、脱出装置は外されていた。
……命を落とす前に本気で転職を考えた方がいいのかもしれない。

34 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/10(火) 09:50:18 ID:???
>>33
息子さんはどうなってるんですか?

35 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/10(火) 10:35:32 ID:???
>>33
ユウナ酷すぎw

>>34
あれ?トダカって本編では独身かどうかすら不明なんじゃなかったっけ?

36 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/10(火) 20:44:54 ID:???
>>35
俺も家族構成は謎だと思っていた。小説版とかか?

37 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/10(火) 21:05:15 ID:???
トダカ…ハァハァ(*´Д`*)
とっとっトダカ トダカのシワは つ、つ、月夜にシワが出て、ほいほい

38 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/10(火) 23:08:13 ID:???
MSでの初陣は本当に散々だった。しかしあの敵MS……どう考えてもアークエンジェルにいたGだ。ということは私は、
模擬戦中でペイント弾しか装備してないMSを勘違いで破壊するような奴らに、カガリ様を託してしまったのか?
ああ……カガリ様……いったい今何をしていらっしゃるのだろうか……
答えの出ない想像に悶々としながら家の扉を空けると、玄関に大量の靴が脱ぎ捨ててあるのを発見した。
どうやら娘の友達が遊びに来ているようだ。リビングから楽しそうな談笑の声が聞こえる。
「あっ、パパ、お帰り」
ああ、ただいま。そちらの子はお友達……カガリ様!?どうしてこんなところに!?
娘の隣に座っていた金色の髪をショートカットにした子を視界に認めた瞬間、私は思わずそう声を上げていた。
その子は私のその言葉を聞いた途端にしまったという風に目を見開き、必死に首を振りながら私に言った。
「ち、ちがう!私はカガリではない!私は……えーと、えーと……」

「私は、カガーリ・ユーラ・アスーハだ!断じてカガリなどという者ではない!」

時計の秒針が時を刻む音が、静まり返った室内に響く。……カガーリ・ユーラ・アスーハ?それは……
「ああ、ちょっと待て!今のなし!やりなおし……」
それは……残念だ。いや、失礼、君が私の知り合いに余りにもそっくりだったものでね。
「へ?」
娘と仲良くしてくれよ。じゃあね、後でお菓子でも持ってくるよ。
「お、おい……お前、それでいいのか?」
……何が?
「何がって、その……まあいいか。じゃあ、まあ、また」
そう言って、彼女はまたうちの娘と話を始めた。しかし、こめかみの辺りを指さして「なあ、お前の親父、ここ大丈夫か?」と
聞いていたのは何故なんだろう。ああ、それにしてもカガリ様は今いったいどこで何を…………

39 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/10(火) 23:10:56 ID:???
今日も娘が友達を家に連れてきた。例のカガーリという子ともう一人、黒髪に赤い瞳が特徴的な男の子だ。
「……将校さん?やっぱり、あの時の将校さんじゃないですか!」
私を見るなり男の子の方が嬉しそうな声を上げた。えっと……君は……
「俺、シン・アスカです!ほら二年前、プラントに行けって勧めてくれた!」
ああ!あの時の子か!何でオーブに?
「それはミネルバの潜入工作……じゃなくって、色々あってまた戻ってきたんですよ。オーブは……思い出の地ですから」
「お前ら、知り合いだったのか!じゃあ私たちは先に行ってるから、話が終わったら来いよ!」
そう言ってカガーリと娘は階段を登って二階の娘の部屋に向かった。あの子はいつも元気がいいな、なあアスカく……
「やっぱウザイなあ……あいつ」
え?
「マジで殺っちゃうかな……フォースで踏みつけ……ソードで真っ二つ……ブラストで消し炭もいいな……いややっぱりここは
基本に立ち返ってフォールディングレイザーで首ちょんぱ……」
ア、アスカ君?
「それとも隊長にセイバー借りてきて機首にくくりつけるかな……最後は某木星帰りの男みたいに圧死させて……うん、悪くないな。
……そうだ、将校さん、聞きたいことがあるんですけど」
な、なにかね?
「軍隊でスパイの尋問とかするとき用のいい拷問道具知りません?いや、別に他意はないんですよ。ただ何となく知りたいっていうか
……あれ?将校さん、どこ行くんですか?煙草?いいじゃないですかそんなの後で……ちょっと将校さん、将校さーん……」

私は吸いもしない煙草を買いに出かけ、夜までコンビ二で女性誌を立ち読みしたり、公園でブランコに乗ってみたりして時間を
潰した。家に帰ると彼はいなくなっていたのでとりあえず一息ついたが、携帯に「件名:拷問用具の話について」というメールが
見知らぬアドレスから入っているのを確認して、一気に気が重くなった。どうやら娘が私のアドレスを教えたらしい。
私は、とんでもない危険人物になつかれてしまったのかもしれない……

40 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/11(水) 22:24:50 ID:???
>私を見るなり男の子の方が嬉しそうな声を上げた。

ここだけでご飯三杯いける真性のトダシン派は、私だけではないと信じたい。

41 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/11(水) 23:40:10 ID:???
せっかくぎゃる文字とやらを使えるようになったので、使ってみたくなった。
取りあえず妻に『今日は夕食はいらないよ』とメールしてみることにしよう。娘が翻訳してくれるはずだ。
……あっ!メモがない!仕方ない……うろ覚えでいいから適当に打ってみるか。
まあ気持ちが伝わればいいだろう。えーと……

『(≠м○、ζ,∋ぜ曄靴レまレ£レヽм○ма、ζ,⊇』

遅れて家に帰ると、なぜか妻と娘が起きていて涙ながらに
「あなた、明日は仕事休んで病院行きましょう。……ごめんなさい…ぜんぜん……気付かなくって…」
「パパ……これからは優しくするよ……今までゴメンね……」
と訴えてきた。私は散々自分は正常だと言い張ったのだが、結局例の病院まで連れてかれ、
「あー、またですか。こういうのは完治っていうのはありませんからね」
と再び入院させられてしまった。…………だから何故だ。

42 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/11(水) 23:48:23 ID:???
GJ!
自分、アンチなんだが、楽しませてもらいました。

43 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/12(木) 07:58:48 ID:???
あぁトダカ萌えが加速しちゃうではないかー


44 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/12(木) 10:23:27 ID:???
>>41

解読を…お願いします

45 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/12(木) 16:05:15 ID:???
ギャルデビュー達成した俺様が読んでやろう。

『きも、そよぜ曄靴ほはいもま、そこ』 だ。

・・・・トダカ氏病院送りされても文句言えんぞ

46 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/12(木) 17:32:41 ID:???
アホだなトダカ…(ノ∀`)
だが萌える

>>45
凄いな。よくアレを解読できる

47 :どうも、中の人です :2005/05/12(木) 23:43:15 ID:???
初めて日記以外で書き込んでみます。
「トダカ一佐の憂鬱な一日」、割と好評のようで嬉しいです。特に>>42みたいな意見は凄く励みになります。
今後も気の向くままにチラシの裏気分でやっていきたいと思います。
いやね、トダカって素材は悪くないと思うんですよ。ただ、その……料理人が……アレなんで。
あと、この場を借りて>>1に謝っておきます。実は私、このスレの>>1じゃありません。
……ええ、そうです、乗っ取りです。ホリエモンです。ごめんなさい。総合がアンチの巣窟なのでつい……
まあ、「トダカに萌えるスレ」だし、日記読んで「トダカたん…ハァハァ(´Д`)」 ってなれば結果OKだよね。
では最後に一つ。>>41のギャル文字は、適当に打った言葉を機械的に変換したものなんですが……




>>45すげえ。俺、自分で書いたくせに読めなかったよ。

48 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/12(木) 23:48:47 ID:???
最近、娘が友達のヤマト君を家に連れてくることが多くなった。……当然、親としては疑うことは一つである。
私はヤマト君と一対一になった時、それとなく彼に話しかけてみた。
ヤマト君……その……君は……娘と付き合ってるのかね?
「え?ええ、まあ、そうですけど……」
やはりそうか……。私は感慨深げに頷き、目の前の少年の顔を見た。物腰も柔らかだし、礼儀もわきまえてる。
多少他人を見下したところがあるような気がしないでもないが、まあ合格だろう。
私は娘の成長と過ぎ去った年月を思い、「娘をよろしく頼むよ」と告げて彼の前から立ち去ろうとした、その時だった。
「でも、そんな深刻に考えないで下さい…………本気じゃありませんから」
……私は、石になった空気に亀裂が入る音を確かに聞いた。本気じゃない…………?
「はい。お試し期間って言うか……あっ、スイマセン、ちょっと電話、出ていいですか?」
そう言って彼は胸ポケットから携帯を取り出して私の目の前で会話を始めた。どうやら痴話喧嘩の類の話のようだ。
「フレイ?……ゴメン、明日は無理だよ。違うってラクスとはそんなんじゃなくって……うん、うん、分かった。じゃあ、またね。
バイバイ、フレイ。話せて、嬉しかったよ」
彼は電話を切ると、私の方を向き、決まりが悪そうな顔をしながらこう言った。
「すいません、恥ずかしいところ見せちゃって……ヤキモチの激しい子なんですよ。まあそういうところがイイんですけど……」
……ラクスというのは……
「ああ、本命の子です。一時期は七股ぐらいかけてたこともあったんですけど……やっぱ二人ぐらいが丁度いいですよね。
お父さんも、そう思いません?」
……みに……
「え?」

君にお父さんと呼ばれる筋合いはない!!!!!!

私は恐らく、今まで生きてきた中で一番の大声を出した。その声を聞いた娘が慌てて彼と私を引き離したためその場はお開きになった。
が、私は彼が帰った後も憤懣やる方ない様子で娘にヤマト君と別れるように必死に説得した。
「えー、いいじゃん、彼氏っていうかセミ彼?だしー、読モとかもやっててオナクラじゃダントツイケメンなんだもーん」
結局娘はそう言って話を打ち切り、とっとと部屋に戻ってしまった。
蝉枯だか毒藻だか小名蔵だか池麺だか知らんが、絶対に別れさせてやる……

49 :トダカ一佐 ◆bYVq.skhXE :2005/05/13(金) 01:26:55 ID:???
〜〜中の人〜〜
このスレ最高。
これからのがんばってください。

50 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 06:50:10 ID:???
新作キタ━(゚∀゚)━━ッ!!
GJです!
世代の差だね、トダカ…
読モっていうのはわかるけどオナクラってなんだー!


51 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 10:22:34 ID:???
>>45

解読サンクス。俺もがんがるぞ

オナクラ=同じクラス=クラスメイト

どうだ!?

52 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 12:32:17 ID:???
セミ彼は「半分ぐらい彼氏」だろうか
むしろ毒藻がわからん

53 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 14:09:28 ID:???
>>52
読者モデル?ティーン誌とかの。

54 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 17:57:41 ID:???
読モは読者モデルで正解だろう。
ところで>>45よ、「ζ」は「そ」ではなく、「、ζ,」で「ふ」と読むのだ。
つまり
『(≠м○、ζ,∋ぜ曄靴レまレ£レヽм○ма、ζ,⊇』

『きもふよぜ曄靴ほはいもまふこ』
だ。えい!ギャル免許剥奪!

55 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/13(金) 18:40:07 ID:???
「こんにちは、お父さん、お邪魔してます」
私の娘をその毒牙にかけた憎き少年、キラ・ヤマトは、仕事を終えて帰ってきた私にいけしゃあしゃあとそう言ってのけた。
君、何度も言ってるだろう、お父さんと呼ぶな。
「じゃあ他に何て呼びます?」
……多少不本意だが、おじさんでいい。
「何か、おじさんって感じじゃないんですよね。……やっぱり、お父さんでお願いします」
君は……そうやって大人をからかうんじゃ……!
「もう、パパ止めてよ。マジチョー恥ずかしんだけど」
し、しかしだな……!
「もーいいじゃんその話は。ところでさキラっち、さっきのヤツ、パパはどんな感じかな?」
「うーん、そうだね……」
娘に何事かを聞かれたヤマト君は私の顔をじっと見つめ、しばらく思案した後にこう言った。

「不屈、努力、根性、必中、魂………あとは自爆ってとこかな」

「ヤダー、自爆とかいってヤバイ笑えるんだけどー」
娘はヤマト君の意味不明な単語の羅列を聞いてケラケラ笑っている。私は不愉快になりその場を後にして自分の部屋に向かった。
後日、私の感じた不愉快さを理解してもらおうとアマギ君にそのことを話すと、
「では自分は、加速、鉄壁、幸運を担当いたします!」
とヤマト君と同じようにやはり謎の単語を並べ挙げた。…………何かのおまじないか?

56 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 19:56:28 ID:???
GJ!
可笑し過ぎ、スパロボかよアマギ

57 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 22:55:40 ID:???
普通に強いな、トダカ。熱血がないのが惜しいところだ。

58 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 23:24:29 ID:???
>>54
うほ、やってもーだ。

ちょ→レ££〃レヽ。正直£маωヵゝッナニ!
ギャル引退します。


59 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 23:50:31 ID:???
トダカさん萌えるけどユウナも萌える…w

60 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 23:52:59 ID:9TXF/CO8
きっと50年くらい経ってからオーブで大河ドラマの主人公になるんだろうな。
「大河ドラマ -戸高-」なんて・・・。

61 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/14(土) 07:08:33 ID:???

【乗機は戦艦】オーブ軍のトダカ一佐は無能だと思うヤシの数→13000+(35)【部下はカンカン】

……ついに14スレ目に突入してしまった私を糾弾するスレッドを前にして、思わず深い溜息が漏れる。
はぁ……無能もなにも最近では出撃すらさせてもらえてないのだが……なんでこの「勇名◆cagari.moe」という奴は
こんなにも執拗に私を責めたてるのだろうか…………ん?

【ウホッ】オーブ軍のトダカ一佐を犯して鳴かせてみたいと思うヤシの数→(43)【イイ男!】

私は思わず飲んでいたお茶を噴き出してパソコンを駄目にするところだった。な、な、な、なんだこれは。
私は震える手でマウスを動かし、問題のスレッドを恐る恐るクリックした。


1 :天城◆todaka.moe:C.E.0073/05/14(土) 22:46:59 ID:IsSAL0ve
あの凛々しい顔を自分の手で歪ませてみたい。
そして時折見せる柔らかな笑顔は自分を誘っている。間違いない。

2 :名無SEED DESTINY:C.E.0073/05/14(土) 22:48:48 ID:???
妄想乙

3 :名無SEED DESTINY:C.E.0073/05/14(土) 22:49:31 ID:???
名無しで立てようとしてコテ入れちまったのか?
まあとにかく、副官乙

4 :馬場◆orbdamasii:C.E.0073/05/14(土) 22:50:37 ID:???
お前、ロッカールームで一佐の着替え盗撮してるだろ。知ってるぞ。
.
5 :名無SEED DESTINY:C.E.0073/05/14(土) 22:53:29 ID:???
   
    や  ら  な  い  か  ?

           ・
           ・ 
           ・

私は次の日、誰よりも早く軍港に行き、ロッカールームを隅から隅までそれはもう徹底的に調べ尽くした。
結果、私のロッカーを取り囲むように設置されていた隠しカメラを、なんと四台も発見した。
途中、休みのはずなのに何故かその場に現れたアマギ君に誰か怪しい奴を見なかったかと聞いてみたが、
「自、自分はそんな奴は見ていません!本当です!全く知りません!」
と首を振るばかり。軍の名簿を調べてみても「テンジョウ」という名の「副官」は一人もいなかった。
…………いったい、誰が私を狙っているんだ?謎は深まるばかりだ。

62 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/14(土) 19:15:00 ID:???
ウホッ
アマギkoeeeeeeeeeee(((゚∀°)))

63 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/14(土) 23:10:00 ID:???
【ウホッ】オーブ軍のトダカ一佐を犯して鳴かせてみたいと思うヤシの数→(44)【イイ男!】

ウホッ

64 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/14(土) 23:35:40 ID:???
トダカのお尻が危ない!!(・Д・´)
つーか馬場たんはなんで盗撮を知ってんだw

65 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/15(日) 09:19:26 ID:???
ババたんに問い合わすことにすら頭が回らないんですか・・・・

66 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/15(日) 12:15:57 ID:???
トダカたんの中では

勇名◆cagari.moe→ユウメイっていう知らない人
天城◆todaka.moe→テンジョウっていう知らない人
馬場◆orbdamasii→ウマジョウっていう知らない人

なんだよ、きっと。思い込んだら一直線!

67 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/15(日) 21:16:24 ID:???
「いや、お強いですね一佐。参りました」
勝敗のついた将棋盤の向こうでババ君がそう言って軽く頭を下げる。
何……将棋は若い頃からの趣味でね。仲間内では「振り飛車使いのトダカ」として一目置かれ……
「何やってんの?将棋?いいねえ、僕も混ぜてよ」
ユウナ様……しかし、私どももそろそろ職務に戻らなくては……
「何?僕とはやりたくないってわけ?……ああ、そうか、負けるのが怖いんだ」
ユウナ様のその言葉は私の自尊心を的確に攻撃した。……負けるのが怖いとは、どういうことですかな。
「いや、いくらゲームでも軍艦の艦長が戦略で僕に劣っちゃメンツに関わるもんね。仕方ない、今日は許してあげるよ」
……よろしい、勝負いたしましょう。もし私が勝ったら、これ以降妙なイヤガラセをするのは止めていただきたい。
「別にいいよ。そのかわり君が負けたら、君の次の乗機、ボールだからね」
了解いたしました。では始めましょうか……オーブ軍人の底力、とくとご覧あれ!
                 ・
                 ・
                 ・
                 ・
                 ・
                 ・
                 ・
                 ・
                 ・
「一佐、出撃準備、よろしいですか!?」
┬─ 
(◎)  <……なあ、アマギ君、そもそもこれは地上で出撃できるのか?
⊃⊃
「はっ!ユウナ様のご命令で地上用に改修しております!出撃に問題はありません!」
┬─ 
(◎)  <(絶対に予算の使い方間違ってる)……分かった、ボール、出るぞ!…………ぬおっ!
⊃⊃
「どうなされました、一佐!」
┬─ 
(◎)  <さ、さすが急ごしらえの機体だな。Gが半端ではな……うわあ!
⊃⊃  
「一佐!?」
┬─ 
(◎)  <や、やめろお前たち!私は障害物ではない!あっ、こらっ、踏むな!蹴るな!投げるな!うわああああああ!
⊃⊃  
「一佐!どうなされましたか、一佐!返事をして下さい!一佐!一佐ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

68 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/15(日) 21:22:56 ID:???
スパロボの次は、ボールですか、
なんかネタが、すっごい壺です。

69 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/15(日) 22:23:07 ID:???
ダムAに出てた海戦用のボールは中々強そうでしたが、
そーゆー奴じゃないんですね。多分(合掌)

70 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/15(日) 23:17:48 ID:???
ボールは友達恐くない!ザクに蹴られてもガンガレ。

71 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/16(月) 00:09:22 ID:???
ザクグフドムの次はボールだ!間違いない!

72 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/16(月) 23:08:28 ID:???
私は今、病院に入院している。言っておくが、心の病院ではない。前回の無謀な出撃で負傷したのだ。
窓際に置かれたシクラメンの鉢植えは、ユウナ様がお見舞いの品として持ってきたものだ。
シ(死)とク(苦)、そして鉢植え=根付く=寝付く…………私がいったい何をしたっていうんだ……
「パパー、お見舞い来たよー」
そう言って娘ともう一人、黒髪の少年が病室に入ってくる。あれは、まさか……
「お久しぶりです。将校さん」
アスカ君……やはり君か。しかし、どうしてここに?
「将校さんが入院したって娘さんから聞いて、心配になったんですよ。ほら、一応メル友ですし」
そう言われた私は今までアスカ君から貰ったメールを思い出していた。
「件名;拷問用具の話について」、「件名;スパイの尋問って…」、「件名;拷問道具、手に入りません?」etcetc……
……あれをメル友と呼んでいいのか?
「じゃあパパ、ちょっとトイレ行ってくるね」
ある程度話が進んだ頃、娘がそう言って席を立った。アスカ君はその時を待ってましたと言わんばかりに声を潜め、
私にだけ聞こえるような声で話しかけてきた。
「あの、将校さん……それで……」
アスカ君、君の言いたいことは分かっている。だがその件については答えることは出来ないと何度も告げたはずだ。
「……そうですか」
アスカ君は沈んだ面持ちでそう言うと、首をうな垂れて口を閉ざした。……少しキツく言い過ぎたか。
私は彼に何かフォローの言葉をかけようと身を起こした。が、その前にアスカ君がパイプ椅子から立ち上がり、
私のベッドと他のベッドを仕切るカーテンを閉め始めた。そして完全に閉め終わると、ゆっくり振り向いて私に顔を近づけた。
……アスカ君?
「将校さん……人間って弱いですよね」
……え?
「一人になってからよく思うんです。例えばこの点滴にちょっとおかしな薬品入れるだけで、将校さんは死んじゃうわけですよ」
お、おいちょっと、君……
「そんなことになったら俺、泣いちゃうなあ……将校さんのこと恩人だと思ってるのに……残念だなあ……」
ナ、ナースコール……
ガシッ!
ナースコールのボタンを押そうとする私の腕を、アスカ君の手が掴んだ。そしてその勢いのまま顔をぐっと近づけ、
地の底から響くような声で呟くように言葉を発した。

「ところで、拷問器具の話なんですけど……」

「パパ、何でカーテン閉めてんの?」
その時、そう言って娘がトイレから帰ってきた。「眩しいって言うから、俺が閉めたんだよ」。アスカ君はいともあっさり
そう言ってのけると、「じゃあ、今日はこれで失礼します。お大事に」と言って病室を出て行った。
……助かった。安堵の溜息をつく私に、娘が独り言のように呟いた。
「パパ、シンにすっごい気に入られたみたいよ」
……何?
「だって今日お見舞い行こうって言い出したのもアイツだもん。退院するまで毎日行くとか言ってたし。よっぽどパパに
感謝してるんだね。……アレ?どうしたのパパ、顔色悪いよ?大丈夫?ねえ……」
私はその日、医者、看護士、家族全ての反対を押し切って無理矢理病院を退院した。
「命より大事なものはないんですよ!」
そう説得を試みる医者に私はこう返した。だから、退院するんです!
シン・アスカ……彼には何か本能的な恐怖を感じる。そう……ソードインパルスのような……何故だ?

73 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/17(火) 09:36:31 ID:???
休日、妻と娘がそれぞれに出かけてる間、家に一人でいたら電話がかかってきた。はい、もしもし、どちらさまですか?
「あの、そちらはトダカさんのお宅ですよね。私はあくまで中立の弁護士なんですけど、実は……」
そこで電話の相手は、娘が実は消費者金融から借金をしていること、その返金を巡ってヤクザの事務所に監禁されて
いること、解放するためには今すぐに100万アースダラーを指定口座に振り込まなくてはならないことなどを一気に説明した。
私はすっかりその勢いに流されてしまい、必ず振り込む旨を伝えた後に慌てて電話を切った。
大変なことになった……今すぐに預金通帳から貯金を下ろして振り込みを済ませなくては………あっ……

……通帳……どこだ?

私は必死に通帳を探したが、見つからなかった。妻は携帯を家に置き忘れてるし、二人の出かけ先を私は知らない。
仕方ない、ここは娘の携帯に連絡だ。
「もしもし、パパ?どうしたの?」
一つ聞きたいことがあるんだ。通帳の場所、分からないか?
「通帳?なんで?」
緊急事態なんだよ、お前がヤクザの事務所に監禁されて……

…………あれ?

その日私は、買い物を終えて帰ってきた二人にひたすら責められ続けた。
「つまりパパはさー、アタシがヤクザに借金ぐらいしててもおかしくないって思ってるんだよねー」
「普段の家のことなーーーーーーーんも知らないのが役に立ったわねえ、あなた」
こういうときは何も言わないのに限ることを経験から知っている私は、ひたすらに身を小さくして口撃をやりすごした。
今や女二人による容赦ない批判は私の日常生活にまで及び、
「靴下を裏返したまま洗濯機に入れる」、「ドアを閉める音が大きい」、「シャンプーを一度に使いすぎ」
などのレベルにまで達している。…………明日は何かお土産を買って帰ることにしよう。

74 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/17(火) 13:29:20 ID:???
トダカ一佐が好きです。
毎日欠かさず書き込む中の人はもーーーっと好きです。

75 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/17(火) 21:06:18 ID:???
オレオレ詐欺にまで引っかかるほど老化の激しいトダカ一佐love

76 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/17(火) 22:13:05 ID:???
アホカワイイなトダカw
恐いシンもすごくイイ

77 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/18(水) 23:43:45 ID:???
今日、大西洋連合の人間がオーブにやってきた。珍妙な仮面を被った金髪の男が一人と、中学生ぐらいの
男の子が二人と女の子が一人。……どう見たって軍人には見えない。よっぽどの人手不足なのだろうか。
「……と、いうわけなんですよ、ユウナさん」
「ああ、それならちょうどいい人間がいますよ。……トダカ一佐」
……私ですか?
「君に重要任務を与えたいんだけど……いいよね?」
重要任務?
「ああ、そうだ。危険な任務だから、くれぐれも気をつけてくれよ……」
               ・
               ・
               ・
               ・               
               ・
「なあ、おっさん、これ買っていい?」
大西洋連合の青い髪の少年が、選んだ洋服を持って私に問いかける。
好きにしなさい、資金は連合から貰っている。あと、せめておじさんにしなさい、目上の人に失礼だ。
「りょーかい、りょーかい。じゃ、次選んでくるよー」
そう言って彼は手に持っていた服を私が下げている買い物かごの中に入れると、すぐに洋服売り場に戻っていった。
すでにかごの中は、アウル、ステラ、スティングという三人の子供たちの選んだ洋服でいっぱいになっている。
……いったいこれのどこが重要任務なんだ?またユウナ様のイヤガラセか……
「おじさん……かご……いっぱい」
ああ、そうだな。取りあえずいったん清算を済ませることにしよう。……ん?
ピンポンパンポーン♪
『迷子のお知らせをいたします。イザナギ地方からお越しの、エルちゃんのお母様、至急迷子センターに……』
なんだ、迷子の案内か。君たちもくれぐれも離れないように…………

「お母さんが……お母さんが、死んじゃうーーーーーー!!!!」

突然、アウルという子がそう叫んで暴れ出した。目に映るもの全てを破壊するような凄まじい暴れっぷりだ。
お、おい、ステラちゃん、あの子はいったい……

「死ぬ……みんな、みんな死んじゃう……イヤーーーーーーーーー!!!!」

……それから後のことは思い出したくもない。突如狂ったように暴れだした二人の子供たちは店の商品をめちゃくちゃにし、
何の関係もない一般客を手当たり次第に殴り飛ばし、止めようとした私もその被害をこうむった。
結果私は、一生分の「すいませんでした」を使い尽くすほどの謝罪行脚をデパート中に対して行う羽目になり、もう心身ともに
ズタボロになって家に帰った。その日ばかりは、憎まれ口を叩く娘が天使にように見えたのは、言うまでもない……

78 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/19(木) 08:23:03 ID:???
なんか、アウル可愛い

79 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/19(木) 16:53:08 ID:???
子守トダカ萌。

地の文が何だかとても戸高らしくて(・∀・)イイ!

80 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/19(木) 21:46:36 ID:???
家の風呂が壊れたので今日だけは帰りに銭湯にでも寄ってきてくれと妻に言われ、ついでに無料券を二枚貰った。
期限は今日までだし、どうするか……
「一佐、どうなされましたか!?」
ああ、アマギ君……そうだ、君、今日銭湯に行かないか?
「……!じ、じ、じぶんと一佐がですか!?」
そうだが……嫌かね?
「い、いえ!行きます!絶対に行きます!行かせて下さい!」
放っておけば土下座すら始めそうな勢いで頷くアマギ君に私は何か不気味なものを感じないわけではなかったが、
結局二人で連れ立っての銭湯に向かった。道中、アマギ君は何故だか妙に嬉しそうで、
「是非、銭湯では一佐のお背中を洗わせてください!」
としつこく言い続けて来た。それは少々異常な光景だと思うぞ、アマギ君…………おや?
『本日、冠婚葬祭のためお休みさせていただきます。まことに申し訳御座いません』
何だ……運がないな。まあ一日ぐらい風呂に入らなくても平気か。すまんねアマギ君、今日のところは帰……あれ、いない?

「貴様ぁぁぁぁぁぁぁ!シャッターを開けろぉぉぉぉぉぉ!」

ふと見ると、アマギ君はもの凄い形相で銭湯の閉じたシャッターをガンガン叩いていた。その姿はまるで気でも違ったようで、
私は彼を止めるのも忘れてただ呆然とその様子を眺めていた。その内、すぐ横の通夜を開いていた家から喪服の男が一人現れて、
アマギ君を必死になって止めながら彼を説得していた。
「お客様、止めてください!今夜は通夜なんです!仕方ないんです!」
「なら鍵を渡してくれ!あとは自分で何とかする!」
「そんな無茶苦茶な……無料券を差し上げますから今日のところは……」
「私がこの時をどれだけの思いで待ち詫びていたのか貴様に分かるか!ええい、離せ!シャッターを破壊して自力で入る!」
「ちょ……止めてください!お客様、お客様ーーーーー!」
私は、目の前で展開されている出来事に全くついていけずにただ立ちすくんでいた。その内に警察が現れてアマギ君を回収し、
結局後にはその銭湯の経営者と私が残された。
「全く、何なんですか……あの人……」
普段はあんな男じゃないんですが……とにかく、申し訳ありませんでした。
私がひたすらに謝ると、彼は「まあ、いいですよ」と被害届も出さずに、寛大な処置を取ってくれた。
後日、私は謹慎処分中のアマギ君に温泉の素の詰め合わせを見舞い品として持って行ったのだが、
「違うんですよ一佐、そうじゃないんです……」
とえらく沈んだ面持ちで呟くように言われた。アマギ君……私には君の望むものが分からんよ…………

81 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/19(木) 21:58:30 ID:???
トダカ一佐とアマギ君に幸多かれ

82 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/19(木) 22:17:05 ID:???
トダカたん……俺には分からないというのが分からないよ…………

83 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/21(土) 01:35:54 ID:???
街の裏通りのさらに奥、湿った黴臭い階段を降りた先にそのバーはある。私はゆっくりと扉を開けて店内を見回た。
目的の男女は店のカウンターの奥に二人並んで座っており、私の姿を見つけた男の方が、手を挙げて私を呼んだ。
「おーい、一佐、こっちだ、こっち」
バルトフェルド君……それにラミアス艦長、お久しぶりです。ここまで大丈夫でしたか?
「ええ、大丈夫です。誰にも気付かれていません」
「まっ、伊達に戦艦一隻と僅かばかりのMSで世界に挑もうとしちゃいないってことさ」
流石ですな……ところで、その、カガリ様は……
「元気ですよ。今は身分を隠して普通に生活してます」
普通に?それで、カガリ様は平気なのですか?
「意外とバレないみたいですね。この間なんか、長年の知り合いに会ったのに少し誤魔化したら全く疑いもしなかったって、
ちょっと怒ってましたよ」
それは随分な輩ですな……私ならどんな姿になっていてもカガリ様なら間違いなく見抜けますものを。
「大切なんだねえ。まっ、僕にもその気持ちは分からなくはないがね」
「まあ、取りあえずその件なら心配なさらなくても結構ですよ、トダカ一佐。頼もしいボディーガードもついてますから」
ボディーガード?
「ええ、フリーダムのパイロットです」
「凄い少年だよ、彼は。強くて、それでいて優しい……僕たちも彼のお陰で今まで生きてこれたようなものさ」
ほう……それほどの少年……是非一度会ってみたいものですな。
「ええ、今度連れてきます。名前は……」

「……キラ・ヤマトっていうんですけど……」

その名前を聞いた瞬間、私は水割りを気管に入れて噎せ返ってしまった。キ、キラ・ヤマトですと!?
「ええ……そうですけど……まさか、お知り合いだったんですか?」
知り合いも何もアイツは…………はっ!ということはカガリ様と奴は四六時中一緒だということですか!?
「まあ四六時中というわけではありませんけどそれなりには……」
い、いかん!それはいけません!今すぐその二人を引き離してください!
「おいおいトダカ一佐……そんなことをしたら君のカガリ様が危険に晒されるだけじゃないか」
あんな奴と一緒にいた方が遥かに危険だ!君たちはアレとずっと一緒にいて何も……
「ああ、マリューさん、やっぱりここにいたんですか」
その時、店の扉が開いて背後から聞き覚えのある声が私の耳の届いた。キラ……ヤマト!
「お久しぶりです、お父さん」
「お父さん?」
「友人のお父さんなんですよ……そうですよね?お父さん?」
お父さんと呼ぶな!同じコトを何度言わせるんだ、君は!
「いいじゃないですか、別に。そのうち本当のお義父さんになるかもしれないわけですし」
そんなことは、私の目が黒いうちは絶対に許さん!第一、本気じゃないと言ったのは君だろうが!
「じゃあ、カガリに乗り換えます?僕は全然構いませんよ」
……!君という奴は……!
「あの……キラ君?」
「ああ、マリューさん、どうやら感づかれたみたいです。ここは危ないですよ、出ましょう」
そう言うと彼は二人を店の出口に先導した。そして私とすれ違うとき、私にだけ聞こえるような小声でボソッと呟いた。
「……娘さん、香水変えたみたいですよ。気付いてあげて下さいね……それじゃ、また」
後に残された私は、キラ・ヤマトの残した意味深な台詞に呆然としながらただ彼らの出て行ったドアを眺めていた。
キラ・ヤマト…………やはり奴は、私の敵だ……!

84 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/21(土) 14:13:06 ID:???
間に合わなかったのは鯖落ちのせいだ。気にすんな

85 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/21(土) 17:47:48 ID:???
今日、突然、出撃前にユウナ様に呼び出された。何事かと思って行ってみると、何でも軍が新型のOSを開発したので、
それを搭載したMSに乗って欲しいとのことだった。しかし、私はそもそもMSパイロットでは……
「だからいいんだよ。今回開発したOSは、MSに不慣れな人間でも一瞬でエース級になる凄いヤツなんだ」
そんなことが可能なのですか?
「可能なんだよ。戦場のあらゆる情報を収集、そこから戦術予想を立ててパイロットの脳に直接フィードバック!
まさに夢のようなOSさ。一佐、やってくれるね?」
ご命令とあらばやるのが我々です……了解いたしました。
「ありがとう一佐。頑張ってくれよ、もうOSの名前まで考えてあるんだ」
名前、ですか?
「そうだよ、僕が考えたんだ」

「その名もゼロシステム!さあ行け、トダカ一佐!ゼロシステムの力で敵を殲滅するんだ!」

              ・
              ・
              ・
              ・
              ・
              ・
              ・

……………………………………………ん
「あっ、お目覚めになりましたか?トダカさん」
……ここは?
「艦の医務室ですよ。もしかして、全く覚えてないんですか?」
……何をですか?
「先日の戦闘のことですよ」
戦闘……新型OS……ゼロシステム!そうだ、あのOSは!?
「ああ、トダカさんの機体に搭載されてた新型のOSなら、大好評ですよ。よかったですね」
大好評だと!馬鹿な!あれは悪魔のOSだ!絶対に世に出しちゃいけない!
「で、でも、先日の戦闘ではトダカさんは気絶しちゃいましたけど大活躍でしたし、だから今……」

「……軍の全ムラサメに搭載して、演習を行っているところですけど……」

その時、遠くの方で爆音が響いた。ペイント弾の演習なのに爆音……私は嫌な予感を感じ、慌てて外を見てみると、
ムラサメが次々と変形してお互いに特攻を繰り返しているという地獄のような光景を目の当たりにした。
私はもう長年軍にいるがこれほど異常な光景は初めて見る。何てものを開発してくれたんだ……オーブ軍は……

86 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/21(土) 20:28:48 ID:???
434 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 本日の投稿:2005/05/21(土) 20:00:22 ID:PTSn6kjj
そういえばヨドバシ行ったらソードインパルスのプラモに
『トダカ一佐を殺した機体』って書かれてたな
売りになるのかそれは

アニメ板から転載。
トダカが見たら卒倒するぞ。

87 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/21(土) 23:44:11 ID:???
ゼータの初期OP歌ってたのって誰だっけ・・・・
えーと、ニーダ=トダカだったかな?

88 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/22(日) 02:07:11 ID:???
歌ってたのは鮎川某さんだと思うが。

89 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/22(日) 21:13:10 ID:dW9vfs4A
トダカ一佐日記最高です!
萌えまくりです〜

90 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/22(日) 21:45:04 ID:???
「あっ、将校さんじゃないですか」
帰り道、繁華街の大通りでそう言って少年が私を呼び止めた。アスカ君……君か。
「今から帰るんですか?よかったらその辺で話でも……」
結構だ。君の話とやらは聞かなくても大体予想がつく。
「アハハ、ふられちゃったね、シン」
「うるさいな、ルナ。黙ってろよ」
ん?その子は、アスカ君の彼女かい?
「違いますよ、こんなの。ただ買い物に来た店で、偶然会っただけです」
「こんなのとは失礼ね。えっと、トダカさんでしたよね。私、ルナマリア・ホークといいます。はじめまして」
そう言って赤髪の女の子は頭を下げた。明るくハキハキとした、好感の持てる女の子だ。
ああ、よろしく。ところで、二人は何を買いにきたんだい?
「俺はスタンガンと、バタフライナイフと…………」
……相変わらずだな、君は。ルナマリアさんは何を?
「私は……」

「盗聴機です」

…………………………………え?
「趣味なんです、盗聴」
いや、趣味って………
「変な奴でしょ、コイツ。普通、盗聴より拷問の方が楽しいですよね」
いや、私が言いたいのはそういうことでもなくって…………
「いいじゃない、人の趣味にケチつけないでよ。アンタの家、盗聴するわよ」
「そんなことしたらお前の妹、拷問するぞ」
「ちょっと!それは卑怯よ!」
「先に言い出したのはそっちだろ!」
突然始まった二人の若者の言い争いは、その内容の異常さも手伝って周囲の人間の注目を欲しい儘にしている。
私は巻き込まれないよう、二人に別れも告げずにひっそりとその場から立ち去った。
類が友を呼んだのか、それとも最近の子は割とみんなああなのか……とにかく、関わりあいになるのは止めておこう。

91 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/23(月) 16:16:31 ID:???


92 :どうも、中の人です :2005/05/23(月) 20:43:48 ID:???
>>41のメール欄の通り、目標は>>100だったんですが、今、悩んでます。
現在の心境は「これで終わりにするか、続けるか、シャア!」って感じです。
「そんな決定権がお前にあるのか?」なんて言いませんから、意見希望します。

93 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/23(月) 20:44:24 ID:???
軍の仲間内で飲み会があった。若い者のノリについていくのも疲れるので隅の方で焼酎の水割りなどを
チビチビやっていると、隣にババ君が腰を下ろした。
「一佐、相談があるんですが……」
ババ君は妙に神妙な面持ちでそう私に話を切り出した。こういう時にしっかり面倒を見てやるのも上官としての務めだ。
何だね?なんでも相談にのろう。
「実は……娘のことなんですが」
ああ、そういえば君にも私と同じ年頃の娘がいたな。
「はい。それで同じ境遇の一佐ならば分かってくださるかと思いまして……」
分かるさ。男親にとって娘というのは本当に難しい存在だからね。それで、相談とはいったい……
「それが……実は、娘が……」

「……パパと結婚するの、止めようかなって言い始めまして…………」

あまりにも我が家とレベル違いな悩みに、私は言葉を返すことが出来ずに固まっていた。
……「パパと結婚する」なんて娘に言われた記憶、私には微塵たりとも存在しない。
「それだけじゃないんですよ……いってきますのキスもしてくれない時が時々ありますし……おかえりのキスもたまに……」
「時々」、「たまに」。ババ君が口を開くたびに、私の心臓がキリキリと締め付けられていく。
「反抗期なんですかね……やっぱり。一佐は、どう思われます」
い、いや……反抗期というのはちょっと言いすぎだと思うぞ。少し親離れしてみたいだけなんだよ、きっと。
「そうですか?」
そう、そうだよ。……ところでババ君、これは例えばの、あくまで例えばの話だぞ。私の家のことじゃないからな。
例えば君の娘が最近のギャルとかいうやつになって、親のこととかどうでもいいみたいな口をききはじめたら……
「さすがにそんなことはありませんよ。そうなったらもう、家庭崩壊じゃないですか」
…………家庭崩壊じゃないですか……家庭崩壊じゃないですか……家庭崩壊じゃないですか……………
ババ君の言葉が私の頭の中でリフレインする。……そうだな、そうなったらもうお終いだな。全くその通りだよ、うん。
「ですよね。ところで一佐は、週に何回娘さんとお風呂に入られます?」
え?なあ、君の娘の年は……
「だから、一佐の娘さんと同じですよ。うちは、週一、二回ですかね。一佐は?」
……………………………………週五だ。
「さすが、一佐の家は仲睦まじいですね」
ありがとう、ババ君…………飲もうか。
私とババ君はその後も、お互いが酔いつぶれるまで飲み続けた。私は酔いに任せるままに口からでまかせを言い続け、
その度にババ君から尊敬された。もちろん、尊敬されればされるほど心は寒くなる一方だ。
やるせない思いを抱えて家に帰ると娘が起きていたので、酔った勢いに任せて冗談っぽく、お父さんとお風呂に入らないか?
と聞いてみた。娘の返事は、非常に簡潔で、そして思いやりのないものだった。
「キモッ!!」
娘はそう言うと逃げるように自分の部屋に行ってしまった。……大丈夫……私の家が普通なんだ……大丈夫……

94 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/23(月) 22:05:12 ID:???
ワロタ
最高萌えた。中の人GJ。
これからも頑張って。

本スレには5月初めから近づけなかったからこのスレは嬉しい。

95 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/23(月) 23:19:06 ID:xqbFx7Hu
やっぱり面白いなぁ、トダカ日記
100で終わらずもっと続けて欲しいです。

96 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/24(火) 20:41:58 ID:???
何このスレッド爆笑したw
特にギャル語とかDG細胞とか出てくるところ

97 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/24(火) 23:09:32 ID:???
トダカが最高すぎる件について

98 :どうも、中の人です :2005/05/24(火) 23:42:11 ID:???
どうやら続投の声が多いみたいなので、続けることにします。
毎日一作品ずつアップしてるので正直ネタ切れ気味なのですが、
まあそれでも全くないわけじゃないし、何とかなるでしょう。
あっ、普通にトダカ語りしたい人や自分も日記書いてみたい人もご自由にどうぞ
>>94さんの言っている通り本スレはちょっとアンチ多すぎなので、
こっちでは皆でトダカ一佐を愛でていけると嬉しいです。
では、引き続き「トダカ一佐の憂鬱な一日」をよろしくお願いします。

99 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/24(火) 23:45:34 ID:???
最近、家で使っているノートパソコンがよく止まる。いったいどういうことだろうと娘に聞いてみると
「んー、あたしそーゆーのわかんないから、キラっちに電話するね」
と言い、その場で携帯を使ってヤマト君に電話をかけてしまった。なるべくなら彼とは話をしたくないんだが……
「お久しぶりです、お父さん」
だからお父さんと……ああ、もういい、面倒だ。ところで……
「娘さんから聞いてますよ。パソコンが止まるんですよね」
ああ、そうだ。私はこういう関係にはとんと疎いもんでな、分からんのだ。
「それはですね、きっとパソコンが熱くなってるんですよ」
……そんな単純なことなのか?
「ええ。どんな電化製品だって熱くなると止まるでしょう?パソコンも同じなんですよ」
なるほど……そう言われると説得力があるな。それで、どうすれば……
「簡単ですよ。要は冷やせばいいんですから……」

「パソコンを冷蔵庫の中に入れてください」

一時間後、私は夕食を作ろうとして冷蔵庫の中のノートパソコンを発見した妻に、こっぴどく叱られた。
「あなた!このパソコンいくらしたと思ってるの!家計だって楽なわけじゃないのよ!」
ち、違うんだ、聞いてくれ。ヤマト君がそうしろって……
「MSのOSの開発だって出来るヤマト君がそんなこと言うわけないでしょ!いいかげんにしなさい!」
結局、妻は私の言葉に耳を貸すことなく、その日は一日中終止怒りっぱなし。
私はそんな妻のご機嫌を得るためにブランドバックを買う約束までさせられてしまった。
どうしても納得のいかない私は後に個人的にヤマト君に電話をし、だいぶ憤慨した口調で事情を説明した。
しかし彼は私の怒りなど予測済みだとでも言わんばかりにケロリと
「えっ?本気にしたんですか?」
と言ってのけた。……彼と娘が結婚でもしようものなら、私は自分を抑える自信がない……

100 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/25(水) 19:22:48 ID:xG3fWblF
素直に信じて実行するトダカに萌えたw


101 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/25(水) 23:27:17 ID:???
夜の公園で、今風の少年三人に女の子が絡まれているのを見かけた。国を守る男としてこれを放っておくようではいけない。
私は両の拳に力を込め、女の子の元へ向かおうとした、その時だった。
「オイ、おっさん、何見てんだよ。文句あんの?」
向こうから来たか……だが……
「何か用かって聞いてんだよ!オラ!」
……好都合だ。
私は殴りかかってきた色眼鏡の少年の腕を取り、そのまま後ろに捻りあげた。残り二人の少年は仲間があっけなく
捻られたのによっぽど驚いたのか、その場から一歩も動けずにいる。
「痛い、痛いって!」
済まないが私は軍人でね……武術なら十分にたしなんでいる。
「お、おい、サイを放してくれよ!おっさん!」
かまわんよ……だがまずそこの女の子に詫びて……
「あの……私、構いませんから……放してあげてください」
さっきまで三人に絡まれて怯えていた様子だった赤髪の女の子が、少年の腕を捻り上げている私に向かってそう言った。
まあ、君がそういうなら……ほら、放してやる。
「……ち、ちくしょう!覚えてろ!」
そう捨て台詞を残して三人の姿は夜に消えていった。やれやれ……ここも随分物騒になったものだな。
「あの……ありがとうございました」
ああ、構わんよ。私は当然のことをしたまでだ。夜道は危険だから気をつけて帰りなさい。
「はい。本当に、ありがとうございました」
そう言って女の子は一つ頭を下げ、小走りで駆けていった。ふう、今日はなかなかいいことをしたな……ん?
私は、女の子の走り去った後にハンカチが落ちているのを発見した。急いでいてポケットから落ちたのだろう。
まああんなことがあれば怖くて駆け足になるのも当然か……どれ、一つ届けてやろう。私はそう思い、ハンカチを拾って後を追った。
そして裏路地の隅にあの女の子の姿を見かけて声を掛けようとした、その時だった。

「あんたたち、何やってんのよ!」

そこには、夜道で悪漢に絡まれて怯えていた女の子の姿はなかった。彼女は裏路地の汚れたアスファルトの上に先程の少年三人を
正座させ、苛立ちの任せるままに彼らに罵声を浴びせている。……何だ?何がどうなってるんだ?
「でもフレイ……サイだって無理して妙な口調まで使って頑張って……」
「どんなに頑張ったって結果出さなきゃ無意味なのよ、無意味!あんたたち馬鹿なの!?」
「フレイ、そんな言い方ないだろ……俺も、トールも、カズィもみんなやるだけのことはやったんだ」
「そうだよ。だいたい、あの人が軍人だってことを知らなかったフレイだっていけないんじゃないか」
「そもそも同級生一人不幸にするためにその父親を狙うなんて聞いたことないよ。こんなことばっかしてたらいつか……」
「うるさい!」
その一言でフレイと呼ばれた女の子は少年三人を一瞬で黙らせた。……なんなんだあの女の子の迫力は。
「だいたいあんたたちが女性には手を上げたくないとか言うから父親になったんでしょ!?何、人のせいにしてんのよ!」
「いや、そういうことじゃなくてそもそもこんなことをする必要が……」
「あたしのキラに手を出したのよ!?それだけでもう死刑よ!死刑!」
キラ?……ヤマト君のことだろうか。フレイ……そういえば聞き覚えのあるようなないような……
「とにかく、私は止めるつもりはないわ!明日は各自武器を持って再集合よ!」
…………え?
「刃物でも、銃火器でも、この際MSでもいいわ!とにかく今度こそはあの女の家族に天罰を……」

気が付くと私は、夜道を何かに追われるように駆け抜けていた。あの女の子には言葉では言い表せない凄みを感じる。
やるといったら本当にやるだろう。……どうやらまた悩み事が一つ増えたようだ。私の夜明けは、遠すぎる…………

102 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/26(木) 01:12:06 ID:???
充分ネタになってますよ。GJ!!

103 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/26(木) 05:10:32 ID:???
フレイ様キタ━━━(゜∀゜)━━━━!


GJです!

104 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/26(木) 22:27:36 ID:???
朝、出掛けに、娘から声をかけられた。何でも明日友達と出かけるにあたって欲しいものがあるから
帰りがけに買ってきて欲しいというのだ。
「まじチョーお願い!お金は後で払うから、キャスケット買ってきて!色も模様も何でもいいから!」
そう言って娘はとっとと家を出て行ってしまった。そして私は今、娘に頼まれたものを買いにデパートに来ている。
えーと確か……

…………ビスケット?

「パパ……何これ?」
何って、ビスケットだよ。お金はいいぞ。それぐらいなら買ってやる。
「……ねえ、パパ、これから幾つか質問するから、馴染みのある方を答えて。とっくり?タートルネック?」
とっくりだな。だいたい、タートルネックって何だ?
「ボトムパンツ?ラッパズボン?」
ラッパズボンの方しか聞いたことはないな。
「……デザート?スイーツ?」
ああ、それなら分かるぞ。でもどちらでもないな、甘味だ。
「…………ごめん、パパに買い物頼んだあたしが悪かったよ……」
そう言って娘は気を落とした様子ですごすごと自室に入ってしまった。買ってきたビスケットが気に入らなかったのだろうか。
全く、我が娘ながら最近の子は気難しい…………

105 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/27(金) 18:01:25 ID:???
今日、ウズミ様の墓参りに行ったら、見覚えのある少女が先客として墓石を洗っていた。
君はたしか……カガーリさん、だったね。
「お、お前!何でここに!?」
私も墓参りだよ。ほら、花も買ってきてある。……ところで君、ウズミ様とはいったい……
「あ、えーと……そうだ!叔父!叔父だ!」
ウズミ様の親戚関係なら私はよく知っているはずだが……
「遠い、遠い、遠ーーーーーーい親戚なんだ!知らなくて当たり前だ!」
成程……しかし、そんな遠い親戚なのによく墓参りに来てくれたね。感謝するよ。
「あ……ま、まあな」
私は生前のウズミ様には随分お世話になってね……恩人のようなものなのかな、大げさに言えば。
「……なあ」
……どうしたんだい?
「お父様……じゃなくって、叔父様の最期になさったことは……正しいと思うか?」
…………………
「私は、まだ分からないんだ……叔父様はもっと生きて、オーブの為に尽くすべきだったんじゃないかって……」
……分からなくていいよ。
「……え?」
私にだって正しいことなど分からない。ただ、私がウズミ様にお世話になったのは事実だ。だからこうして、墓参りにも来てる、
「あ………」
人に出来るのは信じることだけさ。そうだろう?
「そうか……そうだな、ありがとう」
そう言うと彼女ははにかむ要に笑いながら、私に頭を下げた。そして持っていた手提げ鞄からなにやら長方形の薄いケースの
ようなものを取り出して、墓石の前に置いた。

『どっきどき!ロリロリメイド学園 〜猫耳編〜』

「叔父は生前、これが好きだったんだ……私は初回予約得点を貰うために忙しい叔父の変わりに並ばされた……」
カガーリさんは衝撃に立ちすくむ私を無視して次々と生前のウズミ様の行いを明かしていく。
やれ首脳会議に遅れるときは大抵これをやっていた、やれ自室はこの類のゲームのポスターでいっぱいだった……
……正直、耳を塞げるものなら塞いでしまいたかった。
あらかた話終えたカガーリさんは立ち上がると、私に向かって微笑みながら言った。
「今日はありがとう。私は、ただ叔父様を信じてみることにするよ」
そうか……私は、考え直してみることにするよ……
そう言って私はウズミ様の墓石の前から立ち去った。……人に出来るのは信じることだけさ……そうだろう?私……

106 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/27(金) 20:08:19 ID:???
うずみー!
ええ話や(ノд`)・゜・

107 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/28(土) 09:16:20 ID:???
トダカ一佐ーーーー
ウズミ様ーーーー

結局かっこいい話では終われない一佐に敬礼

108 :通常の名無しさんの3倍 :2005/05/28(土) 09:33:55 ID:???
このスレすごい。
末永く続くことを期待してます。

JRみたいに無理に定時運転してダウンしないように、
がんばってください。

109 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/28(土) 15:50:21 ID:???
>>101
ここに出てくるキャラは本編より怖いキャラだけど
フレイだけ違和感ない
本当にこれくらいやりそうw

110 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/28(土) 21:24:51 ID:???
けたたましく鳴り響く目覚ましを止め、私は靄のかかった頭を覚醒させるように軽く頭を振った。
リビングを覗いてみると、食卓には既に今日の朝食があらかた出来上がっている。
玄関から新聞を取ってきた私は、椅子を一つ引いてその上に座り、新聞を開いた。
いつも通りの朝、いつも通りの食卓、さて……今日のニュースは……

『UЗレヽ`⊂ぉレ)ма、маナニм○Uゅ⊃レナ〃ω。ナニ〃ゑма(≠ナニレヽナニ£ぅ』

……何だ、これは?
私は瞬間目に飛び込んできた光景が理解できずに、色々な角度から穴が開くほど新聞を見つめた。
結果、見出しだけではなく文章から日付まで全て同じような文体で書かれていることを理解した。
もちろん、どんなに眺めていても新聞に変化はない。これはぎゃる文字……だよな?いったいどうして……
その時、娘が二階から降りてくる音がした。丁度いい、このおかしな現象を読み解いてもらおう。
「ぉレ£∋→」
……お、お前!
「ナょレニ?`⊂〃ぅヵゝUナニσ?」
おかしい。上手く言えないが何かがおかしい。普通に喋っているのに、普通に聞こえない。何だ?私の周りで何が起こってるんだ?
私は新聞を放り投げてお椀にご飯をよそっている妻の元に駆け寄った。なあ、ちょっと聞いて欲しいことが……

「ナょレニ∋。⊇〃レ£ω∋ξッナニら£<〃レヽ<ヵゝら、маッττちょぅナニ〃レヽ」

               ・
               ・
               ・
               ・
               ・
               ・
               ・

ジリリリリリリリリリリリリリリリ!
セットしておいた目覚ましが音と共に激しく震え、私は目を覚ました。なんだ……夢か……しかし奇妙な夢だった……
私は今だ現実と夢との境目を彷徨う意識を抱えたまま、リビングを覗いた。食卓の上にはまだ箸すら並んでいない。
私はようやっとそれを見て夢から覚めたことを認識するとほっと胸を撫で下ろし、調理中の妻に朝の挨拶をした。
――おはよう
妻はその声を聞いて、私の方を振り返った。そしてにこやかに微笑みながら、その唇をゆっくりと開いた。





「ぉレ£∋ぅ、ぁナょナニ」






111 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/28(土) 23:45:32 ID:???
ギャル文字キタ━━━(゜∀゜)━━━━!

しかし全てギャル文字の新聞……イヤすぎる……

112 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/29(日) 21:33:58 ID:???
自動航行中のタケミカヅチの自室でのんびりしていると、「失礼します」という声と共に部屋の扉が開いて誰かが入ってきた。
ババ君か。何の用だ?
「いや、この間一佐に娘のことで相談に乗ってもらったじゃないですか。それで、ちょっと渡したいものが……」
そう言ってババ君は持っていた紙袋から何やら群青色の布製品を取り出して私によこした。これは……ジーンズ?
「ええ。本当は自分で穿こうと思ったんですよ。少し若々しい格好でもしてみれば娘も見直すかな、と。
でも必要なくなったんで、一佐に、と思いまして」
必要なくなったとは……
「いや、どんな格好でもパパはパパで私は大好きよと言われまして。それでいつも穿いてるようなズボンの新しい
ヤツをプレゼントしてもらったんで……」
娘からプレゼント……私は脳細胞を最大限に活性化させて、娘に何か物を貰った記憶を呼び起こそうとした。
一番最近のは……そうだ、思い出した。三ヶ月前に一袋二枚入りのサラダせんべいを「あたし、一枚でいいからあげる」と
一枚貰ったな。…………つくづく別次元だな、ババ君の家とは…………
「一佐?どうなされました?」
いや、何でもない。世の無常さに思いを馳せていただけだ。
「……?まあ、とにかく穿いてみてくださいよ、それ。合わなかったらどうしようもないんで」
ああ、そうだな。しかし……改めて考えると照れるな、年がいもなくジーンズなど。
「いいじゃないですか、ここには自分しかいないんですから。とりあえず、下、早く脱いじゃいましょうよ」
ババ君に急かされ、私は下着を残して下半身の衣服を全て脱ぐと、ジーンズに手をかけた。
ん……少しキツイな、中々入らん……っく……
「慣れてない人はみんなそうですよ。あんまり気張らないほうが……」
そうか。……ふう、やっと入ったか。……やはり、恥ずかしいな、これは。
「いいじゃないですか、一佐。素敵ですよ。よくお似合い……」

「一佐ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!お止め下さいぃぃぃぃぃぃ!」

私がジーンズを穿き終わった丁度その時、アマギ君がもの凄い剣幕で殆ど奇声のような声を上げながら部屋に入ってきた。
私とババ君はその様子をポカンと眺めていたが、アマギ君も私達二人の様子を見比べると同じように事態を飲み込めないような
顔をしながら呟いた。
「あれ?下脱ぐとかキツくて入らないとか恥ずかしいとか……あれ?」
その言葉を聞いて、何かピンと来たのであろうババ君が、アマギ君の元につかつかと近寄り、何やらひそひそと話を始めた。
(お前………盗撮だけじゃ………盗聴も………どこから聞いて………全部バラす………)
(「自分しかいない」辺りから………バラすのは勘弁………もうしないから………)
その後もずっと二人は私を無視して話を進めていたが、突然私の方を向き直り、
「失礼しました!」
と言うと逃げるようにして部屋から出て行ってしまった。私は釈然としない思いに囚われながらもとりあえずジーンズを脱ぎ、
元の服装に戻った。ちなみに、家に帰ってからジーンズを穿いてみたが、娘の感想は「微妙」だった。まあ……そんなものか……

113 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/29(日) 22:35:33 ID:???
ワロス

114 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/29(日) 23:40:59 ID:???
作者の人、いつも爆笑させていただいてます。
ギャル文字の新聞に書かれていることがわからない・・・


115 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/30(月) 01:47:08 ID:???
>>114
以前一人のギャルからギャル免許を剥奪した俺が読んでやろう。

『UЗレヽ`⊂ぉレ)ма、маナニм○Uゅ⊃レナ〃ω。ナニ〃ゑма(≠ナニレヽナニ£ぅ』

『しろいとおりま、またもしゅつげん。だるまきたいたすう』

……キラ、通り魔扱いかよ。

116 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/30(月) 13:00:37 ID:???
よく読めるな…

117 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/30(月) 17:32:48 ID:???
通り魔ワロスw

118 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/30(月) 17:52:37 ID:???
地の文では「ギャル文字」ではなく「ぎゃる文字」なところが、
最大の萌えポイントだと思う

119 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/30(月) 20:48:44 ID:???
このスレッドのおかげで本編見てるとアマギがキモく見えてきたw

120 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/30(月) 22:18:03 ID:???
休日、玄関のチャイムが鳴ったので扉の前まで行ってみると、「私だが」の声。
またサングラスの男かと思って扉の覗き穴を見てみると、今度はちゃんとデュランダルさんだった。
どうしました?こんな昼間から……
「いや、暇なのでチェスでもやらないかと思ってね。一人でやっていてもつまらんのだよ」
チェスですか……私は残念ながら将棋しか出来ないんですよ。
「将棋は私が出来ないな。仕方ない、何か代わりになるものはないものか……」
代わりと言いましても……チェスと将棋の特徴と言えば……
「まず、盤上でやるボードゲームということだろうな。後は……」
ある意味実際の戦闘のシミュレーションであるという点でしょうな。その点で、オセロや囲碁とは全く違います。
「成程……では代わりとなるのは、人間の実際の行動をトレースするボードゲーム……」
ええ。と、言うことは……

「「………………人生ゲーム?」」

「……何してんの?二人とも」
買い物から帰ってきた娘は、私達が人生ゲームに興じている姿を見て、心底不思議そうに呟いた。
何って……人生ゲームだよ。見れば分かるだろう?
「そうじゃなくって、何で大人二人で人生ゲームなんかやってんのってこと。パーティーゲームでしょ、それ」
「最初はチェスをやりに来たんだが君のお父さんが将棋しかできないと言うのでね。折衷案を出した結果こうなったのさ」
「チェスと将棋の折衷案が人生ゲーム?なんで?」
なんでって……変か?
「いや、二人がいいんならいいんだけどさあ…………」
そう言い残して娘はその場を去っていった。結局最後まで腑に落ちない顔で「なんで何かおかしいって思わないんだろう……」と
ブツブツ呟いていた。ちなみに勝負の方は、最終的に私が僅差で負けた。あそこで油田を掘り当てられたのが痛かったな………

121 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/31(火) 19:39:44 ID:???
小学生時代に同じ状況に陥って、将棋盤の上に将棋とチェスの駒を置いてやったな

122 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/05/31(火) 22:49:40 ID:???
今日、髪の生え際が少し危ない青年がハロの訪問販売にやってきた。何でも自作のハロを売り歩いてはそれで生計を立てているらしい。
「今、ハロはブームなんですよ!なら、買うしかないじゃないか!」
随分強気なセールストークだと思ったが、娘はすっかり乗り気になって一つ買おうとしている。
まあ……自分のお小遣いで買うなら文句は言わないが……
「あたしこれがイイ!目が赤くてカワイイし!」
「さすがお目が高い。これは俺の仲間をモチーフに作ったハロなんですよ」
そういうと男はハロのスイッチを入れた。途端、ハロは飛び跳ねながら甲高い機械声で喋り始める。

「オマエモ、フザケルナ!オマエモ、フザケルナ!」

その台詞を聞いた瞬間、私の全身が総毛立ち、身体の芯が震えた。……何故だろう、とてつもなく恐ろしいモノと対峙じている気分だ。
「オイエゲイダナ!オイエゲイダナ!」
「ヤダー、意味わかんないけどカワイイー!パパ、これ買うよ、いいよね?」
……駄目だ。
「えー、なんでー?」
駄目だと言ったら駄目だ!そいつが喋ると何故だか悪寒が走る!
「じゃ、じゃあ、こっちはどうですか?俺の親友をモチーフに作ったものなんですけど……」
そういうと訪問販売の男は別のハロを取り出し、同じようにスイッチを入れた。

「ウチタクナイ……ウタセナイデ。ウチタクナイ……ウタセナイデ」

……何だ?今度は腹の底から怒りが湧き起こってくる。いったいこいつは……
「んー、これもいいかも。大人しめだけど、何かカッコイイよね」
「ソンナアナタノリクツ!ソンナアナタノリクツ!」
悪寒は消えたが、今度は虫唾が走って仕方がない。
私は問答無用でそのハロを捕まえるとスイッチを切り、男が持ってきたケースの中に無理矢理戻した。
「え……あの、ちょっと……」
……帰って下さい。
「え?」
いいから帰って下さい!でないと私は、何をするか分からない!
私がそう脅すと、男は慌てて荷物一式を持って我が家から立ち去った。娘が何やらブーブー文句を言っているが、
今回ばかりは私自身の安堵感が勝ってフォローする気になれない。しかし……何故あのハロたちはあそこまで私の
感情を揺さぶったのだろう…………謎だ。

123 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/01(水) 02:59:45 ID:???
凸というよりハロがいい味出てた。職人さんGJ!!

124 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/01(水) 07:02:52 ID:???
凸の説明がおもろかった。
GJ!

125 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/01(水) 07:35:04 ID:???
夜中、家路を歩いていたら遠くにアマギ君ともう一人、見覚えのある若い男が歩いているのが目に入った。
あれは……キラ・ヤマト!どうして……
意外な組み合わせに私が戸惑っていると、彼らは人目を避けるように裏へ裏へと歩みを進めていく。
私は彼らの怪しげな行動の意味を知りたいという好奇心から二人を尾行した。
最終的に二人は、寂れた裏道の奥で歩みを止めると、何やら話をし始めた。
「ここなら……も来ない………じゃあ、商談を……」
「とりあえずブツを………キラ様………」

 キ ラ 様 ?

アマギ君の口から出た意外な言葉に私は一気に心を惹かれ、注意深く耳をそばだてた。
しかし、彼らはまるでそれを察したかのようにさらに声を潜めてしまい、私には二人の会話は殆ど聞こえなくなってしまった。
(ホラ、これが今回のブツだよ。良く撮れてるでしょ?)
(こ、これは……湯上がりに、パジャマ姿………寝顔まで………凄い……)
(なんせ僕は娘の彼氏だからね。写真なんて撮り放題貰い放題さ。さっ、いくら出す?)
(一佐のためならいくらでも……キラ様……)
二人は封筒のようなものから何かを引き出して会話をしているが、私には全く聞こえない。くそっ、もう少し近づけば……
私はそろりそろりと二人に向かって足を進めていった。が、その時、後ろから何者かが私の肩をポンと叩いて私を驚かせた。
「何してるんですか?一佐」
振り返るとそこにはイケヤ、ニシザワ、ゴウの三人組が立ち並んでいた。お前達……どうしてここに?
「どうしてって、一佐が妙な所をフラフラ進んでいくから付いて来たんですよ。一佐こそ何でまたこんなところに?」
いや……そこにアマギ一尉と私の娘の彼氏が……
「そんなのどうでもいいじゃないですか。それより、これから飲みにいきませんか?一佐」
「私からも是非。色々と話したいこともありますし、少し早めの暑気払いということで」
「そうそう。決してアマギ一尉に頼まれて一佐を引き離そうとしている訳じゃないですよ、決して」
最後の一人の台詞は非常に気になったが、私がそこに突っ込みを入れる前に三人は有無を言わせずに私を飲み屋に連れて行った。
結局私は三人から飲まされ続け、アマギ君たちのことなどどうでもいい気分になって、家に帰った。
何やら上手く乗せられてしまった気がするのだが…………まあ、いいか。

126 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/01(水) 16:58:52 ID:???
見てまつよ ノシ

127 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/01(水) 17:21:07 ID:???
ここにもう一人いますよ ノシ

128 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/01(水) 19:50:58 ID:???
自分、3人目か…
まだまだいますよ ノシ

ねぇ、神。実は神はトダカ本人なんだよね?
実体験を毎日書き連ねてくれてるんだよね?
お母さんに、「トダカはいるよ!日記書いてるもん!!」て言ったら
病院行きなさいって言われたんだけど、病院行かなくて良いよね?

129 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/01(水) 20:48:02 ID:???
ノシ
いつも楽しみにしてます。

130 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/01(水) 22:21:06 ID:???
自分も ノシ
ここのトダカ見てると癒されます 

131 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/01(水) 23:06:07 ID:???
ノシ

ココニイル

132 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/02(木) 00:27:50 ID:???
ノシ
ここのおかげでトダカが大好きになりました

133 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/02(木) 01:25:44 ID:???
ノシ
何、点呼中?(w

134 :トダカ&アマギ:2005/06/02(木) 02:16:54 ID:???
           _// ,.=;、 ヽヽ.  _ -ニ‐''´   _//_r' ⌒ヽ_ヽヽ     ゙ヽヽ.
         rニ-‐'´ _r<-;´`; ヽ、  ヽ{'"`     /  ヽ ヽ_  ノ`ノ ヽ       }
         '、__,.-‐'  `=‐' └、  _y‐、  ,.-‐'    ` ‐、jヒ-''´   ヽ    __ノ
思っていたより ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /´  .  `{ r1―――――――――-`rィ´
見られてますね  rヘ`゙‐ぃー―rぃ‐11   .  y'´`r、_             _j}{
一佐        { 〈  ̄ ' ヽ ̄ j !     /;::.::.:;i -≧;、______,,.r'''´::::}
           `゙r!   、 _,.   f´     ト;::::;ヾ `'''´ ノ-‐'´、て;へ彳/::::/
            |  , -=-、  |      '、ヽ:l`     j      イ::;:イ 嬉しいが何だか恥ずかしいな……
             j、  `゙ニ゙´  ノ       ゙r1`            彳.ノ とにかく、ありがとう
           _ノl `ヽ、_,.-'´ハ         }:i!        '      iィ′
        _,.-‐ll  l    ||  / }`ー- 、    `ハ   { r'=== 、,.   j/
   . ,.-‐'"´  _」l  ヽ.  ||  /  l r-、  `ーイ`ヽ\  ゙ ー―‐ '  ,. イ
   ´  _,.-‐''´ ||  ,.‐;ヘ. ll. / `- コ'、、 `゙ y'´{l  `゙`ヽ  ̄ ̄ /‐' ト,_
   . く     」 !く/  ヽii/     >r7  ヽ     `''r r‐ '´   .j. llヽ、
     l  _j-ニ-‐''     /  _,. -‐''´ //    l       | !    , '  'll `''−―-
    /r‐'´      _∠-‐'''´      | l     l      |.|    , '    ll
    ヽ、ヽ、   ,.-''´          | |     ヽ    |.!  /     ll_
    l  j7ヽ`y'´         _,.-‐''´l |     ,.-、'、   || , ' /ヽ、   l l `ー- 、__
    ヽ/   /ヽ     _,.-‐''´     | |  ,.-;;ニ-'' >ヽ  ||ノ  ヽ、ヽ_` ァヽヽ
     {  | }   r''"~     _ - ' !<-‐ニ‐''´   丶/     `ヽ.ソ  ヽ `ー、

135 :トダカ&アマギ:2005/06/02(木) 02:18:49 ID:???
           _// ,.=;、 ヽヽ.  _ -ニ‐''´   _//_r' ⌒ヽ_ヽヽ     ゙ヽヽ.
         rニ-‐'´ _r<-;´`; ヽ、  ヽ{'"`     /  ヽ ヽ_  ノ`ノ ヽ       }
         '、__,.-‐'  `=‐' └、  _y‐、  ,.-‐'    ` ‐、jヒ-''´   ヽ    __ノ
一佐       ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /´  .  `{ r1―――――――――-`rィ´
>>128の質問に  rヘ`゙‐ぃー―rぃ‐11   .  y'´`r、_             _j}{
お答え下さい   { 〈  ̄ ' ヽ ̄ j !     /;::.::.:;i -≧;、______,,.r'''´::::}
           `゙r!   、 _,.   f´     ト;::::;ヾ `'''´ ノ-‐'´、て;へ彳/::::/ 私は私であってそれ以上でも以下でもない
            |  , -=-、  |      '、ヽ:l`     j      イ::;:イ とにかく君は心配してくれるお母さんを大事にしなさい
             j、  `゙ニ゙´  ノ       ゙r1`            彳.ノ ついででいいからお父さんも大事にしてくれると
           _ノl `ヽ、_,.-'´ハ         }:i!        '      iィ′ 私としてはとても嬉しい
        _,.-‐ll  l    ||  / }`ー- 、    `ハ   { r'=== 、,.   j/
   . ,.-‐'"´  _」l  ヽ.  ||  /  l r-、  `ーイ`ヽ\  ゙ ー―‐ '  ,. イ
   ´  _,.-‐''´ ||  ,.‐;ヘ. ll. / `- コ'、、 `゙ y'´{l  `゙`ヽ  ̄ ̄ /‐' ト,_
   . く     」 !く/  ヽii/     >r7  ヽ     `''r r‐ '´   .j. llヽ、
     l  _j-ニ-‐''     /  _,. -‐''´ //    l       | !    , '  'll `''−―-
    /r‐'´      _∠-‐'''´      | l     l      |.|    , '    ll
    ヽ、ヽ、   ,.-''´          | |     ヽ    |.!  /     ll_
    l  j7ヽ`y'´         _,.-‐''´l |     ,.-、'、   || , ' /ヽ、   l l `ー- 、__
    ヽ/   /ヽ     _,.-‐''´     | |  ,.-;;ニ-'' >ヽ  ||ノ  ヽ、ヽ_` ァヽヽ
     {  | }   r''"~     _ - ' !<-‐ニ‐''´   丶/     `ヽ.ソ  ヽ `ー、

136 :トダカ一佐 :2005/06/02(木) 02:20:55 ID:???
     //   〃 l, `ヽヽ、        `‐- 、ヽ_
.    //   〃 r' `ヽ_ ヽ`ー―- 、      `-ニヽ
   //  r' { _ '   r ´ ノ      ヽ、_       `}
   {   ノ  \` rr'´/           ̄`i ,.-'′
    `'ーヘ   `−´       _ -―‐_{j_」´
        ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __,.‐‐'´:::::::::::::〉    
      '、______,,..ィ;エ j::/:::::::::::::;:;イ  >>128
      /::::::::! ´ゞ-l:/l/ ヽ ̄  彳:::;::::::::::j'/.! ついでに言っておくがあのテの病院は怖いぞ    
      l}ハ::::;',   l       /''イ::::::/´:::} 二回も入院している私が言うんだ、間違いない 
        ヽ{ '、  '           イ:;イ´゙}::::く
         ` .',  丶         '´ j  >イ「
           ', ,rテ==ヘヽ   /''´/ !
             ヽ `ニニ~´  /  /   ヽ
             ',     /  /      ノ}
             '>r‐rr'''´  /     //`ヽ、
            ,.ィ { ||  /       //    `ヽ、
         ,.-'´/,.-i ヽjy''´,へ      , ', '       ゙ヽ、
      ,.-‐''_,、/rニ‐'' /  ヽ ヽ\  , ', ヘ          \
     / ,.-'´// " /     ヽ ゙ソ , ', '  ヽ、
    / /,.-ニ-'  /       `, ', '      \    _,. -‐
    { r''r'´  /          ヽヽ      /   /

137 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/02(木) 11:54:46 ID:???
ノシ

138 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/02(木) 23:15:48 ID:???
今日、領海警備の任務前にユウナ様に呼び出された。何事かと尋ねるとユウナ様は、私に覚えて欲しい事柄があるといい、
一枚のプリントを手渡しながら口を開いた。
「いやね、オーブ艦隊の武器って、何かカッコ悪いじゃない?だから僕が一つ、ハイセンスな名前をつけてきたんだよ」
しかし……そんなことを勝手になさっては指揮系統に乱れが……
「大丈夫、大丈夫、君以外にはもうしっかり行き渡ってるからさ。いや、君には教えるのすっかり忘れてたんだよ、悪いね」
ユウナ様は口とは裏腹に少しも悪びれた様子もなくそう言うと、用はそれだけだと言い、私を部屋から追い出した。
やれやれ……普通そういうことは艦長に真っ先に言うものだろうに……まあ、今更か。さて、新しい名前は……


25ミリ対空ガトリング砲 ガルガンチュワ
対空ミサイル パンダグリュエル
対艦八式徹甲弾 パンデモニウム
     ・
     ・
     ・
     ・


「距離70、10時の方向に艦影補足!ザフトの工作部隊です!」
よし、総員合戦用意!威嚇射撃を仕掛ける!全艦、えーと、パン……パン……パンダグラフ、斉射!
「そのような火器は装備されておりません!一佐、しっかりしてください!」
そ、そうか。じゃあ、敵機接近に備えてガル……ガル……カンガルー?
「何言ってるんですか!一佐!実戦なんですよ!」
「敵機、なおも接近。このままでは取り付かれます!」
…………MS隊、出撃。
「え?しかし、定石ではまず艦隊の砲撃で切り込みを入れてから……」
……とにかく、出撃だ。艦隊はこのまま後方に待機する。
「ええ!?し、しかし、それでは……」
出撃と言ったら出撃だ!このままでは取り付かれるだろうが!あの程度の少数部隊、艦隊射撃を仕掛ける必要などない!
「は、はい!ムラサメ小隊、一番から五番まで、出撃準備!」
……結局、その戦いはザフト軍の戦力がごく少数だったこともあり、我が軍は無事勝利することが出来た。
それどころか艦隊射撃無しでの攻撃が結果的に奇襲のような形になり、被害は最小限で済んだと、仲間達は口々に私を褒め称えた。
「いや、素晴らしい判断ですよ。流石は一佐ですね」
「定石に流されぬ的確な判断……お見事です」
「一佐の元で戦えること……自分は誇りに思います」
私は賞賛の言葉が投げかけられるたびに複雑な気分になり、部下達に「ああ」だの「うん」だの生返事を返すことしか出来なかった。
後に火器の名前がややこしくなって困る、とラミアス艦長に愚痴ったところ、「私の艦はもっと凄い」と武装一覧を見せてもらった。
これを全て覚え、的確に指示を下すのか……私はその時ばかりは、アークエンジェルの艦長でなくて良かったと、心から思った。

139 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/03(金) 18:50:54 ID:???
パンダグラフ禿ワロタ。
トダカ無能スレはどんな祭りになってるだろうな。
勇名がどう書き込むか興味津々だw


ところで誰か、某同盟にこのスレ晒したろ。
フツーのとこに2ちゃんを薦めるの や め れ…。

140 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/03(金) 19:36:43 ID:???
ワロタ
トダカ、つくづくオヤジだなw

141 :通常の名無しさんの3倍 :2005/06/03(金) 21:29:19 ID:???
これもなりきりに含めるなら最高のなりきりですね。

逸脱具合が芸術的です。

142 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/03(金) 22:00:39 ID:???
>>139
トダカ無能スレ、多分こんなことになってるだろうと思われる


689 :名無SEED DESTINY:C.E.0073/06/03(金) 01:00:59 ID:???
確かに今日の指揮は良かったな。正直、ちょっと見直したよ

690 :勇名◆cagari.moe:C.E.0073/06/03(金) 01:05:48 ID:???
火器の名前を覚えられなかっただけなのにwwwwww
見直したとか言ってる奴デラワロスwwwww

691 :名無SEED DESTINY:C.E.0073/06/03(金) 01:11:49 ID:???
>>690
 ア ン チ 必 死 だ な

692 :名無SEED DESTINY:C.E.0073/06/03(金) 01:13:37 ID:???
この板のコテには碌な奴がいない件について


143 :142:2005/06/03(金) 22:10:27 ID:???
書いてから思ったが、アンチスレのノリじゃないな。
「オーブ軍のトダカ一佐を語るスレ」にアンチが乗り込んできたみたいだ。
ユウナが必死なのに変わりはないけど。

ハッ!まさかここの総合スレにいたアンチももしや……

144 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/03(金) 22:15:50 ID:???
久しぶりに街を娘と歩いていると、この間の訪問販売の男が路上でまたもやハロを売っていた。
娘はその姿を目ざとく見つけると私に荷物を押し付けてその男の元に駆けていく。
やれやれ……また妙なことにならなければいいが……
「ねえねえ、お兄さん、あたしのこと、覚えてる?」
「君は……ああ、前、訪問販売に行ったね。お父さんが反対して結局買えなかったんだっけ?」
「そうそう。ねえ、あの時のハロ、ある?」
「残念ながらもう品切れだよ。それにあったとしても、そこのお父さんが嫌がるだろ?」
男は娘の後ろから露店を覗き込む私を指差して、そう言った。
……当たり前だ。他のハロならいざ知らず、あの二つだけは絶対に許さん。
「はいはい、分かった分かった。じゃあ何か他の……アレ?あと一種類しかないじゃん。これだけ売れ残ってるの?」
「え……うん、まあ、作りすぎたっていうのもあるんだけど……」
娘の問いかけに対し、男は明らかに歯切れの悪い調子でそう答えた。しかし娘はそんなこと気にも留めずに、言葉を続ける。
「それにしてもコレだけ余りすぎだって。よっぽど人気ないんじゃん?ちょっとスイッチ入れてみていい?」
娘はそう言うと、男の返事を待たずに問題のハロを一個取り上げ、後ろのスイッチを入れた。
瞬間、ハロの目が光り、もはや聞き慣れた機械音声が感情のこもらない台詞を紡ぐ。

「ナラ、ウツシカナイジャナイカ!ナラ、ウツシカナイジャナイカ!」

「……どうかな?」
男が恐る恐るといった風に娘にハロの評価を求めた。明らかに賞賛を欲しがっている態度なのだが、
娘はいつも通り歯に衣着せぬ物言いでバッサリと評価を下した。
「なんてゆーか……微妙?華がないって感じ。売れ残るのも分かるね」
娘の辛辣な批評がよっぽど応えたのか、男は胸を押さえてその場に倒れこんだ。ハンドメイドの作品が「華がない」と評されて
落ち込むのは分かるが……少し大げさすぎないか?
「あっ!こいつ塗装剥げてる!よく見たら他のも全部そうじゃん!こいつ、剥げやすいんだ。でもこの調子じゃすぐに全部剥げちゃうね」
「禿げてる……禿げやすい……全部禿げちゃう……」
「これ、説明書?『時折自爆、脱走、空中分解を行うことがあります』?何これ?なんでこんなもん作ったの?」
矢継ぎ早に繰り出される娘の口撃に、男はもう息も絶え絶えになって立ち上がれなくなっている。
オイオイ、その辺にしなさい、これだって彼が一生懸命に作ったものなんだ。君も、あまり気にしないほうがいいよ。
「……お父さん……ありがとうございま……」
君が悪いんじゃなくて、きっとモチーフが悪いんだよ。だから、そう落ち込むことはないさ。
「そうだね。だって他のハロは普通にカワイイしカッコイイもん。製作者じゃなくてモデルが悪いんだよ、モデルが」
私はフォローを入れたつもりなのだが、男はどうやらより大きなダメージを受けたようで、起き上がりかけた半身を
再び地面に沈めさせた。その後娘が「モチーフは誰だ」としつこく聞き続けたのだが、男は頑なに口を閉じ、結局そのまま
逃げるように露店を畳んでしまった。
「微妙……華がない……禿げやすい……」
男は私達に言われた言葉をそうブツブツと繰り返しながら人ごみの中へフラフラと消えていく。
しかし、それほどまでに自信作のハロだったのだろうか……何だか彼には悪いことをしたな………

145 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/04(土) 00:33:13 ID:???
ダルマ祭りのときは、凹の擁護に回った口なんだが
激しくワロタ

146 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/04(土) 07:58:16 ID:???
またもや、領海警備の任務前にユウナ様に呼び出された。このタイミングでの呼び出しは碌な事が無いと経験で知っている私は、
一抹の不安を覚えながらもとりあえずユウナ様の部屋に向かい、用件を尋ねた。
「今度はね、もっと艦隊の仲を明るくフレンドリーにしようと思ってさ。その為の方法を考えてきたんだよ」
と、申しますと……
「指揮命令の口調を変更したんだ。堅苦しいのは抜きにしようってことさ。はい、ここに書いてあるから、しっかり覚えてよ」
そう言うとユウナ様はまた何枚かのプリントを私によこした。……正直、見るのが怖いが、いつまでも避けて通れるわけでも
ないし仕方ないか……どれどれ……


総員合戦用意!→みんな〜☆あいつらをたおしちゃえ〜
八式弾、斉射!→鉄のシャワーを、あっびせろ〜
MS隊出撃!→みなさ〜ん、おねがいしますぅ〜
       ・
       ・
       ・
       ・


「距離65、11時の方向に艦影捕捉!ザフト艦です!」
よし。み……み……みんな………
「どうしたんですか一佐!命令を下さい!」
あ……じゃあ……て……鉄の……シャワーを……
「一佐!声が小さすぎて聞き取れません!」
「ご命令を!このままでは的になります!」
「……!待ってください!ザフト艦から通信が入っています!これは……」
『オーブ軍に告ぐ。エンジンの故障により領海を侵犯してしまったことを、まずお詫びする。こちらには貴艦らとの
交戦の意思はない。お互いの為に、ここは我々が何の妨害もなく領海を離脱することを、許可していただきたい』
「……どうしますか?一佐」
……許可しろ。我が軍の貴重な戦力をこのような小競り合いで無駄には出来ん。
「了解!ザフト艦に告ぐ!貴艦の要求を呑む!我々が監視している間に艦を離脱させろ!」
『了解。寛大な処置、感謝する』
……こうして、私達は無駄な戦闘は避け、一切傷を負うことなく敵軍との接触の危機を乗り越えた。
勿論、私の胸の内など知らない仲間達は、再び私を次々に褒め称えた。
「あそこで艦隊射撃を仕掛けていたらお互い無事では済まなかったでしょう。まさに先見の明。おみそれしました」
「一目でエンジンの故障を見抜かれるとは……艦長ともなるとやはり違いますな。心から尊敬いたします」
「一佐……自分は、死ぬまで一佐についていく所存でございます」
浴びせかけられる賞賛の嵐に、私はもう生返事すら出来ずに、ただただ俯いて時が過ぎるのを待っていた。
褒められ、持ち上げられるたびに、逆に貶められているような気さえしてくる。
……今度、ユウナ様に頼んで全部元に戻してもらおう。もはや今の私は、土下座すら厭わない。

147 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/05(日) 21:01:06 ID:???
命令の台詞が言えずに恥ずかしがってるトダカ、萌え

148 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/05(日) 21:34:44 ID:???
夜中、家路に急ぐ私を見覚えのある三人の少年が取り囲み、その内の一人が銃を突きつけた。
確か、サイ、トール、カズイとか言ったな……またあの女の子の差し金か……やれやれ。
「オイ、おっさん、この間はよくもやってくれたな」
銃を構えた少年が明らかに背伸びした口調でそう言う。君は……カズイ君、だったかな?
「な、なんで俺の名前を知ってるんだよ!」
君だけじゃない。他の二人の名前も、君達が脅されてこんなことをしているのも分かっている。
銃を下ろしなさい。君達には過ぎたオモチャだ。
「う、うるせえ!近寄るな!撃つぞ!」
無理だな。目を見れば分かる。君の目は、人を撃てない目だ。
「何を……やめろ!近づくなってば!うわっ!」
私は銃を構える少年に無遠慮に近づくと、その手首を掴んで捻り上げた。彼が手にしていた銃はカラカラと音を立てて
アスファルトの上に転がり、私はそれを拾い上げてから三人に向かって口を開いた。
これで分かったろう?もうこんなことは止めなさい、君達のためにならない。
「……おじさん…………分かりまし……」
色眼鏡の少年がそう言いかけた、その時だった。

「あんたたち、私を裏切るの!?」

今まで物陰に隠れて様子を伺っていた例のフレイとかいう女の子が現れてそう叫んだ。両手に構えているのは……まさか……
「フ、フレイ、裏切るなんてそんなつもりは……とにかく、銃を下ろして……」
「うるさい!あんたたち……自分も男だからって、本気で浮気が悪いことだって思ってないんでしょ!」
「別にそういうわけじゃ……それにキラのアレは浮気っていうか病気……」
「死にたいの!?あんたたち!」
女の子は鬼のような形相で銃を構えたまま、こちらを睨みつけている。すっかり弱気になったカズイという少年が、
私にすがるような目線を送りながら、助けを求めた。
「おじさん、軍人さんなんですよね?なんとかして……」
……カズイ君、私は、君は人を撃てる目をしてないと言ったな。では、人を撃てる目とはどういうものか分かるかね?
「…………え?」
あの子のような目だ…………逃げるぞ。
その合図と共に私たちは一目散に別々の方向に駆け出した。背後に聞こえる「あんたたちぃぃぃぃぃ!!!」という咆哮と、銃声。
長年殺伐とした世界に生きているが、あそこまで手加減を知らない女の子は初めてだ。もはや、一種の才能なのかもしれない……

149 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/05(日) 23:43:52 ID:UpoaMIXP
トダカファン唯一の砦になっちゃいましたな、ここ。
日記毎日楽しみにしてますよ〜。


150 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/06(月) 08:15:01 ID:???
今日もソテキだ。

151 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/06(月) 23:54:10 ID:???
「あの……こちらはトダカ様のお宅でいらっしゃいますか?」
夜中、娘が風呂に入っているときに呼び鈴が鳴ったので出てみると、ピンク色の長い髪をふわふわとなびかせた少女が立っていた。
確かにそうですが……どちらさまですか?
「私は、ラクス・クラインと申します。近くに寄ったもので参りましたの。ちょっと、キラのことで少しお話が……」
キラ?ヤマト君のことか。ラクス…………まさか!
「どうやら、すでにお知りになっているようですね。ええ、私は、キラの恋人ですわ」
じゃあ……君もまさか、フレイさんのように……
「フレイさんと私は違いますわ。その誤解を解くために、ここに参ったのです」
ラクス・クラインと名乗った少女はそう言うと柔らかに微笑み、「上がってもよろしいですか?」と私に尋ねる。
私はどうぞと答えて、彼女をリビングに案内した後、紅茶を入れて持っていった。
「ありがとうございます。いただきますわ」
彼女はそう言って上品にカップに口をつけた。いいところの令嬢なのだろうか、仕草の一つ一つが洗練されている。
「アレ?パパ、その子だれ?」
その時、風呂から上がってきた娘が髪を拭きながらツカツカと近づいてきた。
ああ、この子はその……ヤマト君の……
「ああ、彼女?ラクスさん?フレイさん?どっち?」
「ラクス・クラインですわ。よろしく」
そう言うと二人は和やかに談笑を始めた。同じ男の彼女二人が仲良くおしゃべり……最近の感覚には、正直ついていけないな。
まだフレイとかいう子の心理の方が分かるかもしれん。とにかく、ここは邪魔にならないように風呂にでも入ってくるか……

結局、ラクス・クラインと名乗った少女は、二時間ほどで帰っていった。
ヤマト君の彼女と言うからどんな恐ろしい子かと思いきや……普通にいい子じゃないか、なあ。
「う〜ん、そうかな〜」
……?どういうことだ?
「な〜んか感じるんだよね。女の勘って奴?あの子、只者じゃないよ」
こら、憶測でモノを言うのは止めなさい。失礼だぞ。
「はいはい、分かりました」
娘はそう言うと自分の部屋に戻っていった。その時、私の携帯がポケットの中で震えた。
……ヤマト君じゃないか。ハイ、もしもし?
「あ、お父さん。今、そっちにラクス行きませんでした?」
ああ、来たよ。可愛い子じゃないか。これからはあの子に絞って他の子に手を出すのは止め……
「それは出来ません、趣味なんで。ところでラクス来たなら、家の点検とかしたほうがいいですよ」
……どうしてだね?
「だって、多分……」

「色々、盗まれてるはずですから」

はたして、ヤマト君の言うとおり、我が家からは細かい置物や食材などがチマチマと消えていた。
……いったいこれは、どういうことだね、ヤマト君。
「彼女の趣味なんですよ、窃盗。戦艦も盗んだことあるんですよ。凄いでしょ」
凄いでしょじゃない!私の下着までなくなってるんだぞ!盗めるなら何でもいいのか、彼女は!
「それはアマギさんが高く……いえ、なんでもないです。とにかく、モノが帰ってくることは100%ありえませんから、そのつもりで」
……君は、もう少し普通の子とお付き合いをしたいとは思わないのかね?
「普通の子、飽きたんで。それじゃ、おやすみなさい」
そう言うとヤマト君は一方的に電話を切ってしまった。全く、理解に苦しむ男だ、キラ・ヤマトめ……。
……ところで今、さりげなく私の娘が普通じゃないと言われなかったか?

152 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/07(火) 00:03:13 ID:GrVHiUKP
ワロスwww
クオリティタカス

153 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/07(火) 01:04:08 ID:???
激ワロス
中の人、今日もありがとう

154 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/07(火) 09:39:30 ID:???
トダカの娘まで普通じゃないとは。
彼女にはどんな特殊能力が・・・・・ガクガクブルブル

期待してるZEトダカの中の人

155 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/07(火) 23:24:09 ID:???
今日、家に帰ったらヤマト君が居た。まあ、居て悪いとは言わないが、正直嬉しくはない。
「こんばんわお父さん、お邪魔してます」
ヤマト君……今日は厄介な出来事を背負ってきていないだろうな。
「僕がそんなことしたことありました?フレイもラクスも、別に僕がけしかけた訳じゃないですよ」
まあそうかもしれないが、そもそも普通の娘は飽きたとかいう君に問題が……そうだ、一つ聞きたいことがあるんだが。
「何ですか?」
君の言い分によると私の娘は普通じゃないんだろう?どういうところがだね?
「どういうって……これ、言っていいのかな……」
そう言うとヤマト君は沈んだ面持ちで何事か思案し始めた。
……かまわんよ。どんなことでも君を責めたりはしないと約束しよう。
「そうですか。じゃあ……実は……」

「夜がね、凄いんですよ、娘さん」

…………表に出ろ。
「お父さん、約束、約束」
……それは本当なのか?大体私から見ればまだまだ子供だぞ。
「子供は親の知らないうちに成長しますよ、お父さん。彼女、相当場数こなしてるみたいだし」
場数こなしてる?まさかそんな……
「いやいや、コレぐらいはいってるはずですよ、付き合った人数」
そう言ってヤマト君は右手の指を全て開いて私に差し向けた。五人か……たしかにあの年にしては少し……
「えっ?何言ってるんですかお父さん」

「五十人ですよ、五十人。まあ正確には五十四人ぐらいですけど。……あれ、どこ行くんですかお父さん?
疲れたから休む?ちょっ……お父さん、この話には続きが……お父さん、お父さーん……」

『パパー、見てるー』
テレビ画面の中の小さな娘が、その幼い顔を綻ばせながら舌足らずな口調でそう喋る。
この頃は可愛かったなあ……いつも私の後を付いて回って……それが、今じゃ……
「ちょっとパパ!ドア開けてよ!あたし達の話も聞いてってば!」
「お父さんスイマセン!全部嘘なんです!だから夢の世界から帰ってきてください!お父さん!」
後ろの方で部屋の扉をドンドンと叩く音がするが、ヘッドホンでビデオの音声を聞いている私にはほとんど届かない。
あっ、そんなに急いで走ると……ほら、転んだ。
『いたーい!パパー!』
幼い娘が私を呼んで泣き喚き、それを見た若い私は駆け寄って身体を撫でてやった。
すると娘はにっこりと笑いながら、砂糖菓子のような声で囁いた。
『パパ、ありがとう!だーいすき!』
私だってお前のことが大好きだよ。なのに……お前は……
ああ……私達は……どうして……こんなところまで、来てしまったのだろう……

156 :通常の名無しさんの3倍 :2005/06/08(水) 00:01:24 ID:???
ここのスレ主はネ申。

157 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 05:37:19 ID:???
今日はじめてこのスレ覗いたけど
クオリティタカス

158 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 07:20:33 ID:???
。・゚・(ノД`)・゚・。トダカー

159 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 07:38:54 ID:???
二ヶ月前に娘が生まれた俺としては自分の将来を見ているようで((((((;゚д゚)))))))

160 :トダカ一佐 :2005/06/08(水) 10:28:46 ID:???
     //   〃 l, `ヽヽ、        `‐- 、ヽ_
.    //   〃 r' `ヽ_ ヽ`ー―- 、      `-ニヽ
   //  r' { _ '   r ´ ノ      ヽ、_       `}
   {   ノ  \` rr'´/           ̄`i ,.-'′
    `'ーヘ   `−´       _ -―‐_{j_」´
        ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __,.‐‐'´:::::::::::::〉    
      '、______,,..ィ;エ j::/:::::::::::::;:;イ  >>159
      /::::::::! ´ゞ-l:/l/ ヽ ̄  彳:::;::::::::::j'/.! まず、祝いの言葉を述べておこう。おめでとう。    
      l}ハ::::;',   l       /''イ::::::/´:::} 一緒にお風呂に入ってもらえなくなったぐらいで凹むなよ!
        ヽ{ '、  '           イ:;イ´゙}::::く そこからが本当の戦いだ!
         ` .',  丶         '´ j  >イ「
           ', ,rテ==ヘヽ   /''´/ !
             ヽ `ニニ~´  /  /   ヽ
             ',     /  /      ノ}
             '>r‐rr'''´  /     //`ヽ、
            ,.ィ { ||  /       //    `ヽ、
         ,.-'´/,.-i ヽjy''´,へ      , ', '       ゙ヽ、
      ,.-‐''_,、/rニ‐'' /  ヽ ヽ\  , ', ヘ          \
     / ,.-'´// " /     ヽ ゙ソ , ', '  ヽ、
    / /,.-ニ-'  /       `, ', '      \    _,. -‐
    { r''r'´  /          ヽヽ      /   /

161 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 12:02:12 ID:???
>>159
つ【ガノタ英才教育】

162 :はじめまして名無しです。:2005/06/08(水) 13:45:18 ID:???
いやア〜笑った笑った。ここはヒドイ、もといイカスインターネッツDEATHね。
トダカ一佐and常夏3人とかアズラエルとかホーク姉妹とかナタル大尉とか
ディアッカとかイザークとかミネルバの整備士コンビとかMSV&アストレイのキャラクター
達との絡みネタ希望。
しかしこのスレッド読んでると、「お笑いと悲劇は紙一重」と言うのを実感します。

163 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 13:52:00 ID:???
悲喜もごもご

164 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 15:29:03 ID:???
トダカおじいちゃん入れ歯忘れてるよ!

165 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 16:45:03 ID:???
クオリティタカス

166 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 18:40:45 ID:???
トダカさん。
いつも、楽しみにしています。
個人的希望なのですが、ヨウランとヴィーノがからむ話も
やってくれたらうれしいです。

167 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 20:33:46 ID:???
他所のスレから誘導されてきて、一気読みしました。
ごっつ面白かったです。

……読んだ後、オーブ軍の慰安旅行の幹事を買って出て、飲み放題の宴会をセッティングして、
酔い覚ましにトダカたんを温泉に誘おうとする天城たんが頭に浮かんだ漏れは病んでいるのでしょうか?

168 :アマギ一尉 :2005/06/08(水) 22:04:13 ID:???
                         _
                      _,.‐''ニ;, ̄`ヽ、
                     ,r''´ 〃ノ'、ヽ、  `゙ヽ
                     ''‐r'´ ヽ、ノ  `丶.ノ
                      _l_―――‐ _ニfく  >>167
                   _,.-''フィj`;ぉ―‐ェヘ l:r{  全く病んでません!
               ,.- 、 ,.-'´,.-ァ'フ {{  /    /{゙j  むしろ、いつかやろうと思ってます!
         __,,..-‐'´  {´ ノ ´/ .`! 丶 -   ,r'
      r'''´       ヽ‐r‐'´   ,{  ,===、  !ト,
    ,.-‐'´゙ヽ、        ゞ    __/ヘヽ  ̄  ,.-''j ヽ
   /      `ヽ、__,. ,.-‐'´ ̄`''−ァ/  l '‐r;‐'´ /  ゙r-、
 /        ,rrヘ< l ,r――77/r‐ッヽ ll / r‐ 、  !_ `''ー- 、
. ',       _ノーヘ>j .!  _,-ニ '  ̄  ',ii/   `''‐` l!``‐- 、  `丶、
 `ー-、  ̄      ヽヽ 」r;-''´     /        ゙ヽヽ  ゙ヽ  ,rヘ
     `゙ー- ,,.._      7、ヽ     /          _ノ \ /  / |
          `‐-、   { `ヽヽ.  / ___,,..‐‐;:ニニニニ;-―‐'`/   !  l
             `゙ヽl   \Y-_ニ-‐'''"~   r''''ニニ」   /  l  ノ
               l゙,    |1        ヒニ-‐'''   /   .l  1
               | ヽ   | |               ノl   {   {

169 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/08(水) 22:10:06 ID:???
先日、家で使っていたビデオデッキが壊れた。そう古いものでもなかったし、買い換えるほどでもないだろうと修理を呼ぶと、
格安の値段ですぐにでも駆けつけるというので、今日来るように頼んでみた。……今、呼び鈴が鳴ったな……来たか。
「エイブス電器の者です。ビデオデッキの修理に伺いました」
待ってましたよ、いらっしゃい。私はドアの鍵を開けて、修理の人間を中に招き入れた。
前髪の一部分だけが赤い少年と、肌が黒いどこか大人びた少年の二人組だ。
「どうも、今回修理を担当しますヨウランと申します。で、こっちがヴィーノです」
「よろしくお願いします」
ああ、よろしく。若いのに偉いね。で、このビデオデッキなんだが……直るかい?
「どれどれ……ああ、楽勝で直りますよ。ついでにセキュリティ機能もつけておきましょうか?」
ついでって……いいのかい?
「いいんですよ。俺達、ほとんど趣味でやってるみたいなもんだし」
「なあヨウラン、レーザーつけようぜレーザー」
「いいね、それ、採用」
お、おい、君達……
「まあまあ、おじさんは自分の部屋ででも休んでてくださいよ。あとは、俺達がやりますから」
「そうですよ。大丈夫、ビデオデッキはキチンと直しますよ」
そうか……じゃあ、お言葉に甘えて立ち去るとするよ。それじゃあ、よろしく。
そう言い残すと私はリビングを後にし、階段を登った。背後から修理屋二人の声が、途切れ途切れに聞こえてくる。
「……マシンガン……火炎放射……電流も……」
「指紋認証……いや、角膜……」
……どう聞いてもビデオデッキを直している会話ではないのだが、私は聞かなかったことにした。
どうせ私がいても邪魔なだけなのだ。まあ、モノは直してくれると言うし、任せるか……

「おじさん!修理終わりましたよ!」
ヴィーノとか言う少年のその声で、眠っていた私は目を覚ました。どこか覚めきらない意識を引きずりながら
リビングのドアを開けると、そこには満足げな顔をした修理屋二人と、元の数倍の大きさになったビデオデッキが
並んでいた。……これは、いったい……
「ちょっと改造させてもらったんです。大丈夫、普通にビデオデッキとしても働きますよ」
「対人攻撃機能付きビデオデッキですから。指紋、掌紋、角膜の全てからパーソナルデータを読み込んで
データバンクにない奴を電流、火炎放射、レーザーで容赦なく攻撃……」
……それは録画機能付き対人攻撃兵器と言わないか?まあ、とにかく、ありがとう。ほとんどお金なんて払ってないに
等しいのにここまでやってくれて……では、一つ動かしてみるか。
「あっ、おじさん」
ビデオデッキを稼動させようと電源を入れ、デッキに手を触れた私にヨウランという子が声をかけた。
……なにかね?

「おじさんのパーソナルデータ、まだ入れてませんよ」

「――本当に、申し訳御座いませんでした!」
修理屋の少年達の上司であるエイブス主任という男が、病院のベッドに横たわる私に向かって頭を下げる。
いや……そんなお気になさらずに……慣れてますから。
「スイマセン、俺達も、やりすぎました」
「っていうか良く生きてますね。普通死ぬ……って、スイマセン。もう二度としません」
上司に睨まれて少年二人もおずおずと頭を下げる。結局三人は、私に治療費や慰謝料を払う旨を伝えると、
最初から最後まで謝り倒して帰っていった。そしてそれと入れ違いに娘が入ってきて、開口一番何気なしに呟いた。
「明日、シンがお見舞いに来るってさ」
そうか……じゃあ、今日中に退院しないとな。私は娘にそう告げると、静かに目を閉じた。
……最近ついてないことが多すぎる。厄払いにでも行った方がいいのかもしれない……

170 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 23:26:05 ID:???
素敵すぎてハゲワラ


171 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 23:27:19 ID:???
おやっさんとトダカたん揃い踏み…萌えるv
中の人、今度ぜひアデス艦長とイアン・リー艦長を出してあげて下さい…上司と出番に恵まれない艦長トリオに愛の手を。

172 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/09(木) 00:13:01 ID:???
誰かうどんスレ復活させて

173 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/09(木) 09:25:59 ID:???
つぼったワロス

174 :166 :2005/06/09(木) 21:00:27 ID:???
ヨウランとヴィーノがエイブス電器の社員とは。
アイディアにおどろきました。
想像しても違和感がなかったのがビックリです。

175 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/09(木) 23:26:36 ID:???
今日、オーブ軍にブルーコスモスの盟主が視察にやってくるので、丁重におもてなしするようにとユウナ様に命令された。。
連合と手を組んだときから覚悟はしていたが……オーブにはコーディネーターだっているというのに……
「一佐……自分は、ブルーコスモスの思想には賛同できません」
私もだ、アマギ一尉。だが余計なことは考えるな。私達は与えられた任務をこなすのが仕事のはずだ。
「…………はい」
私は、アマギ君やババ君などの部下を何人か連れて、艦の応接室へ向かった。
……失礼します。私は重厚なつくりのそのドアをノックし、ゆっくりと内側に開いた。

「………ニャー」

…………猫?
「一佐、これはいったい……」
分からん……いったい盟主様とやらはどちらへ……まさか、この猫が盟主様なのか?
「ええ!?いや、でも象徴としてならあるいは……」
その時、猫がこちらを見て威嚇するようにウーと唸った。
いかん!盟主様が我々を警戒なさっている!猫缶をお持ちしろ!
「はい!こちらに!」
用意がいいな、ババ君。……何!お食べにならないぞ!イケヤ、ニシザワ、ゴウ!今すぐ刺身を持ってこい!
艦にある魚を新しく捌いてもいい!ババ一尉はミルクを!
「ハッ!」
「一佐、自分はどうすれば!」
アマギ一尉はここで私と盟主様のお相手だ。機嫌を損ねないように注意しろ。
「了解しました。さあ、盟主様、こちらへ」
……アマギ君、扱いが上手いな。すっかり懐いてるじゃないか。
「自分、動物の扱いには自信がありますので」
「一佐!ミルク、持ってきました!」
そうか。よし、盟主様にお与えしろ。
「一佐!刺身を持ってまいりました!船盛りです!」
随分と豪華だな。さあ盟主様、どうぞ……

「……何してんの?君達?」

その時、応接室の扉が開いてユウナ様が見知らぬ男を一人連れて入ってきた。
ユウナ様……その方は……
「ブルーコスモスの盟主、ロード・ジブリールさんだよ。今日来るって言っておいたじゃない」
では、こちらの猫は……
「ああ、私の猫だよ。ところで君達は随分と猫が好きなようだね。船盛りなど用意して……」
いや、これは……
「あっ、そうそう、おもてなしの件だけどやっぱいいや。僕達、街にゲーム買いに行くことにしたから」
「私達がいない間、その子の世話は君達に頼んだよ。それでは、失敬」
そう言って二人は応接室から出て行ってしまった。後に残された私達は沈黙し、部屋中に気まずい空気が流れる。
やがて、沈黙に耐えかねたババ君がおずおずと口を開いた。
「一佐、あの……我々はどうすれば……」
……各自通常作業に戻れ。ここは私が引き継ぐ。
「ハッ……では……」
そう言い残して部下達は全員応接室を後にし、後には私と盟主様の猫だけが残された。
仕方ないのでとりあえず船盛りの刺身を皿にとって与えてみたが、あまり食べてくれなかったので私が食べてみた。
……美味いじゃないか…………いったい普段どんなものを食べてるんだ、この猫は……

176 :後日談〜ショートAA劇場〜:2005/06/09(木) 23:47:23 ID:???
                            ___                      
     ∧,,,,,∧                  <=◇=>\                   
    ミΦÅΦ彡 ニャー             <_/))) i ←実は猫好き                   
     〃 ;;;;;ミ                    (' -` bソ                    
   ヽ(,, JJノ                    (| <y> |)                    

                   ___                      
     ∧,,,,,∧         <=◇=>\                   
    ミΦÅΦ彡 ニャ!?     <_/))) i   チョットサワルダケ…                 
     〃 ;;;;;ミ           (' -` bソ                    
   ヽ(,, JJノ           (| <y> |) ))))                   


    ヌコパンチ!!   ___            
     ∧,,,,,∧    <=◇=>\
    ミ ΦÅ彡   <_/))) i ハッ!
     〃 ;;;;;と 彡 Σ(゚Д゚; bソ
   ヽ(,, J ノ     (| <y> |) 

                           ___  
     ∧,,,,,∧                 <=◇=>\                   
    ミΦÅΦ彡 フー              <_/))) i アマギニハナツイタクセニ…                   
     〃 ;;;;;ミ                   (' -` bソ                    
   ヽ(,, JJノ                   (| <y> |)            

177 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/09(木) 23:54:47 ID:???
ぬこ萌えー。

そういや一昨日、妹が近所の野良ぬこたんと戯れてたら
うっかり尻尾触ってしまい「ニャッ」と怒られたらしい。
その後、猫パンチならぬ、両手使った猫サンドされたそうな。

178 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/10(金) 09:01:27 ID:???
ぬこ萌え、トダカたん萌え、公務にぬこ連れてくジブリールたん萌え〜。

>>177
妹さんとそのぬこたんに『結婚しませんか?』とお伝えください。

179 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/10(金) 12:34:31 ID:???
ジブとユウナはオタ友(ゲーマー)ということでFA?

ところでおまいら、実際トダカたん他て何歳くらいと思ってる?
漏れは、アニメではトダカたん45、6歳、アマギ30前後、
馬場はMSに現役で乗ってるからには32〜5くらいだと思ったんだが。

ここの日記によるとすっかりトダカたんも馬場くんも50代に届いてそうだがw

180 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/10(金) 12:53:38 ID:???
ここのトダカは【ダンディ】を通り押して【耄碌】になってるからなぁw


181 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/10(金) 17:17:41 ID:???
179
トダカたん43〜45。アマギ26〜28(意外に若そう)馬場さんは30後半位。
トダカとアマギは公式サイトでも碌な情報ないんですよね…馬場さんに至ってはまるっとスルー。せめて年齢とフルネーム出して欲しい。

ちなみに今月下旬辺りSEED120%でトダカ&アマギでトダカ登場シーン解説配信するらしいですよ。中の人曰く異様なノリだったらしい…。

182 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/10(金) 19:53:12 ID:???
今日、カガーリさんともう一人、見知らぬ女の子が家を訪ねてきた。随分遅い時間だったのでどうしたのかと聞くと、
何でも二人とも家の娘に頼みがあるという。私が娘を呼ぶと程なくして娘は降りてきて、彼女らに事情を尋ねた。
「カガリンにメイリンじゃん。どうしたの?こんな時間に」
「私たち、頼みがあってきたの。ね?」
「ああ。確かお前、古今東西のおまじない、色々知ってるんだろ?お前におまじない教えて貰って恋が実ったってやつ
結構知ってるぞ。頼む!私達にもそれを教えてくれ!」
……おまじない?お前、そんなものに凝っていたのか?
「まあね。あたしだって、女の子だもん」
そう言うと娘は二人を連れて家の中に入っていった。そうか、おまじないか……やっぱり女の子だな、可愛いところもあるもんだ。
「で、どんなおまじないが欲しいの?」
「決まってる!恋のライバルを蹴落とすおまじないだ!」
「あっ!私もそれ!今の私の好きな人ね、すっごく可愛そうなの。何かタチの悪い彼女つかまえちゃったみたいでさ。
他の男のところにいて碌に会いにも来ないくせに一度指輪貰ったぐらいで婚約者みたいに振舞ってんだって。もう見てらんないよ」
「私の恋人についている女も酷いぞ!同じ艦の通信士だか何だか知らないが、その艦の整備士とかとしょっちゅう遊んでるくせに
本当に好きなのは貴方だけみたいな素振りを見せる、最低な女だそうだ!」
「分かった分かった。じゃあ二人とも、おまじない教えるから、しっかりメモしてね」
娘がそう言うと女の子二人はメモ帳とペンを取り出し、真剣な顔をして娘を見つめた。
「いい?まず用意するものは……」

「白装束、蝋燭、わら人形、五寸釘、金槌…………」

……おい、ちょっと待ちなさい、それは……
「メモしたよ。で、それをどうすればいいの?」
「まず白装束を着て夜中に人目に付かない場所にいくの。人に見られちゃ駄目だよ。恋のパワーが跳ね返ってくるから」
いや、だからそれは恋のパワーじゃなくて呪いの……
「それからどうするんだ?」
「火をつけた蝋燭を包帯かなんかで頭の横に巻くの。で、その後わら人形を憎い相手だと思って五寸釘で打ち付けるだけ」
「ありがとう!早速やってみるよ!」
「私からも感謝するぞ!本当にありがとうな!」
そう言うと二人は嬉しそうな顔をして娘に頭を下げ、浮かれ調子で家から出て行った。私は思わず娘に問いかけた。
なあ、あれで良かったのか?
「うーん、たしかにちょっと失敗したかも」
だろう?やっぱりもっと女の子らしいおまじないを……
「西洋風の方が良かったかなあ……その場合用意するのは生きたニワトリと黒頭巾と……」
……私はそう呟き続ける娘に何も言わずに、そっとその場を離れた。正直、もはや私にはかける言葉が無い。
そして後日、例の二人が家にやってきた。二人とも怪我をしており、「誰かに見られてたのかも」と不安げに呟いていたが、
一応おまじないは成功し、それぞれ想い人からライバルが怪我をしたとしっかり聞いたらしい。……恐るべし、恋のパワー。

183 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/10(金) 22:52:11 ID:???
キター!GJ!
娘さんの「普通じゃないとこ」って古今東西のおまじないを知ってる事だったのか?w
二人の想い人があのハロ売りの青年だと思うとなんか笑える。

184 :通常の名無しさんの3倍 :2005/06/10(金) 23:50:00 ID:???
このスレ最高。
できたら、トダカさんの息子がものすごくマジメとかという展開も
希望してるけど、もう無理だよね。

別に、無理しなくていいですよ。

185 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/11(土) 00:16:25 ID:???
丑の刻参りで
「恋のパワーが跳ね返ってくるから」
ワロタ

186 :トダカ一佐の憂鬱な一日〜前編〜:2005/06/11(土) 10:56:32 ID:???
今日、何故だか知らないが大西洋連合のネオ・ノアローク大佐と、ユウナ様とで飲みに行くことになった。
なんでもこの間エクステンデットの三人のお守りをしたことで気に入られて、指名が入ったそうだ。
「で、どこにいくの?大佐。俺に任せろなんて張り切っちゃって」
「それは見てのお楽しみってね。……ああ、着いた着いた、ここ、ここ」
ここは……『ホストクラブ ガーティ・ルー』?ノアローク大佐、これはいったい……
「ちょっと知り合いがね、ここのオーナーなのさ。大丈夫、普通に飲むこともできるから。じゃあ行きますか」
「まあ、面白そうだし、これもアリじゃない?とにかく店に入るよ、一佐」
そう言ってユウナ様とノアローク大佐は店の中に入っていった。私もゆっくりとした足取りで、その後についていく
ホストクラブ……私は良く知らないが大人の男三人で来る場所じゃないことぐらいは知っているぞ。
「いらっしゃいませーー!」
店に入るなり、整った顔の男達がそう声を上げ、私達を席に案内した。そしてその内に一人、周りの男達と比べて
随分と年のいった渋みのある男が一人現れ、ノアローク大佐に向かって頭を下げた。
「お久しぶりです、大佐。お元気そうで何よりです」
「久しぶりだね、艦長。ああ、紹介するよ。こちら、オーブ国家代表のユウナ・ロマ・セイラン氏と、オーブ軍のトダカ一佐」
「はじめまして。私は、地球軍少佐イアン・リーと申します。今夜はよくいらして下さいました」
私は、そう言って頭を下げるリー少佐の実直な態度に好感を持った。しかし、軍艦の艦長で上司はロアノーク大佐とは………。
何だか嫌な予感がするのだが……
「しかし、俺は冗談で言ったのに本当にホストクラブ開くとはねえ。ま、援助資金も出したけど」
……冗談?
「ああ、うちの艦のクルーが余りにもイケメンだらけだったから、ホストクラブでも開いてみたらって軽く言ったんだよ。
どうせしばらくすることないみたいだしね」
「ええ、貴方がいつまでも地上でちんたらちんたら……いえ、何でもありません。とにかく、大佐の特務が終わるまでは、と
思いまして。活動資金のこともありますから」
「ま、そういうこと。ところで、ここいらじゃダントツの売り上げなんだって?凄いじゃないか」
「女心の扱い方は貴方がイヤというほど教えてくれましたから。……もっとも、他の事を教わった記憶はございませんが」
「ハハハ、違いない」
……やはり話を聞く限りではリー少佐も碌な目に合ってないな。境遇は同じか……
「ということはここに居るホストはみんな戦艦のクルーなんだ。……そうだ、いいこと思い付いた。一佐もやってみなよ、ホスト」
私がですか?ユウナ様、それは余りにも……私はホストという柄でも年でもありませんよ。
「年は関係ありませんよ。柄もそれぞれの個性です。それは店のオーナーである私が保証します」
「いいじゃないか、トダカ一佐。俺もやってみるからさ、一緒にやろうぜ、ホスト」
「そうそう、君、黙ってれば割と格好いいんだからさ。黙ってれば」
はあ……いや、でも……
「国家代表命令。いいね?」
……了解しました。ホストだろうが何だろうが、やって見せましょう。
私がそう言うと、リー少佐は「では、裏にスーツがありますから」と私を店の従業員室に連れて行こうとした。
後ろからノアローク大佐が、「オイオイ、俺もやるって言ってるだろ?」と言いながら仮面を外しつつ近寄ってくる。
仮面……人前で外せるのか。じゃあなんで今まで着けていたんだ……

187 :トダカ一佐の憂鬱な一日〜後編〜:2005/06/11(土) 10:58:12 ID:???
「へえ……意外と似合うじゃない。じゃ、頑張ってね」
私のスーツ姿を見たユウナ様はそう言って、再びリー少佐と話を始めた。別のテーブルにはノアローク大佐がすでに
「なんたって俺は不可能を可能にする男だからね」などと言いながら手品を見せて場を盛り上げている。
……天職じゃないか。なんで、彼は軍人などをやっているんだか……
「いらっしゃいませー!!」
ああ、お客さんか。いらっしゃい……ラミアス艦長!?どうしてこんなところに?
「トダカ一佐!?貴方こそ、どうしてこんなところでホストなんか?」
どうしてと言われましても……成り行きで飲みに来たら、成り行きでこうなったとしか言いようが…………
「あら、マリアさん、お知り合い?」
その時、ラミアス艦長の後ろから妙齢の女性が現れて彼女に声をかけた。……そちらの方は?
「あっ、彼女は軍艦の艦長をやっている、タリア・グラディスさんです。それと……」
そこでラミアス艦長は私に近寄り、小さな声で耳打ちをした。
「……彼女の前では私は、整備士のマリア・ベルネスなんです。合わせて下さいね」
成程、了解いたしました。では席に案内します。こちらへ……
私はそう言って二人を空いている席に案内した。すぐにその席にも私以外のホストが付き、テキパキと接待の準備を整える。
「タリアさん。トダカ一佐も軍艦の艦長なんですよ、実は」
「本当?じゃあ苦労なさってるでしょうね。私のところも命令違反ばっかり繰り返す少年兵とか、やたらリアクションの大きい
空気読めない副艦長とか、ろくな人材がいなくって……」
私が苦労しているのは上司ですかね。勝手に軍艦を塗りかえられたり、武器の名前や号令を変更されたり……
「私が知ってる艦長さんも大変みたいですよ。捕虜がクルーに刺されそうになったり撃たれそうになったり、色々」
どうやらどこの艦長も苦労は同じようだ。私達は艦長にだけ分かる苦労話で盛り上がり、その席に着いた元通信士のホストも
交えてひたすら愚痴を言い続けた。その時、ロアノーク大佐が背後から現れ、軽い調子で話しかけてきた。
「オイオイ、トダカ一佐。こんなとこで愚痴大会なんか開かないの。レディーは楽しませなくちゃ、ね?」
ロアノーク大佐……だから私はホストには向いてないと……ん?どうなされました、ラミア……マリアさん。
「…………ムウ……あなた、ムウなの?」
ラミアス艦長がそう呟きながら涙目でロアノーク大佐を見つめる。ロアノーク大佐はまるで意味が分からないといった風に
辺りを見回していたが、その内に戸惑いを含みつつもいつもような余裕たっぷりの口調で言葉を発した。
「な……なんだよ。もしかして……」

「……一目惚れでもした?巨乳さん?」

一時間後、私とロアノーク大佐、そしてユウナ様は屋台のおでん屋で連なって酒を飲んでいた。
ロアノーク大佐が右頬の辺りを撫でながら心底分からないといった風に呟く。
「なーんで殴るかねえ、彼女。褒めてるのに」
……初対面の人間に「巨乳さん」は無いでしょう。せめて「美人さん」とかにすればいいものを……
「だってあんまりにも巨乳だったからさ。いや、アレは爆乳……違うな、魔乳だね。二人もそう思うだろ?」
「僕はカガリン以外の三次元に興味はないよ。あっ、大根くれる?味の染みた奴ね」
「おっとおやっさん、俺にも大根よろしく。ところでトダカ一佐、あの巨乳の彼女、普段なにしてる人なの?」
軍艦の艦長ですよ。それ以上は機密になるので言えませんが。
「へー、艦長さんなんだ。じゃあ、攻撃喰らうたびにあの胸、揺れるのかな?」
……揺れるんじゃないですか。知りませんけど。
「そっかー、揺れるのかー、いいねえー」
ロアノーク大佐は妙に嬉しそうな口調でそう言うと、口元を歪ませながらあらぬ方向をみつめ妄想を始めた。
……ヤりたい盛りの男子中学生のような男だ。リー少佐が彼から女心の扱い方を学んだというのは反面教師としてだな。
この男、その内セクハラが原因で左遷されるんじゃないだろうか…………。

188 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/11(土) 11:31:20 ID:???
ユウナ、三次元とか言うなw

189 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/11(土) 12:39:21 ID:???
リー艦長キター!中の人ありがとうございます。タリア様まで…萌えvv
美形と親父が揃うガーティルー…そりゃ儲かりますわな(ヘルプでネオ入ったら最強)…実はトダカたん位の年のホストってけっこーいるよね。
あとユウナはデフォでマジっぽい気がしてきた。カガリンフィギュアとか持ってそう。

190 :通常の名無しさんの3倍 :2005/06/11(土) 13:35:36 ID:???
トダカ一佐のホストはいいね。
案外できそうじゃない。

今度はニコルとかとほのぼの系もみたいです。

191 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/11(土) 15:16:57 ID:???
たまたま来てみたスレがこんなに良いものとは・・・。
中の人、GJです。これからも頑張ってください。

192 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/11(土) 17:34:27 ID:???
>>190
死体はアリなのだろうか

193 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/11(土) 20:03:07 ID:???
今日、巨乳、いや、魔乳が揺れていたね。
ロアノーク大佐もご覧になりたかったでしょうに。

194 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/11(土) 21:27:37 ID:???
>「国家代表命令。いいね?」 ワロタ

195 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 14:13:02 ID:???
ホストやってて奥さんと鉢合わせとかないんだろうか。

ミリアリアとか出てこないかな

196 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 14:19:57 ID:???
187を読んでから今週の種デス・マリューとタリアの会話シーンを見ると
感慨深いものがあるな。

197 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 14:26:48 ID:???
>>196
後日談で、もう一回『ホストクラブ ガーティ・ルー』に飲みにこれそうだな(w

198 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 15:22:21 ID:???
ガーティ・ルーのライバル店はラクスがオーナーのエターナルだな。
あのキラなら素でNo.1ホストだ。天職じゃないか?

199 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 16:32:40 ID:???
>>198
それはまずいだろ客が店から出るころには金目のものは全部消えるぞw

200 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 17:33:06 ID:???
オーナーだけど出入り禁止なんだよ。店長は虎、マネージャにダコスタ。痔悪化もホスト向きだね…ミリィにフラレたのはエターナルでホストしてたのがバレたからってネタはどう?

201 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 20:04:25 ID:???
>>200ゲトオメ
いつのまにやら、200越え
嵐もおらんと、本当居心地の良いスレですね、中の人

202 :チラシの裏 :2005/06/12(日) 20:47:14 ID:???
なんのかんので200越え。これもひとえに皆様のご愛読のお陰です。有難う御座います。
皆様に励ましのレスを貰うことがとても嬉しくって、それを原動力にここまで日記を続けて来ました。
今後とも思うがままに、リクエストなんかも取り入れながら日記を続けて行きたいと思います。
では引き続き「トダカ一佐の憂鬱な一日」をよろしくお願いします。

P.S もしかして、メール欄の一言メモがウザイって人、います?

       ___                        ___
      <=◇=>\                    <=◇=>\
      <_/))) i 200ゲト、シタカッタ…         <_/リ Y  ナカノヒトガトマリデアソビニイッテタセイデスヨ、イッサ
       (' -` bソ                     ('U` b ソ
       (| <y> |)                    l'|<y> |`i

203 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/12(日) 20:50:12 ID:???
最近、妻と娘がとあるアーティストにすっかり夢中になっている。「WEST-RIVER」とかいう二人組みの男性ユニットで、
まるで双子のように似通った声と整った顔立ちが売りだそうだ。
「ママはミゲルちゃんの方が好きかな。可愛いじゃない」
「えー、ハイネの方がいいよー。大人っぽくて格好いいじゃん」
今も我が家の女二人はラジオの前に座り、「WEST-RIVER」がメイン司会を務めるラジオ番組とやらを聞きながら楽しげに
談笑をしている。別に個人の趣味に口を出す気はないが、また妻の追っかけのせいで冷凍食品の日々が来るのかと思うと、
正直、少し気分は暗くなる。
「えー、ラジオネーム「本物より巨乳」さんから手紙をいただいてます。『WEST-RIVERのお二人、いつも楽しく聞かせて貰って
います。私も音楽に携わる仕事をしているので、二人の経験談や苦労話が身近に感じられてとても面白いです。ところで、
最近ついてないことが多いのでお払いに行かれたそうですね。結果はどうでしたか?教えて下さい』だ、そうです」
「そうそう、俺達最近、ほんっと運が無いんだよな。ハイネはこの間、後ろから突然大型犬に追突されて、転んで怪我したし」
「ミゲルだって、子供の投げたブーメランが戻ってくるとき足に当たってかなり腫れてたろ?まあ、そういうわけで、
これは何か良くないものが憑いてるんじゃないかってことでお払いにいったわけですよ。そしたら…………」

「なんか俺達、「回想霊」っていうのにとり憑かれてるらしくって…………」

回想霊。その言葉を聞いた途端、私の全身がブルっと震えた。なんだ、この悪寒は……私は何を恐れているんだ?
「何でもそいつが憑いてると、誰かが俺達のことを思う……つまり、回想すると俺達に良くないことが起きるんだって」
「とり憑かれる人間も決まってるんだと。死相が出てるとか何とか……まあ、失礼な話だよな、本当に」
「だな。では、「本物より巨乳」さんからのリクエスト。「ミーティア」です。聞いて下さい、どうぞ」
そこでトークは切れて彼らの持ち歌が流れ出し、我が家の女二人はそれに合わせて鼻歌などを歌ったりしている。
しかし、相変わらず私の身体の震えは止まることはない。……本当にどうしたんだ、私は……
「はい、「ミーティア」でした。この曲は俺達にとっても思い出深い曲なんで、リクエストが来たのは嬉しいですね」
「えー、先程の回想霊の話に対して続々とファックスが送られてきています。ラジオネーム「僕のピアノ」さん。
『何故だかとても怖い話だと感じました。僕も最近やたらと怪我をするので見て貰おうかと思っています。』
ラジオネーム「ちょっとやめてよ!」さん。『嫌だ……気味の悪い話しないで!』……怖がらせちゃったのかな?
えーと後は……あれ?ラジオネーム「砂漠の虎」さんと「不可能を可能にする男」さんは同じ内容ですね。
『それでも生きてることもある』?何のことですかね、これは」
「ふーん、あたしは別にそんな怖い話だとも思わなかったけどなあ…………あれ?パパ、顔色悪いよ?大丈夫?」
「本当……あなた、疲れてるんじゃない?部屋で横になってきたら?」
ああ…………そうするよ。
私はそう言って立ち上がり、フラフラと震える足を引きずりながら部屋に向かった。なぜだろう……身体が重い。
まさか…………誰かが私を回想している?

204 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 21:06:34 ID:???
WEST-RIVERワロタ

205 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 21:20:33 ID:???
相変わらず、いい味出してますね。
虎と兄貴がかぶってんのワロタ

206 :190 :2005/06/12(日) 22:14:46 ID:???
まさかこの手で来るとは。

ひょっとして、同人小説とか同人漫画をやっている方ですか?
コミケとかに出品とかの経験はありますか?

207 :実は楽しみにしてます :2005/06/12(日) 22:28:56 ID:???
WEST-RIVERと回想霊に取り付かれた人たち禿ワラ
しかし同じ声だったらただの多重録音にしか聞こえない罠w

>>206
餅つけ。
感動したのはわかるが、そんなこと聞いてどうするよ。
中の人への詮索は野暮ではないかね?

208 :チラシの裏 :2005/06/12(日) 22:32:24 ID:???
>>206
同人はやったことありません。流石にそれほどの実力はないです。
ただ、旧板のネタスレにネタを書いてたことはあります。
実はここの日記を書き始めたのもそこの影響です。最近行ってませんけど……

>>207
詮索されて困るようなこともないし、別にいいですよ。私は気にしてません。
心配してくれてありがとうございます。

209 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 22:34:28 ID:???
は、初めてやってもーた…
自分が一番餅ついてなかったorz


これだけじゃなんなので、リクしてもいいですか?
今回大活躍だった奇跡の操舵士ノイマンとかみたいです。
やつはSEED世界の全艦長の垂涎の的ではなかろうか。

210 :チラシの裏 :2005/06/12(日) 22:54:14 ID:???
>>209
了解。もっとも、ミリィとかキサカ(うわっ、マイナー!)とか出したい奴結構いるし、
既出キャラでのネタもやりたいのあるので遅くなるかもしれませんが……
基本的にキャラリクには出来る限り応えますよ。ネタは自分で考えますが。
ただ、アストレイ読んでないんだよなあ……ミナとかもの凄く使えそうなのに……
あ、そうそう、あと大事な点が一つ……


どんなキャラになってても恨まないで下さいね?



211 :209:2005/06/12(日) 23:29:52 ID:???
>>210
わ、ホントですかありがとうこざいます。
毎回楽しく読んでいるので、ノイマン出るの忘れた頃でもオッケーです。
ノイマンのキャラについてですが、
自分はこのスレのアマギ一尉をババ一尉のように
生温かく見守れる人間なので全くの無問題であります!!

212 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/12(日) 23:51:17 ID:???
キサカ出る予定あるんですか!?いゃっやったぁー!!
トダカたんとノイマンなんて夢のタッグだ…萌え死ぬ。リクした方GJ

213 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/13(月) 01:10:41 ID:???
そういえばランボーも一佐なのか。
歳はトダカたんよりアマギに近そうだけどな。(てことはキサカって何気にエリート?)
オーブ軍は陸と海の仲、いいのかな?
そろそろキサカ出てきそうなヨカーンがしてるし、ちょっと読みたいです中の人。

で、ティリングたんはー?(藁

214 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/13(月) 12:23:22 ID:???
トダカはカガーリさんの正体を知る日はくるのか…。
「カガリ」に対するこのスレのトダカの行動が見てみたいですね。

215 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/13(月) 14:21:28 ID:???
今日初めてここ知って一気に読ませて頂きました 本当に凄いの一言につきます これからも頑張って書いていってください

216 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/13(月) 21:36:37 ID:???
ついに今日、カガリ様に会えることになった。ラミアス艦長たちがとあるバーに連れて行くから、そこで待っていて
欲しいという。私は、はやる気持ちを抑えながらゆっくりとバーの扉を開けて、中を覗きこんだ。
カガリ様はまだいらしてないか…………ん?あれは……キサカ!お前、どうしてここに!
「トダカ!?何でお前が!」
私はカガリ様に会いに来ただけだ。お前は……
「俺もカガリに会いに来たんだ。……ああ、そうか」
……どうした?
「いや、カガリの奴、俺だけと会うのが恥ずかしかったんだな。だからこんなどうでもいい奴も呼んで……可愛い奴だ」
……相変わらず脳まで筋肉で出来た男らしい発想だな。それと、カガリ「様」をつけろ。元国家代表だぞ。
「理屈っぽいとこは変わってないんだな。だからお前は駄目なんだよ。あいにく俺とカガリは、そんな他人行儀な仲じゃないのさ」
まるで私とカガリ様が他人行儀な仲みたいな言い方だな。全く、私ほどカガリ様を知る人間は他にいないというのに……
「ほう?じゃあお前は、カガリのお気に入りの下着も分かるというのか?」
当然だ。カガリ様がくまさんパンツを好んで穿くことぐらい、知らない私ではない。
「やれやれ、情報が古いな。今のカガリのお気に入りは、くまさんパンツ・ルージュだ」
……では貴様は、カガリ様の初恋の相手を知っているというのか?
「当たり前だろ。四歳の時同じ幼稚園だったケンちゃんだ。カガリがその子のパンツの中に悪戯で毛虫を放り込んでからは
避けられっぱなしで、結局恋は実らなかったがな」
ふ……所詮そんなものだと思ったよ。カガリ様の初恋の相手は、三歳の時首脳会議に来ていたどこぞのお偉いさんの息子だ。
お風呂あがりに素っ裸で追い回していたという話を聞いたことはないのか?
「ふん!じゃあお前は、カガリがベッドの下の隠し引き出しに補正下着を大量に隠していることは知ってるのか!」
当然知っている!貴様こそ、カガリ様が国を出る直前に、マイクロ・ダイエットを通販で注文していたことを知って……
「…………オイ」
その時、聞き覚えのある声が背後からしたので、私とキサカは同時に振り返った。
カガーリさん……いや、違う、カガリ様!?
「カ、カガリ……違うんだ、これは……」
「お前たち…………」

「この…………大馬鹿ものぉぉぉぉぉーーーーーーーーーー!!!!!」

……カガリ様が去った後のバーで、私とキサカはウィスキーの水割りをチビチビやりながら会話をしていた。
強くなったな……カガリ様は。
「ああ……重さ、速さ、どれをとっても申し分のない右ストレートだった。本当に強くなった……」
キサカ……色々悪かったな…………飲むか。
「こちらこそ大人気なかった。今日は朝まで付き合うぞ、トダカ」
そう言って私達は今グラスに入っているウィスキーを一気に飲み干し、新しく注ぎなおした。
陸、海軍の合同演習中にお互いの艦に砲撃を撃ち込んだのが原因でキサカと知り合ってからずっと、私達はこうだった。
…………今日のことを考えると、少しは進歩した方がいいのかもしれない。

217 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/13(月) 21:50:49 ID:???
良いですね〜 しかし一佐とキサカは何故あんなまでにカガリに詳しいんだか

218 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/13(月) 23:38:18 ID:???
トダカとキサカが知り合った経緯にワロタw

219 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/14(火) 01:23:00 ID:???
カガーリさん=カガリ様キター!
二人の変態ぶりとカガリの変人ぶりに笑ったw

220 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/14(火) 17:28:16 ID:???
こんな父親の姿を知ったらギャルな娘はどう思うかw

221 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/14(火) 19:22:23 ID:???
あれだ呪いで四十九日苦しみ続けるだろうな

222 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/14(火) 21:10:06 ID:???
今日もまた任務中、ユウナ様に呼び出された。私は、今度はどんなイヤガラセが待っているのだろうと戦々恐々していたのだが、
ただユウナ様は不機嫌そうに、外ハネの髪型が特徴的な女の子を紹介しただけだった。
「こちら、ミリアリア・ハウさん。君を取材したいんだってさ」
「よろしくお願いします。トダカさん」
私を……取材?
「なんでも彼女、戦場ジャーナリストでなんだって。で、今度書く記事のために軍人さんに取材したいそうだよ。
まったく……それなら僕に取材すればいいのに……」
「ユウナさんは生粋の職業軍人じゃないでしょう?それじゃあ、今回の私の記事とは趣旨が変わってきちゃうんですよ」
成程……ユウナ様が不機嫌なのは取材が自分に来なかったからか。しかし……なんで私を?
「貴方のこと、キラから聞いたんです。それで今度の記事には丁度いいって思ったんですよ」
キラ!?そうか、君はヤマト君のお友達か。
「ええ。じゃ、トダカさんの部屋に行きましょうか。色々撮りたいものもありますし」
そう言って彼女は立ち上がってユウナ様の部屋を出ると、「早く行きましょーよー」と明るい声を出して私を呼んだ。
随分と朗らかな娘だ。ヤマト君の友達というのがどうも引っかかるが、今回ばかりは大丈夫そうだな……

「…………はい、ありがとうございました。取材は以上で終了です。お疲れ様でした」
ああ、お疲れ。では、私は軍務に戻っていいのかい?
「あっ、ちょっと待ってください。まだ写真撮ってませんから」
写真?今日の取材のテーマは「現役職業軍人が見た戦場」じゃないのかい?
「それもそうなんですけど、あと他に埋めたいコーナーがあって、軍人さんの色んな写真を撮りたいんですよ。いいですか?」
まあ、構わんが……私はどうすればいいのかね?
「えーと、じゃあ取りあえず、そこに座って笑って下さい」
……作り笑いは苦手なんだが……
「笑ってる感じが出てればいいです……そうそう、いい感じですよ。じゃ、次、上半身裸になって下さい」
上半身裸?なんでまたそんな……
「身体鍛えてるのが分かったほうが軍人さんっぽいでしょ?それだけですよ」
まあ、分からなくもないが……仕方ないな、これでいいのかい?
「ありがとうございます。……じゃあ次は、これつけて下さい」
……なんだこれは。猫の耳の模造品か?こんなものつけてどうしようと……
「それは見てのお楽しみ。とにかく、他に取材したみなさんにもやっていただいてるんで、トダカさんだけ穴を開けるわけには……」
分かったよ。……ほら、これでいいのかい?
「ありがとうございます。……えっと、じゃあ次は……」
まだあるのか……ん?ミリアリアさん、何か紙切れのようなものが落ちましたよ。これは……


『A氏への写真提供料金表』
基本……500 笑顔……+1000 上半身裸……+2000 猫耳……+5000 全裸……priceless ・・・・・


――待て!待ちなさい!ミリアリアさん、カメラを渡しなさい!
「それは出来ません!ごめんなさい!私、次の仕事ありますから!」
タケミカヅチ内の廊下、ミリアリアさんはそう言って目の前の曲がり角を曲がり、私の視界から消え失せた。
くっ、逃がさん!……と、イケヤ、ニシザワ、ゴウじゃないか。お前達、今ここを通った女の子がどっちの方に行ったか……
「女の子?そんなの知りませんよ。それより一佐、食堂行きません?」
「今、丁度お昼ですしね。一佐も午後からは普通に動くのでしょう?食べないと持ちませんよ」
「そうそう、決してアマギ一尉に頼まれてあの子を逃がそうとしているわけじゃないですよ、決して」
そう言って私は三人に囲まれ、半強制的に食堂まで連れて行かれた。なんだろう……このパターン、前もあったような気がする。
しかしミリアリア・ハウ……さすがはヤマト君の友達だ。ところで、私の写真を欲しがっているA氏とやらはいったい誰だ?

223 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/14(火) 21:35:50 ID:???
全裸……priceless ハゲワロスw
買えるものはオーブ製マスターカードでつかwww

224 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/14(火) 21:36:20 ID:???
イケヤ、ニシザワ、ゴウさすがの連携プレイだな
お金では買えない価値があるのにも笑った

225 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/14(火) 22:53:46 ID:???
プライスレスにワロタ。
ここの日記ではアマギ×トダカっぽいけどキャラの中の人的にはトダカ×アマギで共演する事が多いんだよな、実は。

226 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/14(火) 23:42:57 ID:???
今回もワラタ。
もうすぐ父の日だが、トダカはどうなるんだろうか。

227 :通常の名無しさんの3倍 :2005/06/14(火) 23:47:00 ID:???
今回もさすが。

できたら、ヘリオ組(フレイ抜き)の話が聞きたいですね。
いつもはフレイの引き立て役でしたから。

それにしても、フレイは本当にありそうでビックリした。

228 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/15(水) 11:34:30 ID:???
さすがミリィ商売上手

229 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/16(木) 00:01:29 ID:???
今日、ラミアス艦長たちと飲んでいたらすっかり遅くなってしまい、終電を逃してしまった。
さてどうしようかと思案に暮れていると、ラミアス艦長が、仲間が今、個人タクシーをやっているので呼んでくれるという。
そろそろ来るはずだが……ああ、あれか。
「こんばんわ。トダカさんですか?艦長命令で参りました、アーノルド・ノイマンといいます。よろしく」
彼はそう言って窓から右手を差し出した。私もそれに応えて右手を差し出し、しっかりと握手をする。
真面目そうな好青年だ。アークエンジェルでは操舵士だったというが、きっと堅実な仕事ぶりを見せていたのだろう。
「それじゃあ、後ろに乗って。それから、シートベルトを締めて、セーフティーバーを下げてください」
……セーフティーバー?
私は青年の発したその単語に疑問を持ちながらも、取りあえず車の中に乗り込んでみた。
すると、その後部座席に一般車両には似つかわしくないものが設置されているのを発見した。
これは……遊園地の絶叫マシーンとかについているやつじゃないか。これを下げればいいのか?
「ええ。あっ、ちゃんとベルトも締めてくださいね」
ああ、分かった…………よし、全部終わったぞ。しかし、いったい何でこんなものが?
「何でって、そんなの決まってるじゃないですか……」

「無いと、危ないからですよ」

……?いったいそれはどういう……ぬお!
私が全てを言い終える前に、青年は車を猛スピードで急発進させた。
な、なんてスピードだ!もはや車じゃないぞ、これは!
「MSのエンジンを積んでるんです。理論的には、音速超えます」
別に超えなくていい!とにかく、安全運転で……
「あっ、トダカさん。あの裏道入りますから、衝撃に備えておいてください」
裏道?……おい!あれは隙間というんだ、隙間と!だいたいあんなとこ車を縦にでもしなきゃ入らな……
「縦にすれば入るじゃないですか。……よっと!」
そう言って青年はハンドルを大きく切って車を立て、そのままビルとビルの隙間に突っ込んだ。
おい、君!止めなさい!もういい加減普通に……
「あっ、次、ショートカットします。10mほど落下しますからそのつもりで」
ショートカット!?何をする気だ、君は!
「ちょっとジャンプしてフェンス越えて、下の道に着地するだけですよ。マリオカートもやってますし、大丈夫、大丈夫」
まりもハートなんぞ私は知らん!ちょっ……やめ……うわああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ…………

「トダカさん!着きましたよ!トダカさん!」
青年がそう言って私の身体を揺さぶり、すっかり放心状態になっていた私は、何とか意識を取り戻した。
……君は、いつもこういう運転なのか?
「ええ。そうですけど、それがなにか」
それがなにかって……本当に免許をもっているのかね、君は。
「一応ゴールド免許ですよ。目付けられても逃げ切れますし」
……そんな力づくで取ったゴールド免許、私は絶対に認めんぞ。取りあえず降りて……うっ……
「どうしたんですか、トダカさん。大丈夫ですか?」
いや、飲んだ後いきなり脳が攪拌されたから気持ち悪くなっただけだ。別に心配は……
「それにしても顔色悪いですよ。病院に行ったほうがいいです。……そうだ」

「このまま、病院まで送らせて貰いますよ、トダカさん」

え?いや待て、誰のせいでこうなったのか分かって…………ぬおおおおお!
青年は制止をしようとする私の言葉も聞かずに、再び車を発進させる。私は再び襲い来る強烈なGの中で目を閉じ、
そのまましばらく目覚めないことを心の中で決定させた。もういい……もう、好きにしてくれ……

230 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 00:17:33 ID:???
日記職人ネ申さん今日も乙!
ノイマンの神技バレルロールがあったし、タイムリーな話題っすね。

…にしても、さすが力づくはAA組のお家芸だな!w

231 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 01:03:04 ID:???
うぉおおおぉぉ!!ネ申グッジョッブ!!!

ノイマンをリクした者ですが、感無量です。
10M落下の衝撃にも耐えられるなんて頑丈だなノイマンw
この勢いのままMSに乗せたりしたら大変なことになりそうだ・・・。
タクシーはノイマンスレで話題に上がってましたね。

232 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 01:17:11 ID:???
いや〜笑った!今回もGJ!


233 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 01:21:43 ID:???
理論的には音速超えるタクシーワロタ
まさかNJC搭載じゃないよな

234 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 03:34:01 ID:???
GJ。
タクシー代安く済むからって指名とか多そうw

235 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 06:40:48 ID:???
オーブにはなに考えて生きてるのかわかんないやつらばっかりだw

236 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 09:55:55 ID:???
まりもハートにワロタ。ノイタクは受験シーズンに重宝されそうだね。

237 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 10:42:24 ID:???
それでも事故ったことないんだろうなノイマン。

238 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 18:51:22 ID:???
ノイマンTueeeeeee
オーブの住民凄いな

239 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 19:30:53 ID:???
マリオカートテラワロスw

240 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/16(木) 22:24:11 ID:???
今日もまた一人で家にいると、例のハロ売りの男がやって来た。
また君か。私はハロは買わないと言ったろう。
「それはあの二つのハロでしょう?今回は、別のハロを持ってきたんですよ」
同じことだ。娘に買うなと言った手前私が買うわけには……
「まあまあ、結論は現物を見てからにしてくださいよ」
随分と自信ありげだな。そんなに力作なのか?
「というか、お客さんそれぞれのニーズに応えることにしたんですよ。今回は、トダカさん仕様というわけです」
私仕様?馬鹿馬鹿しい……そんなこと出来るはずが……
「それが可能なんですよ。俺の恋人が貴方のことを知ってまして、それで、その恋人をモチーフに作ったものなんです」
そう言うと彼はバックから黄色いハロを取り出し、そのスイッチを入れた。
この男の恋人がモチーフだと?私がそんなもので心動かされる訳が……

「イキルホウガ、タタカイダ!イキルホウガ、タタカイダ!」

……!こ、これは……
「どうです?欲しくなってきたでしょう?」
確かに、このハロには心惹かれるものがある。何故だろう……私が守ってやらなくてはいけないような……ハッ!いかん!
と、とにかく私は娘にハロを買うのを許さなかったんだ!私も買うことは出来ない!
「そうですか。残念ですね……実はこのハロには、お父さんもいるんですが」
……お父さんだと?
「ええ。いわゆる抱き合わせ商法……じゃなくって、セット販売ですよ。これなんですけど……」
彼はその言葉と共にバックから別のハロを取り出し、それのスイッチも入れた。
大丈夫だ。落ち着け。どんな奴が来てもそう簡単に私の決意を動かすことは……

「タネハトンダ……コレデヨイ。タネハトンダ……コレデヨイ」

「……パパ、何これ」
な、なにってハロだよ。お前も欲しがって……
「……つまり、人にはハロなんか買っちゃいけませんって言っておいて、あたしの居ない間に勝手に自分で買ったってこと?」
いや、そういう言い方をするとアレだがお父さんの方にも事情というものが……
「…………サイッテー」
娘はそういい残し、私の顔を一瞥もすることなくとっとと自分の部屋に向かって行った。
……やってしまった。落ち込む私をよそに、当のハロたちは相変わらず自分勝手に言葉を紡ぎ続ける。
「オマエ、アタマハツカネズミニナッテナイカ?」
「オモイヲツグモノナクバ、スベテオワリゾ!」
この二体を返品するなりなんなりすれば娘の機嫌を取り戻せるかもしれないが、何故だか自分では絶対にそれが出来そうにもない。
本当に私はどうしたというのだろう……もしかするとあのハロ売り、意外と凄い人間なのかもしれない……

241 :通常の名無しさんの3倍 :2005/06/16(木) 22:45:42 ID:???
いつもいいですね。
今度はトダカは娘さんにハロを買ってあげるんですか?

それと、ハロはいくらくらいするものなんですか?

242 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 22:48:56 ID:???
ハロだけに実は、



243 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 22:59:32 ID:???
乙っす!

ということは、やっぱトダカは パパ>カガーリ なのか。
いや、ここのトダカはカガリに並々ならぬ愛情があるようだからw

244 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 00:00:53 ID:???
遅レスだけど
>まりもハート
>力づくで取ったゴールド免許
ワロタ

245 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 00:12:52 ID:???
ま、まさか一佐…オーブちゃんねるの
【ウズミの】オーブ軍のトダカ一佐が無能だと思うヤシの数→12000+【愛人】スレ
あながちガセじゃなかったん?

246 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 00:38:59 ID:???
考察〜トダカが二年で避難船の船長から空母の艦長まで上り詰めた理由〜

1.二年前も艦長だったけど、避難船の方に回されたと考えた場合
ウズミ「トダカたん前線に出したら死んじゃうかもしれないじゃん!そんなのダメ!」→愛人決定

2.二年前は違ったけどウズミの死後艦長まで上り詰めたと考えた場合
ウズミ「遺言にトダカたんを出世させるようにかいとこ♪えへ♪」→愛人決定



いや……冗談ですよ?w

247 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 02:32:05 ID:???
愛人説浮上。やっぱりウズトダよね!キャッ☆

248 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 03:53:09 ID:???
二年前既に一佐だったから既に艦長だったけどウズミが後方勤務に回した説に一票!ウズトダ萌えv
マジな話トダカたんのウズミイズムマンセー見てると、アスハ親子と個人的に親交があった可能性はあるんじゃないかな。本来オーブ軍の多数派ってサハク系らしいし。

249 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 14:40:13 ID:???
一佐、もうすぐ父の日ですが

250 :通常の名無しさんの3倍 :2005/06/17(金) 16:43:32 ID:???
>>248
さっきフレッツの超再放送見たんだけど、
トダカの2年前の胸の徽章が上から白・緑(アマギと色が逆)だったよ。

キラとノイマンとアマギが同じ白・緑だから、オーブの階級章は断定できないけど、
多分、マリューと虎と今のトダカが同じ階級章つけてるから、
3佐から1佐に昇進した可能性もあるけど、年齢的にいい年だから、
突然の昇進とは考えにくいね。
多分、2年前は2佐ですぐのい昇進したんじゃない。

まあ、それでも階級上がりたての大佐は空母の艦長なんてなれないんで、
アスハ家の親戚とか奥さんがアスハ家の人とかはあり得そう。

251 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 17:24:29 ID:???
>248
>本来オーブ軍の多数派ってサハク系

え、そうなのか?みんなカガリ(ウズミ)マンセーなのかと思ってた。
描写があるのってアストレイ?

252 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 18:34:56 ID:???
あれ、二佐でしたか?スマソなんか20話で一佐と呼ばれてたように記憶してたので。

なんか他のアンチカガリ系スレでそう言われてた>サハク派 ミナ様がアメノミハシラに行ってしまった時オーブ軍の一部も一緒に着いて行ってしまったとか何とか。
まあ今の軍部のアスハマンセーぶりは単にアンチセイランの捌け口な気はするんだよね。アマギとかめっさ好戦的でウズミイズム信奉者とは思えないし。

253 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 20:13:25 ID:???
>>252
いや、オーブの精神を信望して入隊した彼らは、
オーブの精神のために、戦う気満々ですよ
この前も、オーブの精神のために、エクステンデットを
一人血祭りに揚げたしね。

254 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 20:56:59 ID:???
>>253
私はあの状況は……
・理念無視して出撃
→あの場で「あっ、理念あるから出撃無理」とかぬかす国ならそれこそ滅んだ方がいい

・逃げる相手を追撃
→軍関係に詳しい人によると、むしろあそこで逃がした方が軍人としてダメダメ

と、言うことで理解しました。

255 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 22:04:29 ID:???
>>254
一般的でまともな心得を持った軍人なら、それが正しい判断だろう。
ただ、理念重視で国滅ぼしかけたウズミマンセーカガリマンセーな
オーブ軍人が今更それやるから失笑ものなんだ。
だいたいAAの中心のキラとマリューが一応不殺主義かかげてるのに。

このスレ見ると面白いぞ。
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1118580400/

256 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 22:29:16 ID:???
>>252
ネットで調べたら出てきました。思いっきり一佐って呼ばれてます。
「トダカ一佐!カグヤとモルゲンレーテが・・・」とか

257 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/17(金) 23:57:43 ID:???
今日は晩御飯は勝手に食べて来てくれ。朝、出かけに妻にそう言われた私は、適当な飯屋を探して街をフラついていた。
今、家には妻どころか娘も居ない。WEST-RIVERのコンサートに出かけているのだ。……危惧していたことが現実になったか。
まあしょうがない、とにかく今は何か食事処を………『グゥレイト食堂』。ここでいいか。
「グゥレイト!お客さんだぜ!いらっしゃい!」
随分変わった出迎えの言葉だな……ん?あれは……ハロ売りの彼じゃないか!どうしてこんなところに!?
「あっ、トダカさん。先日お買い上げになったハロの調子、どうですか?」
調子は良好だよ。……ただ、その代わりに親子仲が不穏になったがね。
「まあ、そうでしょうね。どうです?仲直りのために娘さんにもハロ買ってあげるとか」
「オイオイ、アスラン。商売熱心なのもいいけど店の外でやってくれよ。で、なんにします、お客さん」
ああ、それじゃあ……ところで、やたらと炒飯のバリエーションが豊かだな。店の一押しなのかい?
「まあね。いっちゃあ悪いけど、俺の作る炒飯はグゥレイトだぜ。どれを選んでも問題ないね」
「いや、でも激辛炒飯だけは止めた方がいいですよ。俺、前アレ食べたんですけど、辛さ度数3なのに辛くて辛くて……」
「それはお前に根性がないからだって。他の人間なら別に……」

「その通りだ!キョシヌケめ!」

その時、店の扉が開いてそこから現れた白髪おかっぱの男が、突然会話に割り込んできた。
「イザーク、お前……」
「ふん!アスラン、貴様を見損なったぞ!俺が真の男というものを見せてやる!ディアッカ!激辛炒飯、辛さ度数50だ!」
「ええ!?それは流石に止めた方が……」
「俺は貴様らとは違うと言ったろう!いいから、辛さ度数50!それ以外は認めん!」
「分かった分かった。でも、どうなっても知らないぜ?」
厨房の中の男はそう言い残して会話を切り上げ、私に注文を聞いてきた。私が普通の炒飯を頼むと、例のおかっぱの男が
ニヤリと不適に笑いながら、聞こえよがしに呟く。
「まあ民間人はそうだろうな。しかし、この俺は違うぞ。この俺はな……」
私は民間人ではないのだが、そんなことを一々突っ込む気を無くすほど勢いのある男だ。いったい何なんだ彼は……
「ほら、お待ち」
そう言って厨房の男が私とおかっぱの男に炒飯を差し出す。……オイ、明らかに色が違うぞ色が。本当に大丈夫なのか?
「イザーク、あんまり無理しないほうが……」
「辛さ度数3が限界の男に俺を止める権利はない!それでは、いただくぞ!」
そう言って男は勢い良くスプーンに大盛りにした炒飯を口の中に放り込んだ。ああ、いきなりそんなにいったら……

「$%#☆*+( ´_ゝ`)@∀д!!!!!!!!!!!!」

男は口に炒飯入れた途端、目を白黒させて声にならない声を上げた。……ほらみろ、言わんこっちゃない。
「イザーク、だから無理だと言ったろう。ほら、水……」
「う、うるひゃい!俺はまだ負けてない!きひゃまのほどこしなんぞ受けるか!」
男はそう言うと、もはやろれつが回っていないにも関わらず、一気に残りの炒飯を口の中に掻き入れた。……なんて負けず嫌いだ。
「ほん!はかはかうははっそ。ひゃああ!(ふん、なかなかうまかったぞ。じゃあな!)」
そういい残して男は炒飯を口の中に一杯にしたまま外へ出た。程なくして店の外の大通りから、人のざわめきが聞こえてくる。

「オイ!人が倒れたぞ!」「誰か、救急車を呼んで!早く!」「え、何?俺は負けてない?分かったから、とにかく病院へ!」

……君たち、助けにいかなくていいのかい?
「俺達がいったらアイツは起き上がりますよ。で、俺は大丈夫だって言い張るんです」
「そうそう。で、俺達が見えなくなったところでまた倒れるんだよな。ホント、グゥレイトな奴だぜ、アイツ」
彼らがそう言って別に何の行動も起こそうとしないので、私も彼のことは忘れて炒飯を食べ始めた。……普通に美味かった。
意外といい穴場を見つけたかもしれない。今度アマギ君でも連れてまた来るか。

258 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 00:20:07 ID:???
痔遺作キター!!遺作がホントに遺作まんまだよ行動が…。中の人は相変わらずネ申 ですわー。

…ネ申がネタ投下しずらくなるなら新しくトダカたんスレ立てた方が良いですかね。どうしても論調アンチアスハになりがちだし。

259 :チラシの裏 :2005/06/18(土) 00:58:58 ID:???
あっ、私が「投下しずらい」と言ったのは会話をネタで切ってしまうことへの不安です。
まあ、確かにスレタイからしてアンチはスレ違いと言えばスレ違いなんですが、
この流れ(トダカ萌え以外もWelcome!)を作ったのが私である以上大きなことは言えません。
だからと言って立て直しになるとログをもう一度貼り直さないといけないからなあ。
このままスレタイだけ「トダカ一佐の憂鬱な一日」に変えたい……

260 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 01:00:18 ID:???
超見栄はり負けず嫌いのイザークキタ━━━(゜∀゜)━━━━!
さすが痔と凸、イザークの扱い方を心得ているw

261 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 02:50:07 ID:???
相変わらず、元キャラ活かすのがお上手ですね。

そもそもこのスレは、トダカ一佐の日常を皆で愛でるスレなんで、
トダカ一佐が入るのをためわれるような状況は、
恐らく誰も意図していないと思います。
つーことで、会話があろうとなかろうと、中の方には
容赦なくブッタ切って入ってきて頂きたいと存じます。

262 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 08:04:38 ID:???
つーか周囲の奇人変人に慣れたのか
特に助けに行こうとしないトダカにワロタ

263 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 10:11:47 ID:???
人を助けるとロクなことにならん前例を知ったからでしょうな。

264 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 10:21:54 ID:???
わぉ!!ここのトダカさん日記めちゃくちゃおもしろいじゃないか!!28話でアンチになりかけてたのに一気にトダカさんが好きになった。しかも毎日考えて下さるなんてなんて中の人 神 !?ところで俺も考えたりしてみてもよかったりしますか?
あぁでも良い流れを壊しそう(;´Д`)

265 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 10:52:56 ID:???
     //   〃 l, `ヽヽ、        `‐- 、ヽ_
.    //   〃 r' `ヽ_ ヽ`ー―- 、      `-ニヽ
   //  r' { _ '   r ´ ノ      ヽ、_       `}
   {   ノ  \` rr'´/           ̄`i ,.-'′
    `'ーヘ   `−´       _ -―‐_{j_」´
        ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __,.‐‐'´:::::::::::::〉
      '、______,,..ィ;エ j::/:::::::::::::;:;イ
      /::::::::! ´ゞ-l:/l/ ヽ ̄  彳:::;::::::::::j'/.!   ふぅ、お前らの妄想で
      l}ハ::::;',   l       /''イ::::::/´:::}   腹ン中がパンパンだぜ
        ヽ{ '、  '           イ:;イ´゙}::::く
         ` .',  丶         '´ j  >イ「
           ', ,rテ==ヘヽ   /''´/ !
             ヽ `ニニ~´  /  /   ヽ
             ',     /  /      ノ}
             '>r‐rr'''´  /     //`ヽ、
            ,.ィ { ||  /       //    `ヽ、
         ,.-'´/,.-i ヽjy''´,へ      , ', '       ゙ヽ、
      ,.-‐''_,、/rニ‐'' /  ヽ ヽ\  , ', ヘ          \
     / ,.-'´// " /     ヽ ゙ソ , ', '  ヽ、
    / /,.-ニ-'  /       `, ', '      \    _,. -‐
    { r''r'´  /          ヽヽ      /   /

266 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 11:24:43 ID:???
>>263
人を助けるとロクなことにならん前例っつーと、やっぱ…
ソードインパr

267 :チラシの裏 :2005/06/18(土) 17:05:24 ID:???
>>264
ネタ投下、私はむしろ歓迎です。タイトルとかから書き手も分かるでしょうし。
他の読者さんはどうですかね。

268 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 17:28:17 ID:???
>>267
いいんだけど、新キャラや新設定の追加は神にやってもらいたい……
絶妙なんですよ、ホント

269 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 19:40:32 ID:???
返事ありがとうございます。
じゃあ概出キャラで進行に支障のない番外程度なら可かな?

270 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/18(土) 20:06:14 ID:???
今日、再び軍港にミリアリアさんがやってきた。なんでも再び私を取材したいという。
……さすがにもう騙されんぞ。いったい今度はなにが目的だ?
「今回は違いますって。今、戦災孤児の特集やってるんですけど、ある子からトダカさんが恩人だって指名があったんですよ」
私が……恩人?
「ええ。シン・アスカ君っていうんですけど。知ってるでしょう?」
……残念だが、知っている。その取材は拒否できないのか?
「拒否?なんでですか?」
いや、ちょっと苦手なんだ、あの子は。こう……対面すると背筋に震えが走るというか……
「ヒドイなあ、将校さん。そんなこと言わなくてもいいじゃないですか」
その時、突然現れた赤眼黒髪の少年が聞き慣れた声で私に話しかけた。アスカ君!?来てたのか?
「ええ。もう、ここで取材済ませちゃおうってことで。当然、返事はOKですよね?俺がここまで言ってるのにまさか……」
も、もちろんじゃないか。君と雑誌の一面を飾れるなんて願ってもないことだよ、うん。
「ですよね。じゃあ、立ち話もなんなんで、適当なところに移りましょうか」
そう言うとアスカ君は私とミリアリアさんを先導してスタスタと歩き始めた。その浮かれた様子とは対照的に、
私の足取りは重い。大丈夫……ほんの少し話をしてそれで終わりだ……大丈夫……


「じゃあ、取材を始めますね。宜しいですか?」
応接室に着くなり、ミリアリアさんはそう言って録音機器やら何やらを取り出した。
別に構わないが……私は何を話せばいいんだ?
「だいたいのことはアスカ君の方から聞いてますから、事実の再確認と、その時の心情でも語っていただければ結構です」
なるほど……了解した。では、始めてくれ。
「はい。じゃあまずは、避難船で家族を失って落ち込んでいるアスカ君と……」

「……夕日の中で熱い親子の契りを交わした時の話から……」

……は?いや、待て、私はそんなことはした覚えはないぞ。
「やだなあ将校さん、忘れちゃったんですか?あの時、「今から君は私の息子だ!」って言って抱きしめてくれたじゃないですか」
そう言いながらアスカ君は、ミリアリアさんに見えないように私の脇腹に何か固いものを突きつけた。これは……拳銃!
「…………でしたよね?将校さん?」
あ、ああ、そうだったな。すまない、ボケていたようだ。
「何でも、間もなく実際に彼を養子になさるそうですね。どういうお気持ちでそのような決断をなされたんですか?」
え?いや、どういうお気持ちと言われてもそんな事実は一つも………
「……俺の引き金は軽いですよ、将校さん」
……やはり、責任感ですかね。ここまで関わっておいて放っておけないという、私個人の我侭ですよ。
「そうですか。では次は、家族の墓前でアスカ君を立派に育てるという誓いを立てた時の話を……」


一時間後、取材は終わり、嘘とでまかせで塗り固められたレポートを持って、ミリアリアさんは部屋を出て行った。
……アスカ君、何が目的だ?
「目的なんかないですよ。ただ……最近将校さん、俺のこと避けてるでしょう?だから、既成事実でも作っておこうと思って」
い、いや、そんなことあるわけないじゃないか。私は君を本当の息子だと思って……
「電話もメールも拒否設定しといてよくそんなことが言えますね。俺、そういうふうに逃げられるの許せないんですよ。
そういえばヨウランとヴィーノも最近俺のこと避けてるな………禿げに洗脳されたメイリンやルナと一緒にそろそろ制裁かな。
禿げは……別にいいや、仲良くしなくて。レイもこういうことはどんどんやれって言ってたんだ……大丈夫、俺が正しい……」
ついに彼は自分の世界に入り込んでしまったようで、ブツブツと何事かを呟きながら自分と会話し始めた。
「制裁」って……そういうことをするから避けられると思うんだが、とても言える雰囲気じゃないな、これは。

271 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 20:27:15 ID:???
やばいトダシン派なのにうっかりシントダ萌えしたww
トダカたん前門のシン後門のアマギ斜め上のユウナとろくでもない相手にばかりロックオンされて(涙)親父受マンセーな自分としてはハアハアしますけど。
ネ申今日も素晴らしいです。これ系のネタ書く時はトダカ受腐女子の妄想でも受信させてるんですか?

272 :チラシの裏 :2005/06/18(土) 20:35:59 ID:???
多分、衝撃の事実を発表します。


















俺、男です

273 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 20:39:06 ID:???
>>272
つまり中の人は天城さんということですね?

274 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 20:51:18 ID:???
>273
なるほど。激しく納得した

275 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 22:19:48 ID:???
>>271
アマギのネタはともかく、シンのネタに関しては腐女子妄想受信してるの
中の人じゃなくて藻舞ですから!残念!

漏れには普通にブラックホラーなネタにしか読めんだが…。

276 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/18(土) 22:26:42 ID:???
まだ出てないキャラといったら、メイリンがどうなのか気になりますね。

できたら、この話のあとミリィがどんな風に記事にしたのか
見たいですね。

277 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 00:17:04 ID:???
>>272
いや、八割方そうかなーと思ってましたが、だとしたら801ネタの橋頭堡をさりげなくしかし的確に押さえてくるのはすごいと思って。

>>275
受信しなくてもデフォで脳内精製出来ますから〜残念!

278 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 01:15:41 ID:???
俺は最初から男だと思ってたんだが・・・。

いよいよ父の日ですね。

279 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 01:35:14 ID:???
>>276
>>182に出てますよー。

280 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 01:54:23 ID:???
なんとなく男だと思ってました。
出てないキャラ…
副官のアーサーとか、マイナーなとこでアデスとかも見てみたい。

281 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 02:02:56 ID:???
女と思ってた
トダカみたいな顔の

282 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 02:05:49 ID:???
文章から特有の「匂い」を感じたので、男だと思ってた。

283 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 02:34:51 ID:???
男の文章の匂いがするというよりは、女の文章の匂いがしなかった。
何か、女の人の書いた文章って分かるよね

>>270
シンの、アスランへの対応が洒落にならんw

284 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 04:03:59 ID:???
そうだな、自分も文体から男だと思ってた。

まだ出てないキャラ・・・議長とかミーアとかのザフト系?

285 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 06:13:06 ID:???
アーサーとダコスタ君出てないですな、そういえば。
あとはミーア、ウナト、ウィラード隊長…無印だとクルーゼとアデス艦長、アズラエルとナタルんと常夏三兄弟、脇役オジサマーズ。
思い起こせば種はナイスなオジサマキャラ結構いたのね(ハルバートンとかニコルパパとかユウキ隊長とか)…殆んど嫁の手でトダ化されたけど(涙)

286 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 07:40:21 ID:???
>>285
ごめん、マルキオ様とエリカ女史とアストレイ三人娘を忘れてた。

287 :トダカ一佐の素晴らしき一日 :2005/06/19(日) 18:08:38 ID:???
ついに迎えた父の日というイベント。娘は、残念ながら現在家にはいない。なんでも友達と街に買い物に出かけてるそうだ。
「あの子にもあの子なりの事情があるの。心配しなくても、夜までには帰ってくるわよ」
別に心配などしていない。私はただ……
「新聞、逆さまよ。随分ベタなことするのね」
……とにかく、私はただ、そんな毎日遊び呆けて大丈夫かということを言いたかったんだ。誤解するなよ。
「ハイハイ、分かりました。あの子が帰ってきたらそう言ってやって下さいな」
そう言い残して妻は洗濯物を取り込みに二階に上がっていった。……新聞、逆さまか。
去年も確か特に何もなかったし、本当に期待しているつもりはなかったんだが……自分は誤魔化せないということか。

「遅いわねえ……どうしちゃったのかしら」
夕食もとっくに終わり、そろそろ日付も変わろうとしているが、娘は一向に帰ってこなかった。
ただ一度、「今日は夕食は要らない」というメールが妻の携帯に入ったきりだ。いったいどうしたというのか……
「あなた、あの子が帰ってきたら叱ってやって。流石にろくに連絡も入れないでこれは酷すぎるわ。まして今日は……」
「ただいまー!ゴメン、遅くなった!」
……帰ってきたようだぞ。よし、ここは私が……

「じゃあ、僕はここで帰るよ。またね」

この声……キラ・ヤマト!?まさか!
私は不意に耳にしたその声が信じられず、駆け足で玄関に向かった。すると今まさに家から出て行こうとしている
ヤマト君と、靴を脱ごうと玄関で屈んでいる娘の姿が同時に視界に入った。
「あっ、パパ、ちょーど良かった、あのね……」
お前は……友達と買い物に出かけてたんじゃなかったのか?
「え?うんまあ、そうだったんだけど実は……」
……親を騙してこんな時間まで男と遊び歩いて、楽しいか?
「……何それ。意味わかんないんだけど」
意味が分からないのはこっちだ!だいたい私も母さんもどれだけ心配したと思ってるんだ!それをお前は……!
「あ、あのお父さん。これには訳が……」
貴様にお父さんと言われる筋合いはないと何度言えば分かる!だいたい貴様が……
「他人のせいにすんな!クソオヤジ!」
その時、娘が突然そう叫んで綺麗に包装された箱状のものを私の顔面に向かって投げつけた。
その眼に浮かべた涙を見て私は思わず言葉を失い、娘に歩み寄ろうとしたが、それより早く娘はヤマト君の横を通って
玄関の扉から駆け出してしまった。
「お父さん……娘さん、お父さんへのプレゼント買ってたんですよ」
……え?
「本当は、今年も特に何もしないつもりだったんですって。でも、例のハロの件もあるし、これを機に仲直りしておこうって。
僕はそれに付き合ってたんです。夜道を女の子一人で帰すわけにも行きませんし」
……それじゃあ、私は……
「あなた……」
……探しに、行ってくる。
「え?でも、あの子がどこに行ったかなんて……」
そういう問題じゃない。行ってくることが大事なんだ。分かるだろう?
「なら、僕も一緒に行きますよ。お父さん」
いや、君はいい。これ以上迷惑かけるわけにもいかんしな。………色々済まなかったね。
私はそう言って、玄関のドアから勢い良く飛び出した。全く、私って奴はいつもこうだ……嫌われても仕方がないのかもな……

288 :トダカ一佐の素晴らしき一日 :2005/06/19(日) 18:09:27 ID:???
勢いで飛び出した私は、ふと気が付くと見覚えのある公園の前にいた。そういえば昔、幼い娘を連れてよくここに来たな。
……無意識の内に過去を手繰り寄せていたか。まさかとは思うが、入ってみるか。
キィ、キィ……
公園に一歩足を踏み入れた時、目の粗い金属どうしが触れ合う、あの音が聞こえた。思わず私はブランコの方に目をやる。
……見つけた!私はすぐさま俯きながらブランコを漕ぐ娘の元に駆け寄った。
「……何しにきたの」
お前を迎えに来たんだ。事情はヤマト君から聞いた。……お父さんが悪かったよ、この通りだ。
「……パパはさ、あたしのことどう思ってるの?」
どうって……大事な娘だと……
「そうじゃなくて、あたしのこと信用してないんでしょ。だからあたしがちょっと自分に気に食わない行動とると
すぐに怒るんだよ。お前みたいな馬鹿は、放っておくとなにするか分からないってさ」
……そうやって他人の心を推し量るのは止めなさい。お父さんは、そんなことは思ってない。
「じゃあ何で今日は理由も聞かないで怒ったの!あたしのこと信じてない何よりの証拠じゃん!」
それは……お前のことが心配でつい……
「誰も心配してくれなんて頼んでない!」
その言葉を聞いたとき、私の中で何かが切れた。私はツカツカと娘の元に歩み寄り、そして……
パンッ!
私の平手が娘の頬を打つ乾いた音が、夜の湿った空気に吸い込まれる。……心配して悪いか。
「……え?」
親が子供の心配をして悪いのか!今のお前の言葉は、母さんの想いも踏みにじったんだぞ!それをお前は分かってるのか!
「……そんなこと分かってる!自分だけが心配してるなんて思わないでよ!」
……何?
「あたし、知ってるんだから。パパの部屋の本棚の二列目の端に……」
……!お前、それは……!

「パパが遺書書いて隠してるの、知ってるんだから!」

そう叫ぶなり娘はついに、声を上げて泣き始めてしまった。まさか、アレがバレていたとは……。
「パパ……軍人さんだから……いつ……し、死んでもいいようにって……遺書、隠し……」
もういい。分かったから、もう喋るな。今日のことはお互いに悪かった。だから家に帰ろう。な?
「だって……あたし……あんなの……見たくないのに……」
悪かったよ。あんなもの捨てる。お父さんは死なない。それでいいだろ?
私がそう言うと、娘は私の胸に顔を埋めたまま、コクリと一つ頷いた。……そうか、不安だったんだな。
私はその不安を打ち消そうとする想いも汲み取れなかった訳か。……父親失格かもな。
私は溜息をぐっと押し殺すように夜空を見上げた。娘も涙を拭いて、同じように顔を上げる。……ん?あれは……

「あ………流れ星」

娘が指差す先では、確かに一粒の光が夜のスクリーンをすうっと駆け抜け、そして消えていった。……綺麗だな。なあ……
「ゲー、最悪なんだけど」
私の予想とは裏腹に、娘はそうやって嫌そうな声を上げた。……どうしてだよ。綺麗じゃないか。
「思い出の公園で父親と一緒に流れ星鑑賞っていうシチュエーションが最悪なんだって。あー、ハズい。マジハズいよ」
そう口ではぐちぐち言いながらも娘の顔はどこか嬉しそうだった。……素直じゃないな。
「何?何か言った?」
別に何も言ってない。……帰るぞ、母さんが心配してる。
そう言って私が差し出した手を娘がしっかり掴み、私達は歩き出した。前にもこうやって娘と歩いた記憶がある。
遠い昔の記憶だった気もするし、錆び付くには早すぎる思い出だった気もする。とにかく私は、娘の体温をより強く感じるように、
ぎゅっと手を握った。それで、何が確かになるというわけでもないのだけれど。

289 :トダカ一佐の素晴らしき一日 :2005/06/19(日) 18:10:13 ID:???
家では、妻がテーブルの上に例のプレゼントを置いて待っていた。
「仲直りしたの?」
拍子抜けするほどあっさりとそう聞かれ、私達は苦笑しながら「まあね」と答えるしかなかった。
溶けかかっていた氷の最後の一塊を溶かしきるような、気持ちのいい「まあね」だった。
「まあとにかくさ、プレゼント開けてみてよ。結構マジで選んだんだから」
ああ。ところで、いったい何なのか聞いてもいいか?
「ヒントなら出してもいいよ。ヒント1、あたしの好きなものです」
お前の好きなものでこの直方体の箱……分かった、菓子だな。
「ブー。じゃあヒント2、基本的に消耗品ではありません」
お前の好きなもので消耗品ではない?……何かのゲームか?
「惜しいけどハズレ。じゃあラスト。『あること』を行うための道具セットです」
娘の好きなもの……消耗品ではない……『あること』……まさか!
私はそこである一つの考えが浮かび、頼むから予想が外れていてくれと願うような気持ちで包装紙を剥がしにかかった。
しかし、その包装の下から現れたものは、案の定、私の予想通りのものだった。

『超簡単!黒☆魔☆術☆スターターキット〜新鮮ニワトリの血液入り〜』

翌日、軍港に入った私に、アマギ君が元気良く挨拶をしてきた。
「おはようございます、一佐!なにやら元気がありませんが、どうなされましたか!」
ああ、おはようアマギ君。いや何、ちょっと昨日夜遅くまで儀式をやっててね、寝不足なんだよ。
「儀式?」
いや、なんでもない、忘れてくれ。ところで……ユウナ様は?
「ユウナ様なら、原因不明の病で体調が優れないとのことでお休みです!」
……なるほど、効果てきめんだな。さすが『超簡単』を名乗るだけある……
「一佐?先程から何を……」
アマギ君……そうだな、例えば、君が一番大切に想っている人から手編みのセーターを貰うという状況を想定してくれ。
「い、一番大切に想ってる人から!?一佐は、セーターを編めるのですか!?」
……何で今の話で私がセーターを編める編めないの話題になるんだ?まあとにかく、君はそのセーターを貰ったとしよう。
しかしそのセーターが、着て歩くだけで逮捕されかねないほどのとんでもない出来栄えだったとしたら、君はどうする?
「どうすると言われましても……着ないで飾っておきますかね」
一度も着ないで、か?
「いや、礼儀もありますし一度ぐらいは……」
だろう?まあ、そういうことなんだよ。というのも詳しく語ると……
「一佐!おはようございます!」
……ババ君じゃないか。随分と活気に溢れて……どうしたんだ?
「いや、昨日父の日だったじゃないですか。それで娘が予約したレストランに行って、娘が予約したホテルに泊まって、
娘と一緒にお風呂入ったりマッサージして貰ったりして、それからここに来たんですよ」
ほ、ほう……それはそれは……
「ところで一佐、父の日はどうでしたか?仲睦まじい一佐の家ですから、凄かったんでしょうねえ、きっと」
「あの、一佐。その前にさっきの話の続きを聞かせてもらえませんか?もう気になって気になって……」
……両方とも秘密だ。下らない話をしてないで、さっさと持ち場に着くぞ。
私はそう言い放つとすぐにその場を離れ、スタスタと逃げるように歩き出した。
そうか……ババ君の家は娘がマッサージしてくれたりするのか…………羨ましくなんかないぞ、くそ。

290 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 19:11:48 ID:???
ユ…ユウナー!!

291 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 19:20:37 ID:???
落ちがないのかと思せといて、キレイに落としましたね。

292 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 19:30:24 ID:???
プレゼントの中身やババ君の家のことはともかく、
娘と和解して仲良く(儀式も)できて、
素晴らしき父の日だったじゃないか、トダカさん!

293 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 19:48:53 ID:???
わー、父の日特別版ですねー。

良い話だけどどう落ちるのかな、と思っていたらそうきましたか。

あと、ババwww

294 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 20:02:16 ID:???
トダカたんよかったね…ユウナりんにも一矢報いることが出来たしv


295 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/19(日) 20:57:04 ID:???
タイトルが素晴しき一日に変わってる。

トダカにとって完全にハッピーエンドだな。

296 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 00:36:49 ID:???
ついにトダカーさんも踏み越えし者になれたのですね
残るはトダカママですな
いったいどんな危ない趣味を

297 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 00:47:04 ID:???
今日は本当に大作でしたね。
最後の最後のオチがよかったです。

コテハンが変わってるから安心して読んでたのでウケました。

個人的にはトダカに息子が士官学校とかでいたらいいなと
思うのですがもう無理ですよね。

298 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 20:48:34 ID:???
ユウナへの恨みを晴らせて良かったですね
もしやこれからも続けてしまうのでは…

299 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 21:06:13 ID:???
ユウナにいびられる度艦長室にこもってこっそり暗黒魔術にいそしむトダカたん…ww
アマギもそのうちトダカ娘にレクチャー受けにいきそう。カガリン&メイリンみたいに。

300 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 21:58:22 ID:???
今更、家族追加もやり難いかもしれんから、
もしやるなら、甥っ子とかどうでしょう。

301 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 21:58:42 ID:???
>>297
シンをみれば大体のオチの予想は・・・・

302 :チラシの裏 :2005/06/20(月) 22:09:31 ID:???
>>297
息子……出してもいいんだけど、多分一時期のシン以上に人間ミラコロを使いまくるかと。
何か「くたびれたオヤジには娘でしょ!」みたいな固定観念があって息子の絡む話が
全く思い浮かばんのですよ。そうなると家族の描写として色々不自然ですし。

       ___                        ___
      <=◇=>\                    <=◇=>\
      <_/))) i 300モゲトデキナカッタ……     <_/リ Y  マアキヲオトサズニ。400ハゲトデキマスヨ
       (' -` bソ                     ('U` b ソ (オチコンデルイッサ……ハァハァ)
       (| <y> |)                    l'|<y> |`i

303 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 22:21:31 ID:???
シンが養子になれば息子になるぞ 一佐は大変だと思うけど…

304 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 22:43:23 ID:???
そのうち呪いをかけられた「ユウナロマの憂鬱な一日」とかあったりしてな

305 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/20(月) 23:11:32 ID:???
流石に呪うだけ呪っておいて放ったらかしは人として問題があると思うので、ユウナ様のご自宅にお見舞いに行った。
ユウナ様……ご病気の方は……
「それがさっぱりなんだよ。原因が分からないから手のうちようがないって……もしこのまま治らなかったら……」
軽めにかけたのでそれほど心配することはないと思います。二、三日もすれば治るかと。
「何でそんなこと分かるのさ。っていうか、軽めにかけたって何?」
失礼、こっちの話です。忘れてください。
「まあ、別にいいけど……ねえ、ところでさ、君に買い物を頼みたいんだけど」
私に、ですか?
「うん。今日発売なんだけどさあ、僕はこの通りじゃない?だから代わりに頼むよ」
分かりました。それで、いったい何をご所望ですか?
「ゲームだよゲーム。店の場所と商品名メモしとくから、それ持って行ってきてよ」
了解です。ではユウナ様、お体にお気をつけて……

と、いうやりとりの結果、私はいわゆるゲームショップという奴にやって来た。
この山のような商品の中から目当てのものを探し出すのか……まあでも目的のものが……
『Cosmic Eroシリーズ第3弾 〜勝気な金髪プリンセスのHな事件簿〜』
……これだからな。隔離されている空間を探せばすぐに見つかるだろう。ああ、あったあった、これ……
「あ、あった!これだ!」
私が目的の商品を掴むのとほぼ同時に、若い男がそう声を上げて、同じ商品を掴んだ。どうやら他に在庫はないようで、
私としてはこれを渡すわけにはいかない。私と男は目でお互いを威嚇しあった。先に口を開いたのは、向こうだった。
「……僕が先に手に取りましたよ。今回は引いてください」
いや、私が先だった。とにかく頼まれ物なんだ、引くわけにはいかん。
「頼まれ物?自分でやるんじゃないんですか?」
これはパソコンのゲームだろう?私はゲームもパソコンも両方苦手だ。
「………何を、どういう風に頼まれたんですか?」
何か思いついたような顔をしながら男が私にそう尋ねる。何をって……だから今日発売のゲームを買ってきてくれって……
「ああ、それじゃあ、コレじゃありませんよ。今日発売のは別の奴です」
そうなのか?しかし、確かにこのメモには……
「多分、その頼んだ人が間違えたんでしょうね。今日発売のは……ああ、コレですよコレ」
そう言って男はある一つの商品を私の前に差し出した。これは……

『Cosmic Eroシリーズ特別編 〜ゲイ・ガ・バレル先生の特別個人レッスン〜』

……本当にこれなのか?何やら「女性向」と書いてあるが……
「それは作品のベクトルが女性を向いてるってことです。つまり、女の子出まくり」
パッケージを見る限りではそうでもないような……むしろ男ばかりだぞ。
「だからそれ以上に女の子が出るんですよ。とにかく今日発売の奴はコレです。間違いないです」
そうか……ありがとう。危うく間違ったものを買って帰るところだった。……君の名は?
「アーサー・トラインです。礼には及びませんよ。それでは……」
男はそう言って私と取り合った商品を買うと、逃げるように店から出て行った。私も彼に渡されたものを買い、
ユウナ様の家まで持っていって、ベッドに横たわるユウナ様に商品の入った紙袋を手渡した。
……では、私はこれで。
私はそう言い残し、部屋を出て扉を閉める。次の瞬間、扉の中からユウナ様の叫び声が響いた。

「うわああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

あんなに歓喜の雄たけびを上げるほど喜んでくださったか……私も恥をしのんで買い物に行ったかいがあったというものだ。
これで少しはイヤガラセが減るといいんだがな………

306 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 23:24:08 ID:???
                   /         \
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                  ', /,.ィ______゙ゝ /
                   ヽ7 {r;ぃ゙ヽ、、}-ぃ } ,`y'
                    {、 、ト  ´ ':::   フ,.イ}
                   (l゙ト丶   '   ´/ }'
               __       _ノ-',  -‐_‐-  ノく__  「……僕が先に手に取りましたよ。今回は引いてください」
        ,.-''" ̄ヽ`゙''− 、  ゝ-壬ヽ、   ,∠_フ
.        /      ',  __ `丶、」 ̄ ̄`‐ァフ、{
       {    __ }/  ` ‐-、`゙ヽ <j lll{j |
.        l _ - '´ , '/'  _      ユ `‐71‐へ
       ケ  _ -/. r''´ ゝ、  r'´ \ l ヽ  ヽ、
       /_ -ニ r''ヽ、 { ヽ.(_ノ}  l   トl   ヽ 「\ `ヽ、
        /,.-''´ {、   ヽ ~T"´   |    l     ヽ!  `ヽ、 ヽ、
     /'´  _ ヽヽ 〈_ノ} ノヽ.   | __ |     r-、   \  ヽ
    /   _f  `ヽ、 7'''´~- ` ー‐''´, `‐、     |  `}   ヽ /|
.   /   / `ヽ、 rへ /     _,,..ゝ--イ       ヒ‐、| |  .}/ !
  /  /   r'′` --' /     /  \  !        ̄ | / .{ 7
  / /    . l、 ヽ  , -rァ''7     ヽ|         l/  ヽヘ
 / {       ','、 ヽ、  /_/       l|        }   ', ',
 { .|   、_  `‐ヘ、 `く          }/        /     ', ',
  `゙1  _,,..>ー‐''`''r'′        /l         {、     Y


こんなかんじかw
アーサーGJ、トダカ更にGJ!

307 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 23:33:26 ID:???
爆笑。トダカ萌え加速です。
無理のないペースで構いませんので、ずっと続けて欲しいです

308 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 23:39:35 ID:???
呪いながらお見舞いにいく律儀なトダカたんに萌え
しかしゲームで目覚めたユウナたんのイヤガラセがセクハラに代わったらどうなるのだろう?

309 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 23:54:50 ID:???
>>308
前門のシン、後門のアマギ、斜め上がユウナだったらしいから
ユウナが真横に来て三方囲まれる。逃げ道なし。

310 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/21(火) 10:55:27 ID:???
>>271書いたヤシですが、真横にユウナが来たら→うどんスレのうどん(+ユウナ)×トダカ…(震)
あれ読んでトダカたんが自分の中でネタ以上は受け付けない聖域である事を悟りました…うどん×シンは平気だったのにorz

311 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/21(火) 16:10:55 ID:???
うどんスレって一体…(汗

312 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/21(火) 17:59:58 ID:???
うどんなど幻だよ。

復活は望まないな。
あの神、いわゆるGODが再臨するのでなければ

313 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/21(火) 18:44:17 ID:???
>>311
カップ麺を装った触手型兵器
TMF-UDN801(通称:赤いきつね)
TMF-SB801(通称:緑のたぬき)
が戦艦ミネルバの男どもを襲うというスレ

dat落ちしちゃったな

314 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/21(火) 19:32:10 ID:???
うどんのせいかここのせいか・・・
最近トダカたん総受けにしか思えないorz

315 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/21(火) 21:11:05 ID:???
>313
ありがとう…そんなスレがあったのか…。
怖いもの見たさで見て見たかったな。

316 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/21(火) 22:31:21 ID:???
将棋は私の数少ない趣味の一つだ。時折近所の将棋会館に行っては腕を磨いている。
今日も適当にフラッと立ち寄って少し頭でも使って帰ろうかと思ったら、そこに見知った顔を発見した。
君達は、ええっと……アスラン君とディアッカ君だったかな。
「トダカさんじゃないですか。将棋、やられるんですか?」
まあな……私はむしろ君たちのような若者がこんなところにいる方が驚きだが。
「俺の趣味は日本舞踊だぜ?見た目に反して意外と古風なのさ」
日舞か、それは結構。私は見るほうだが、好きだよ。
「グゥレイト!それじゃいつか見せてやるぜ、オッサン!」
「ところでトダカさん、俺達と一局打ちません?丁度俺達の戦い、終わったところですし」
構わんよ。しかし自分で言うのも何だが……私はこの辺りでは相当強いぞ?
「構いませんよ。むしろ、相手として不足はないです」
フ……面白いことを言う。よし、一つ勝負してやろうじゃないか……

「非グゥレイト!負けちまったぜ!」
「強いですね……いや、正直侮ってましたよ」
まあな。だが君たちも悪くなかったぞ。まあ精進したまえ。
「ええ。じゃ、帰るか、ディアッカ」
「ハァ……もう少しだったんだけどなぁ……あそこで金を下げてれば……」
君達はもう帰るのか。じゃあ私も……

「待てい!キョシヌケども!」

私が立ち上がろうとしたその時、もはや忘れようもないあの声が辺りに響いた。何だか嫌な予感がするが……
「イザーク!?どうしてここに?」
「貴様らを探してたらここに辿り着いたんだ!それより貴様ら、負けたまま帰るつもりか!」
「いや、でももう時間もないし……」
「時間がどうした!ここで背中を見せるようで男と言えるか!どけ、俺が勝負する!」
そう言ってイザークという名の青年は私の前に座った。やれやれ……どうやらまだ帰れそうにないな。
「よし、勝負だ!まずは……」

「駒の並べ方と動かし方を教えろ!民間人!」

「くそおおおお!これで十敗目か!次だ、次!」
もう十試合もしてるのか……。もはや聞き慣れた雄たけびがそこらに響く中、私は溜息と共に盤上の駒たちを見つめた。
溜息をつきたいのは他の二人も同じようで、十一試合目が始まって暫く経つと憂鬱な顔をして私の元に近寄り、耳打ちをした。
(トダカさん、いい加減負けてあげて下さいよ。これじゃあ俺達一生帰れませんよ)
(そう言われても見れば分かるだろう、自然に負けるほうが難しいんだ。助言すると烈火のごとく怒るしもうどうしようも……)
(多分将棋に触れるの今日が初めてだろうしなあ、アイツ。将棋と囲碁との区別もついてなかったんじゃない?)
(それでどうして万が一にも勝機があると思えるんだ!彼は!)
(そこがアイツのグゥレイトなところ。よく言えばチャレンジャー精神旺盛、悪く言えばバ……)
「オイ!貴様!俺はもう打ったぞ、早くしろ!」
……ああ、分かったよ。…………あ。
「どうした!何か言いたいことがあるなら言え!」
い、いや、その打ち方は二歩と言って反則負け……
「何!?反則負けだと!くそおおおおおおお!十一敗目かあああああああ!」
いや、別にコレくらいは待ったでやり直しても私は一向に……
「貴様!俺に情けをかけるつもりか!甘く見るな!」
そう言って彼は盤上の駒を薙ぎ払うと、また一から並べ直し始めた。……娘よ、お父さん、今日は帰れないかもしれない……

317 :通常の名無しさんの3倍 :2005/06/21(火) 22:36:40 ID:???
グゥレイト!
ほのぼのといい話だったぜ。

318 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/21(火) 23:42:51 ID:???
結局イザーク勝てたのか?w

319 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/22(水) 11:39:25 ID:???
>>315
にくちゃんねる!にくちゃんねる!

320 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/22(水) 21:09:39 ID:???
本当、元キャラをいい感じで使いこなしてますね。

321 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/22(水) 23:48:33 ID:???
今、にくちゃんねるは見れないよ

322 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/23(木) 00:06:08 ID:???
今日、街でピンク色の髪をした少女が、同じくピンク色のハロを抱えて歩いているのを見かけた。
あれは……ラクス・クライン!まさかまた良からぬことを企んでいるのではないだろうな……
「あら、トダカさん。こんにちは。娘さんはお元気ですか?」
元気だよ。ところで、この前うちから盗んだものを返して……
「あら、泥棒に入られたんですの?それは災難でしたわね」
……分かった、もういい、諦めるよ。全く、そんなに貧乏というわけでもないだろうに何でこんな……ん?そういえば……
「どうなされました?」
いや、君に似た人間を私は何処かで見たような………そうだ!思い出した!プラントの歌姫、ラクス・クラインだ!
「ああ、あれは同姓同名の別人ですわ。良く似ていらっしゃるようですけど」
別人?それにしては余りにも……いや、でも昨日彼女はプラントでコンサートを開いたとニュースで言っていたな。
だとすると時間的にもここに居るはずはないか。……しかし、それにしてもよく似ている……
「そうですか?でも、歌姫に似てると言われて悪い気はしませんわね」
そう言ってラクスさんはにっこりと微笑んだ。私は今朝のニュースで見たラクス・クラインの映像を思い出して、
目の前の少女と違うところを見つけようと試みてみた。……駄目だ、顔は髪飾り以外に目立った違いが見当たらない。
あとは…………あっ…………
「トダカさん?何かありましたの?」
いや、君とプラントのラクス・クラインの違いを見つけたんだ。やっぱり違うところはしっかり違うな。
「あら、どういったところですの?宜しかったら教えてもらえませんか?」
いや、どういったところって、その…………


………………胸とか、違うなあ、と思ったんだが……


『謎のMS大量窃盗事件発生。ムラサメ10機紛失。防犯カメラに映ったピンク色のハロ』
「すっごーい!MS10機紛失だって!過去最高記録じゃん!?これ、パパの艦のMSなの?」
翌日、家にやってきた夕刊の見出しを見て、遊びから帰ってきたばかりの娘が驚きの声を上げた。
あ……まあ……そうだよ。一応、お父さんの艦の搭載機だ。
「へー。そう言えばパパさ、事情聴取とか受けたんでしょ?何か情報あるの?」
い、いや………そこに書いてあること以外の情報は無いな。犯人の心当たりも全く無い。
「ふーん、そうなんだ。でもさ、一晩でMS10機とか凄すぎない?組織的な犯行だね、これは。何でこんなことしたのかな?」
……誰かがその組織の中心人物に余計な一言でも言ったんじゃないか?
「え?今、何て言った?」
何でもない…………気分が優れないな、少し休んでくる。
私はそう言い残して覚束ない足取りで自分の部屋へと向かった。ラクス・クライン……この眩暈は彼女のことを告発するなという
本能の警告だろうか。しかし、世の中敵に回してはいけない人間というのはいるものだ………

323 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/23(木) 00:58:32 ID:???
ピンポイントで地雷を踏む男、トダカたん…そんなあなたが大好きですv

324 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/23(木) 01:32:10 ID:???
自爆好きなトダカーたんに明るい明日はあるのか!?

325 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/23(木) 03:22:03 ID:???
けっこう娘と会話があるのがいいな
それなりに上手くいってるw

326 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/23(木) 23:55:06 ID:???
夜中、突然に携帯が鳴ったので見てみると、アスカ君からの着信だった。
私はそのまま携帯をどこか遠くに放り投げてしまいたい衝動をこらえて電話に出る。………トダカだが、どうしたのかね?
「実はですね、将校さんに一つ提案があるんですよ。将校さん、謎の人物に狙われてるんですってね。盗撮とか」
ああ、確かにそうだが……それがいったい……
「いや、俺とルナにその犯人、探させてもらえませんか?将校さんは盗撮犯を捕まえることが出来る、ルナは捜査として堂々と
盗聴が出来る、俺は犯人を拷問が出来るっていう一石三鳥のプランですよ。OKですよね?もしイヤだなんて言ったら……」
わ、分かった。当然了解させてもらう。
「良かった。じゃ、明日行きますから、そのつもりで」
そう言ってアスカ君からの電話は切れた。盗撮犯が見つかるのはいいんだが、何故だろう、この腑に落ちない気持ちは……

「……と、いうわけで部屋に盗聴器を仕掛けさせてもらいました。あ、あと私が仕掛けたヤツの他にも盗聴器がありましたよ。
盗撮以外に盗聴もやってたみたいですね、犯人は」
タケミカヅチ内の一室でルナマリアさんがそう私に説明する。
そうか…どうやら何にせよ早めに対策を打つ必要があったようだな。しかし、私の部屋を盗聴したところで犯人が来るとは……
「大丈夫ですよ。実は前もって、トダカさんが若い頃出演したゲイビデオが艦長室にあると噂を流しておきました。
ロッカールームの盗撮やら自室の盗聴やらやらかすような犯人が、これに食いつかないはずありません」
……オイ!ということは今日やけに部下の視線が冷たかったのは君の流した風聞のせいか!私の信用はどうしてくれるんだ!
「まあ、いいじゃないですか将校さん。これも必要経費だと割り切って……」
「シッ!……来たわよ!」
そう言うと、ルナマリアさんは真剣な顔をして片耳だけのヘッドフォンを軽く抑える。……どうかね?
「何か探してるみたいですね。物音が聞こえます。ん?これは犯人の声かしら?これは……」

『一佐のゲイビデオ、一佐のゲイビデオ、一佐のゲイビデオ……ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ ('U` *b ソ 』

「な、何なのこいつ。キモい……キモすぎる!私、こんなの耐え切れません!」
ルナマリアさんは突然そう叫びだすと、ヘッドフォンを投げ捨てて走り出してしまった。
「ルナ!?いったいどうしたってんだよ、全く。どれ、俺にもちょっと聞かせて……」
『ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ ('U` *b ソ』
「…………………」
さっきまでルナマリアさんがしていたヘッドフォンを付けたアスカ君は、急に言葉を失くして黙り込んだ。
そしておもむろにヘッドフォンを外すと、力いっぱいにそれを曲げて二つに圧し折る。
おい。まだ私は犯人の声を聞いてない……
「世の中には知らないほうがいいこともあるんだ!それぐらいわかってくださいよ!」
い、いや、でも私が聞かなきゃ犯人の正体は分からないし、そうなると君の拷問とやらも……
「あんなキモいヤツ拷問なんかしてたまるか!とにかく、俺は帰ります。色々と失礼しました!」
そういい残してアスカ君もルナマリアさんと同じく、逃げるように部屋を出て行った。一人取り残された私は仕方がないので、
まだ犯人が居る事を期待して艦長室に向かった。そして扉を開いた私の目に入ったのは、物が散乱した部屋の中央で私の方を
向いて驚いているアマギ君だった。
「一佐!?どうして!?」
アマギ君……君は……
「あ……う……」
……さっきまでこの部屋を荒らしていた人間を見なかったか?そいつが前言った私を狙っている張本人なんだが。
「……!い、いえ、見ておりません!実は自分も怪しい雰囲気を感じて部屋に入らせていただきましたが、既に手遅れでした!」
そうか……あと一歩だったんだがな。今回は諦めるか。アマギ君、今後何か情報があったら、教えてくれよ。
「も、もちろんです一佐。協力は惜しみませんよ」
アマギ君はそう言うと、まるで私とそれ以上の会話を避けるように艦長室から早足で出て行った。
しかし、怪しい雰囲気を感じたから来てみた、か………上司思いのいい部下を持ったものだ、私は。

327 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/24(金) 00:16:21 ID:???
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

328 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/24(金) 01:10:12 ID:???
アマギきも過ぎ…しかしここまで相手が天然かつ眼中に入れてもらえないのはある意味可哀想。
きっとトダカたん的にはウズミ様>>>ユウナ>シン(越えられない壁)>>>>>アマギなんだよ…。

329 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/24(金) 01:16:32 ID:???
シンすら逃げ出すとはアマギ恐るべし・・・

330 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/24(金) 01:17:00 ID:???
トダカたんの貞操を守れるのはもはや馬場一尉だけだ!


331 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/24(金) 13:15:16 ID:???
アマギコワwww

332 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/24(金) 20:57:15 ID:???
先日、以前買い物に付き合った連合の三人組みにライブハウスとやらに来てくれと誘われた。
何でもが彼らは三人でバンドを組んで活動をしており、そのライブに私も来て欲しいというのだ。
しかし……私が行っても場違いなだけだと思うが……
「関係ねーよ。俺らのライブはどんな奴でも大歓迎さ」
「そーいうこと。場違いなんて俺らがノリで吹き飛ばすからさ」
「ステラ、お店壊した……でも謝ったのおじさん……ステラ、おじさん好き……」
……分かったよ、行かせてもらう。そこまで言われたら、な……
「やりい!じゃ、コレ、チケット。料金は半額でいいよ、前迷惑かけたしね」
「お前ら、デパート中ぶち壊したからな。止めなかった俺もアレだけどよ」
「おじさん来る……ステラ、嬉しい……」
やれやれ、随分と好かれたものだ。まあ、好かれることに悪い気はしない。………何故か、悪い予感はするのだが。

案の定、ライブハウスとやらに集まった人間の中で、私は明らかに異端の存在だった。が、観客達の中に特別にそのことを
気にする人間はいないようだ。成程、これが「ノリ」というやつか。若さとは勢いだな、やはり。
私がぼんやりとそんなことを考えているうちに、ステージ準備が整い、その上に三人組が現れた。途端、耳をつんざくような
声援がライブハウスを埋める。どうやらボーカルがステラちゃん、ドラムがアウル君、スティング君はギターのようだ。
「みんな、今日は俺達『EXTENDED』のライブに来てくれてサンキュー!今日も飛ばしてくぜ!」
「それじゃあ最初の曲はあの曲だ!取り残されないようにしっかり付いてきな!」
「ステラ……唄う……みんな聞いて……」
そして終に曲のイントロが流れ始めた。と、同時に、スティング君がステラちゃんとアウル君の耳に何事か囁く。
途端、二人の目の色が変わった。デパートで暴れたあの時と同じ目だ。……まさか!

「デストローーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!!」

ステラちゃんがそう叫ぶと、空気は震え、観客は熱狂に包まれた。私はただ事態の変化についていけずに戸惑うばかりだ。
「殴(や)れ! 刺(や)れ!犯(や)れ! 殺(や)れ!壊(や)っちまえ――――!!!!!!!
愛? 平和? 正義? 自由?そんなものクソ喰らえだ!そんなものは見えやしね―――――!!!!!
『EXTENDED』の目にうつるものはただ一つ!!!!!」
ステラちゃんがそこで観客席に身を乗り出す。観客はそれに応えるように大声で叫び倒す。
「デストローーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!!」
ステラちゃんは完全に意識がトリップしている。「お母さーーーーーーーーん!!!」とか叫びながらドラムを叩いてる
アウル君も同様だ。………いくら私だってこれが若さによる勢いだけじゃないことぐらい分かるぞ。
まずい。経験上、この空気は非常にまずい。早く逃げなくては……
「今日はテメーラのためにスペシャルなイ・ケ・ニ・エを用意してる!俺らのライブに来るのは初めてだ!
みんな、たっぷり可愛がってやろうぜ!」
スティング君がそう言って客席を挑発する。スペシャルなイケニエって……まさか……

「オーブ軍のトダカ一佐!さぁ、ステージにカモォォォォォォン!俺らの生き様、見せてやろうぜぇぇぇぇぇぇ!!!」

「あ、パパお帰りー。どうしたの?そんなボロボロになって」
……命からがら逃げてきて、もう説明するのも面倒なんだ。聞かないでくれ。
「……?まあ、別にいいけど……あっ、そうだ。あたし、明日帰ってくるの遅いから」
また遊びにいくのか……余り遅くならないようにしろよ。
「うん。まあ、ちょっとライブハウスに友達のライブ聞きに行くだけだからそんな遅くならないとは……」
ラ、ライブハウスだと!それはダメだ!あんな危険な場所に行って何かあったらどうするんだ!
「……またそーいうこと言うわけ?いいよ、もう。じゃあね、オヤスミ」
娘はそう不機嫌そうに呟くと、そこで会話を打ち切って私の前から立ち去ってしまった。
娘よ、今回ばかりは騙されてるのはお前だぞ。戦場以外であんな恐ろしい場所、私は初めてだ………

333 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/24(金) 22:10:52 ID:3Gncow/T
リンチから辛うじて脱出してなお娘の心配できるトダカたんに萌えだ

334 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/24(金) 23:19:26 ID:???
>>「デストローーーーーーイ!」
テラワロスwwwwwwwwww

335 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 00:21:25 ID:???
お母さん言いながらドラム叩くアウル激ワラ

336 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 04:23:35 ID:???
なにげにトダカたんになついてるステラ(使用前)に萌えたvさすがネ申。
トダステとかトダちびカガとか結構良いよね…シンとマユとステラで微笑ましく争奪されるトダカたん(側でネオが生温く見守り)とかパラレル妄想してハアハア。

337 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 05:18:44 ID:???
ワロス
デストローーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!!」
ってジャンプの漫画が元ネタだったっけ?

338 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 08:53:06 ID:???
そういやマユって出てきてない?兄貴と違っていい子そうだけど…
やっぱ死んでる設定なのかな?

339 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 10:01:09 ID:???
兄の拷問室に監禁されてたりするんじゃないか?

340 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 10:30:06 ID:???
いやきっとマユはトダカの娘の師匠だよ

341 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 11:27:18 ID:???
シンマユは面堂兄妹みたいなのがいいです。兄に輪をかけた最凶キャラ希望。そしてそんな兄妹になつかれるトダカたん萌え。
つかマユトダいいな…鮒で真矢×溝口萌えした私にはかなりツボだわ…。

342 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 11:45:36 ID:???
恩人設定が生きてる以上マユは死んでるんじゃ……

343 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 12:12:52 ID:???
糸氏スレハケーン (・∀・)
やべぇーよ、戸高総受けだよ・・・たまんねぇ〜よ

344 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 13:46:13 ID:???
>>342
一通り読み返してみましたが、ご家族に不幸があった描写はないようですね。

345 :チラシの裏 :2005/06/25(土) 14:02:20 ID:???
マユに関しては>>72でシンが「一人になってから」と明言しています。
つまり俺の中では死んでます。ごめんなさい。
しかし、何とかします。まあ期待しないで待ってて下さい。

346 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 14:13:57 ID:i8szotis
マユ家出→自立でいいんじゃない?

347 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 20:28:36 ID:???
シンのあまりの妹根ぶりに愛想つかして出て行った?

348 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 20:33:18 ID:???
妹の携帯電話を盗んで○○してるのを見られ、
「お兄ちゃんキモい」と絶縁状を突きつけられますた。
携帯電話はそのときの戦利品w

349 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/25(土) 22:58:14 ID:???
今日、深夜に家のインターホンが鳴った。いったい誰だろうと思って出てみるとアスカ君がいやに神妙な面持ちで立っていた。
ア、アスカ君……こんな夜中にいったい何を……
「将校さん……今日用があるのは将校さんじゃなくて、娘さんなんです。呼んでもらえませんか?」
娘に用事……正直、彼と娘をこんな夜中に会わすのは親として心配なんだが……まあ、仕方ないか。
私は二階に向かって声を上げ、娘を呼んだ。間もなく娘が現れて、アスカ君に声を掛ける。
「シンじゃん。どうしたの?こんな時間に」
「実はお前に頼みがあるんだ。お前、降霊ってできるか?」
「そういうおまじないなら知ってるよ。出来るかどうかは微妙だけど」
「やっぱり!頼む!呼び出して欲しい人間がいるんだ!」
「もしかして、家族?だったら止めたほうが……あたしはそーいうの忘れた方がいいと思うけどなあ」
「そんなこと言わないでくれよ!贅沢は言わない!妹だけでいいんだ!」
「……分かったよ。何か形見の物とかもってる?おまじないに必要なんだけど……」
「ある!ほらこれ、妹の携帯電話だ!」
「それ、四六時中持ち歩いてるの?それってシスコ……まあ、別にいいけど。じゃ、ついてきて。あ、パパもね」
私も?……何でだ?
「ん〜ちょっと人手が足りないんだよね。まあ、いいからいいから、シンのためだと思って」
そう言って娘はとっとと二階への階段を上がっていった。後ろからアスカ君の強い視線を感じる。
……これは行かないわけにはいかないな。しかし降霊とは……いったい何をさせられるんだか……

「……じゃ、準備できたよ。後は目を瞑って祈るだけ。想いが強ければ成功するはずだから」
「分かった!将校さんも頼みますよ!」
それはいいんだが……なんで私が魔方陣の中央で携帯電話を持っていなくちゃならんのだ?
「気にしない気にしない。じゃ、始めるよ。しっかり黙って祈ってね」
娘はそう言うと目を瞑り、両手を組んで黙想を始めた。それを見たアスカ君、私も同じように祈る。
しかし、本当にこれで霊が……

『…………おにいちゃん!』

不意に頭の中で少女の声がした。と同時に、私は立ち上がっていた。私ではない、他の誰かの意思で。
「おにいちゃん……会いたかった!」
私ではない私はそう言うと、アスカ君の胸に飛び込んだ。コレはまさか……私の身体が乗っ取られてる!?
オイ、止めろ!私の中から出て行け!
『ヤ!せっかくおにいちゃんにあえたんだもん!出てかない!』
だったら別の人間に憑依しなさい!ほら、あそこに居る女の子とか……
『あのお姉ちゃん変なオーラ出てるんだもん、無理だよ。とにかく、しばらく身体借りるからね』
ダメだ!だいたいこんな姿で君のおにいちゃんが喜んでくれると……
「マユ……本当にマユなのか……マユ!」
そう言うとアスカ君は私に抱きついた。まさか普通に喜ぶとは……何て単純な子なんだ、シン・アスカ。
「おにいちゃん……」
そう呟いて私じゃない私は涙すら流し始めた。その様子を見て娘が、一言ポツリと呟く。
「…………キモ」
娘よ、全部お前がやったんじゃないか……ところで、この子は時がくれば私の身体から出て行くんだろうな……不安だ。

350 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/25(土) 23:35:30 ID:???
ワクワクテカテカ(AA略)

351 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 00:10:21 ID:???
>>349

藻前!漏れをコロスきか?((´Д`))プギャー

352 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 00:25:42 ID:???
>>349
もうね、このスレが単行本化されたら買いますよ。
1000円くらいだったら絶対買う。

353 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 01:30:58 ID:???
ネ申GJ!!トダシン&シンマユ&マユトダのニーズを満たしてくれてありがとうございます。
ゲイビデオ出演疑惑に続きトダカたんを待つのはショタの汚名…オーブちゃんねるの一佐を犯して泣かせたいスレは祭りですな。
しかしマユ口調のトダカたん……リアルに想像して思わずorz…一条氏(中の人)なら出来そうだからつい…。

354 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 09:22:29 ID:???
>>349
クソワロタ
シン、いいのかそれでw

355 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 09:25:53 ID:???
>だったら別の人間に憑依しなさい!ほら、あそこに居る女の子とか……
娘がシンとくっつく分には、それでいいのか?

356 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 16:46:13 ID:???
外見はどうとしても
中身が本人ナラいいとおも・・・
微妙にシンに共感しちまったorz

357 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 17:21:13 ID:???
>『ヤ!せっかくおにいちゃんにあえたんだもん!出てかない!』
あ〜〜〜もうマユ可愛いなチクショウ!

358 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 20:52:17 ID:???
>>356
実はシンは一挙両得を狙っていたとか。
マユと会話してトダカたんに抱きつけるなんて、美味しすぎ。

359 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 21:44:37 ID:???
>>358
アマギ乙www

360 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 22:35:50 ID:???
キモ男光臨!

361 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/26(日) 22:37:33 ID:???
先日の少女の霊は、時間が経って私の身体から出て行ってくれた。………が。
『ねえねえ、おじちゃん、マユ見たいテレビあるんだけど、チャンネル変えてくれない?』
それはいいが……いつまで私の周りにいるつもりだ。おにいちゃんのところに行けばいいだろう。
『だっておにいちゃん、マユのこと見えないんだもん。近づくと「マユマユの気配!」とか言ってるし、いるのは分かるみたいだけど』
なのに私には見えるのか……一回とり憑かれて波長が合ったのか……
『マユのこと呼んだおねえちゃんは見えてるみたいだったよ。おじちゃんのイデンシにレーカンがあるんだよ、きっと』
はぁ、そんなもの要らないんだがな……とにかく、早く還るべき場所に還りなさい。ご家族もそっちにいるんだろう?
『パパとママもこっちに呼んでよ。それでいいじゃん』
冗談じゃない!私の家は幽霊屋敷じゃあ……
「あなた、これから夕食のお買い物行くんだけど、何か買ってきて欲しいものある?」
気付かない内に背後に接近してた妻が、唐突に私にそう話しかけた。あ、ん、別にこれといって欲しいものは……
「アイスクリーム!」
その時、私の口が、私の意志とは無関係に動いた。その言葉を聞いた妻は不思議そうに眉をひそめながらも、
アイスクリームを買ってくることを了承して家を出て行った。……君、またやったな。
『だってー、アイスクリーム食べたかったんだもーん』
だからって他人の身体を勝手に乗っ取っちゃいかん!だいたい、どうやって食べるつもりなんだ!
『おじちゃんの身体借りるよ。アイス食べるくらいいいでしょ?』
分かったよ……だが、今度からそういう時は私に言うんだぞ。買ってきてやるから。
『ホント!?やったー!』
ただし、あんまり無茶なお願いはするんじゃないぞ。私にだって限界というものが……

「あなた…………」

ふと、後ろから声がしたので振り返ると、顔面を蒼白にした妻が私の方を向いて立っていた。お、お前!なんで……
「お財布忘れたから帰ってきたの……それよりあなた、さっきからおかしいと思ってたけど……一人で何を……」
い、いや、これは話すと長くなる訳が……
「病気……治ってなかったのね……ごめんなさい。今度こそちゃんと治しましょ。大丈夫よ、軍の方も分かってくれるわ」
またあの病院か!?いや、もうあそこは……
「そんなこと言ってたら心の病は完治しないのよ!今から電話します!あなたも準備して!」
だから私の話も聞けって……私は別に一人芝居をしてたわけじゃなくってだな、そこにいる女の子の幽霊と話して……
『おじちゃん……その説明、意味ないと思うよ……』
「幽霊と会話?あなた……どうして、こんな……」
そう呟いて妻はついに泣き出してしまった。ああ、もう、こうなってしまったら……

「……つまり、自分は娘の呼び出した幽霊と会話が出来るだけで、全く正常だと、あなたはおっしゃるんですね」
医者がいかにも納得がいかないといった風にそう呟くのを受けて、私は一つ強く頷いた。正直、もう後に引くことは出来ない。
「…………えっと、それでは奥さん、旦那さんはどれくらいの期間なら入院出来ますかね。いや、聞くだけですよ、聞くだけ」
嘘つくな!入院させる気満々じゃないか!とにかく、今娘が来るから説明を……
「パパ!また病気が再発したってホント!?」
おお、来たか!いや、違うんだよ、あそこにいるマユって子の幽霊と話してたのを勘違いされたんだ。ほら、説明してくれ。
私がそう言うと娘は、医者と妻、そしてマユという子の幽霊の顔を一度見渡すと、考え込むような素振りをしながら呟いた。
「……これはさ、ヘタしたらあたしもまとめて入院コースだよね……」
『だね。見える人の方がぜーんぜん少ないんだから』
「……パパ、病気はちゃんと治したほうがいいよ。あたし、いつまでも待ってるからさ。ファイト!」
ファ、ファイトってお前……あ、こら!帰るな!頼むからちゃんと説明して……
「あなた……もういい、もういいのよ……」
妻がそう呟きながら私の身体を抱きしめる。視界の端で医者がカルテに何事か書き込んでいるのが見える。
入院確定か……もう好きにしてくれ……くそっ。

362 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 22:46:53 ID:???
うはw見捨てた ヒドス

363 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 23:18:35 ID:???
途中までマユという共通項で親子仲が奇しくも進展してしまうのかと危惧しましたが
期待通り期待を裏切ってくれた(w いいオチでした。
てか「マユマユの気配!」ってなんだよ・・・PTZ

364 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/26(日) 23:38:34 ID:???
クソワロス
見捨てるなよ!

365 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/27(月) 04:20:00 ID:???
トダカさんへ
娘さんが降霊出来るなら、降ろして貰っちゃえ。
ウズミ様を。

366 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/27(月) 08:23:21 ID:???
そしてウズミ様にも取り憑かれるトダカたん…

367 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/27(月) 23:51:23 ID:???
今日もまた、夜中に家の呼び鈴がなった。最近多いな……大抵トラブルに発展するのだが、無視するわけにもいかんか。
ハイ、どちらさまですか?
「マリュー・ラミアスです。話があって参りました。ドアを開けてもらえますか」
ラミアス艦長?私は珍しい時間の珍しい来客に戸惑いながらも、扉を開けた。ラミアス艦長……いったいこんな時間になぜ…
「トダカ一佐……あの、この前ホストクラブに居た男の人のことでお話が……」
ホストクラブに居た男……ロアノーク大佐ですか?
「そう、その人です。私、あの人知ってるの」
知ってる?なぜ?
「あの人はロアノーク大佐なんかじゃない!ムウ・ラ・フラガっていう、元AAのパイロットなのよ!」
何と!?しかし、なら彼は何故……
「分からない……でも、記憶を失くしてるみたいだったわ。お願い!あの人の記憶を取り戻して!」
そう言われましても……記憶を取り戻す方法なんて私は……
「そういえばカガリさんがトダカ一佐に会いたいって言ってたわね。でも最近AAも忙しいし……どうしようかしら……」
……その件、お任せ下さい。是非私がロアノーク大佐の記憶を取り戻してごらんに入れましょう。
「本当!?ありがとう!トダカ一佐!」
いや何、礼には及びませんよ。ラミアス艦長にはカガリ様ともどもお世話になっておりますから……

……と、言うわけなんだ。君たち、何か案はないか?
「って言われてもねー、オレ達、ネオのことそんなに知ってるわけじゃないし」
「だな。つーかよく知ってたって記憶を取り戻す方法なんか分かるかよ。思いっきり殴ればいいんじゃね?」
「ネオ殴る…ダメ!ステラ……許さない!」
翌日、私の質問を受けた連合のエクステンデット三人組はそう答えた。
君たち三人でもそうか……じゃあどうしようもないか。
上手くいけば何でも好きなものを一つずつ(AAの経費で)買ってやろうかと思ったんだが……
「マジで!?オレ、今スッゲー欲しいシルバーアクセあるんだけど」
「そういやステージ用の革ジャンが擦り切れてたっけな……買い替え時か」
「ステラ……チョコアイス、食べたい……」
チョコアイスのみは成否に関わらず差し上げよう。成功したらバニラもあげるよ。しかし……出来るのか?
「わっかんない。でも、心あたりはあるぜ。まえちょっとだけおかしくなったことがあるんだよ。ある一言で」
「ある一言……アレか。やってみる価値はあるかもな」
「ステラ、やる。バニラアイスも食べる!」
その時、私達の視界の端をロアノーク大佐が通りかかった。それを見た三人が身構えて彼のもとに走り寄る。
「ステラ!アウル!いいな、一気にいくぞ!せーの……」

「「「おっさん!!!!」」」

「おっさんじゃない!……ハッ!?俺は今いったいなにを……」
「効いた!よーしこのままだ!おっさん!おっさん!おっさん!おっさん!おっさん!」
「おっさん!おっさん!おっさん!おっさん!おっさん!」
「おっさん!おっさん!おっさん!おっさん!おっさん!………うぇーい」
三人による「おっさん!」包囲網にロアノーク大佐は明らかに苦しんでいる。オイオイ、もしかしてこんな方法でこのまま……
「う……オヤジ……お袋?」
ロアノーク大佐が明らかに何かを思い出しかけている。だが、確か「お袋」とか「お母さん」とかは……
「お母さんが、お母さんが死んじゃうじゃないかーーーーーーーー!!!」
「死ぬ、死ぬ、みんな、みんな死んじゃう!うぇーーーーーーい!!!!!」
……さて、逃げるか。私はロアノーク大佐を囲んで暴徒と化した二人の子供たちを尻目にスティング君と共に現場を離れた。
ああなった彼らの恐ろしさは経験済みだ。哀れ、ロアノーク大佐。………まあ、私のせいといえば私のせいなのだが。

368 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/27(月) 23:58:55 ID:???
おっさんワラタ

職人の人、激しく愛してます!!

369 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 00:06:47 ID:???
ステラに萌え死にました。
チョコアイスは普通に買ってくれる上に、
成功したらバニラもくれるトダカさんにも萌え。

370 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 00:14:59 ID:???
>うぇーい


ワロタwwwwwwwwwwwww


トダカ一佐とケコーンしたい…

371 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 00:15:13 ID:???
>AAの経費で
トダカ、ハラグロスwww

372 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 00:16:38 ID:???
ステラとアウル放ってトダカたんと逃げるスティング・・・
安全な場所で缶コーヒーでも飲み交わしていそう

373 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 00:20:11 ID:???
一番の被害者ロアノーク大佐
オッサンよばわりされた上に…

374 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 01:55:48 ID:???
「…うぇーい」にワロタ。トダカたんも散々ひどい目にあってきたせいかさすがに不幸回避スキルが上がった模様。

375 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 03:10:18 ID:???
慣れてきてるなぁ、オイw

376 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 05:16:14 ID:???
ようやく120%を聞きました。
中の人のことを思うとなんか不憫指数が果てしなく跳ね上がった気が…。


377 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/28(火) 23:28:03 ID:???
ロアノーク大佐の記憶を身近な人間にとりもどして貰う作戦は失敗した。かくなる上は人の知られざる神秘の力に頼るしかない。
と、いうわけで私はロアノーク大佐を家まで連れて行き、娘に会わせた。
「つまり、あたしにおまじないでこの人の記憶を取り戻させて欲しいってこと?」
ああ。出来ないか?
「やってみるけど……あたしだって万能じゃないんだから……」
呪術から降霊までやらかしておいて何を言う、と思ったが、私は黙っておいた。ロアノーク大佐に逃げられたらおしまいだ。
「オイオイ、記憶って何だよ。とにかく、そこの可愛い子ちゃんが俺になんかしてくれるわけ?」
「うん。ねえ、コレ見て」
そう言うと娘は水晶らしきもので出来たペンデュラムをロアノーク大佐の前にかざし、それをユラユラと横に揺らした。
途端、糸が切れた人形のようにロアノーク大佐の身体が地面に倒れこむ。……成功したのか?
「わかんない。とりあえず目覚めてみないと……」
その時、ロアノーク大佐がむくりと起き上がった。そして中空の一点を見つめながら、大きく声を張り上げた。

「月光蝶であーーーーーーーーーーーる!!!!」

……おい、これはどういうことだ。
「あれ?失敗した?でも、ムウ・ラ・フラガがこういう人って可能性も……」
「久方ぶりの地上!小生は実に愉快であるぞ!ハッハッハッ!」
「……違うっぽいね。ちょっと待って、もう一回やるから」
そういうと娘は先程と同じことをし、同じようにロアノーク大佐は倒れこんだ。
そして間もなく起き上がると、今度はそっぽを向いたまま力強い声で呟く。

「…………馬鹿は来る!」

「あっ、ねえ、これとかそれっぽくない?成功かな?」
さあ……もう少し喋ってみないと分からんが……
「必要ないのだ!宇宙に、貴様達は!」
「……違うね。じゃあもう一回…………」
       ・
       ・
       ・
「……で、記憶は戻ったんですか。トダカ一佐」
数時間後、バルトフェルド君を従えたラミアス艦長が家にやってきて私にそう尋ねた。
いやまあ、戻ったというかその……どうにも収集がつかなくなったので取り合えずお呼びしたというか…
「収集がつかなくなった?どういうこと?」
いえ、努力はしたんですが……とにかく、アレなんですけど、違いますかね。

「ククク……人の記憶を取り戻すなど、グランゾンの力をもってすれば造作もないことですよ……」

「……何ていうか、根本的に違うわね」
ですよね。はぁ……薄々分かってはいたんですが……
「ホント、何でこうなっちゃうのかしら………思考回路はショート寸前よ」
「全くだ。事はエレガントに運びたまえよ、トダカ一佐」
ラミアス艦長、バルトフェルド君……今回は真に申し訳ないでゴンス……あれ?
「どうしました?トダカ一佐?サービスします?」
いや、大丈夫です。しかし、いったい何がどうなっているのやら……だいたいグランゾンってなんなんだ、全く……

378 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 23:36:54 ID:???
>「思考回路はショート寸前」
中の人つながりですかww 他のやつは分からない orz

379 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 00:54:11 ID:???
トレーズ様と葛城三佐とギンガナム(だっけ?∀パラ見だからウロ)しか解んないです。
しかしこの後ネオは元の人格に戻れたのかしらかしらご存じかしら?…出てたよね、生徒会@ウテナ

380 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 03:35:16 ID:???
ロアノーク大佐あわれ・・・w

>>379
出てた出てた。生徒会長とフェンシング部の麗人な。

381 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 04:06:57 ID:???
トレーズ閣下エレガントにワロス

382 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 04:16:08 ID:???
あの人色々やってるから、18禁系とか出てくると大変なことになりそうだ・・・

383 :銀種 :2005/06/29(水) 06:08:41 ID:???
マユ「おじちゃんはどーしてこんな所にいるの〜?」
トダカ「んー?それはねェ、特攻しちゃったからだよ〜」
マ「おじちゃんはどーして特攻しちゃったの〜?」
ト「んー?それはねェ一時のテンションに身を任せたからだよ〜お嬢ちゃんも若いからって後先考えずに行動しちゃいけないよ〜」
マ「オメーに言われたくねーよ負け組が。じゃーな、まるでダメなオッさん略してマダオ!」
ト「…フフ…ったく最近の子供は…アレ?おかしーな。前がかすんで見えないや」

384 :チラシの裏 :2005/06/29(水) 10:30:55 ID:???
なんか結構分からない人いるみたいなので、捕捉。

>「月光蝶であーーーる!」「小生は〜」
∀ガンダムのギム・ギンガナム。時代かかったおっさん。色々とんでもない。
>「…………馬鹿は来る!」 「必要ないのだ〜」
ガンダムWのゼクス・マーキス。メット型仮面と長髪の組み合わせをネオの前にやってた。
>「グランゾンの〜」
スーパーロボット大戦のシュウ・シラカワ。グランゾンはそいつの乗るロボット。超キザ。
>「思考回路はショート寸前よ」
コレ分からない人はいないと信じたい。台詞を入れられないので歌から持ってきた
>「事はエレガントに運びたまえよ」
ガンダムWのトレーズ・クシュリナーダ。エレガント馬鹿
>「今回は真に申し訳ないでゴンス」
おじゃる丸のアオベエって奴。調べて知ったので良く分からない。
>「サービスします?」
EVAのミサトさんが次回予告の時に「サービス」という単語を必ず入れてたそうな。見てないけど知ってる。

以上。そして……

俺以外のネタ師キタ━━━(゜∀゜)━━━━!(>>383)
何か感動……

385 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 17:28:08 ID:???
遺作「ばぁくねつ!ゴッド!フィンガーーーーー!!!!」

386 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 21:42:03 ID:???
ムゥ「れっっっぷうぅぅざあぁぁんんっっ」

387 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 23:06:23 ID:???
俺的にはトダカ一佐の中の人はToHeartのぐーたら主人公のイメージかな。
BADENDの折はキラ(の中の人)に「僕達、ずっと友達だよね」とか言われてたけど。

388 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 23:09:52 ID:???
シンがマリューの事を「姉さん」とか言いそう。
一方のマリューもシンにメシを作らせたり…

余談だが、アストレイの劾の事をシンが「兄貴」とか呼びそう。

389 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 23:15:28 ID:???
アズラエル「愛の翼に勇気を込めて(以下略)」「ドリルクラッシャー!」
     「ヘル・アンド・ヘヴン!」「ゴルディオン・クラッシャァァ〜ッ!」
レイ「まかぁいっ!てんじょぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜っッッ!!」
ジブリール「シュトゥルム・ウント・ドランク!」

390 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/29(水) 23:30:59 ID:???
娘を使った霊的治療にさえ失敗した私は、もうロアノーク大佐の記憶は諦めようと決断した。
が、その話を例の連合三人組に話すと、ちょっと待ったを掛けられた。
「気が早いなー。オレ達一回失敗しただけだぜ?まだわかんねーじゃん」
……と、いうことは何か策があるのか?
「まあな。記憶が戻るために必要なのは強い衝撃だと思うんだよ。それを俺らで与える」
まさか……殴るのか?しかしそれはステラちゃんが……
「ネオ殴るダメ!絶対ダメ!」
「ステラ、ネオは殴らねーよ。散々話し合っただろ?」
「そうそう。ステラは作戦通りにすればいいの。じゃ、そろそろネオもくることだし、準備するか」
そういうとアウル君とスティング君はどこからか持ってきた枕をステラちゃんの服の腹辺りに詰め始めた。
君達……何をするつもりだ?
「まあ見てなって。あ、そうだ、成功報酬のシルバーアクセ、忘れないでよ」
「革ジャンもな。よろしく頼むぜ」
「ステラ……今度はイチゴアイスがいい……」
ステラちゃん……だからその程度なら言えば買ってあげると……
「スティング!来た!ネオだ!」
「よし!ステラ、行け!手はずどおりやれよ!」
「うん!ステラ頑張る!イチゴアイス貰う!」
そう言ってお腹に詰め物をしたステラちゃんがのそのそとロアノーク大佐に近づいていく。
ロアノーク大佐はすぐにそんなステラちゃんに気付いて、彼女に声をかけた。
「ステラ、どうしたんだ?そのお腹はいったい……」
「ネオ…………」


「ステラ……妊娠した…………うぇーい」


「――で、これがその結果というわけね?トダカ一佐」
私の連れてきたロアノーク大佐を見たラミアス艦長が、どこか怒りを含んだ口調の言葉を私に投げかける。
は、はあ……とにかくショックを与えれば記憶は戻ることは分かりました。ただ、その……程度が強すぎたようで……

「ヤア!オレハムウラフラガ!フカノウヲカノウニスルオトコサ!ヨロシクナ!」

畏まる私の横でロアノーク大佐が、人形のように角ばった動きで片手を挙げながら、片言でそう喋る。
「アイサツモナシカヨ!マッタク!ヒーローハガラジャナイゼ!」
「これは記憶が戻ったというよりは……壊れた、と言わないか?トダカ一佐」
バルトフェルド君……いや、それはそうなんだが……
「……トダカ一佐、もういいです。もう時間も遅いですし、今、車をお呼びしますから、彼を連れて帰ってください」
そう言うとラミアス艦長は携帯を取り出し、聞こえよがしな大声で電話の向こうの人間と会話を始めた。
「あ、ノイマン?うん、タクシー出して欲しいの。送ってもらいたい人がいるのよ。……久々にかっとばしていいわよ」
ノイマン!?ラミアス艦長、彼のタクシーを使うぐらいなら私は自費で……
「 な に か ? 」
……なんでもありません。お心遣い、感謝いたします。
私はラミアス艦長の鬼のような形相に押されて、言葉を飲み込んだ。またあのタクシーに乗るのかと落ち込む私に、
相変わらず片言のロアノーク大佐が話しかける。
「ゲンキダセヨ!イイオトコガダイナシダゼ!」
改めて見るととんでもない人格になったもんだ、ロアノーク大佐。あのタクシーの衝撃で彼の記憶が戻りはしないだろうか。
……逆に、私の記憶が飛んでしまったらどうしよう…………

391 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/29(水) 23:42:27 ID:???
>うぇーい
ワロスwwwwww
暴走タクシーキタ−ー(゜∀゜)ーーッ!!

392 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/30(木) 01:04:33 ID:???
ネオがハロ口調に…(哀)そんなにステラの事がショックだったんか…。

393 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/30(木) 07:27:50 ID:???
っていうか、心当たりがあったのかよ!

394 :銀種 :2005/06/30(木) 09:34:33 ID:???
アマギ「連邦と共闘するなんざ、我々のいるオーブってのは一体どうなって…」
トダカ「フン、何を今さら」
ア「!」
ト「今のオーブは俺たちのためになんて機能してねェ。んなこたァとっくにわかってたことじゃねーか。貴様らのMSは何のためにある?政府護るためか?ユウナ様を護るためか?俺は違う。
覚えてるか。あの頃居場所もねェ、戦うしか能のない俺たちを自衛軍として迎え入れてくれたのは誰か。連邦の侵攻でウズミ様を失いオーブさえも失いながら、それでも俺たちを見捨てなかったのは誰か。
失くした誇りをもう一度とり戻してくれたのは、誰か。
…政府でもセイランでもねェ、俺の大将はあの頃からカガリ様だけだよ」

395 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/30(木) 15:03:46 ID:???
今日こそミネルバを堕とさせてもらうでゴンス

396 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/06/30(木) 23:06:14 ID:???
最近、近所に暴漢が出るらしい。夜中に一人歩きをしていて襲われた女性が何人も居る。
この辺りも物騒になったものだなどと私が考えながら歩いていると、突然目の前に男が二人現れた。
片方は奇妙な仮面を付けた、いかにも怪しい男だ。まさか……噂の暴漢か?
「フ……アデス、どうやら足音を立てすぎたようだな。業を追い求めるものはもっと静かに動くべきか……」
「驚かせてごめんなさい、暴漢探してただけなんです、気にしないでね、だそうです!」
はぁ……暴漢を探してるということはつまり、警備をしているということですか?しかし何でまた……
「私にはあるのだよ!この宇宙でただ一人!全ての人類を裁く権利がな!」
「自分以外の人間が悪いことするなんて許せない!成敗してやる!、だそうです!」
話を聞く限りではどうやら仮面の男はこの辺りに出没する暴漢を追い求めているらしい。で、もう一人は通訳。
……同じ言語を使っていて通訳を挟まないと会話が出来ない人間など、普通居ないはずなんだがな。

「キャーーーーーーーー!!!」

その時、闇を切り裂くような女性の悲鳴が辺りに響き渡った。その声を聞いた仮面の男は付き添いに一言言い残して走り出す。
「アデス……運命の目覚めの時だ。乗り遅れるな!」
「ハッ!暴漢が現れたみたいだよ!急ごう!、ですね!分かりました!」
そう言って付き添いのアデスとか言う男も走り出した。私も国を守る一人の男として暴漢を放っておくわけにもいかずに走り出す。
襲われてる女性は……アレか!……って、あの子は、フレイ・アルスター!?
「ちょっとやだ!離してよ!殺されたいの!?」
暴漢と格闘しながらフレイさんはハンドバックから拳銃を取り出して暴漢に向ける。暴漢も流石に普通の女の子にしてはおかしいと
思ったのか後ずさりを始めた。しかし、それを横から例の仮面の男が蹴り飛ばて気絶させ、フレイさんに近寄って声をかける。
「ステージの幕は上がったばかりだ。君にはまだ果たしてもらわねばならない役割があるのだよ……」
「若いんだから、もっと気をつけなきゃ。とにかく何もなくてよかったね、だそうです」
フレイさんは二人の言葉を聞いているのか聞いていないのか。怯えたような目で仮面の男を見つめ続けている。
まあ仕方ないか。暴漢に襲われて恐怖心の高まっているところに突然仮面の男が現れたらそれこそ……

……新しい暴漢だと思いかねない……

そこまで考えて、私はハッとなった。しかし、私が事態を収めようとする前に、フレイさんはハンドバックから何やら
手榴弾のようなモノを取り出し、大声を上げながら仮面の男たちに投げつけた。

「あんたたち、なんなのよおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!」

……次の日、私は仮面の男ともう一人の付き添いが入院している病院に見舞いに行った。
仮面の男の名はラウ・ル・クルーゼというらしい。全身を包帯で巻いた彼は私の姿を見ると、例の口調で語りかけた。
「枯れゆく運命の花に水を手向ける、か。しかし、私の根はまだ腐り落ちてはいない!」
「お見舞いありがとう、でも大丈夫だから心配しないでね、だそうです!」
そうですか……では、これで失礼します。お気をつけて。
私はそう言い残して病室を後にした。まあ、偶然にもフレイ・アルスターに関わったのが彼の不幸だろうか。
もっとも、夜道を仮面で徘徊する時点で彼に問題がないとは言えないがな……

397 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/30(木) 23:25:08 ID:???
クルーゼキタ−ー(゜∀゜)ーーッ!!

398 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/30(木) 23:57:04 ID:???
わ〜とうとうアデス艦長キターvvでもリー艦長といいやっぱり薄幸なのね(涙)
フレイ様は手榴弾まで持ち歩いてるのか…さすが。

399 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/01(金) 00:19:24 ID:???
手榴弾の攻撃からも無事逃げ延びてるトダカたんv
実に冷静に事態を観察できているのは異常事態に慣れすぎたせい?

400 :トダカ&アマギ:2005/07/01(金) 00:21:16 ID:???
       ___                        ___
      <=◇=>\                    <=◇=>\
      <_/))) i フフフ…ヤッタゾアマギ!400ゲトダ!  <_/リ Y  ヤリマシタネイッサ!ミハッテタカイガアリマシタネ!
       (' -` bソ                     ('U` b ソ
       (| <y> |)                    l'|<y> |`i

401 :トダカ&アマギ:2005/07/01(金) 00:25:11 ID:???
       ___                        ___
      <=◇=>\                    <=◇=>\
      <_/))) i …………ズレテル          <_/リ Y  フツウニキリバントレナイ。ソウイウウンメイナンデスカネ、モウ
       (' -` bソ                     ('U` b ソ
       (| <y> |)                    l'|<y> |`i

402 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/01(金) 00:37:02 ID:???
クルーゼ&アデスが良い感じに仕上がりすぎでメガワロス

403 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/01(金) 02:07:34 ID:???
言ってることはともかく、なんかいい人っぽいですね隊長!

404 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/01(金) 22:36:48 ID:cq6XfNyz
クルーゼのセリフ口調とアデスの通訳サイコー!!激しく笑いましたよ。
クルーゼなにげにいい事言ってるのが良いね!萌えた。

405 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/01(金) 22:37:34 ID:???
上げちゃった…すまない

406 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/01(金) 23:30:52 ID:???
娘が降霊を行うことが出来ると聞いてから、ずっと考えていることがある。ウズミ様と少しでいいから話が出来ないだろうか。
……考えてるだけでは心の健康に悪いな。私はそう思い、この際思い切って娘に尋ねてみた。
「降霊?別にいいけど……形見の品は持ってるの?」
ああ。ちゃんと借りてきた。これなんだが……どうだ?駄目か?
「その人の思いが強く残ってれば何だって媒介にはなるよ。でもさあ、「君も国王になろう!〜国土総ハーレム化計画〜」って何?
どこの男子中学生呼び出すつもりなの?」
……別にいいじゃないか、そんなこと。とにかく頼んだからな。
「分かったよ。じゃあ、ちょっと待ってて、準備してくるから」
娘はそう言い残して自分の部屋に消えると、しばらく経って「出来たよー」と言って私を呼んだ。
部屋に入ると私を出迎えるのは見覚えのある魔方陣。やり方は知っている。私は形見の品を抱え、魔方陣の中央で祈った。
ウズミ様、ウズミ様、ウズミ様、ウズミ様………

『トダカ……』

その時、頭の中であのお方の声がした。ウズミ様!?いらして下さったのですか!?
『貴様に呼ばれては出て行かんわけにもいくまい。良く今まで国を守り続けてくれたな……感謝するぞ』
もったいないお言葉、ありがとうございます。しかし、ウズミ様が私の中に……感動です。
『フ……そうか。では、感動ついでに一つ頼まれごとをしたい。少し身体を借りるぞ』
身体、ですか?私は一向に構いませんが、いったい何を……
『何、大したことではない。ちょっと……』

『近所に新作18禁ゲームを買いに行くだけだ。では、行くぞ!トダカ!』

それからしばらくもの間、私とウズミ様は私の身体の支配権をめぐって抗争を続けた。
お止め下さい!ウズミ様!それだけはどうか!
『ええい!大人しくせんか!一向に構わないと言ったのはお主であろうが!』
状況が変わったんです!『巨乳艦長陵辱の日々』『Hなホーク姉妹〜二人は軍人!〜』『ダブル歌姫監禁調教日誌』etcetc……
など全て私の身体で買われたら、私はもうこの界隈を歩けません!どうかご再考を!
『うるさい!セイランのためには買えて私のためには出来んというのか!』
あの時とは事情が違います!せめて一つだけに……
『ならぬ!一種類につきプレイ用、保存用、布教用に三枚は買うぞ!』
ダ、ダメです!ウズミ様は噂というものの力をご存じないのですか!絶対にさせませんぞ!
……私はそうやって、ウズミ様との壮絶な精神コントロールの綱引きを何時間も続けた。
ウズミ様が私の身体を支配しては家の扉まで猛ダッシュ。その後、私が支配権を取り戻して部屋までUターン。
自分で自分の身体を何処かに縛り付ける。再びウズミ様がそれを外して……の繰り返しだ。
傍で見ていた娘は呆れ果て、とっくに何処かに遊びに出かけてしまった。
敬愛するウズミ様とちょっと話がしたいと思っただけなのに、どうしてこんなことに……

407 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/01(金) 23:43:55 ID:???
一佐の精神力とウズミ様の執着心の戦いが良いですね

408 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/02(土) 01:47:25 ID:???
ウズミ様、ヤバスwwwww
トダカはウズミ様の何を尊敬していたんだw

409 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/02(土) 06:35:07 ID:???
しかも借りるのはトダカたんの身体だけでなく財布も…

410 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/02(土) 08:27:11 ID:???
エロゲのタイトルが>105のころは無難な感じだったのが、徐々にパワーアップしてくのにワロス

ところでそのエロゲどこに売って(ry

411 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/02(土) 14:19:31 ID:???
ユウナのエロゲ好きはウズミのせいか?w

412 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/02(土) 16:24:48 ID:???
>ウズミ様が私の中に……感動です。

変な想像した奴手挙げて
ノシ

413 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/02(土) 22:44:05 ID:???
今まで気にもしてなかったけどお前のせいで変な想像しました。

ノシ

そもそもエロゲーやるってことはその後に一人で(ry

414 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/02(土) 23:14:12 ID:???
「……はぁ、カガリン……」
この頃、ユウナ様がどこか遠くを見つめてそう呟くことが多くなった。カガリ様とセイランとの結婚には反対だった私だが、
ユウナ様個人が憎いわけではない。さて、どうにかならないものか……
「あ、お前!久しぶりだな!」
考え事をしながら歩いている私に、金髪の女の子がそう話しかけてきた。
カガリ様!?いや、こんなところを歩いているということは……カガーリさんの方か……
「へ?お前、まだ気付いてなかったのか?」
気付くって……何に?
「い、いや、何でもない。知らないならいいんだ、知らないなら」
おかしなことを言う子だ。しかしそういう突拍子のないところもカガリ様に似ている。……そうだ、君に一つ頼みごとがあるんだが。
「頼みごと?私にか?」
ああ。嫌なら構わないんだが……君に会ってもらいたい人間が居るんだよ。ただし、カガリ・ユラ・アスハとして。
君とカガリ様は驚くほど似ているし可能だと思うんだが……
「私がカガリ様に!?そんな、無理だ!あの美しく、強く、聡明で、誇り高く、気品に満ち溢れたお方の真似などとても……」
大丈夫。私はあのお方を良くご存知だが、意外とガサツで、考えなしで、貧乏性で、他人に流されやすい部分もあるのだよ。
まあ、そういったところが放っておけないわけだが……。
「お前、そんな風に思ってたのか…………まあいい、話は了承した。会ってやるぞ!相手は誰だ!」
現オーブ代表でセイラン家の跡継ぎ、ユウナ・ロマ・セイラン氏だ。少し会って話をしてくれるだけでいい。
「ええ!?ユウナかぁ……別に嫌いじゃないんだけど……………………………………………………………ぶっちゃけキモい」
ん?何か言ったかい?
「……何でもない。まあ、一度受けたことだしな、引き受けるさ」
ありがとう。では明日のこの時間に……

翌日、私は着飾ったカガーリさんを連れてタケミカヅチのユウナ様の部屋に向かった。
……準備はいいかい?カガーリさん。
「まかせろ!今の私は、カガリ・ユラ・アスハを演じているカガーリ・ユーラ・アスーハを演じているカガリ……」
ワンクッション多くないか?まあいい、とにかく、私が先に入るから合図があったら来てくれ。……失礼します。
私はそう言って扉をノックし、部屋の中に足を踏み入れた。何やら書類に目を通していたユウナ様が顔を上げて私の方を見る。
「トダカ、いったい何の用だい?追加して欲しい人員でもいるの?」
そうではございません。実はこの度、ユウナ様に極秘で会わせたい人物がおりまして……
「極秘で会わせたい人物?誰?」
こちらです。……お入りください、カガリ様。
私がそう言うと扉の陰からカガーリさんが現れた。ポカンとした顔で彼女を見つめるユウナ様に、カガーリさんは声をかける。
「久しぶりだな!元気だったか?まあ訳あってオーブとは別行動を取ってはいるがお前のことを忘れたわけじゃ……」
「…………カ、カ、カ、カ、カ、カ」
……蚊?

「カガリーーーーーーン!!!!!会いたかったよーーーーーーーー!!!!!!」

一時間後、私とカガーリさんは狂ったようにカガーリさんを追いかけてくるユウナ様から逃げるため、
タケミカヅチの倉庫の中に身を隠していた。狭い空間の中で身を寄せながらカガーリさんが不機嫌そうに呟く。
「オイ。話が違うじゃないか。ちょっと話すだけって……」
すまない。まさかあそこまで欠乏症状が進んでいるとは思わなかった。とにかく、艦から脱出する術を考えよう。
「そうは言っても外にはユウナがうろついてるぞ?部下も使ってるだろうし、遭遇はまぬがれないぞ。どうするんだ?」
……君がカガリ様じゃなくてカガーリさんだってことを説明すれば……
「そんなものに騙されるのはお前だけ………じゃなくって、今のアイツにそれを聞く余裕があるとはとても思えないぞ。
もういい。面倒だからユウナ殴り飛ばして脱出するさ。じゃあな」
そう言ってカガーリさんは倉庫を出て行ってしまった。殴り飛ばすって……今さりげなく凄いことを言われた気が……

415 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/02(土) 23:23:23 ID:???
黒髪に戻ったドロシーを追いかけるセラヴィーを思い出したw

416 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 00:33:36 ID:???
あれだけユウナに虐められていても憎まないトダカたんって・・・


417 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 02:00:27 ID:???
ユウナりん…いいキャラだ…ゲイザバレル先生で違う道には目覚めてなかったのか…ちぇ(おっとつい本音が)
しかしユウナとアーサーとジブリが揃ったらスゴい事になりそうですね。

418 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 10:56:16 ID:???
>>414
カガリ脱出のため、トダカ一佐は唐突にシャワーを浴びて腰タオル一枚で応対して
警備(主にテンジョウとか天城とかアマギとか)を攪乱してるに違いない

>>417
さらに降霊ウズミ様もセットで収拾のつかないことに

419 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 11:09:31 ID:???
>>417-418
さらに降霊マユたんにいらん知識を与えて余計に収拾のつかないことに

420 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 13:13:24 ID:???
>>418
腰にタオル一枚&濡れ髪トダカたん……………ハアハア………妄想ゴチ!


421 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 14:36:36 ID:???
>>テンジョウとか天城とかアマギ
うぁ・・・・・変態が分裂した・・・・

422 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 14:37:38 ID:???
ハァハァ・・・一佐の腰タオル・・・ハァハァ・・・ハァハァハァハァハァハァ

423 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 14:45:11 ID:???
('U` *b ソ←この顔を見かけたら110番……してる暇があったら即逃げろ!

424 :http://hedo.at.infoseek.co.jp/:2005/07/03(日) 14:52:41 ID:???
東急不動産・東急リバブル不買運動

425 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 20:57:20 ID:???
>>417
>「トダカ、いったい何の用だい?追加して欲しい人員でもいるの?」
この台詞を返すくらいには好意的になっているのかと。
ホントはトダカたんが来てくれてうれしかったに違いない。

426 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/03(日) 22:38:36 ID:???
今日、街でラクス・クラインを見かけた。あちらこちらの店のショウウインドウを眺めては、何も買わずに立ち去っている。
……強盗の下見にしか見えないのが恐ろしいな。気付かれぬうちに退却……
「あら?トダカさんじゃありませんこと?お元気でしたか?」
……気付かれたか。まあ仕方ない。普通に話していれば害はないんだ。
久しぶりだね。買い物かい?
「ええ。ちょっと私の家の子供達の服を……」
そこまで言いかけた時、聞き覚えのある少年の声が辺りに響き、私達の会話を中断させた。
「将校さーーーーーん!」
そう叫びながら私の元に近づいてくるのは、シン・アスカ君と大人の男女一人づつの集団だった。
その大人二人が、私の顔を見るなり驚きの声を上げる。
「あら?貴方、たしかホストの……」
「ああっ!ゲームショップでエロゲー取り合いした人じゃないですか!どうして……」
ああ、確か貴方達は……そうだ、タリア・グラディスさんとアーサー・トライン君でしたかな。
……ところでアーサー君、あの時はよくも……
「あー、えっと……ま、まあ水に流しましょうよ、水に。はははは……」
そう言ってアーサーという青年は乾いた笑いを上げた。全く……調子のいい男だ。
「あら?トダカさん、お知り合いですの?」
流れに取り残されているラクス・クラインがそう横から口を挟む。すると、アーサーという男が彼女を指差しながら
心底驚いたような表情で叫んだ。
「あーーーー!!プラントの歌姫ラクス・クラインじゃないですか!自分、大ファンなんです!サインを……」
その言葉を受けて、ラクス・クラインはクスリと笑った。そして、私にしたようなものと同じ説明をする。
「確かに私はラクス・クラインですわ。でも、プラントの歌姫とは違います。調べていただければ分かりますわ」
そう、彼女とプラントの歌姫には決定的に違う点がある。しかし、万が一にでもそこに触れてしまったら……
「へー、でも、ホントそっくりだな。違いなんか全く分かんないよ」
まず、アスカ君がそう言った。胸のことなど気にもしていないということか。純粋さの勝利だな。セーフ。
「あ……本当、そっくりさんにしても驚いたわね。寸分の違いもないわ」
タリアさんはそう言いながら、視線はばっちり胸に向かっていた。……さすがは大人の女性。セーフ。
さて、あとは……
「あ、でも……」

「本物の方がもっと巨乳ですよ。まあでも自分は、ちょっと貧乳の方が好きですけどね。アハハハハハハハハハ……」

………………アウト。
「そうですか。……ではみなさん、私は他に用事ができましたので、ごきげんよう」
そう呟くように言い残して場を去るラクス・クラインの最後の形相を、私は見た。
……恐らく、この世に鬼というものが存在するのならばあのような顔をしているのだろう。そんな顔だった。
「あー、行っちゃいましたね。しかし惜しいなあ。アレで胸さえあれば本当にそっくり……」
……アーサー君。君、早く家に帰ったほうがいいぞ。それで盗まれたくない大事なものを金庫なりなんなりにしまうんだ。
もっとも、金庫ごと盗まれたらどうしようもないんだがな。
「へ?何でですか?大丈夫ですよ、セキュリティはバッチリ……」
そう油断していられるのも今の内だ。同じタブーに触れたものとして忠告する。……彼女を甘く見るな。
私はそれだけ告げて、その場を後にした。アレだけの言葉で伝わったかどうかは不安だったが、洗いざらい暴露して私まで
ターゲットになってしまっては元も子もない。
……そして翌日、オーブ港に大量の18禁ゲームが捨てられるという事件が発生した。被害者Aさんの話によると
「帰ってきたら部屋が空っぽで、まるで夜逃げしたばっかりみたいに何にもなくて、気が付いたらこんなことに……」
だそうだ。今度は個人の所有物を狙って来たか……今度彼女に会うときは言葉の端々に気を付けよう……

427 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/03(日) 23:42:02 ID:???
デカけりゃいいと思うなよーー!!(種割れ)

でも実は貧弱な人ほど巨乳に憧れるもんなんだが(私が単に女体スキーなだけ?)
とりあえずラクス様には周囲の平和の為にもA→Cカップに膨らむという某注射をお薦めする。美容外科にGO!

428 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/04(月) 01:37:05 ID:???
とりあえずラクスは貧乳じゃねーー!!と叫んでみる
ミーアがでかすぎるだけ

偽者のせいで・・・
ラクス・・・不憫な子・・・

429 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/04(月) 08:04:32 ID:???
近々演説かますらしいラクス様。
映像付きで演説為さるなら、いきなりあのドレス来て
デカ乳で視聴者の度胆を抜いて下さるかもしれないW

430 :銀種 :2005/07/04(月) 15:17:21 ID:???
将校さん 長らく連絡をとっていませんでしたがいかがお過ごしでしょうか。
僕の方は相変わらずミネルバで世界を縦横無尽に飛び回っております。やっぱり地球の海はいいです。
先日オーブに寄ることがあったので将校さんに会いにいったのですが、どうにもすれ違いになり残念です。実は今回筆をとったのは貴方に言いたいことがあったからです。
昔貴方は『おい、天城またキャバクラいったらしいな。今度俺も連れてけ』と言っていましたが彼はテンジョウではなくアマギさんです。今更と思いましたがやっぱり人の名前とか間違えるのは失礼だと思います。
それじゃ元気で トサカさん
シン・アスカ
P.S ダーダネルスでムラサメ隊殺っちゃってゴメンネ(このP.Sって手紙書くと使いたくなるね(笑))
トダカ「笑えるかァァァァ(怒)本文とP.Sが逆コレェェ!!
人の部下殺っといてP.Sですませやがったよ自分も人の名前間違えてるしよォォ!よしんばP.Sが世界平和を願うという意味だとしても許せねーよコレは!」

431 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/04(月) 23:33:01 ID:???
最近、娘の成績降下が著しいので家庭教師を呼ぶことにした。娘は当然不満そうな声を上げたが、
もう黙って見過ごすことは出来ない。……呼び鈴が鳴ったな。来たか。
「こんばんわ。家庭教師派遣センターからやって来ました。レイ・ザ・バレルです」
扉の向こうから現れたのは、線の細い、長髪美形の男だった。娘がその顔を見るなり一言「超イケメンじゃん……」と呟く。
……まあ、多少ヤル気にはなるだろうし、構わんか。じゃあ、バレル先生、こちらが私の娘の……
「おや?レイじゃないか、何をしてるんだい?こんなところで」
その時、唐突に背後から現れたデュランダルさんが家庭教師の彼に声を掛けた。その姿を見たバレル先生は、驚きに目を
見開きながらおよそ似つかわしくない大きな声で叫ぶ。
「ギル!?どうしてこんなところに……」
「君こそ、何をしてるんだい?私はここの隣の家に潜入……いや、住んでいるのだよ」
「俺は……家庭教師としてこの家に……」
「そうか。君は人に物を教えるのが上手いからな、いい教師になるだろう」
そう言われたバレル先生は嬉しそうに目を輝かせて、デュランダルさんの顔を見つめる。
そんなバレル先生にデュランダルさんは微笑みかけながら、さらに言葉を紡いだ。

「頑張りたまえよ……私も期待している。それでは、私は家に帰って風呂にでも入るとするよ」

あの、バレル先生……そろそろ授業を始めて欲しいんですが……
「お金なら払います!だから少し放って置いてください!」
お金なら払うって……私は娘の勉強を見てやって欲しくて……
「無駄だよ、パパ。さっきからずーーーーーーーーーーーーーーーーっと双眼鏡で隣の家見てるんだもん、この人」
「ギル……バスローブ姿も素敵だ……ああ!今ちょっと脱げた!くっ、もっと角度を……」
娘はすっかり呆れ果ててバレル先生を見ている。その内に彼はどうやら「デュランダルさんを無理なくデートに誘う方法」を
妄想し始めたようで、ブツブツと呟きながらシミュレーションを始めた。……なんなんだ、一体、彼は。
「パパ、電話鳴ってるよ」
ああ、そうみたいだな。もしもし……なんだ、アマギか。何の用だ。
『いや、実はですね、スパって知ってます?要は温泉メインの健康ランドみたいなところなんですけど……』
「ギルをどこに誘おうか……そうだ、温泉がいい。スパならそう不信感も抱かれないだろう……ギルの裸……ハァハァ」
『そこの無料券が余ってるんですよ。それで一佐には普段からお世話になってますから、ご一緒にと思いまして』
「無料券をエサにするんだ……普段から世話になっている礼といえば疑われることもないし断りづらい……完璧だ……」
『いや、他にも誘ったんですが軒並み断られたんですよ。有効期限も迫ってるし……』
「あとはダメ押しだな。他にも誘ったがダメだったことを臭わせて有効期限のことを持ち出す。そして……」
『一佐…………』
「ギル…………」

『「どうです?一緒に、行きませんか?」』

…………済まないが、遠慮しておく。
私はそう言って私は電話を切った。別に温泉は嫌いではない、むしろ好きなのだが……なぜだろう、あの誘いを受けては
いけないと私の中の何かが警告を下している。ふと見ると、シュミレーションでも断られたらしいバレル先生が誰の目にも
分かるほど落ち込んでいた。シュミレーションなんだから好きに妄想すればいいじゃないか、全く…………

432 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/04(月) 23:48:32 ID:???
レイとアマギの思考回路が一緒なのがワロス

433 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/05(火) 03:27:30 ID:???
妄想にも律儀なレイワロス

434 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/05(火) 07:33:22 ID:???
風呂上がりギルを出歯亀レイワロス
トダカの家に入り浸って隣宅ストーキングしそうな勢いだな

435 :通常の名無しさんの3倍 :2005/07/05(火) 13:12:28 ID:???
レイとギルの関係がいい。
早く、ニコルが見たい。

ニコルが何をしてるのか期待してます。

436 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/05(火) 15:57:41 ID:???
>>430
銀魂ネタワロタw
コーヒー吹いちゃったじゃないか、ディスプレイが・・・
しかも部下だけでなく本人も殺ってるし
あとダースベイダーに「ジェダイの騎士か?」と問われて
「いや40代のおっさんだ」と返すトダカも見たい

437 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/05(火) 20:48:59 ID:???
激しくワラタ
シミュレーションとシュミレーションが混ざってますよw
レイにとってはシミュレーションで
トダカにとってはシュミレーションであって欲しい

438 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/05(火) 21:44:22 ID:???
『おじちゃーん、久しぶりー』
領海警備の任務中、頭上からそういう声が聞こえてきたので顔を上げてみると、案の定マユ・アスカの霊だった。
私は任務中なんだから後にしなさいといった風に軽く手を払ったが、彼女はそれが気に入らないらしく、私の目の前まで
接近してくる。
『ねー、お仕事いつになったら終わるの?後で身体借りていい?』
一つ目の質問は分からないと答えておこう。二つ目は、目的と用途による。
『んーとねえ、ちょっとお兄ちゃんに会いに行くだけだよ。一緒に買い物するんだ』
冗談じゃない!君がとり憑いた私とアスカ君が買い物になんか行ったらどういうことになるか……
「あの……一佐?」
思わず声を荒げる私に、ババ君がおそるおそるといった風に話しかける。そうか、普通の人には見えないんだったな。
今度から注意して……
「その子……一体誰ですか?」

……つまり、君にはこの女の子が完全に見えるということだな、ババ一尉。
「は、はい。それはもうくっきりと……霊感あるんですかね、自分」
任務終了後、タケミカヅチ内の休憩所でババ君は私の質問にそう答えた。霊感………ねえ。私が腑に落ちない何かを感じて
考え込むと、ユウナ様と話をしにでも来たのかロアノーク大佐と例の子供たち三人組が現れた。
「よお、トダカ一佐。調子はどう?」
ロアノーク大佐……ご無事で……いえ、お元気そうで何より…………
「オイ、何だよ!女の子が浮いてる!」
その時、三人組の内の一人、アウル君がそう声を上げた。まさか……君にも見えるのか!?
「見えるって……まさか、普通は見えないもんなの?ほら、あそこに女の子浮いてるだろ、スティング」
「あ?見えねーよ。ただの壁じゃん」
「ステラ……見える。女の子、浮いてる……」
どうやら見えるのは三人中二人らしい。ロアノーク大佐はどうですか?この辺に何か見えます?
「うーん……女の子っぽいのがぼんやりとは見えるんだけど……半分見えるってとこかな」
『あっ!同じこと言ってる人、何人かいたよ!たしか、バルトフェルドさんとか……』
バルトフェルド君が!?他には誰か君の事を見えた人はいないのか?
『う〜ん、ちょっと待って、確か……』
そう言ってマユちゃんは自分のことを見ることが出来た人間を次々と挙げていく。それによると私の知ってる内では……

完全に見えた人:私、ババ君、アウル君、ステラちゃん、フレイさん、クルーゼさん、アデスさん、トール君、WEST-RIVERの二人
半分見えた人:ロアノーク大佐、バルトフェルド君、ヤマト君、アスラン君、メイリンさん

「一佐、このリスト…………」
ああ……見ているだけで凄い悪寒がする。まるで閻魔帳を前にしているようだ。これは一体……
「ステラ……イヤ……怖い!」
「お、俺も、なんだろう……身体が震えてる……ハハ……」
どうやら見えた人間の反応は皆同じようだ。もしかして私達は今、触れてはいけない部分に触れようとしてるんじゃ………
『ねえ、おじちゃん』
その時、不意にマユちゃんが声を上げた。……なんだい?
『次にマユのこと見えるようになるの…… こ の 人 な 気 が す る 』
マユちゃんはそう言ってある人物を指差した。その指先を見てアウル君もステラちゃんも言葉を呑むが、
当の指された人物――スティング君は全く気付かずに言葉を紡ぐ。
「オイオイ、どうしたんだよ。俺の顔になんかついてんのか?あ?」
彼の発した言葉に応える者は無く、声は初夏の蒸し暑い空気に呑まれて消える。目を合わせれば連れて行かれるとばかりに
皆の視線は床に向かう。連れて行かれる?どこに?私達は何を知ろうとしている?………それは、謎に満ちた恐怖だった。

439 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/05(火) 21:50:09 ID:???
見える人のつながりは・・・

440 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/05(火) 22:01:35 ID:???
怖!本編死亡な人だけ見えてるのか・・・
それでシンは気配感じても見えないのねw

441 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/05(火) 22:25:43 ID:???
KOEEEEEEE

442 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/05(火) 22:46:24 ID:???
半分見えた人のリストがいいな。
死にかけた人とこれから死ぬ人・・・
しかしこのアニメって本当に人の命を軽んじてるなw

443 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/05(火) 23:04:26 ID:???
(本編では沈んだ)タケミカヅチのソナーにも反応したりするんでしょうか・・・

444 :銀種 :2005/07/06(水) 00:13:24 ID:???
オクレ兄さん…(哀)そういえばもうすぐトダカたん達の新盆になる訳で…いやァァァ!!

>>436
わーい初めて反応キター!!ありがとうございますvvWJは立ち読み派なんでそのネタ使うとしたら結構先になっちゃうかな?
トダカたんネタはストック切れちゃった…他キャラはスレ違いになっちゃうので自粛しときます。ブログでは続けるけど。
…次はサカーネタを。

445 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/06(水) 01:01:34 ID:???
皆、>>438の目欄の通りオクレ兄さんの無事を祈りましょう

(-人-)ナムナム

あ、間違えて冥福をry

446 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/06(水) 23:46:44 ID:???
今日、軍港にアスラン君が緑色の髪をした中性的な臭いのする男の子を連れてきた。
彼は「はじめまして」といいながら私に名刺を渡す。

『アマルフィ探偵事務所所長 ニコル・アマルフィ 〜ミラージュコロイドあります〜』

…………探偵?しかし、探偵がいったい私に何の用だ?
「いや、トダカさん、謎の人物に狙われてるんでしょう?シンから聞きましたよ」
ああ、そうだが……まさか君たちがそれを何とかしてくれるというのかい?
「正確には俺たち、じゃなくてこのニコルが、ですよ、トダカさん。ミラージュコロイドで尾行潜入はお手の物ですから」
「ええ。僕に任せて下さい。きっと犯人を現行犯で捕まえてみせます」
現行犯?何をする気だ、君は。
「実は既に、トダカさん出演のハードSM系ゲイビデオが艦長室に置いてあると噂を流してあります。そこで僕が艦長室に張り込んで…」
……またそのパターンか!君達は私の世間体を何だと思ってるんだ!いったい!
「まあまあ、トダカさん。ニコルもちゃんと事前調査はしてます。その結果、いまさら世間体もなにも無いという結論に……」
…………そうなのか?ニコル君?今、私の評判はどのようなことに……
「知らないほうがいいですよ。じゃあ、行ってきます。アスランたちはこのままここで待機していて下さい。捕まえたら連絡します」
そう言ってニコル君は艦長室の方へ向かった。残された私はふうっと息を吐きながら椅子に身を沈めつつ、アスラン君に声を掛ける。
……しかし、何でまた私のためにこんなことをしてくれるんだ?私と君はそれほど親しい訳でも……
「シンとルナマリアは犯人確保に失敗したそうですから、そのフォローですよ。しかし、いったい何で失敗したんです?アイツら」
何でって……聞いてないのか?
「ええ。なんか話したがらないんですよ、二人とも」
まあ、一言で言うと、犯人の与える生理的嫌悪感が彼ら二人の許容量を超えていたんだ。しかも音声だけでな。
拷問と盗聴が趣味の二人をあそこまで追い詰めるんだから相当なものだと思ったほうがいいだろう。
「そうなんですか……って、じゃあ、間近でそれを目の当たりにしたニコルは!」
その時、艦長室の方向から叫び声が聞こえた。当然、声の主は今しがたここで話していたばっかりのあの男の子だ。

「うわああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

…………遅かったか。
叫び声からしばらく遅れて、ニコル君が廊下を怯えきった表情で駆けてくるのが見えた。
目をカッと見開き、顔面は蒼白、まるでホラー映画の幽霊を目撃した瞬間の主人公のようだ。
「ト、トダカさん…………逃げ…………」
彼はその台詞を言い切らない内に、その場にバタリと倒れた。アスラン君がその亡骸(?)に近寄り、悲しみに満ちた咆哮を上げる。
「ニコルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」
……逝ったか。しかし、一人の人間をその存在だけでここまで追い詰めるとは……私もとんでもない奴に狙われたものだ。
……もう娘に呪い殺してもらおうか、この際。

447 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/07(木) 00:06:33 ID:???
>>446
ニコルゥゥ!!

448 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/07(木) 00:07:24 ID:???
これだけ毎日やっていると、壁に突き当たることはありますよね。
無理でない範囲で頑張ってください。
楽しみにしてます。

449 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/07(木) 00:08:26 ID:???
ニコルの登場に期待してたものです。
本編同様にむなしく死んでしまうなんて。
気絶しただけですよね。

事前調査までするなんてニコルらしいね。

450 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/07(木) 17:15:04 ID:???
>>444
トダカたんネタ品切れですか(´・ω・`)ショボーン…
ブログ…ヒントだけでもプリーズщ(゚д゚щ)
個人的に銀魂好きなので大変楽しませて頂きました。
サカネタも楽しみにしてます

451 :キャプテン種 :2005/07/07(木) 18:47:48 ID:???
【凹部タケミカズチ】(現在二部リーグ落ち)
トダカ→主将。いぶし銀のベテラン守備的MF。シンの才能を見抜いてユース入りを薦めた恩人。しかし第28節対ミネルバ戦でそのシンにハットトリックを決められた挙句靭帯損傷、ベテランFWババ共々引退に追い込まれた。
ユウナ→監督。オーナー・ウナト氏の息子。連邦風の華麗な攻撃的サカーが持論で、凹部サカーの特徴たるカテナチオ(守備重視)を美学とするトダカ主将以下主力選手達とはそりが合わなかった。
アマギ→ボランチ。主将とエースを引退に追い込まれ二部落ちした凹部タケミカズチから、絶妙なコンビ攻撃を得意とする凹部三連星イケヤ・ゴウ・ニシザワらを率いて凹部アークエンジェルに移籍。

452 :キャプテン種 :2005/07/07(木) 19:02:20 ID:???
>>450
DUOBLOGで地道に探して下され。検索出来ないんで大変かも知れませんけど。
トダカたん銀魂ネタは思いついたらまた出します。

453 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/07(木) 19:16:38 ID:???
>>452
ハケーンしました。
これから読ませて頂きます
ありがd

454 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/07(木) 19:58:38 ID:???
今日、任務終了後ババ君と家路を歩いていると、繁華街で短冊を渡された。ふと見ると広場の中央に大きな笹が飾ってあり、
そこにいくつもの願い事を書いた短冊が下がっている。そうか……もう七夕か。早いものだな、夏も。
私とババ君は連れ立ってその笹の元に行った。そして用意された台の上に短冊を置き、ペンを取る。
さて……何を書くか。ここはやはり娘ともっと仲良く……
「しかし、いきなり願い事といわれても困りますよね、一佐。家族に望むことはもうこれ以上ありませんし……」
……私はババ君がそう言ったのを聞いて、書きかけた願い事を消した。横で「家族に望むことはない」とか言われて
あんな願い事書けるほど恥知らずな男ではない。しかしそうなると……どうしたものか。
「ちょっと他の人の願い事見てみましょうか。少々悪趣味ですけど」
だな。ここままでは何一つ思い浮かばなさそうだ。では、少し失礼して……

『願わくばCカップ。あわよくばDカップ。 ラクス』

「どうしました?一佐。顔色が悪いですよ」
……いきなり見てはいけないものを見てしまったんだ。察してくれ。
「はあ……ところで、参考にはなりましたか?今の」
全くだ。別のを見てみよう。これなんか……

『オーブへ。かくまって下さい、お願いします。 ロゴスの偉い人』

……伝言掲示板か、ここは。
「一佐、どうしました?今のはどうだったんですか?」
どうもなにも根本的に間違っていた。もういい、手当たり次第に見てみるぞ。

『副艦長がもっと空気読めるようになりますように』『カガリンが素直に僕の胸に飛び込んで来ますように』
『引き金を引くのは私一人で十分だ!』『私以外の悪人はみんないなくなっちゃえ!、だそうです!』
『新しい拷問器具とその実験相手が欲しい』『盗聴万歳!』『うひょー』『うぇーい』…………

……なんだか、頭痛くなってくるな。ん?これは……アマギの願い事か?
「アマギの願い事!?ダメです!一佐!見ちゃいけませ……」
『オーブが平和を手に出来ますように』。ふ……まだまだ青二才だと思っていたが、一人前のことを書くな、奴も。
「え?そんなこと書いてありました?…………………………………公共の場だと思って、自粛したか」
ん?何か言ったか?
「いえ、何も。ところで一佐、いい加減願い事決めましょうか、もう」
そうだな。ではあと一つ見てみて……

『一佐の○○○に○○○を○○○○○したい ('U` *b ソ』

……見間違いか?念のためもうちょっと……

『一佐を○○○したあと○○○して○○○したい ('U` *b ソ』『一佐に○○○を○○○して貰いたい ('U` *b ソ』
『一佐の○○○を○○○してあげたい ('U` *b ソ』『一佐の………』『一佐……』『いry』etcetc……

「一佐?願い事決まりました?自分は『今の暮らしがずっと続きますように』にしましたけど……」
……私も、今の暮らしを守る方向にしよう。誰だか知らんがこいつは危険すぎる。
私はそう呟くと、不思議そうな顔をするババ君を無視して願い事を書き上げ、笹に吊るした。
さて、願い事は叶ってくれるか……もっとも、叶ってくれないと困るんだがな、あの願い事は……

『('U` *b ソの願い事が一つも叶いませんように トダカ』

455 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/07(木) 20:08:57 ID:???
('U` *b ソの知能が発達してきたな…

456 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/07(木) 20:32:32 ID:???
前半の見栄っ張りなトダカタソが凄い萌えだ・・・

457 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/07(木) 21:32:02 ID:???
ババ一尉、あまりトダカたんと一緒にいると('U` *b ソに嫉妬されて呪われるかもしれないぞ。

458 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/07(木) 23:13:48 ID:???
('U`*b ソ)こわいよ〜伏せ字が気になるよ〜(笑)ラクス様の願い、同じ非巨乳として涙無くしては見られないZe……

459 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/08(金) 00:28:01 ID:???
よかった、ここが神スレになってほんとうによかった

460 :キャプテン種 :2005/07/08(金) 01:21:30 ID:???
【凹部アークエンジェル】
キラ→FW。元は連邦屈指のエースだったが契約や方針を巡りフロントと対立、ラミアス監督以下一部の選手スタッフごと凹部に。
「僕は戦いたくない…打たせないで」とかいいつつガンガン敵選手を故障に追い込む恐怖のクラッシャー。別名『ゴール前の殺し屋』得意技はボールが影分身するレインボーフリーダムシュート。
ノイマン→MF。キラの活躍が派手なせいで一見目立たないが針に糸を通すようなスルーパスやセンタリングは神業の域。
カガリ→オーナー。アスランと遠恋中。
しかし彼の女性スキャンダル(巨乳グラビアアイドル・ミーアとの朝帰り、ミネルバ美人広報ホーク姉妹への二股疑惑)続発で実質破局との噂。

461 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/08(金) 06:17:37 ID:???
うひょー、うぇーいって願い事なのかよw

462 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/08(金) 21:46:26 ID:???
今日、久しぶりに銭湯に行った。前にアマギが大暴れして大迷惑をかけたところだ。
私は久々に入る足を伸ばせる風呂の気持ちよさに、感嘆の溜息をつきながら目を瞑る。
ふう……やはり広い風呂はいいな。アークエンジェルには温泉もあるそうだが、タケミカヅチにも付けられないものか……
「あれ?トダカさんじゃないですか。奇遇ですね、こんなところで会うなんて」
すっかり浴槽に身体を浸してのんびりしている私に声を掛けたのは、アスラン君だった。
その横にいるのは確かイザーク君とディアッカ君と……お、女の子!?女の子が何でここに……
「僕は男です!ニコル・アマルフィですよ、覚えてませんか?」
ああ……そうか、そうだったな。済まない。忘れていたわけじゃないんだが……その……女の子に見えた衝撃が先立ってな。
「いいですよ。気にしてませんから。それじゃあアスラン、僕、ちょっと露店風呂の方に行ってきますね」
そう言って腰にタオルを巻いたニコル君はその場を離れた。その後姿と私を見比べて、アスラン君たちが私に声をかける。
「まあ、仕方ないですよ、トダカさん。ニコルは女顔ですし、細身だし、ぱっと見女の子ですよね、確かに」
「ふん!あんな貧弱な身体をしているから間違えられる!キョシヌケめ!」
「まあ、確かに男っぽくないよなあ。もしかして……」

「……本当に女だったりして…………」

ディアッカ君がそう口にした途端、辺りは水を打ったように静かになった。どうやら三人とも、思い当たる節があるらしい。
「そう言えば仕草もどことなく滑らかだし、口調も穏やかだな。趣味とか特技もなんか男っぽくないし……」
「オ、オイ、俺は冗談で言ったんだぜ?アスラン。第一、胸が無いじゃんか、胸が」
「ふん……逆に言えばそれ以外は全て女だということじゃないか。見た目から中身に至るまで……な」
その時、ニコル君が露天風呂から戻ってきて他の三人に声をかけた。
もちろん、今まで彼らがどんな話をしていたか知らない彼に、警戒心は全く無い。
「露天風呂、気持ちよかったですよ。どうです?アスランたちも一緒に……」
「ニコル……なあ、お前、一つ聞きたいことがあるんだが……」
「……?なんですか?」
そう無邪気に尋ねられて、思わずアスラン君は言葉に詰まった。そんな彼の様子を見てイザーク君が叫びながら立ち上がる。
「ええい!キョシヌケめ!見てみればいいだろう!見てみれば!まどろっこしい!」
そう言いながらイザーク君はニコル君のタオルに手をかけて思いっきり引いた。それは、あっという間の出来事だった。
タオルがハラリと床のタイルに落ち、その向こう側の光景に思わず固まる私達の心情を、ディアッカ君が一言で代弁する。

「……………グゥレイト……」

風呂から上がった私は、ニコル君を除いた三人が洗面台近くの長椅子に腰掛けて話し合っているのを見かけた。
彼らは全員一様に落ち込み気味で、呟くようにポツリポツリと会話を繋いでいる。
「……人は見かけによらないよな、ホント。まさか、あんな……」
「俺は男として負けたのか……あんな貧弱な奴に………ちくしょおおおおおおおお!」
「イザーク……相手が悪かったんだ、諦めろよ。俺のバスター連結砲だってアレには……」
その時、事態を全く知らないニコル君がフルーツ牛乳を飲みながら三人に駆け寄って来た。
「アスランたちも飲みません?フルーツ牛乳。おいしいですよ」
「貴様………何がフルーツ牛乳だ!俺はもう騙されんぞ!」
いきなり激高したイザーク君にきょとんとなるニコル君。それを見て力なくうな垂れるアスラン君とディアッカ君。
私は、ここは大人として「そんなに気にすることでもないぞ」と教えてやるべきかどうか迷ったが、結局止めて銭湯を出た。
まあ、誰にだって意外な一面はあるものだ。……もっとも、さすがに意外すぎるがな、アレは。

463 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/08(金) 22:22:17 ID:???
この3人相手だとトダカたんが普通に「隣のオジサン」になってるw
ニコルを見て動じていないトダカたんは大人なのかそれとも・・・

464 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/08(金) 23:48:26 ID:???
可愛い顔してあの子割とやるもんだね、と♪…タケミカヅチ温泉はアマギが暴走する危険があるから止めた方がいいと思うよトダカたん…。

465 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/09(土) 04:35:47 ID:???
そういやネタもびっくり斜め下、
AAの天使湯とかきつねってなんかフォロー欲しいよなぁ…

たとえば、大戦の関係者が多数オーブにいるため、
今後何かのトラブルが発生する可能性がある。
ゆえに、戦艦やMSを修理保管することにした。
とはいえ、一応平和になったんだし、
恒久平和も祈念して冗談てんこもり修理になっちゃった、とかさ〜
演出はミリィが疑問を提示、ノイマンやらチャンドラが解説役、とかでさ〜
どんなトンデモバナシでかまわないから一言つけろよと…ああ、愚痴ってスマソorz

いつもの日記職人さん、ほんとに、ほんとに乙です!
毎回ハライテーw!で、家人の視線もイタイw

466 :キャプテン種 :2005/07/09(土) 11:38:59 ID:???
【座布都ミネルバ】
シン→最近急速に実力を伸ばした若手FW。あのキラを故障に追い詰め快勝した第34節対AA戦はもはや伝説。
ピッチ内外の過激な言動行動>>451でしばしば物議をかもしグラディス監督ももて余し気味。遠征中キャバクラ行きがバレた時もスーパーエースゆえ不問となる。
ただしその際ウニの軍艦巻きをアスランに投げたという話はガセらしい。
アスラン→元座布都ヴェサリウスのエースFW。『座布都の貴公子』AAに移籍した後一時現役を退いていたがミネルバに復帰。
親友にして好敵手キラに28節対AA戦で大敗して以降精彩を欠き、最近はベンチを温める毎日だった。
若手やフロントとの不和も囁かれていたが第36節で広報スタッフのメイリン嬢共々失踪、契約不履行と備品横領でオーナー・デュランダル氏は告訴検討中との事。
得意技は相手ペナルティエリア内で自爆…もとい倒されPKを決めること。
レイ→MF。最近のシンの活躍も彼の冷静なフォローあってこそ。
裏でアスランとシンの対立を煽っていたとも言われるが、これはかつて養父クルーゼ氏(元ヴェサリウス主将)が対AA戦で破れた私怨らしい。
オーナーのデュランダル氏との親密な関係からか監督とは不仲。
ハイネ→DF。陽気なセンターバック。スティング&アウル兄弟の妹ステラの愛犬ガイアに噛みつかれて大怪我を負い、惜しまれつつも引退。

467 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/09(土) 17:53:57 ID:???
ニコル……恐るべし

468 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/09(土) 18:27:59 ID:???
オクレ兄さん
マユが見えるようになっちゃったね

469 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/09(土) 22:26:38 ID:???
マユの予言が当たってしまったわけだが・・・・・・

470 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/10(日) 00:07:31 ID:???
今日、ロアノーク大佐に飲みに行こうと誘われた。が、連れて行かれた場所が……

『キャバレークラブ もるげんれ〜て』

ちょ……ロアノーク大佐!私は妻子ある身分で……
「まあ、いいじゃないの。たまにハメ外すのも悪くないと思うよ?」
そう言ってロアノーク大佐は私の背中を押して店の中に押し込む。
その姿を見つめる男が一人……バルトフェルド君!?い、いや……これは……
「……まあ、いいんじゃないの?僕も男だしねえ、野暮なことは言わないよ」
そう言ってバルトフェルド君は踵を返してしまった。そして私は店の中へ。……なんだかいやな予感がするぞ、これは。

「いらっしゃいませー。あら!ネオさんじゃない!久しぶりね」
「よっ!エリカママ、元気してた?じゃあ、いつも通りよろしく頼むよ」
そう言ってロアノーク大佐は私を連れて奥のボックス席に腰を下ろした。しばらくすると、女の子が三人ほど
私達のテーブルにつき、私に向かって自己紹介を始めた。
「初めましてー、私、アサギっていいまーす。よろしくーおねがいしまーす」「ジュリでーす」「マユラでーす」
は、はあ……初めまして。
「……もしかして緊張してます?こういうところ来るの初めてですか?」
というかその……妻子がおりまして、本来こういうところには……
「オイオイ、トダカ一佐。そんなの気にしてたら人生楽しめないよ?明るく行こうぜ、明るく」
ロアノーク大佐は手に持っていた水割りを飲みながら私にそう語る。……もう、割り切るか。私もそう思って水割りを
飲み始めた。やがていい具合に緊張も解け、それなりに話も出来るようになってくる。
「なんだ、いけるじゃないの一佐。さすが名ホスト。また来てくれってイアンも言ってたぜ?」
ロアノーク大佐……あれはあなたが無理矢理……だいたいここに来たのだってそうでしょうが。
「でも、女の子に囲まれるのは嫌いじゃないんでしょう?あなた」
うん……まあ、私も男だしその辺は……って、「あなた」?

「妻でーす」「娘でーす」「マリューでーす」「ステラ……でーす……うぇーい」

「げ!いつぞやの巨乳艦長さん!それにステラまで……」
お、お前たち、どうしてここに!
「留守電にね、こんなメッセージが入ってたのよ、聞いて頂戴」

『よお、奥さん。砂漠の虎って奴を知ってるか?これはそいつからの伝言だ。アンタの夫、今、キャバクラにいるぞ。
信じるのも信じないのも君しだい……ま、どっちでも構わないんだけどね、僕は。場所は……』

…………バルトフェルド君め、やってくれたな。
「あなた……色々積もる話もありますし、家に帰ってゆっくり話しましょうか……ねえ?」
「あたしさー、試してみたいおまじないあるんだよねー………いい?」
私はそう言って不吉な気配を漂わせる二人に腕を引かれる。ちょ……ロアノーク大佐、事情を説明し……
「この馬鹿!馬鹿!女の敵!記憶なくして他人様の家の旦那連れて何やってんのよ!」
「ネオ、女の敵……ステラ、女……ネオ、ステラの敵!」
「ちょ……まって二人とも言ってることが意味不明……ぎゃああああああああ!!!」
……どうやら、彼に事情を説明してもらうことは不可能のようだ。仕方なく私は二人と一緒に家に帰り、懸命に事態の説明と
説得に励んだ。それはもう交渉人になれるんじゃないかというぐらいに言葉をつないだ結果、どうやら何かモノを買ってやる
だけで済みそうになった。呪われたらどうしようかと思ったが……危なかったな。
ちなみに後でヤマト君に聞いたところ、バルトフェルド君には情報を匿名でばら撒きたがる妙な癖があるそうだ。
……そういうことは先に言ってくれ、本当に。

471 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/10(日) 01:46:57 ID:???
虎、チクり魔でつか・・・そうでつか・・・オモレ

472 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/10(日) 02:36:08 ID:???
>匿名で情報をばら撒きたがる癖
傍迷惑な癖だなw

473 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/10(日) 10:19:32 ID:???
アストレイ三人娘も出たか。GJ

474 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/10(日) 11:21:24 ID:???
虎のキャラ良いね
色々流用できそうだ

475 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/10(日) 12:24:25 ID:???
最近はトダカたんよりむしろネオの方が不幸な目にあってない?

476 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/11(月) 00:01:13 ID:???
今日、近所で祭りがあるというので妻と一緒に浴衣を着て出てみた。娘は既に友達と出かけていていない。
凄い熱気だな……ん?あれは……
「あっ、トダカさん。どうです?やっていきません?射的」
アスラン君……君は商売熱心だな。その的のハロも自分で作ったんだろう?
「ええ、まあ。射撃の腕に自信はあるんでしょう?軍人さんですから」
いや、オーブ軍の訓練はどうも古風でな……居合いとか柔術なら自信があるんだが射撃は……
「あれ?将校さん……それにハ……いえ、アスランじゃないですか、何やってるんです」
アスカ君……それに、ルナマリアさんか。また妙な二人に……
「射的?面白そうね、私、やってみよっと」
そう言ってルナマリアさんはアスラン君にお金を払い銃を受け取った。と、その時……
「オイ!アスラン!お前、こんなところで何をやってるんだ!」
この声は……やはりイザーク君か。案の定ディアッカ君もいるな。
「グゥレイト!射的じゃないの!俺、やってみるぜ!」
ディアッカ君も同じようにアスラン君にお金を払って銃を受け取り、弾を込める。そして二人とも狙いをつけて……
「ルナ、何狙ってんの?」
「あの赤い奴よ。何かはねた毛みたいなのが可愛いじゃない」
「ディアッカ!貴様、どれを落とすつもりだ!」
「あの緑色だぜ!さっきからグゥレイトって言ってるしな!」
「よーしじゃあ……」
「せーの……」

「「いけええええええ!」」

二人はそう言って引き金を引いた。そして飛び出した弾は的に…………向かうことはなかった。
「イタッ!!……お前ら、何するんだよ」
二つの弾が見事に両目に当たり、アスラン君は顔面を抑えながら不機嫌そうに呟く。……両目に直撃って…狙っても出来ないぞ。
「あれー?おっかしいなー。もう一発……」
「非グゥレイト!すまねえ!もう一回行かせてもらうぜ!」
「ちょ、待て、お前ら………うわ!」
二発目も、綺麗にアスラン君の両目に当たり、アスラン君は思わずよろける。
その拍子に出店のカーテンを掴み……イカン、崩れるぞ!逃げろ!
私がそう言って妻を抱えて逃げた時にはもう遅かった、隣の出店も巻き込んで店は崩壊。
崩れ落ちた店の中からアスラン君たちが頭をさすりながら出てくる。
「イタタタ……酷い目にあった。死ぬかと思ったよ」
「死ぬ…………」
私は聞き覚えのある女の子の声にハッとして巻き添えを食らった隣の店の看板を見た。まさか……

『やきそば エクステンデット』

…………終わったな。おい、ここはもういい。出来るだけ遠くに離れよう。
「あら?いいの?あの子たちあなたのお知り合いなんでしょう?もうちょっとお話を……」
人には義理より人情より自分の身を優先しなきゃならん時があるんだ。……行くぞ。
そう言って私は妻の手を引き、そそくさとその場を離れた。祭囃子の中の悲鳴の絶叫が徐々に遠くなる。
見方によってはこれも風流……なわけないか。見なかったことにしよう。

477 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/11(月) 00:22:45 ID:???
浴衣なトダカたん・・・
襟足とか胸元が月明かりの中に見え・・・ハァハァ

アスラン、なぜ倒れるときにトダカたんの帯を掴まなかったぁ!

478 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/11(月) 00:24:49 ID:???
幅広くやってるなぁ、エクステンデット…

479 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/11(月) 01:11:56 ID:???
居合いと柔術とはまたレトロな…剣道着のトダカたん萌えv…一佐の袴姿…柔道着の乱れた襟元…ハアハアハアハア……ハッ今アマギが降りてきてた!?乱取り稽古の時は奴に気を付けてトダカたん!!

>>417
グゥレイト!同志ハケーン

480 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/11(月) 02:40:53 ID:???
>>479
417→>>477ね。ミスった…。

481 :広告 :2005/07/11(月) 20:55:23 ID:???







('U`*b ソ)は、みんなの心の中にいるよ







482 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/11(月) 21:25:43 ID:???
ステラちゃんが大暴れする別の意味での祭り会場を後にして、私たちはさらに奥へと向かった。
すると、ヤマト君とラクスさんが即設のベンチに座って話しているのが見えた。
デートか……アスカ君とルナマリアさんといい最近の子は……まあ、でもこういう場所で見ると微笑ましい……
「じゃあ、行ってくるよ、ラクス」
「ええ、気をつけて」
そう言ってヤマト君は突然立ち上がると、駆け出した。どこにいくのだろうと思って後を付けていくと、
神社の石段に座る女の子に声を掛ける。アレは……フレイ・アルスター!
「もー、遅い!何分待たせるのよ!」
「ゴメン、トイレ混んでたんだ。でも、ずっと待っててくれたんだね、ありがとう」
そう言ってヤマト君はフレイさんのおでこにキスを落とす。……前言撤回だ。彼に関しては微笑ましい恋愛などあるものか。
もう、ここは私が……。そう思って身を乗り出した、その時だった。
「偽りの赤い糸に縋るのは止めたまえ……それは君を天国へは導かない」
「その男は君を騙してるよ!不幸になる前に注意してね!、だそうです!」
あれは……クルーゼさんとアデスさんか。しかしこのタイミングで浴衣仮面が現れても……ほら、きょとんとしてる。
「な、なんなんですか貴方達。いきなり現れて失礼……」
ヤマト君がなんとかそう口にするも、クルーゼさんは一向に気にせずにフレイさんに近づき、間近まで接近して声を掛ける。
……その風体でそれをやられても逆効果だということがどうして分からないんだろうか、彼は。
「君は……」
「ちょっと……やだ!近寄らないで!」
そう言ってフレイさんがクルーゼさんを突き飛ばす。しかし、それと一緒にフレイさんもバランスを崩し、
アデスさん、ヤマト君と一緒に階段を転げ落ちた。……まさか人格が入れ替わったりしないだろうな。
「う、ん……」
フレイさんがそう呻きながら起き上がろうとする。……恐らく、その時に間違いなく右手に妙な感触を感じたはずだ。
なぜならフレイさんの右手は、クルーゼさんの浴衣の下半身に突っ込んでいたのだから。

「残念!それは私のお稲荷さんだ!」
「ダメダメ!それは私の○○○○だよ!、だそうです!」

フレイさんはしばらく無言だった。しかし、自分の置かれている事態を把握するやいなや、
周りの雑音を全てかき消すかのような大声で叫んだ。

「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

……後はもう想像通りだった。余りにも凄惨だったんで思い出したくもない。というか、思い出すことを脳が拒否している。
ただ一つだけはっきりと覚えていることがある。私はあの時、こんなことを考えていた。
――ハンドバックって、あんなに武器が入るものなのか……
悲鳴と絶叫から逃れて、爆音と銃声に遭遇した私たちは、またもやその場を見なかったことにして離れた。
どうやらヤマト君も巻き込まれたみたいだし、それは良しとしよう。女の心をもてあそぶと罰が当たるぞ、本当。

483 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/11(月) 22:45:16 ID:???
奥様はちゃんと庇っていらさるのね。さすが現役軍人v
でもそんな場面に連続して遭遇しながら旦那サマと祭り見物を続ける奥様も素敵w

>まだ続くと思う

す、すると次は遭遇したアマギどんが理性をプッツンさせてトダカたんに襲いかかって居合わせたエースパイロット馬場一尉に撃墜されるのでつか!?ワクワクテカテカ

484 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/11(月) 23:10:30 ID:???
変態仮面の名セリフキタ━━━(゜∀゜)━━━━!

485 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/12(火) 00:00:17 ID:???
妻と二人で祭りを巡る姿を想像するととても微笑ましいです、一佐。
シンとルナもデートというか仲のいい友達のようで、なんつーかアニメ本編の
1000000000000倍くらい健全でいい。
そろそろ一佐の浴衣姿にハァハァする('U`*b ソ)が登場しそうで怖いでつが。

486 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/12(火) 00:07:00 ID:???
すっかり非日常に順応し、危機回避能力が飛躍的に向上し…

トダカたん、おいたわしや…。・゚・(⊃Д`)・゚・。

487 :キャプテン種 :2005/07/12(火) 13:01:57 ID:???
【連邦ファントムペイン】
ネオ→主将。攻撃的MF。何故かいつもマスク着用。対AA、ミネルバ戦では惜敗する事が多く、業を煮やしたオーナー・ジブリール氏に最近戦力外通告を受けた。
実はかつてキラと2トップで活躍した後失踪した名FWムウ・ラ・フラガ本人ではないかという専らの噂。
スティング&アウル→ファントムペインの2トップをはる兄弟FWコンビ。ちなみにシスコン。アスランやシン達と数々の名勝負を繰り広げた。しかしアウルは第28節で突然現役引退しアイドルに転向。
スティングも第32節対AA戦で凹部三連星の連携が元で故障。復帰は絶望的と言われていたが第38節で奇跡の復活。しかしドーピングで引っ掛かり直後引退。
【座布都エターナル】
バルトフェルド→座布都レセップス→凹部AA→座布都エターナルと数々のチームを渡り歩いてきたベテランMF。熱狂的半神タイガーズファンの為愛称は虎。愛車、ユニフォーム、マグカップまで虎テイスト。
ダコスタ→DF。ピッチの中心でラクス様!と叫ぶパシリ。
ラクス→オーナー。新興宗教団体代表のため、エターナル買収の際は揉めた。他チーム選手にもキラを初め信徒が多い。

488 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/12(火) 23:14:07 ID:puyoC5Wq
落ちたらつらいからほすage

489 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/12(火) 23:53:38 ID:???
そろそろ小腹が空いてきたので、たこ焼きでも買って妻と食べることにした。
適当な屋台を見つけて声をかける。スマンが、一箱……
「えー、ちょーめんどーい」
「うっせーよシャニ!黙って作れ、バーカ!」
「うらあああああ!500・円!」
……どうやらまた変な店を引いてしまったらしい。どうして私という奴はこう……
「つーさか、なんで俺らがまだ店番なわけ?超ウザイんだけど」
「しょーがないだろ、アレ見ろよ、アレ」
アレ……?私は思わず、赤髪の少年が指し示す先を見る。……ただの金魚すくいじゃないか。何が………

「くそおおおおおおおおおお!!!」

突如、平和な祭りの場に男の咆哮が響いた。金魚すくいの方からだ。どうやら、屋台の少年が指し示しているのも同じ男らしい。
「アズラエル理事!もうお止め下さい!」
「うるさいうるさいうるさい!少し黙ってろよ!」
脇に立つ黒髪の女性が怒りに震える男を止めるが、男は一向に気にすることはない。
……どうやらイザーク君と同じタイプの人間のようだ。もっとも、こちらの方が鬼気迫っているが……
「僕は勝つんだ!そうさ、いつだって!………もう一回だ!」
「アズラエル理事!いい加減に……」
「あの忌々しい黒出目金……一匹残らず掬い上げてやる!」
そう言って男が水槽に身を近づけた、その時だった。

「ニャーーーーーーーー!」

突如、一匹の黒猫が水槽に飛び込み、水と金魚を蒔き散らかすように暴れた。……あの猫、見たことあるぞ。たしか……
「コラ!だめだろ、そういうことしちゃ!……おや?アズラエルじゃないか?何をしてるんだ?」
「ジ、ジブリール!お前………」
やはり……あのブルーコスモスの新盟主か。そういえばあっちのアズラエルとかいう男もどこかで……
「ブルーコスモスを追い出されてドミニオンってグループ作ったんだっけ?調子はどうだい?少しはメンバー増えたかい?」
「そ、それは……」
「いまいちか……まあ、そんなものだと思ったよ。……これは水槽とかの弁償費だ。受け取ってくれたまえ」
そう言ってジブリール盟主は金魚すくいの店主に信じられない厚みの札束を渡した。そしてアズラエルという男の方を一瞥すると、
ふっ、と鼻で笑って立ち去っていく。笑われた方はがっくりと肩を落とし、もはや立ち上がれない様子だ。
「アズラエル理事、気を落とさずに……私をはじめ貴方のことが憐れ……いえ、気になって放っておけない人間もいます」
「バジルール……」
そこでアズラエルという男はたこ焼き屋の屋台を見る。感動の瞬間か……と思ったら、事態は別の方向に進んだ。

「ぷ。しょっぼーい」
「あーあ、なっさけねえなー。もう自・害しちゃえば?」
「ダセエ。信じらんねえぐらいダセエぜ、おっさん」

「うあああああああああ!」
三人から立て続けに責められた男は、発狂して人ごみの中に全速力で突っ込んでいった。……憐れだ。
私は人のことを憐れむほど良い環境下にいるわけじゃないが、アレは憐れだ………合掌。

490 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/12(火) 23:55:09 ID:???
祭り週間というのも風流でいとよろし

491 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/13(水) 00:00:31 ID:???
ついにアズラエル登場!
もしやナタルが奥様化?

>いやなら次でやめますが

まだユウナもアマギもカガリンも・・・
ここにひとりは楽しんでいるのがいます(^^)

492 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/13(水) 00:06:49 ID:???
ここにもいます 楽しんでいる者が

493 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/13(水) 00:10:38 ID:???
旧キャラもいい味だしてるなwwww
祭りを楽しんでいる奴がここにも1人

494 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/13(水) 00:13:56 ID:???
全てのキャラがいい味出してますね。
今回の旧エクステンデットの登場うれしかったです。

私の住んでるところも祇園祭りで盛り上がってます。

495 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/13(水) 17:22:38 ID:???
とうとう、キラ×アマギちっくなスレがたったらしいぞ?

496 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/13(水) 23:37:18 ID:???
誰か保管庫作ってくれ〜

497 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/14(木) 00:21:15 ID:???
祭りの夜は続く。蒸し暑い湿った空気の中、私たちは人ごみを奥へ奥へと進んでいく。
……ん?あそこでヨーヨー釣りをやってるのはカガーリさんか?その隣に居るのは……キサカ!?じゃあアレはカガリ様の方か!
「あーくそ!上手くいかん!結構難しいな、これ」
「カガリ、焦りすぎだ。俺の手本を見てろ。コレぐらい直ぐに釣り上げてやるさ」
……ちょっと待った。
「……ん?あ、トダカじゃないか。何してるんだ?こんなところで?」
夫婦で物見遊山ですよカガリ様。ところで、ヨーヨー、釣れないようですな。私が釣って差し上げましょうか?
「へ?いいのか?しかし、私の釣り針はもう……」
なに、構いませんよ。カガリ様のためならそれくらいの出費……
「オイ、何を勝手に話を進めている。お前なんぞお呼びじゃないぞ、トダカ」
キサカ……そもそもなんでお前がカガリ様と一緒に祭り見物なんだ。私はそこから納得がいかん。
「決まってるだろう?カガリと俺は一心同体だからだ。お前と違ってな」
そう言い放ったキサカを私は思わず睨みつけ、ピリピリとした空気が辺りに流れる。……コイツめ、どこまでも私を馬鹿にするか。
「……なんだ?なんか文句でもあるのか?悪いが俺は今からカガリのためにヨーヨーを釣らなきゃならん。とっとと去れ」
いや、カガリ様のためにヨーヨーを釣るのは私だ。……というわけだ、店主、釣り針をくれ。
「俺にもだ。……行くぞ!」
そうして私たちは同時にビニールプールの水槽に釣り針を垂らしはじめた。………が
「く……む、難しい!」
ふ……どうしたキサカ。脳まで筋肉のお前にはこの作業は辛いのか?
「やかましい!お前だって一個も釣れてないだろうが!いつまでも取りやすそうなの探してるんじゃない!」
なんだと!戦略を立ててから行動せねば物事が上手くいく道理がないだろうが!
「お前は考えすぎなんだ!だいたい……」

「カガリンじゃないか!何してるんだい?こんなところで」

「ゲ!ユウナ!お前も来てたのか……」
「お祭りは好きだからね。でもどこかでカガリンに会える予感があったのかも……」
そう言ってユウナ様はカガリ様に擦り寄り、カガリ様は露骨に嫌そうな顔をする。まあ、無理もないが……
「ところで、ヨーヨー釣りかい?なら僕に任せてくれよ。というわけで釣り針プリーズ!」
ユウナ様はそう言って店主から釣り針を貰う。いや、まさかユウナ様がゲームがお得意だからって流石にヨーヨー釣りは……

「ユウナ・ロマ・セイラン……行きます!」

まるでどこぞのアニメの主人公にでもなったかのようにユウナ様はそう叫ぶと、とんでもない速さで次々とヨーヨーを
釣り上げていった。その動き、正に神速。あっという間にカガリ様の手の中はヨーヨーで溢れ返り、ついに店主が泣きを入れて
好きなヨーヨーやるし、金も返すからヨーヨーを返してくれと言い始めた。……無茶苦茶だ。
「ハイ、カーガリン。どれでもいいから好きなの選ぶといいよ」
「あ、ありがとう。お前、キモイけどイイ奴だな。キモイけど。死ぬほどキモイけど」
「いやあ、イイ奴だなんて……カガリンにそんなこと言われると照れちゃうよ」
「……都合のいい耳してるなあ、お前」
そう親しいんだか親しくないんだかな会話を繰り返しながら、カガリ様とユウナ様は祭りの中をスタスタと歩いていく。
「……なあ、トダカ。俺達はアレに負けたのか?」
貴様はアレ……もといユウナ様をなめている。色々非常識な御方なんだ。色々な……
私は取り残されたキサカにそう言った。と同時に先程カガリ様たちが向かった先から聞き覚えのある声が二つほど聞こえてくる。
「だからキモイって言ってんだろ!無視すんじゃねえ!」
「のーーーーーーーーーん!!!!」
私はその方向をあえて確認しようとは思わなかった。どうせユウナ様の半死体が転がってるに決まってる。
しかしカガリ様、本当に強くなられた………本当の強さってそういうものではない気が多少するが。

498 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/14(木) 00:32:13 ID:???
ユウナ様テラキモス…
キサカとトダカたんカワイソス…

499 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/14(木) 00:38:57 ID:???
ユウナ報われないなぁ…

500 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/14(木) 00:41:19 ID:???
無駄なことばかり得意なユウナたんかわいいv
でもお忍びにはちゃんとトダカたんを連れていないと危ないよw
半死体になっても背負って帰ってくれるのはトダカたんだけなんだから

501 :トダカより、敬礼 :2005/07/14(木) 00:50:50 ID:???

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     /  /__/ / r'′      /-'´  /ク´',                  
     /ー_-! ‐ヘ_夭 7'‐┐  、     / / _>―;r―――――r―    
    /   ,l 、_ー''´ {  /`'r''''ヽヽ  / ∠‐;ニ-‐T´〜j::::::::::::::::::::::::::く-―
    /   |-`‐  j 7.  7  ' /,.-‐''"´    j 彡z::::::::;;;;--―'―
    /      l /  l ,'  ,∧ //     _,.-''_∠‐'"´ ̄
.   {     l/    ,' r'  `''<´  _,.-‐;;ニ‐'"´
 ,-rj     j    ノ  ヽ、_ノ;-ユ-‐'"´
../ {       /   /      //             ____
.j  \   ,イ  /      //         _,,..-―''"〜  ヽ
    \_ ̄ ニ入      〃    _,.-‐;ニ-'´         l
      `''r'´ 丶    〈  ,.-‐'"´,.‐''´      ,,. -――‐┴――

>>500ゲト、おめでとう。ついでに一言。
ついに半分まで来た、ありがとう。みなのお陰だ。感謝する
これからどうなるかは私も正直分からない。とりあえずマイペースに1000までいけたらいいとは思っている
今後ともよろしく頼む。では、全ての読者に、敬礼!

502 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/14(木) 01:05:25 ID:???
(`・ω・´)ゝ 一人目!敬礼返させて頂きます!こちらこそよろしく!

503 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/14(木) 01:11:17 ID:???
これからもがんばってください。


504 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/14(木) 01:51:26 ID:???
応援してます。
そしてAAを見て「そういえば軍人としてのトダカたん最近見てないな(ボソッ)」と思た。

505 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/14(木) 22:38:41 ID:???
(`・ω・´)ゝ敬礼!
いつも楽しみにしています。


506 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/14(木) 23:56:19 ID:???
「よ!トダカ一佐!あんたも来てたのか!」
そう言って妙に明るい口調で私に話しかけてくるものがいたので、振り返るとロアノーク大佐だった。
ロアノーク大佐……もしかして、あの焼きそばエクステンデットを見にきたんじゃあ……
「ん?知ってるのか?じゃあ、場所教えてくれ。さっきから探してるけど見つからないんだ」
潰れましたよ。アクシデントで。
「ええ!?もう!?何で?」
何でと申されましても……不幸に不幸が重なったとしか言いようがないですな。
「ふーん。ま、いいや。ところで一佐、見せたいものがあるんだけど……いいか?」
見せたいもの?何ですか?
「いや、ここじゃないんだ。ちょっとこっち来てくれよ。あ、奥さん、旦那さん借りてくよ」
そう言ってロアノーク大佐は私を暗がりへと連れて行った。そして木々の間からある方向を指差しながら、言う。
「ほら、アレ。凄いだろ?」

「でもマリアさん……こんなところで会うなんて思ってもませんでしたわ」
「ええ、私もです、タリアさん。縁なんですかね、こういうのも」

………凄いってどこが……
「トダカ一佐……枯れてるねえ。巨乳美人二人が浴衣着て涼んでるんだよ?もう、絶好のシチュエーションじゃないか」
……別に覗かなくてもいいではないですか。話しかければ。
「こういうのは直に見ると簡単にバレるんだよ。それにあの巨乳艦長さん、ちょっと怖いし。はい、双眼鏡。」
こんなものまで用意したんですか……全く……
私は双眼鏡を構えたロアノーク大佐を見て思わず溜息を付いた。しかし、ラミアス艦長も来てたのか……
まあ、カガリ様もいたんだし当然か。……ん?と、いうことは……
「どうしたの一佐。何考えてんの?」
あの……ロアノーク大佐。もじかしてこの辺りで、右目に傷を持った大柄な男を見ませんでした?
「ああ、彼ね。見たよ。バレちゃったから一緒に覗かないかって誘ったんだけど断られちゃってさー、それで……」
その時、拡声器を使った放送が始まった。その声は機械を通り、祭り会場全体に響き渡る。

『やあー諸君。砂漠の虎って奴を知ってるか?これはそいつからの伝言だ。マリア・ベルネスとタリア・グラディスの
お二人さん。あんたら、覗かれてるぞ。直ぐそこの藪の中だ。銃でも撃ってみるといい。じゃあな』

「な、なんだ?この放送……ってトダカ一佐がいない?うわっ!」
ロアノーク大佐とバルトフェルド君が出会ったという情報を得た瞬間に一足先に逃げていた私は、鳴り止まない銃声と
ロアノーク大佐の短い悲鳴をBGMに、振り返ることなく妻の元に向かった。どうやら背後ではついにロアノーク大佐が
二人に確保されたらしく、罵声と悲鳴が交互に聞こえてくる。
「貴方って人は!どーして記憶なくしてもやることはこうなのよ!大馬鹿!」
「マリアさん、協力しますわ。こういう男は一発お灸を据えなきゃダメなのよね、結局」
「え、ちょ、ま……うわあああああああああ!」
……私は多少後ろめたいものを感じながらも妻の元に辿り着いた。なにも知らない妻が私に尋ねる。
「お帰りなさい、あなた。どこに行ってたの?随分汗かいてるみたいだけど……」
なんでもない、と言ったところで私は妻に対する罪悪感を多少感じた。……ところで、手でも繋ぐか?
「あら、随分と珍しいこと言うのね?若いカップルでも見て影響された?」
まあ、そんなもんだ。とにかく、行くぞ。
私はそう言って妻の手を取って歩き出した。今頃ロアノーク大佐は……いかんいかん、考えないことにしよう、うん。

507 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 00:03:54 ID:???
本当に危機回避能力が増してるなトダカwwwww
職人さん何をやってくれるんですか?気になって眠れません!!

508 :チラシの裏 :2005/07/15(金) 00:04:02 ID:???
×右目に傷を持った大柄な男
○左目に傷を持った大柄な男

いやーこれは恥ずかしい。なんで間違えたんだろ

509 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 00:04:54 ID:???
(*`Д´)<アンディー!w

510 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 00:05:09 ID:???
さすがトダカたん、同じ過ちは2度繰り返さないw
しかし何があっても動じていない奥様がまた素敵でつ。

511 :チラシの裏 :2005/07/15(金) 00:10:03 ID:???
>>507

 ひ み つ で す ☆

期待外れでも石とか投げないで下さい

512 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 00:39:04 ID:???
毎日オアシスをありがとう、職人ネ申さん!
楽しみにしてます(`・ω・´)ゝ


513 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 00:41:26 ID:???
チャーミーグリーンなトダカたんと奥さまに萌えましたv
500記念楽しみにしてます。

514 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 01:04:41 ID:???
まさか既に逃げているとは思わなかったw
このトダカたんならソードインパルスからも逃げられそうだw

515 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 01:48:42 ID:???
トダカたんの代わりにネオが酷い目に会いまくってるな、最近

516 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 11:37:07 ID:???
>>515
【仮面】ネオ・ロアノークが撃たれるスレ【下心】

517 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 22:53:48 ID:???
アクシデントとエクステンデッドって似てるよな・・・
とどーでもいいことに気付いた

518 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/15(金) 23:54:48 ID:???
夜も深まり、祭りの勢いも落ち着いてきた頃、突然、爆音と共に夜空に大輪の花が散った。
花火か……あれを見ると夏だと感じるな、本当
「そうね。来年もまた来ましょう、あなた」
そう言って妻が私の手を強く握る。……何かにつけて遠い未来の予定を立てたがるのは妻の癖だ。
理由は分かっている。軍人である私の命が、来年も再来年も存在すると信じたいのだ。
私は思わず妻の手を握り返した。それを受けた微笑が花火の瞬きのような光に照らされて……
「アレ?たしか……トダカさんですよね?ビデオデッキの」
「ああ、本当だ。俺たちのこと覚えてます?ほら、エイブス電器の……」
すっかり雰囲気に浸っていた私を、急に覚めさせたのは、少年二人の声だった。
ああ、君達は……ヨウラン君とヴィーノ君だったかな、確か。君達も祭り見物かい?
「いえ。俺たち、花火作ったんで、今打ち上がるのを待ってるんです」
花火?君達が?
「はい。シメに使われる特大の奴ですよ。他の奴は主任が作ったけど、それだけは俺たちだけで作り上げたんです」
「今、主任が火を入れてるはずです。お前達が作ったものを、お前達は外側から見てみるといいって言われて……」
なるほど、それで君達ではなく主任さんが火を入れてるわけか。しかし……大丈夫なのか?
「少なくとも、計算上は完璧ですよ。な、ヴィーノ」
「もちろん。上空50mに大輪の花が連続で花開く様は圧巻ですよ。これ、設計図です」
そう言ってヴィーノ君は私に花火の設計図を渡した。そこには特大花火を打ち上げる特製の筒の設計図も描いてあった。
……ん?
「どうしました?何か気になることでもありました?」
いや、ここなんだが……ちょっと……
「どれどれ…………あ」
「どうしたんだよヨウラン。何かあったのか?」
「いやさあ、花火を発射する筒の方なんだけど、打ち上げる高さが上空50mじゃなくて………」

「50cmになってるわ、これ」

その時、近くで爆音が鳴った。今までみたいな上空から聞こえる生易しい炸裂音ではない。本当に、「爆音」だ。
「ヨウラン……今の……」
「ああ、ヴィーノ、もしかして……」
上空50cmで特大花火が爆発したんだろうな。……早く助けにいったらどうだ?
「「主、主任ーーーーーーー!!」」
私が忠告すると事態を把握した二人は真っ青になって花火の打ち上げ現場に駆け出していった。私も行こうかと思ったが、
慌てた二人の足が余りに速くてどうにも追いつけそうにないし、打ち上げ場所も分からないので踏みとどまった。
しかし、上空50cmで花火大爆発………考えるだに恐ろしい。明日にはニュースだな、間違いなく。

519 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/15(金) 23:57:05 ID:???
ただの自爆じゃねえかw

520 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/16(土) 00:00:56 ID:???
花火のシメはアスランの自爆だってやっぱ

521 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/16(土) 00:01:14 ID:???
うっとりしっとりと夫婦で愛を確かめあ・・・っていられないのがオーブのお祭りなんでつね。
何があっても決して動じない奥様っていったい何者なんでしょうか。

明日の最終回、どうオチが着くのか楽しみにしてます。


522 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/16(土) 01:02:11 ID:???
主任さんが哀れだ。
ヨウランとヴィーノらしいな。

523 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/16(土) 17:12:48 ID:vIDrmdJR
明日で最終回なんですか・・・。
職人さん、今までご苦労様でした!

524 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/16(土) 19:00:05 ID:???
>>523
夏祭り編が、じゃないの?

525 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/16(土) 23:22:09 ID:???
「トダカ一佐!一佐もいらしてたんですか!」
そろそろ帰ろうとする私達にそう声を掛ける人物がいたので、振り返ってみるとババ君とアマギ君だった。
服装からするに近くで飲んでてふらりと立ち寄ったといったところか。
「一佐、ゆ、浴衣ですか!?」
アマギが何故かどもりながらそう私の方を指差す。ああ、そうだが……何か?
「だ、ダメです!もし一佐の浴衣姿をどこぞの敵軍スパイが見つけて劣情をそそられて一佐を手に入れるためにオーブに
全面戦争を仕掛けて来て一佐はそいつの艦で捕虜になって男達の欲望のはけ口にされたらどうするんですか!」
まるで私が浴衣を着ると戦争が起きるみたいに……なんだその風が吹けば桶屋が儲かる的な論理は。
「とにかく、自分は心配してるんです!そうだ!この近くに休憩所がありますからそこで自分が脱がせて………ごふ!」
興奮気味に話を続けるアマギを、ババ君が右ストレートで殴り飛ばす。……お、おい、ババ君。今のは顔面に入ったぞ、顔面に。
「いいんです。これくらいやんなきゃこいつは……」

「キャーーーーーーー!」

な、なんだ!女性の悲鳴!?
「何か起こったみたいですね。行きましょう!一佐!」
ババ君がそういうとアマギ君も駆け出し、私は妻にここで待っているように言ってから走り出した。
現場に着く前に、悲鳴の原因はすぐ分かった、MSが暴れてるのだ。これはいったい……
「何なんだよアレ!冗談じゃねえよ!」
「ジャンク屋のロウって奴が持ってきたモニュメント用のMSさ!ぐずぐずしてると踏み潰されるぞ!」
そう言いながら逃げる人の群れを逆に遡って、ついに私達は現場に到着した。しかし……この後どうするか……
「オイ!ハチ!落ち着け!………って外から話しかけても届かねえか。くそっ!完全に暴走してる!」
暴走を続けるMSから一般客が皆逃げる中、一人だけMSに向かって声を張り上げてる人間がいた。……君がこのMSの持ち主か!
「ああ、そうさ。アレには擬似人格コンピューターが積んであるんだけどそれがさっきの爆発音で暴走しちまったみたいなんだ。
祭りの展示用だと思ってかなり適当に調整してきたからな………もう中に入って電源ごと止めるしか……」
暴走しているMSの中に入るだと!そんな危険なこと……
「だからこそ誰もやりたがらねえだろうが!だったら俺がやる!」
「いや……いるぞ。命知らずが一人な」
……ババ君?命知らずが一人って、いったい誰の……
「一佐……少しお話が…………ごにょごにょごにょ」
……そんなことで効果があるのか?事態がそれほど変わるとも思えんが……
「いいからやってみてください。間違いなく奴は覚醒します。命に代えてもMSを止めるでしょう」
まあ、分かった。とりあえずやってみよう。…………アマギ!
「な、なんですか一佐!?自分もさすがにアレは……」

……あのMSを止めたら、一晩付き合ってやる!

「……………一晩付き合う、一佐と一晩付き合う、一佐と一晩………うおおおおおおおおおおおおおお!」
私の台詞を脳内で租借し終えたアマギは暴走し、人間とは思えないスピードでMSの身体の上をコックピットまで駆け上がっていく。
「一佐と一晩、一佐と一晩、一佐と一晩、一佐と一晩、一佐と一晩、一佐と一晩、一佐と一晩、一佐と一晩、一佐と一晩………」
「すげえ……すげえけどあんなもんみたらハチの奴もしかして……」
『…………キモイ』
「さてコックピットまで来たぞ。後は電源を落とすだけで一佐と一晩……ん?なんだ?このディスプレイは」
『キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ』
「フレームが震えてる………やっぱり!アイツのキモさにハチが耐えられねえ!自爆するぞ!」
自、自爆!?まずい、早く逃げるぞ!…………………あ、アマギ忘れて……
『キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモーーーーーーーーーーーーーイ!』
……そして、我々の視界は真っ白な光で埋まった。ああ、光が、広がって………

526 :トダカ一佐の憂鬱な一日〜夏祭り編エピローグ〜:2005/07/16(土) 23:23:13 ID:???
次の日、私は病院にアマギ君のお見舞いに行った。何で生きてるんだとかいう疑問はとりあえず忘れ、私はベッドの上のアマギ君に
話しかける。……大丈夫か?話では相当重傷らしいが……
「一佐……自分のために見舞いに来てくれたんですか……感激です」
そりゃあ、まあ、君は大切な部下だしな。見舞いにぐらいくるさ。
「大切な部下……大切な……有難う御座います。約束の一晩一緒に過ごす時も、是非優しくさせていただきます」
優しくする?何言ってるんだお前は。爆発に巻き込まれて頭でもおかしくなったか?
「え?だ、だってMS止めたら一晩一緒に過ごしてくれるって……」
ああ、言ったぞ。約束もした。しかし驚いたな、まさかお前が……

……私と一晩中オーブの未来について語り合いたいと思っていたとは………

何だかんだ言ってお前もオーブ軍人なんだな。感心したよ。私は正直お前のことをまだまだひよっこだと……
「……あの……それ、誰から聞きました?」
……?ババ君からだが……それがどうかしたのか?
「……じゃあ、一晩過ごすっていうのは……」
だから、要は話し合いだろう?他に声かけたら一緒に語りたい奴結構出てきた来たからタケミカヅチの会議室でも借りて……
「…………自分は……なんのために……生き抜いて……」
ん?どうしたアマギ、眠ってるのか?オイ、返事を……息をしていない!?ナ、ナースコール!
私は突然活力を失ったアマギを見て、慌ててナースコールを押して病院の人間を呼んだ。
その時の医者の話に寄ればアマギ君は、
「本当はとっくに死んでいてもいいはずなのによほど現世にやり残したことがあるのか気合だけで怪我を治していた」
状態だったそうだ。
ちなみに、結局アマギ君は持ち直した。「死んだらもうあの人に会えない!」とかいいながら突然起き上がったと病院の人間は言う。
なんだ……恋わずらいか。しかしその想い一つでMSの爆発を耐え抜くとは……なかなか天晴れな男だな、アマギ一尉。

527 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/16(土) 23:26:55 ID:???
笑いすぎ。死ぬ。

ババたんもすごいがトダカたんのとことん天然っぷりに萌えますた。
しかしアマギどんすごい妄想っぷり・・・

528 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 00:05:10 ID:???
アストレイネタはよくわからん orz
でも職人さんGJ!!!

529 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 00:06:56 ID:???
いつも楽しませていただいていますがまたまた爆笑。
このアマギさんならフレイとも互角に戦えそう。

530 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 00:17:54 ID:???
爆笑しました。やっぱトリはアマギか…腐女子並の妄想パゥワーだ…

531 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 02:19:58 ID:???
あるところで、この存在を知り昨日、今日とでじっくり読みつくしました。
普通にナイスミドルなトダカさんに漢惚れでしたが、
クオリティの高い構成力と、幅広い語彙・文章力でグイグイ引き込まれました。
そのためかアマギさんの一心腐乱な愛も少し応援したくなる程です。
28話以降、喪失感で寂しかったですが、不運ながらもお元気なこちらのトダカさんのおかげで、
笑いすぎで腹筋がアイタタ。最近、ここまで笑ったことは無いです。
笑いパワーで明日から元気に過ごせそうです。
とても楽しませて頂きました。心から感謝しております。

532 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 10:04:54 ID:???
へぇ〜い!キモ〜い!(・∀・)

って歌があるのを思い出した・・・(゚Д゚)

533 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 12:56:37 ID:???
禿ワロタ

534 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 16:09:18 ID:???
最強のコンピューターウィルス、アマギ。キモさだけで人工知能すら破壊www

>>531
>一心腐乱
上手い。変換ミスかもしれないけど気に入った

535 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 16:54:25 ID:???
モニュメント用MSにもセーフティシャッターが装備されていたのか。

536 :トダカ一佐の憂鬱な一日〜500突破記念〜:2005/07/17(日) 19:53:32 ID:???
ある日、街で聞き覚えのある声が三つほど、激しい口論を交わしているのを見かけた。
あれは……ユウナ様にキサカにアスラン君?どういう組合せなんだ一体……
「ん?……トダカ!またややこしい奴が……」
ややこしいとは何だ、キサカ。しかしこれは……何をやってるんだ?三人とも。
「いや、聞いてくれよトダカ。この二人が僕を差し置いてカガリンのことは自分が一番詳しいって言い張るんだ。失礼しちゃうよね」
「失礼なのは貴方の方ですよ。カガリのことで俺が分からないことなんてない」
「いいかげんにしろよ……幼少からカガリのことを知り、家出したときもついていった俺が一番詳しいに決まってるだろ」
成程、そういうことか。なら話は早いな。カガリ様のことについては私が一番詳しい。これが最終的な答えだ。
「はあ?何言っちゃってんのトダカ。僕とカガリンの間に割って入ろうなんて全員一億年早いよ」
「割って入るもなにも最初からカガリは俺が守ってきた。クサナギの艦長たるこの俺がな………」
「はあ……このままじゃラチが開かないな……そうだ、ここは一つ……」

「勝負しませんか?カガリを賭けて」

突然のアスラン君の提案に私達は全員目を丸くした。勝負、とは……
「カルトクイズみたいなものですよ。それで白黒はっきりつけて後は言いっこなし。いいですよね?」
まあ、別に問題はないが、しかしカルトクイズとは……
「ふ……怖いのか?トダカ。俺は一向に構わんぞ。どうせ優勝するのは俺だからな」
「全く……身の程知らずばっかりで困るね。カガリンクイズなんかやっても僕が優勝に決まってるじゃないか」
……身の程知らずが誰かは私が身をもって証明しよう。この私がな。
「じゃ、決まりですね。あとは適当にコネクション使って舞台設定整えますから。日時は追って連絡します」
そう言い残してアスラン君はその場を去った。そして数日後、彼から連絡が来た
「日にち、決まりました。みんなお祭り騒ぎ好きみたいですね、やたら大袈裟になっちゃいましたよ。場所は……」
私は彼の告げる日時と場所をメモし、ひたすらその日を待った。そして、ついに運命の日がやってくる。………行くか。

537 :トダカ一佐の憂鬱な一日〜500突破記念〜:2005/07/17(日) 19:54:10 ID:???
「祝、500突破記念!第一回カルトクイズ大会、「カガリでポン!」。司会のミリアリア・ハウと………」
「同じく司会のメイリン・ホークです!では只今より、クイズを開始いたします!みなさん、盛大な拍手を!」
司会の二人がそう言うと祝砲が乾いた空気を震わせて、会場の見物人から割れんばかりの拍手が巻き起こった。
……凄い見物人だな。なるほど、確かにやたら大袈裟だ。しかしまさか司会までつくとは……
「ではメイリンさん!ルール説明をどうぞ!」
「はい!ルールはいたって簡単!これからカガリさんに関する早押しクイズを出しますからそれに答えていって下さい!
最終的に点数の多かった人の優勝!カガリさんと高級ホテルでお食事をする権利が得られます!」
「では、選手紹介に移りたいと思います!カガリンマスターの座は譲らない!キモイの一念岩をも通す!
ユウナ・ロマ・セイラン選手!コメントをどうぞ!」
「まあ、こんなクイズやるだけムダだと思うけどね。最後は僕の圧勝で終わるよ。カーガリン、待っててね☆」
ユウナ様はそう言うと主賓席のカガリ様にウインクを送った。露骨に嫌な顔をするカガリ様がおいたわしい。
「では次は……カガリは俺が守る!オーブに降り立ったランボー、レドニル・キサカ選手!」
「俺とカガリの絆……皆に再確認してもらう。それだけだ」
キサカはそう言って余裕のある男を演出する。………私もあの方向でいくか。
「カッコイイ!さすがランボー!続きましては……C.E最強の天然ボケ!若さはないが渋みで勝負!トダカ一佐!」
私は浮き足立ったところ、がっついたところを見せまいと、つとめてそっけなくコメントを返した。
……言うことなどない。結果が全てを表してくれるはずだ。早く始めてくれ。
「ハイ!あっ、ちなみに「カガリでポン!」なんてだっせえタイトルつけてくれやがったアスラン・ザラ選手は連絡が取れず
今回欠席です!内臓ぶちまけて死ね!」
「ミリアリアさんこわ〜い。馬鹿で間抜けなナチュラルの彼氏でも殺されました?………きゃ!」
「なんで……コーディネーターのあんたがあああああ!!!」
…………おーい、いいからクイズを……
「あ!ハイ、すいません!では第一問……」

「カガリさんが始めてポエムノートに書いたポエムのタイトルは、何でしょう!」

その問題を聞いて、主賓席のカガリ様が思わず立ち上がって叫んだ。
「お、お前ら!どうして私のポエムノートの存在を………」
そこまで言いかけたところで、早押しボタンの押される音がした。ユウナ様だ。
「『雨〜in my rainy days〜』だね。特徴は「rainy days」が「reiny deys」になってること。お馬鹿なカガリンもチャーミングさ」
「正解で〜す!ユウナさん、1ポイント獲得!」
「ユウナ!なんでお前がそれを知ってる!いや、ユウナだけじゃない!お前らみんな……」
「やだなあ、カガリンについて僕が知らないことなんてないんだよ。そのことを証明しに来てるんだから」
「ちなみに問題の方はミラージュコロイド探偵ニコル・アマルフィさんや、血縁者のキラ・ヤマトさんの協力を得て作られてまーす。
では、第二問!カガリさんが自室ベッドの下に隠している本のタイトルは?」
今度は、早押しボタンを押したのはキサカだった。キサカは注目が自分に集まるのを待ってから、自信たっぷりに言葉を放つ。
「『浮気症な彼を繋ぎとめる100の方法』だ。ちなみに『突然の指輪プレゼント攻撃には要注意!』のページには付箋が付けてある」
「ぴんぽ〜ん!素晴らしい!キサカさん、1ポイント獲得です!」
「お前らああああああああ!!!」
ついにカガリ様が咆哮を上げて飛び出そうとするが、横にいた男達に取り押さえられる。
……なんだかこのクイズ、答えれば答えるほどカガリ様への好感度が下がっていくような…………

538 :トダカ一佐の憂鬱な一日〜500突破記念〜:2005/07/17(日) 19:55:49 ID:???
その後も私達は一進一退の攻防を続けた。カガリ様はもうどうにでもしてくれといった表情でふてくされている。
とにかく、他の二人に優勝を譲るわけにはいかない。……そして、最終問題を私達は全員同点で迎えた。
「さあ!泣いても笑ってもコレがラスト!最終問題はなんとポイント一万点!一万点です!」
……全員横一線なのにそんな小細工する必要あるのか?一万点って……
「演出です!では、最終問題、『カガリを探せ!』のルールを説明します!」
「ルール?今まで通りの早押し問題じゃないのか?」
「最終問題は趣向を変えさせていただきました!これから、百人の偽カガリさんがあの幕の向こうから登場しますから、
その中に紛れ込んでいる本物のカガリさんを見分けてください!ちなみに偽者作りは、同じ顔作らせたら右に出るものはいない、
特殊メイクアーティストのヒライ氏に依頼しました。相当難しいですよ、これは」
「ひゃ、百人のカガリン?それはそれで……」
ユウナ様、主旨がずれてますぞ。さて……そろそろ準備はいいのか?
「ええ、カガリさんの方も着替えて移動したみたいです。では、カーテンオープン!最終問題、開始です!」
メイリンさんがそう言うと、遠くに設置された幕が落ちて、向こうから何人ものカガリ様がぞろぞろと現れた。
ユウナ様とキサカは一足先に駆け出し、次々とカガリ様を選別していく。
「違う!カガリンはこんな細い眉毛じゃない!もっと男らしいごん太眉毛だ!」
「こんな貧弱な上腕二頭筋がカガリであるものか!カガリかボブ・サップかと言われた女だぞ!」
……あの二人、本当にカガリ様に好かれる気があるのだろうか。さて、私も……

「あれ?何やってるんですか、将校さん」

走り出そうと身構える私に、そう少年が声をかけてきた。アスカ君……君こそどうしてこんなところに……
「俺はただの買い物ですよ。何なんです?この馬鹿騒ぎは………って、ああ!!」
アスカ君はカガリ様の群れが居る方向に視線をやると、急に表情を変えた。
そして雄たけびを上げながら、そちらの方向に突っ込んでいく。

「アスハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

アスカ君は迷いなく一人のカガリ様に詰め寄った。選別をしていた他の二人もきょとんとしている。
「こんなところで何やってるんだお前は!また馬鹿みたいな綺麗事の演説か!?だいたい……」
「ちょ、ちょっと待てシン!どうして私が分かった!」
「こんな影武者で俺の目をごまかしたつもりかよ!お前みたいな不愉快な奴、そう簡単に……」

「「おめでとうございまーす!一万点ゲット!優勝決定でーす!」」

「へ?優勝?何それ?」
突然入ってきた司会二人組みの言葉に、アスカ君は思わず勢いをそがれたように呟いた。
が、司会の二人はそんなことお構いなしにアスカ君にマイクを向ける。
「ところでお名前は?」
「名前って……あんた前取材で会ったことあるじゃん。メイリンだって俺のことは知ってるよな」
「形式的なものだから気にしないで。とにかく、名前をどうぞ!」
「………シン・アスカだけど……」
「シン・アスカ君!おめでとうございます!高級ホテルでカガリさんとお食事権、ゲットです!やりましたね!」
………おい、これはもしかして……
「さて、これにてカルトクイズ『カガリでポン!』、終了です!皆さん有難うございました!」
本当に、こんな結末で……
「第一回カガリ王はシン・アスカ!シン・アスカに決定いたしました!皆さん、盛大な拍手を!」
止むことのない拍手が場を締めくくる中、私とキサカ、そしてユウナ様はただ呆然と突っ立っていた。
終わった……何もかもが終わった……しかも、訳の分からないうちに……なんなんだいったい、コレは。

539 :トダカ一佐の憂鬱な一日〜500突破記念〜:2005/07/17(日) 19:56:21 ID:???
「ああ、もう!だからもっと静かに食べろ!ムダに食器同士を擦り合わせるな!マナー違反だ!」
「うるさいなあ。喰えりゃみんな同じだろ。細かいこと気にすんなよ」
「私はお前が恥をかくと思ってだなあ……あ、こら!肉は先に切り分けるな!食べる時に一口サイズに切るんだ!」
「あーハイハイ。あんた偉いんでしたね、そうでしたね。全く……美味い飯が不味くなるだろ、少し黙ってろよ」
「……まあ、それは悪かった。すぐに直るものでもないしな。とりあえず、食べるか」
「そうそう、黙って喰おうぜ。美味いもん美味く食べないのは勿体無いだろ?」
「ふ……かもな」
高級ホテルのレストラン、私とキサカ、ユウナ様とついでにアスラン君は別のテーブルに席を取り、
カガリ様とアスカ君のデートを監視していた。もちろん、食事代は自腹だ。
「カガリン……僕は諦めないよ……」
「なんであんな小僧に俺が………くそっ」
……負けたものは負けたんだ、仕方ない。認めたくはないがあの百人のカガリ様から本物を見分ける速さは神がかっていた。
「……俺なんか、勝負すらしてませんよ。舞台設定整えたの俺なのに……」
ああ、そういえばそうだったな。……なんで欠席したんだ?
「……メイリンが「今日は頑張ってね」って言ってくれたジュース飲んだら急に眠くなって、気が付いたらもう夜中で……」
……一服盛られたのか。それで何の表情も出さずに司会進行とは……やるな、あの子。
「なあ、トダカ……俺たち、なんだったんだろうな」
キサカがもう色々なものに疲れきった様子でそう呟く。私には返す言葉がなかった。
どうやらその想いはみな同じなようで、一秒のズレもなくそろって私達は溜息をついた。
……今日はこの四人で飲みに行こう。きっと、素晴らしい絆が築けるはずだ。

540 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 20:15:18 ID:???
「ちなみに偽者作りは、同じ顔作らせたら右に出るものはいない、
特殊メイクアーティストのヒライ氏に依頼しました。相当難しいですよ、これは」


あああああこれはまずいだろw

541 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 20:35:01 ID:???
ヒライ氏クソワロタ

542 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 20:35:36 ID:???
感涙

543 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 21:06:02 ID:???
トダカたんにユウナりんにキサカどんの3人の組合わせ、本編でも一度見たかったかもw
でもきっとこれほど楽しくなかっただろう(断言)

544 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 23:54:37 ID:???
職人さん!あんた最高だよ!!!!!!!

545 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/17(日) 23:57:27 ID:???
トダカたんとユウナりんとキサカさん…好きなキャラてんこもり…ハァハァ…vv
エピローグのカガシンが微笑ましい。本編でも和解できるといいな、この二人。

546 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 00:33:27 ID:???
いつもいつも笑わせてもらってますが、今日は神がかってますな。
とりあえずヒライ氏に乾杯。
あと四人組萌え。

547 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 01:12:27 ID:???
神GJ

このクオリティの高さはそうそう出せるものではない。

548 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 07:31:58 ID:???
500記念乙であります!最高w

549 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 12:02:18 ID:???
最後は某突っかかりスレを思いだすな

550 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 20:08:50 ID:???
その後四人の絆はどうなったのでしょうか

551 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 21:38:25 ID:???
中の人 OCNだったりして
もし、そうなら規制解除されて本当よかった

552 :チラシの裏 :2005/07/18(月) 23:21:07 ID:???
500突破記念、好評のようでなにより。ヒライ氏は……確かに悪乗りしすぎたかもw
また思いついたらなんかやりたいですね。書いてて楽しかった。

>>550
ご想像におまかせって感じで。

>>551
OCNじゃないですよ。っていうか規制受けてたんだ。知らんかった。


しかし、思ったより反応多くて驚いた。今何人ぐらい見てるのかな、ここ。
では、以下、再び日常編をどうぞ↓

553 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/18(月) 23:21:59 ID:???
先日、クーラーが壊れたので妻が修理屋を呼んだ。今日辺り来るそうなので、出かけている間留守番していて欲しいという。
……今、呼び鈴が鳴ったな。ハイハイ、お待ちしてました……
「こんにちわー。エイブスでん」
私は馬鹿みたいに明るいその少年二人の声を聞いた途端、思わずドアを思いっきり閉めた。しかし彼らはそんなこと
意にも介さずに、勝手に家の中に上がりこんでくる。
「何で閉めちゃうんですか。ひどいなあ、トダカさん」
「そうですよ。俺たちとトダカさんの仲じゃないですか」
どういう仲だ、どういう。とにかく君達は信用ならんのだ。全く……私が修理屋を呼べばよかった……
「大丈夫ですって。今度はムダに銃火器を取り付けたりしません。約束します」
「ビデオデッキと違ってクーラーは固定して使うものですしね。無駄な防犯対策はしませんって」
……本当だな?その言葉、信じるぞ。
「ええ、任せてください。じゃ、修理に取り掛かろうか、ヴィーノ」
「だな。よーし、バリバリ強化するぞー」
強化って……結局余計なことはするんじゃないか。まあ、人を傷つけなければいいか……


「トダカさん!出来ましたよ!完成です!」
数時間後、私はそう二人に呼ばれてクーラーのある部屋に向かった。
うむ……確かに涼しいな、しかし、冷気がこの部屋の外まで漏れてたような……
「そこが強化なんですよ。一つのエアコンの冷気を強化、放っておけばどこまでも涼しくなるようにしたんです」
「搭載したトランスフェイズ装甲で対衝撃機能もバッチリ!さらに電気代も低下してるんですよ!凄いでしょう。
ほとんど一から作り直しましたから、もはや今までのクーラーとは全く別物だと考えてください」
ほう、それは確かに凄いな。ありがとう……君達に頼んでよかったよ。で、別物ということは………

………新しいリモコンは?

「ただいまー………って寒っ!!何これ?どうしちゃったの?」
どうしたもこうしたも……とにかく、お前も上着を着なさい。凍死するぞ、
「凍死って……ママは?そこのコート着てる二人はお客さん?」
母さんは出かけてる。そこの二人は……この家を氷河期に叩き落した張本人だ。おい、まだリモコンは出来んのか。
こんなとんでもないクーラーは簡単に造ってどうしてリモコン一つにここまで時間がかかる。
「そんなこと言っても俺たちこういうの作るの苦手なんですよね。あっ、また間違えた」
「あーややこしいなあ。もういいですよね、「ON」「OFF」だけのシンプルな奴で」
……そんなおおざっぱなリモコン造ったらどんな手を使ってでも会社ごと潰すぞ。マトモに造るまで逃がさんからな。
結局、リモコンは完成するまで三日かかった。その間私達はコートの重ね着だけでは耐え切れず、コタツは出すは、
ストーブは稼動させるはで何とか日々を乗り切った。
しかし、まさか夏を乗り切るのにコタツが必要になるとは……人生何が起こるか分からないな。
……もっとも、こんな奇異な体験をするのは世界中で私だけかもしれないが。

554 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 23:28:14 ID:???
はい!毎日この時間に待機してます!

真夏に氷河期とは。うらやましい気がしないでも。
上司が現れなかったところをみると、花火の爆発でまだ入院中?

555 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 23:50:50 ID:???
『どんな手を使ってでも会社ごと潰すぞ。』
こういうセンスが大好きです。

556 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 23:56:26 ID:???
>>552
ここみてる人は結構いると思いますよ。毎日GJです

557 :通常の名無しさんの3倍 :2005/07/19(火) 00:42:01 ID:???
>>553
いいですね。
ヨウラン・ヴィーノのファンなんです。

エイブス主任にヴィーノ達がどんな説明をしたのか気になります。

558 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/19(火) 12:31:24 ID:???
ここは元気の源です。
「どんな手を使ってでも会社ごと潰すぞ」
前回のビデオデッキの件もあってか、今回のトダカさんは強気でしたね。
これからも世界中の奇異な出来事がトダカさんを待ち受けているのかと
思うと、お気の毒ながらも、楽しみですっ!

559 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/19(火) 16:35:12 ID:???
毎日、楽しみに見ています。
大好きです。

560 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/19(火) 16:39:03 ID:???
冗談抜きに明日への活力になってます。
お体に気をつけてこれからもいいネタ書いてくだせぇ。

561 :通常の名無しさんの3倍 :2005/07/19(火) 17:41:41 ID:???
エイブスさんにどんな特殊能力があるのか楽しみです。
トダカとエイブス主任のぼやきなんか聞いてみたいです。

562 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/19(火) 23:59:48 ID:???
今日、とある住宅街を歩いていると、大きなアタッシュケースを抱えとぼとぼと歩いているアスラン君を見かけた。
カガリ様の件で彼とは知らぬ仲でもないので声をかけると、彼は落ち込んだ顔でポツリと呟いた。
「新商品が……売れないんです。調子に乗って大量に作っちゃったし何とか捌かないと……」
新商品?また新しいハロでも作ったのか?
「いえ。今回はハロじゃありません。………トリィって知ってます?」
ああ、あのどうやって飛んでるんだかよく分からない鳥型ロボットか。それがどうかしたのかね?
「実はアレ、もともと俺が頼まれて造ったんですよ。で、今回は鳥型じゃなくて別のものを造ってみたんです」
ほう……本当に君は器用だな。で、何型を造ったんだい?
「まず、実用性を持たせようとしたんですよ。それで細かいところの入り込んで掃除をしてくれる機能を付けたんです。
それとキラが「今時代はキモカワイイだよ、アスラン」って言うからそれを参考にして造ったのがこの……」

「………ゴキブリィなんですけど……」

そう言ってアスラン君はアタッシュケースを開いて中身を私に見せた。黒光りする羽根、ピクピクと動く触覚を持ったあの生物が
幾重にも折り重なるようにして大量に敷き詰められている。……機械と分かっていても気持ち悪すぎるぞ、これは。
「全く売れないんっですよねえ。それどころか見た瞬間卒倒しちゃう人もいるし……時代はキモカワイイなんて嘘なんですかね」
いや、私は流行のことは良く分からんがこれはキモカワイイじゃなくていわゆるキモイ……
「じゃ、俺、次の家行って来ます。……ここがいいかな。すいませーん、ちょっとお話があるんですけど……」
そう言い残してアスラン君はすぐ傍の豪邸の中に入っていってしまった。
……どうせ売れないんだから止めればいいのに。この家の人も災難……ん?この表札は……

………『アルスター』?

……と、いうことはこの家にはあの……
「いやあああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
その時、突然響いた女の絶叫と、壮絶な爆発音が辺りの空気を震わせた。……やっぱりか、フレイ・アルスター。
しかしあんなもの造るアスラン君もアスラン君だ。
……ハロにはモチーフがいるみたいだし、トリィは頼まれて造ったそうだし、もしかして彼自身のセンスは相当悪いんじゃ……

563 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 00:04:26 ID:???
沖縄にいるヤツらは飛んで来るんですよ……。ええ、しかも何故か人間のいる方に……………。勘弁してほしいですよ…………………。 orz

564 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 00:15:51 ID:???
北海道ではチャバネしか見ないなぁ。

>壮絶な爆発音が辺りの空気を震わせた。
って、自宅でも火器を携帯していたのか・・・

565 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 00:17:43 ID:???
ほいほいさんアルスター家カスタムがゴキブリィの排除に乗り出したに一票

566 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 00:26:40 ID:???
嫌がらせとかに使えそうだから、売れるところには売れるんじゃないか?
センスどころか商才も無さそうなアスラン君w

567 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 01:13:39 ID:???
>>564
たぶんその火器はエイブス電器の食器洗い機に違いない。

568 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 01:39:41 ID:???
なんてタイミングが悪い(良い)んだ…
はじめて部屋からGが出た…
もしかしてあれって…?

569 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 01:43:23 ID:???
>>568
分解してみれば分かるよ。さあ、怖くない!レッツトライ!

570 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 07:25:38 ID:???
たったいむりーッス!
ついさっき、うちのわんこがGを捕獲&食った…

571 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 07:26:23 ID:???
アスラン、ゴキブリィって…。
せめてカエルゥかヘビィにできなかったかなぁ…

572 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 07:35:56 ID:???
職人さんはキャラの特徴を良くつかんでて最高です。
アスランの能力と裏腹なヘタレ具合が絶妙です。
実際、本編でも似たようなもんですもんね。
頼まれると強い、けど自分の判断はヘタレw

573 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/20(水) 22:36:38 ID:???
今日、お隣のデュランダルさんが女の子を一人、連れてうちにやってきた。
……あれは、ラクス・クライン!い、いかん!君にこの家の敷居を跨がせるわけには……
「私はラクス・クラインじゃありませんわ。ミーア・キャンベルって言います。よろしく」
ミーア・キャンベル?しかしどう見てもラクス・クラインだぞ………あ、胸があるな。
と、いうことは……プラントの歌姫の方か!ん?でも君はミーア・キャンベルで……ああ、ややこしい。
「とにかく、私はミーア・キャンベルなんです。身分証明書、見せますよ、ほら」
そう言ってミーア・キャンベルと名乗った少女は私に保険証を渡した。
……保険証など持ち歩いているのか。まあ、これだけ誰かに似てたら身分を証明するものぐらいどこに行くにも必要か。
どれどれ……ミーア・キャンベル、性別女………ん?

『生年月日 C.E.■■■■』

……なんで生まれ年が塗りつぶしてあるんだ?君はいくつなんだい?
「18です。それが何か?」
……………18?
「ええ。ミーアはまだ♪18だから〜♪…………ハッ!」
反射的にそれが出てくるか……18では絶対にないな。
「そ、そんなことないです!今、昔の音楽はナウなヤングの間でバカウケなんです!」
ナウなヤングにバカウケ!?いつの時代の言葉回しだ、それは。
「と、とにかく!私はピチピチの18歳です!もう街ではブイブイいわせまくりで……」
ピチピチとかブイブイとか……喋れば喋るほどボロが出てるぞ。もういいから黙ったほうが……
「良くありません!……もー、チョベリバって感じなんだけどー、マジでー」
……無理しないほうがいいんじゃないか?見苦しい通り越して痛々しい……あ、そうだ。
「な、何?」
娘がいわゆるギャルなんでな。そこまで言い張るなら判定してもらおうか。……おーい。
「何、パパ?呼んだ?」
いや、この彼女がな、自分は18だと言い張るんだがどうも怪しんだ。私は自分を偽らないほうが楽に生きれると思うんだが……
「そんなこと言われても私の人生基本偽り……じゃなくって!本当に18なんです!信じてください!」
「ふーん。じゃ、テストしよっか。これからギャル語言うから翻訳して。まずは……」

「アゲアゲ」
「あ、厚揚げ?」
「H/K」
「ええっと……あれよ!野球の漫画!」
「チャケバ」
「……犬!犬の種類!茶色くて柴みたいな奴!」

どうやらそれでテストは終わったようだ。ミーアさんは不安そうな顔で娘を見つめる。
………どうだ?
「………いーんじゃん?面白いしこのままで」
そう言って娘は自分の部屋に戻ってしまった。面白いからこのままでいいって……結局真相は分からずじまいか。
まあいいか、本人が18と言い張るなら18で。……実はバツイチ子持ちとかないだろうな、まさか。

574 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 22:39:22 ID:???
アスランw
こうなると、親のパトリック・ザラはどんな奴なのか
気になる今日この頃。

575 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 22:44:42 ID:???
逆に普通っぽいな、ミーア

576 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 22:48:37 ID:???
>>574
やっちまったorz
一話前のコメントがこっちにorz
でも、今回のミーアにもワロタw

577 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 22:59:34 ID:???
呼吸困難で死にそうなほどにナウなヤングにバカウケですよ・・・・

578 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 23:02:48 ID:???
現役女子高生で18歳なうちの妹に読んでもらったが、
さっぱりわからんってさw
18歳でもギャルじゃなけりゃわからないのが普通なんだと。

あ、ちなみに妹もここのトダカたんのファンです。
いつも姉妹で楽しく読ませてもらってます。中の人がんがってください。

579 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 23:13:15 ID:???
して。デュラさんは何の用でミーアを連れてトダカたんの家に来たのでしょう?
まさかトダカたんを誘惑して浮気させて弱みを握ってあんなことやこんなことを強要・・・

580 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/20(水) 23:28:09 ID:???
社会的地位を近所にひけらかすためのイメージ工作だろう。
そして、町会長の地位を狙っているに違いない。

581 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/21(木) 01:33:32 ID:???
デュランダルさん、回覧板くらい自分一人でトダカさん家に
持って行きましょうよ。
トダカさんも、早く回しに行かない奥さんに怒られちゃいますよ。


582 :通常の名無しさんの3倍 :2005/07/21(木) 01:37:26 ID:???
新しいものになればなるほどますます洗練されていきますね。
これが出版されたら買いますよ。
絶対。

583 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/21(木) 09:57:24 ID:???
・・・で?あのギャル語意味が解らない俺は負け組?

584 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/21(木) 13:53:11 ID:???
>>583
俺もだよ
だれか解読お願い

ってか書いてる人もよく知ってるな 男なのに

585 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/21(木) 14:01:22 ID:???
ヘッケラーアンドコックだろ?

586 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/21(木) 22:06:05 ID:???
>>585
どんだけサバイバーな女子高生だよw

587 :ギャル語〜解答〜:2005/07/21(木) 22:49:41 ID:???
アゲアゲ→「テンション上がりまくり!」の意。

H/K→「話し変わって」の意。書き言葉。類義語にTC(トークチェンジ)っていうのがあるらしい

チャケバ→「ぶっちゃけ」の意。


ちなみに、これらの言葉を知ったときの俺の心境 → ウリャァ!! (ノ゚д゚)ノ ~┻━┻・..。;・'

588 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/21(木) 22:52:29 ID:???
今週も、レイ・ザ・バレル先生が娘に勉強を教えにやってきた。もっともそれは建前で、真実は隣の家を覗いてるだけだ。
月謝など払ってないし、むしろ貰っている。……何てハタ迷惑な男だ。
「ギル……今日も素敵だ……って、ああ!?」
その時、唐突にレイ先生が似つかわしくない大声を上げた。ど、どうしました?
「ギ、ギルの傍に謎の女が……」
女?……ああ、アレはミーア・キャンベルさんと言って自称18のデュランダルさんの親戚かなんか……
「………許さん」
は?許さんって……一体何を……
彼は私が問いにはまったく答えず、携帯のカメラでデュランダルさんの家から出て行くミーアさんの写真を撮り、
そしてメールを打ち始めた。いったいどこに送ったのやら……と思っていた矢先、レイ先生の携帯が鳴った。
「はい、レイ・ザ。バレルですが」
「レイ?オイ、いったいなんなんだよアレ!『この女を見つけ次第捕獲しろ』って……」
この声……アスカ君か。友達だったんだな、この二人。
「シン……お前の望む世界はなんだ?」
「え?望む世界って……戦争のない……」
「その世界を作るために必要なんだ。……やってくれるな」
オイオイ、流石にアスカ君が割と単純な子だからってそんな理屈で……
「レイ……分かった!俺、やるよ!待っててくれよな!」
……騙されたな。さすがアスカ君。
「ふう……」
レイ先生は電話が終わるとすぐに、隣の家の観察を再開した。どうやら近所に買い物に出かけてたミーアさんが帰ってきたようで
苛立ちを隠さない表情で双眼鏡を覗いている。………ん?レイ先生の電話がもう鳴ってる?
「早いな。……どうしたシン」
「レイか!捕まえたぜ!今、俺の傍にいる!」
捕まえたって……今ミーアさんはそこに………まさか!

「で、この貧乳女をどうすりゃいいんだ!?レイ!指示してくれ!」

……後日、私は街でもうこの世の終わりのような顔をしてとぼとぼ歩いているアスカ君を見かけた。
まあだいたい予想は付くが、話しかけないわけにもいかんか…………どうしたんだい?
「将校さん……俺、大事なもの失くしちゃったみたいで……」
そう私に語りかけるアスカ君の目はもう半泣きだった。……何を失くしたんだ?
「マユの……携帯……形見で、大事に……うわあああああああああ!!」
アスカ君は全ての台詞を言い切ることが出来ずに、突如泣きながら走り出してしまった。
……仕方ない、ヤマト君にでも頼んで私が取り戻してやるか。まあ携帯一つなら頼み込めば返してくれるだろう。
…………ダメならレイ先生を犠牲にしよう。元々彼のせいなんだからな、うん。

589 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/21(木) 22:54:32 ID:???
トダカえらいよトダカ
えらいよトダカえらいよ

590 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/21(木) 22:57:32 ID:???
よかったね。
盗まれたのが「養父になることを約束してくれた」トダカたんでなくて。

しかしトダカパパ。毎回レイ先生が来ている時に見張っているの?

591 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/21(木) 23:28:19 ID:???
>>590
もう娘の勉強そっちのけで、リビングか何かで覗いているんじゃなかろうか。

592 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/21(木) 23:34:33 ID:???
むしろレイが毎月幾ら払ってるか気になる

593 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/22(金) 00:17:46 ID:???
トダカさんは、性格的に無視できなくて、はた迷惑なレイ先生にも
一応コーヒーか何かを出していそうですね。
逆にもらっている事に気をつかっていそう。ていうか気苦労多いな。
その内、隣家をのぞけるその部屋を買い取りそうな勢いですね、

594 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/22(金) 00:18:57 ID:???
敵に回したくない度としては
ラクス>キラ>フレイ>シンって感じ?
キモイ度ではアマギ>>>>>>>>レイ

595 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/22(金) 01:22:20 ID:???
>で、この貧乳女をどうすりゃいいんだ
捕まえた時点でアウトだったのか、このセリフで地雷を踏み抜いたのか

しかしこのスレのラクスは貧乳がデフォか・・・カワイソス

596 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/22(金) 13:21:50 ID:???
ホントセンスあるよなー最高ですよ

597 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/22(金) 23:10:57 ID:???
位置がヤヴァいのでageであります、トダカ一佐!
今後益々のご活躍をお祈りするであります!

598 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/22(金) 23:32:14 ID:???
……と、言うわけなんだ。携帯を返してもらえないか?
例の件の翌日、私はヤマト君の家に言って彼に事の顛末を全て話した。さて、どうなるか……
「うーん、基本的にラクスのコンセプトは「盗られたら盗り帰せ!」なんですよ。だから勝手に盗んじゃえばいいんですけど……」
何だ、勝手に取っていっても復讐されないのか。それなら話は早い。どこにあるんだ?
「保管庫みたいなのがあって、そこに。多分ランクEのブツですから、手に入れるまでに……」

「200mの地雷原を抜けて、1分辺り1000発のマシンガンを避けて、2000度の火炎放射に耐えて……」

……ちょっとまて、それ、ランクAとかと間違えてないか?
「陽電子砲の一門もないのにランクC以上?そんなわけないじゃないですか」
…………………
「どうします?やります?」
……出来ると思うのか?
「思いません。だから、僕がこっそり取ってきてあげますよ。僕なら防犯には引っかかりませんから」
本当か?……ありがとう、今回ばかりは君に感謝する。
「いいですよ、そんな。ところで、なんでその子の携帯を取り戻してやろうなんて思ったんですか?」
いや、ちょっと可哀想な子でな。今回の件だって黒幕がいるのは話したろう?そもそもその男が……

「まあ、なんの話をしてるんですの?トダカさん」

突如私の耳に入ったその声に、私は思わず全身総毛立った。しまっ……
「今、黒幕とかおっしゃってましたでしょう?よかったら、その話を詳しく……」
……ここでレイ先生の名前を出したら彼の身の回りが危ない。いや、下手したら彼自身が危ない。
い、いや、もう時間もないし私はこれで……
「 く わ し く 」
……はい。実はですね…………



その次の日、私はアスカ君に電話をし、例の携帯を拾ったことにして彼を呼び寄せて手渡した。
「ありがとうございます!将校さん!俺、ホント嬉しいです!」
拾っただけだ、そんなに礼を言われるほどのことでもない。……ところで、レイ君は元気かい?
「レイ?なんでそんなこと聞くんですか?」
い、いや、ちょっと気になってな。で、どうなんだ?元気か?
「知りませんよ。電話しても出ないし、どこ行っても見かけないし……どっか旅行にでも行ってるんじゃないですか?」
……そうか。連絡が取れないか……そうか。
私はそう呟きながら、アスカ君の前から立ち去った。……果たして彼が今度家庭教師に来ることはあるのだろうか。
来たとしてももしかして精神崩壊とか………私のせいか?私のせいなのか?

599 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/22(金) 23:43:03 ID:???
ふと思う。
アマギどんが地雷を踏み抜いた時、盗られるのは「トダカたんコレクション」なのか「トダカたん本人」なのか・・・

600 :トダカ一佐 :2005/07/23(土) 00:35:09 ID:???
     //   〃 l, `ヽヽ、        `‐- 、ヽ_
.    //   〃 r' `ヽ_ ヽ`ー―- 、      `-ニヽ
   //  r' { _ '   r ´ ノ      ヽ、_       `}
   {   ノ  \` rr'´/           ̄`i ,.-'′
    `'ーヘ   `−´       _ -―‐_{j_」´
        ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __,.‐‐'´:::::::::::::〉    
      '、______,,..ィ;エ j::/:::::::::::::;:;イ 
      /::::::::! ´ゞ-l:/l/ ヽ ̄  彳:::;::::::::::j'/.!     
      l}ハ::::;',   l       /''イ::::::/´:::}  >>600でもゲトさせてもらうか……
        ヽ{ '、  '           イ:;イ´゙}::::く
         ` .',  丶         '´ j  >イ「
           ', ,rテ==ヘヽ   /''´/ !
             ヽ `ニニ~´  /  /   ヽ
             ',     /  /      ノ}
             '>r‐rr'''´  /     //`ヽ、
            ,.ィ { ||  /       //    `ヽ、
         ,.-'´/,.-i ヽjy''´,へ      , ', '       ゙ヽ、
      ,.-‐''_,、/rニ‐'' /  ヽ ヽ\  , ', ヘ          \
     / ,.-'´// " /     ヽ ゙ソ , ', '  ヽ、
    / /,.-ニ-'  /       `, ', '      \    _,. -‐
    { r''r'´  /          ヽヽ      /   /

601 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 00:40:14 ID:???
おめでとうございます、トダカ一佐。
大丈夫です、トダカさんは自己防衛です。

アマギの「トダカコレクション」って、盗聴・盗撮テープに、
寝顔・パジャマ・上半身・猫耳等の高額購入の写真ですね。
あ、下着も買ってますね。
アマギさんは、どれが一番お気に入りなのでしょうか?


602 :チラシの裏 :2005/07/23(土) 00:49:06 ID:???
>>601
じゃあ、聞いてみますね

('U` *b ソ 「一佐……ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」

へんじがない。ただのへんたいのようだ。

603 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 01:07:43 ID:???
>>601
寝顔と着替写真は私も欲しいなぁ…浴衣と夜会用礼服姿もいいなぁ…

604 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 01:17:23 ID:???
「アマギ君!?どうした?
 そんな真夏の散歩中の犬のように、激しく喘いだりして、
 ひどい熱でもあるんじゃないか?早く医務室へ、」

トダカさんなら、真横でされても気がつかない気がする。
どさくさに抱きつかれても、貧血で倒れたとしか思わないトダカさん。
良い上司をもったな、アマギ君!


605 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 09:57:20 ID:???
最近シンが無害(?)になってきましたね。
拷問器具について必要な事は全て済ませたんでしょうか?

606 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 10:41:54 ID:???
周囲の人が有害すぎて拷問趣味くらいじゃ弱いってだけでは

607 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 11:57:41 ID:???
シンはトダカたんを直接脅してるだけあって、身の危険度はフレイやアマギとどっこいなハズ。

608 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/23(土) 17:19:24 ID:???
いよいよ明日、アマギが退院することになった。MSの自爆に巻き込まれた人間とは思えない回復の早さで、
医者は「本当に人間ですか?」としきりに首を捻っていたらしい。まあ、何にせよ良かったということで、
私は病院にアマギを見舞いに行った。……退院おめでとう。良かったな、思いの他早く完治して
「一佐……自分、一刻も早く一佐の傍でハァハァするため……じゃなくて、オーブのために戦線に向かいたいと願っていました。
その想いが傷を早く治したのです。明日からもう仕事に復帰させていただきますよ」
そうか……随分と頼もしくなったな、アマギ。上官として誇り高いぞ。
「いえ……一佐のような色んな意味で素敵な上官を持てた自分の方が幸せです。感謝します」
アマギ……「色んな意味」っていうのが多少引っかかるが嬉しいことを言う。お前も口が回るようになったな。
「本心です、一佐。もう素敵すぎて言葉に出来ません」
何だかそこまで言われると不気味で薄ら寒いんだが……まあいいか。とにかく、お前が退院できて良かったよ。
爆発に巻き込まれた直後はもう殆ど死にかけで私は……

……人工呼吸を施そうと思ったぐらい……

「じ、人工呼吸!?一佐、まさか………したんですか!?」     
いや、その前にお前が息を吹き返したからしなかったが……それがどうかしたのか?
「い、いや、何でもありません。……しかし人工呼吸か、その手があったか……」
アマギはそこで自分の世界に入り込んでしまったようなので、私は一応帰る旨だけは伝えて病室を後にした。
……いったい何を考えてるんだろうか。最近のアイツの行動はどうもよく分からん。



「一佐!おはようございます!」
翌日、タケミカヅチの中でババ君が私にそう声をかけた。
おはよう。ああ、そうだ、今日はアマギ一尉が復帰するそうから病み上がりの彼をしっかりサポート……
「え?聞いてないんですか、一佐。アマギ一尉、また入院しましたよ」
また入院?なぜだ?
「それが、良く分からない話なんですけどなんでも……」

「息を止める練習をしてたら本当に止まりかけたとか……」

……息を止める練習?何でまたそんなことを……
「さあ……潜水の練習でもしたかったんじゃないですか?一応海軍ですし」
そりゃあ弓矢や刀で戦ってた時代の海軍ならその必要もあるだろうが……このご時勢にか?
「でも、他に理由もありませんし……最後にお見舞いに行ったの一佐ですよね。アマギ一尉に何か言いました?」
いや、これといったことは特に。潜水の練習をしろなんてことは間違っても口にしてないぞ。
「まあ、そうでしょうね。全く、何考えてるんだか……」
ババ君はそう最後に呟くと、腑に落ちない表情のまま考え込む素振りを見せた。私も同じように考えてみるが、
さっぱり考えが思い浮かばない。実は退院したくなかったとか……流石に考えすぎか、それは。

609 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 17:35:24 ID:???
ワロス、こっちの息も止まりかけたw

610 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 19:18:39 ID:???
最近本編や雑誌のアマギ見るたびに吹き出してるのは俺だけだろか

611 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 19:58:57 ID:???
いいえ、ここにもおります。
今度は人工呼吸か、そんな手があったか。色んな意味でおもしろい!

それぞれ違った理由によってトダカさんを狙う、フレイとアマギが
戦ったらどっちが強いんだろう
トダカさんへの身の危険度は、命狙うフレイなようにも見えるけど、
アマギの狙いも相当怖い。トダカさんは、どっちをチョイス?

612 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 21:01:55 ID:???
自分が息を止めて失神していたらされてもわからないじゃないか。
ここはやはり「心肺蘇生術訓練」を実施する手筈を整えてトダカたんとコンビを組んで堂々と練習をするよう動かないとw

>>611
トダカたんへの想いがある限り殺しても死なないアマギどんのキモさが勝つとみた。

613 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/23(土) 21:05:49 ID:???
ソガ一佐は出るのでしょうかね

614 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/24(日) 02:23:48 ID:???
ニューチャレンジャー…
ユウナと張り合うのかな

615 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/24(日) 04:04:54 ID:???
ソガVSアマギの方が萌えるな…トダカたんはカガリンに次ぐオーブ軍のお花ちゃんですから!

616 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/24(日) 13:46:42 ID:???
スレ効果で40話のアマギを見た瞬間、
反射的に kimoiYO! とおもた…

ユウナも乙だったけどw
つくづく種も種死も声優さんの努力が輝く、
つか声優さんでもってるあぬめだな…

617 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/24(日) 14:40:40 ID:???
>>616
―ユウナも乙だったけど―
野島健児GJ! それに比べてシナリオと監督は……
どうせならユウナorウナトがMS操縦すりゃア良いのにねえ。

618 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/24(日) 16:02:14 ID:???
どうせなら一佐がMS操(ry

619 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/24(日) 20:46:51 ID:???
>>617
同感!昨日のユウナの中の人はごっさ輝いてた…声優さんGJ!
鈴村もガンガレ!…とフレッツのCM見る度画面にエール送ってしまうよ…痛すぎるよ台詞…。
>>618
ゼノギアスみたいにタケミカヅチが巨大ギアになるんですよきっと!
一佐専用巨大MS・タケミカヅチWww

620 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/24(日) 21:30:49 ID:???
今日、生まれて初めてゲームセンターというものに行った。何でも娘がそこで財布を落としたらしく、
幸運にも店員が見つけて連絡をくれたのだ。私はその場に店員から財布を受け取って礼を言うと、
そのまま帰ろうとした。……その時、聞き覚えのある絶叫が私の耳に飛び込んできた。

「ちくしょおおおおおおおおお!!!もう一回だあああああ!!!」

その声に驚いてそちらを見やると、案の定イザーク君がゲーム機の前で絶叫を上げていた。
その横の呆れ顔のディアッカ君がこちらを見て、私を見つける。
……見つかったら無視するわけにもいかんか。………何をしてるんだ?
「ゲームだよ、ゲーム。連合VSザフトっていう対戦物。それにコイツがすっかり熱くなっちゃって……」
対戦?私には良く分からんが一人でやってるじゃないか。どこに相手がいるんだ?
「この向こう側。同じような画面になってて、向こうは向こうの機体に焦点を合わせてるってわけ」
ふと見ると、イザーク君は私達など眼中にない様子で再びゲームをプレイしていた。そして今度は勝ったようで、
「よし!やったぞ!」と喜びの声を上げる。何だ、普通に勝てるのか。これで帰れるな、ディアッカ君………

「くそおおおおおおおお!!!まだまだああああ!!!」

……この声も聞き覚えがあるぞ。確か……
「アズラエル理事!もうお止め下さい!連コインはマナー違反です!」
「うるさいうるさい!この僕が負けたまま帰れるか!だからこの台は金出してさっき貸し切ったんじゃないか!
今度はレイダーで勝負だ!デュエル如き今度こそ軽く捻ってやる!」
台の向こう側には私の想像通りの人物が座っていた。……やっぱり、祭りの時の男か。
しかしなるほど、これじゃあ終わらないわけだ。で、彼らは上手いのか?ディアッカ君。
「上手いのかって……そう言われるとアレなんだけど……」
なんだ、二人とも下手なのか。私はてっきり……
「……下手?おい、そこのお前!僕のMS捌きを下手だと言ったな!下手だと!」
「聞こえたぞ、民間人!俺のデュエルを馬鹿にしたな!貴様、勝負だ!」
……しまった、地雷を踏んでしまったか。しかし勝負と言われても私はゲームなんてやったことないぞ。
「関係ないね!とにかく僕達と勝負しろ!こっちは二人同時にやらせてもらう!お前はCPUと組め!」
CPU?組む?二人同時?オイ、ディアッカ君……
「このゲームは基本的に2VS2で進行するの。だからオッサンは自分の機体と勝手に動く機体を一個ずつ選べってこと」
そうなのか。じゃあ、両方ともM1アストレイにするか。
……しかし、妙なことになったな。まあどうせすぐ負けるだろうしそうすれば二人とも満足して帰れる……
「じゃ、俺は帰るぜ。あ、オッサン、一つ言い忘れてたけど……」
そう言ってディアッカ君は私に耳打ちをする。……何かね?

「この二人、弱いとかいう次元じゃないから。CPUが僚機だと負けるの難しいかもよ」

「ちぃくしょおおおおおおおお!貴様が俺に攻撃を何度も当てるからまた負けたじゃないか、民間人め!」
「それはこっちの台詞だ!白オカッパ!僕の機体を何回切り刻んだと思ってるんだ、お前は!」
……もう何回対戦したのだろうか。私が何もしなくても、相手の驚異的なコンビーネーションの取れなさと
勝手に動く僚機のせいで負けることが出来ない。ディアッカ君に続きナタルという女の人も呆れて帰ってしまった。
……なあ、そろそろ終わりに……
「貴様……勝ち逃げするつもりか!許さんぞ!」
「そうだ、ふざけるな!最後に笑うのはいつだって僕の方だ!」
……どうやらまだまだ帰れそうにないな。しかし、娘の財布を取りに来ただけなのになんでこんなことに………
ああ、また次の試合が始まった。………自爆ボタンとかないのか?このゲームには

621 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/24(日) 21:48:55 ID:???
ゲームに自爆装置を求めるトダカたんも悲劇の人かも。
しかしイザークに会うときはいつも私服なのか?
実は1佐だと知れたらどんな態度になっていたのだろう?

622 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/25(月) 14:53:15 ID:???
位置ヤバそう。

623 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/25(月) 18:33:55 ID:???
スレッド上げますガッデム。

624 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/25(月) 19:39:16 ID:???
もうトダカ一佐の子供になりたい。
それぐらい萌える。
職人様これからも頑張ってください。
(`・ω・´)ゝ敬礼!

625 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/25(月) 21:46:08 ID:???
タケミカヅチでの航行中、ユウナ様に針路のことで話があったので自室にお邪魔させてもらった。
……失礼します。ユウナ様、少しお話が……
「何?今僕忙しいんだけど。領海警備の現場指揮は君に任せてるでしょ」
いや、そうではなく、天候の方が少々怪しく波も高くなってまいりましたので、予定の変更を……
「別に好きにすれば?とにかく、僕は今忙しいの」
ユウナ様は目の前のパソコンから顔も上げずにそう言い切る。………何をしてるんですか?
「プログラムソフトの仕上げさ。……よし!出来た!これが僕の最高傑作、『cagalli-01』だ!」
……カガリ様?どうしてそこにカガリ様の名前が……
「これは僕の持ってるカガリンの全データを結集して創った人工知能なのさ。見てごらんよ」
ユウナ様に手招かれて私はパソコンの画面の中を見つめる。そこに映っているのは確かにカガリ様のお顔だった。
ほう……これは中々よく出来てますな。人工知能ということは、話しかければ返事をするのですか?
「もちろん!何か打って送信してごらんよ。完璧にカガリンと同じように答えてくれるはずさ」
そうですか、では………お・は・よ・う・ご・ざ………
「君……タイピング遅いねえ。少し練習したら?」
……考えておきましょう。えーと………『おはようございます、カガリ様』っと。あとはこれを送れば……

『ああ、おはよう。元気か?』

私が送った言葉に反応して画面上のカガリ様の口が動き、返答が文字となって浮かび上がる。
なるほど、こういう訳ですか。しかしよくこのようなものを創り上げましたな、ユウナ様。
「まあね。これも僕のカガリンへの愛がなせる業さ。さあ、カガリン、僕からの愛のメッセージを受け取って!
『好・き・☆』と。さあ、レッツ送信!いいお返事聞かせて………」

『死・ね』

………こ、これは……
「フォ、フォントが大きくなってる。しかも赤文字………ええい!まだだ!愛が足りなかったんだ、愛が!今度こそ!
『LOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVE』!!!!!。
こんだけやれば………」

『killkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkill』

画面いっぱいに映し出される「kill」の文字…………なんて壮絶な光景だ。
………あのユウナ様、所詮機械ですからあまり気を落とさずに……
「ふふ……ふふふふ…………照れ屋さんだなあ、カガリンは」
……ユウナ様?
「こうなったら君が素直になるまでとことんやらせて貰うよ!遠慮せずに僕に気持ちを打ち明けてごらん!
『愛してる!好き!マイハニー!僕の女神!世界で一番君が好き!結婚式は南の島で挙げよう!………』」
『キモイ、死ね、消えろ、歩く猥褻物、世界で一番消えて欲しい、国家反逆罪で逮捕するぞ………』
……私はもういたたまれなくなってキーボードと格闘を続けるユウナ様を尻目に、黙って部屋を出て行った。
自分で作ったんだから自分のことを好いてくれるように設定すればいいのに……あ、そうか、ユウナ様の中では
ありのままのカガリ様でも自分のことを好きなのか。………幸せなお人だ、本当に。

626 :チラシの裏 :2005/07/25(月) 21:50:06 ID:???
(´・ω・`)文字サイズとか色々失敗した……

(´・ω・)でもこんな日もあるよね〜

627 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/25(月) 22:17:35 ID:???
ぶはっ
今日も絶好調ですね!


628 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/25(月) 22:49:34 ID:???
昨日初めてこのスレを発見して最初から読ませていただきました。トダカさんがマスマス好きになりました。ユウナ&カガリ嫌いだったけどこの世界の彼等はいいですねw中の人ご苦労さまです!

629 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/25(月) 23:03:57 ID:???
吹いたwww
職人さん、今日もGJです!!

630 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/25(月) 23:09:52 ID:???
本編を撮り溜めてたこの一月、新シャア板にも踏み込まなかったんだが、
このスレが生きてて本当に良かった。
おかげで、3時間も晩飯が遅くなってしまったが。

631 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/25(月) 23:32:13 ID:???
ユウナたんのような人のことを「マゾ」というのではないのかと一瞬思ってしまった。

632 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 01:03:56 ID:???
ヤバイ・・・ユウナたんに萌えてきたw


633 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 19:46:18 ID:???
ふと思ったこと
トダカたんは一等海佐でキサカも多分一等海佐
新キャラソガ一佐は陸佐?それとも海佐?はたまた空佐?

634 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 20:36:57 ID:???
>>633
キサカさんは陸軍ですよ
ソガはわからん。何と無く陸軍っぽい希ガス

635 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 20:55:57 ID:???
>>634
ありがとうございます
私はソガ一佐は陸佐なんじゃないかなーと思います

636 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 22:07:41 ID:SFB3KmZh
一佐、ageるであります!!!
(`・ω・´)ゝ敬礼!

637 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/26(火) 22:32:32 ID:???
今日、街で女性服のショーウインドーを眺めて云々唸ってるアスカ君を見かけた。
女性服とアスカ君……随分珍しい組合せだな。………どうしたんだい?
「あ、将校さん。いや、今日、ルナの誕生日なんですよ。俺、仲間なのにすっかり忘れてて……」
成程、それでこんな店の前で唸ってるのか。で、何か見つかったのかい?
「いや。だって女の人の服なんて全く分かんないですし。でも他に思いつかないんだよなあ」
誰かに身近な人に聞いてみたら………って、ああそうか。誕生日なんだからその人も自分のプレゼントがあるか。
「そうなんですよ。みんな結構マメで……アスランはルナモデルのハロ造ったみたいだし、
メイリンはワンピース買ったって言ってたし、ヨウランとヴィーノは「すげえ盗聴器出来たぜ!」って自慢してたし、
レイは『ギルバート・デュランダル特別写真集〜誘惑〜』を自分で編集したって言ってたし………」
……何を贈っても最後のヤツには勝てると思うぞ。まあ、深く考えないことだな。自分の欲しいものでいいんじゃないか?
「俺の欲しいもの……鉄の処女、頭蓋骨粉砕器、魔女のくさび、火責め椅子………」
……すまない、私が悪かった、忘れてくれ。………花なんかどうだ?
「花?でも俺、そういうセンスが………」
それこそ自分の好きで構わんさ。気持ちが伝わればいいんだよ。
「そうですか……ありがとうございます!じゃ、俺、それにします!」
アスカ君はそう言って晴れ晴れとした顔で歩き出した。
………たまには青少年の悩みに付き合うのも悪くないな。プレゼント、喜んでもらえるといいが………


家に帰った私は、リビングでテレビを見ていた娘に話しかけた。
……なあ、確かお前、シン・アスカ君と友達だよな。
「ん?そうだけど、どうかしたの?」
いや、今日彼に相談を受けてな。なんでも女の子に渡すプレゼントで悩んでるとかで……」
「ああ、そういうタイプだよね、アイツ。確か………」

「妹の誕生日にハエトリソウ贈って泣かれたとか………」

……ハエトリソウ?
「うん。知らない?あの葉っぱに挟んで蝿獲るキモイ植物」
いや、知ってるが……それを正気で贈ったのか?イヤガラセでなく?
「正気も何も、何で泣かれたのかまだ分かってないみたいだし。アイツの女心の読めなさはもう天才だね」
………やってしまった………
「何?何やっちゃったの?パパ」
いや……そこまでのセンスは想定の範囲外だったから花でも贈ったらどうかとアドバイスを……
「ああ、そりゃまずいね。ウツボカズラとかラフレシアとか大好きだよ、アイツ」
………一応聞いておくがそういうものを贈られたら例えばお前は……
「呪う」
……だよな。はあ、まさかそんなとは………
私の口から思わず溜息とぼやきが漏れた。………もし、私のアドバイスで何か問題が起きたら拷問されるかもしれないな。
しばらく彼には近づかないことにしよう。すまない、青少年。

638 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 22:54:35 ID:???
レイ編集のギル写真集www恐いもの見たさで見てみたいw

639 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 23:20:01 ID:???
と、トダカ1佐が拷問されるのでありますか!?
そ、それはぜひ間近で見物をせねば。
はっ。今自分は何を言おうと・・・

640 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 23:22:06 ID:???
>>638
その写真集はやはりトダカ宅からの盗撮によるものでしょうか。

>…鉄の処女、頭蓋骨粉砕器、魔女のくさび、火責め椅子…
こっ、こんなのでトダカさんが拷問されちゃったら、大変だよぉ。


641 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 23:27:22 ID:???
なんだかんだで最近なごやかだったのにトダカたんとシン…。
レイ、ラクス様の報復の手にかかったと思ったのに生きてたのか…まさか三人め(ry

トダカたんの誕生日(公式設定まだ無いが)には皆何をプレゼントするのでしょうね…アマギとか。

642 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/26(火) 23:43:01 ID:???
>>639
お前まさか('U` *b ソか?

643 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 00:05:17 ID:66VeEJSx
>>642
何を言う!
上半身裸で椅子に縛り付けられている姿に美を感じないはずはない!
ましてやそれがトダカ1佐であるならば肌に食い込むロープの苦痛に耐える表情がどれほどそそられることか!
さらに鞭打たれて肌に血が滲んでいたりすれば、それだけで丼飯3杯がいけるのが当ぜ・・・

・・・は!?
わ、私も一瞬憑依されたかもしれない・・・


644 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 00:36:29 ID:???
ヨウランとヴィーノのすげえ盗聴器の火力はいかほどなんだろうか。
陽電子砲までは付かないと思うけど、あの2人が「すげえ」って言っているくらいだから
対戦車砲くらいは付いているかも

645 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 01:56:23 ID:???
すごいのは性能じゃないんかいw

646 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 03:06:49 ID:???
でも、盗聴器に火器搭載ならば、聞くに堪えない時には、
ターゲットもろとも爆破できますよね!
これは、かなり「すげぇ」代物と言えるのではないだろうか、
「そう思わないかい?アマギ君、」

647 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 10:24:24 ID:???
盗聴した後は証拠隠滅ターゲット爆殺かよw

648 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 12:35:09 ID:???
アマギの場合は爆破は出来ても爆殺は出来ないだろうね

649 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 12:47:33 ID:???
この爆破で一佐の人工呼吸を…
という良からぬ考えをアマギは持ちそうだw

650 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 16:39:08 ID:???
俺は食虫植物もらったら嬉しいけどな
女の子は嫌かもしれんが

651 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 17:33:26 ID:???
今の時期だと駆虫にいいかもしれない・・・
と、家の中に発生してる小虫どもをみて思った

652 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 18:23:14 ID:???
私も蝿貰うよりハエトリ草のほうがいい

653 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/27(水) 23:38:18 ID:???
天気が悪くなってきた。本日成すべきことは粗方終わり、談話室で一息つきながら私は酷い船の揺れに先行きを心配していた。
……ユウナ様辺りは船酔いしてるかも知れんな、これは
「しかし、また急な天気くずれですね、一佐。何事もなく帰れるといいのですが……」
アマギが外の嵐を見ながら、心配そうにそう呟く。
何、心配いらんだろう。どれ、私もちょっと他のところを見て……うわっ!
その時、船体が大きく傾き、私はバランスを崩してアマギの胸元に倒れこんだ。……すまない、バランスを崩した。
「一佐が………自分の胸に飛び込んで………ハァハァ」
……アマギ?………うわっ!また揺れが……
「うわー!バランスを崩したー!」
揺れと同時にアマギがそう白々しい声を上げて、私の元に勢いをつけて飛び込んでくる。
本能的になんだか良くないものを感じた私は、思わずそれを避け、アマギは勢いそのまま談話室の本棚に激突した。
倒れる本棚、下敷きになるアマギ。……す、すまん!アマギ!何だか知らんが避けてしまって………ん?
その時、私はアマギの隣でもう一人、緑の髪の少年が本棚の下敷きになって倒れているのを発見した。
これは……ニコル君!?どうして………

医務室にニコル君を連れて行った私は、気絶している彼をベッドに寝かせた。
同じ状態だったくせになぜか傷一つないアマギが私の横で疑問を投げかける。
「一佐……彼はいったい……」
探偵だよ。ミラージュコロイドが使えるそうだからそれで私を尾行調査していたんだろう。
拝借した手帳に最近の私の行動が書いてあった。しかし、一体誰がこんなことを依頼したのか……
「じ、自分じゃありませんよ!本当です!断じて違います!信じてください!」
……別に誰も疑っておらんだろうが。………ん?
「この少年の携帯が鳴ってますね。……一佐!勝手に出るんですか!?」
真実を知るためにはモラルに多少の犠牲はつきものだ。………あー、もしもし?

「ちょっとあんた!仕事遅いんじゃないの!?こっちはトラップ山ほど用意して待って………」

この声……フレイ・アルスターか。成程、全部読めたぞ。しかし………
「ちょっと聞いてんの?何か言いなさいよ!こっちはお金払ってるんだから!」
……どうするか、コレ。……ん?ロアノーク大佐?どうして医務室に?
「いや、ちょっと腹痛なもんで薬をね。ところでその電話、もしかしてステラから?」
え?いや、声は似てますがちが………
「よおー、ステラ。どうした?スティングたちと喧嘩でもしたのか?」
ロアノーク大佐は私の返事を聞かずに私の持っていた携帯を奪い取った。何か話がおかしな方向に……
「な、何なのよあんた、なれなれしいわね。とにかく、一日の行動パターン、早く教えなさい!」
「一日の行動パターン?オイオイ、それはステラが一番良く知ってるじゃないか。まずは………」
そう言ってロアノーク大佐はべらべらと電話の向こうの超危険人物に自分の一日を語っていく。
…………ああ、そんなことしたら……
「……分かったわ!後払いの依頼料は振り込んどくから!じゃ!」
「え?依頼料って………切れちまった。どうしたのかねえ、ステラの奴。妙に元気だったし」
ロアノーク大佐はそう言いながら携帯を私に返した。………あの、ロアノーク大佐。
「何?どうした?」

……夜道は、背後と、前方と、頭上と、足元に注意してください。…………それでは。

「何それ?どういうこと?おーい」
私はそう疑問をぶつけるロアノーク大佐を無視し、医務室を後にした。まあ、ロアノーク大佐ならきっとトラップぐらい
くぐりぬけてくれると信じよう。……むしろ、全部引っかかりそうな気もするが。

654 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 23:46:11 ID:tw1REEX7
今日も('u` * b ソの変態ぶりがww桑島さん繋がりで…ww今日も匠の技ですね。

655 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/27(水) 23:53:32 ID:???
もしトダカ1佐が怪我をして、その犯人がフレイとニコルだと1佐の娘が知ったらどういう行動に出るのだろう?
「お父さん、ドジねぇ」で済ますのか
「よくもお父さんに怪我させたわね!」と報復の呪術に走るのか・・・

656 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/28(木) 00:18:58 ID:???
>>665
あのドライな娘じゃ、(どうせ死んでないし)ヘンなの敵に回しちゃったねー。
くらいで片付けるだろう。自分のほうに被害がこなければ。

で、ティリングたんまだー?

657 :656:2005/07/28(木) 00:23:58 ID:???
スマソ、>>655の間違い。


じゃあ本編でアマギがキサカの部下風になってしまった件について。

ランボーとは、トダカたんのコトどんなふうにお話したんだYo!
そこの描写プリーズ。

658 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/28(木) 00:31:27 ID:???
職人さんいつもGJです。今日も笑わせてもらいましたw
('u` * b ソあぶねぇwww

オーブの軍服って中がノースリーブになってるって聞いたんですが本当なんですかね?
知ってる方いたら教えてください。
むしろトダカ一佐お答えください、お願いします。

659 :アマギ一尉 :2005/07/28(木) 01:10:41 ID:???
                         _
                      _,.‐''ニ;, ̄`ヽ、
                     ,r''´ 〃ノ'、ヽ、  `゙ヽ
                     ''‐r'´ ヽ、ノ  `丶.ノ
                      _l_―――‐ _ニfく     >>657
                   _,.-''フィj`;ぉ―‐ェヘ l:r{     キサカ一佐には、トダカ一佐と自分の関係を
               ,.- 、 ,.-'´,.-ァ'フ {{  /    /{゙j     「前編〜出会い〜」「中編〜二人の生活〜」「後編〜別れ〜」
         __,,..-‐'´  {´ ノ ´/ .`! 丶 -   ,r'      の三部作に分けて各二時間、みっちりと話させていただきました!
      r'''´       ヽ‐r‐'´   ,{  ,===、  !ト,
    ,.-‐'´゙ヽ、        ゞ    __/ヘヽ  ̄  ,.-''j ヽ
   /      `ヽ、__,. ,.-‐'´ ̄`''−ァ/  l '‐r;‐'´ /  ゙r-、
 /        ,rrヘ< l ,r――77/r‐ッヽ ll / r‐ 、  !_ `''ー- 、
. ',       _ノーヘ>j .!  _,-ニ '  ̄  ',ii/   `''‐` l!``‐- 、  `丶、
 `ー-、  ̄      ヽヽ 」r;-''´     /        ゙ヽヽ  ゙ヽ  ,rヘ
     `゙ー- ,,.._      7、ヽ     /          _ノ \ /  / |
          `‐-、   { `ヽヽ.  / ___,,..‐‐;:ニニニニ;-―‐'`/   !  l
             `゙ヽl   \Y-_ニ-‐'''"~   r''''ニニ」   /  l  ノ
               l゙,    |1        ヒニ-‐'''   /   .l  1
               | ヽ   | |               ノl   {   {

660 :トダカ&アマギ:2005/07/28(木) 01:22:03 ID:???
>>658
        _// ,.=;、 ヽヽ.  _ -ニ‐''´   _//_r' ⌒ヽ_ヽヽ     ゙ヽヽ.
      rニ-‐'´ _r<-;´`; ヽ、  ヽ{'"`     /  ヽ ヽ_  ノ`ノ ヽ       }
      '、__,.-‐'  `=‐' └、  _y‐、  ,.-‐'    ` ‐、jヒ-''´   ヽ    __ノ
       ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /´  .  `{ r1―――――――――-`rィ´
        rヘ`゙‐ぃー―rぃ‐11   .  y'´`r、_             _j}{
        { 〈  ̄ ' ヽ ̄ j !     /;::.::.:;i -≧;、______,,.r'''´::::}
        `゙r!   、 _,.   f´     ト;::::;ヾ `'''´ ノ-‐'´、て;へ彳/::::/
         |  , -=-、  |      '、ヽ:l`     j      イ::;:イ
          j、  `゙ニ゙´  ノ       ゙r1`            彳.ノ
        _ノl `ヽ、_,.-'´ハ         }:i!        '      iィ′
     _,.-‐ll  l    ||  / }`ー- 、    `ハ   { r'=== 、,.   j/
. ,.-‐'"´  _」l  ヽ.  ||  /  l r-、  `ーイ`ヽ\  ゙ ー―‐ '  ,. イ
´  _,.-‐''´ ||  ,.‐;ヘ. ll. / `- コ'、、 `゙ y'´{l  `゙`ヽ  ̄ ̄ /‐' ト,_
. く     」 !く/  ヽii/     >r7  ヽ     `''r r‐ '´   .j. llヽ、
  l  _j-ニ-‐''     /  _,. -‐''´ //    l       | !    , '  'll `''−―-
 /r‐'´      _∠-‐'''´      | l     l      |.|    , '    ll
 ヽ、ヽ、   ,.-''´          | |     ヽ    |.!  /     ll_
 l  j7ヽ`y'´         _,.-‐''´l |     ,.-、'、   || , ' /ヽ、   l l `ー- 、__
 ヽ/   /ヽ     _,.-‐''´     | |  ,.-;;ニ-'' >ヽ  ||ノ  ヽ、ヽ_` ァヽヽ
  {  | }   r''"~     _ - ' !<-‐ニ‐''´   丶/     `ヽ.ソ  ヽ `ー、

トダカ「質問が来てるな。これもコミュニケーションの一環だ。アマギ、代わりに答えて……」
アマギ「一佐のインナー姿………ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ('u` * b ソ」
トダカ「………アマギ?」
アマギ「一佐のインナーになりたひ……ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ('u` * b ソ」
トダカ「…………おーい」

661 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/28(木) 01:58:10 ID:???
何だか知らんが飛び込んでくるアマギを避けてしまったトダカたん
ついに本能の部分が危険を察知し始めたか?

662 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/28(木) 02:18:16 ID:???
>>660
658です。
トダカ一佐、お忙しい中お答えいただきありがとうございます!
自分もアマギ一尉と一緒にハァハァさせていただきます。
お忙しい一佐にご迷惑をおかけしないように、
これからは自分でできることは自分でするようにいたします。
インナー姿を拝見できる日を楽しみにさせていただきますハァハァ

663 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/28(木) 03:03:40 ID:???
>>657 アマギ一尉
そっ、それじゃあキサカさんは、いや、カガリ様、AA全員にも
とんでもないアマギ君の妄想によって作り上げられた、
アマギとトダカの悲恋話となって伝わってるんじゃないか?

カガリ「…へ、へー、トダカとお前ってそんな仲だったんだ…」
タリア「ま、まぁ、色々あるわよね…。オーブ艦は女性乗組員も少ないみたいだし…」
トダカさんに反論の余地がないではないかー!

で、その6時間に及ぶ大ホラ作は、テープに録ってありますか?w

664 :663:2005/07/28(木) 04:16:00 ID:???
すみません、間違えてました。
タリアさんでなく、マリューさんのつもりでした。
名前を間違える大失態、お恥ずかしい…。


665 :大先生降臨 :2005/07/28(木) 16:39:52 ID:???
                      , ‐ ´ ̄`  、
                    _/:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
                 -ォ'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::,、::::::ヽ
                    /:::::::::::::::::::::::_, ィィ:/´{:::::::::::',
                 ル|:::::::,〃/´ /"´  ヽ:::::::::i
                 !lイ_:i'〃ヘ、/´  _, -‐ 、ヽ:::/        
                   〈ク ! ーtュ-ヽ ゙,´fェ-、  |ヘ     ん〜? 祭りの場所はここか? 
        , '´ `ヽ       ヽj|    ´ |  `     l}リ   なんなら俺に脚本書かせてくれるかな? 
       /     i      `|      ノ ,、     ,ソ       あの二人よりは上手に纏めるからさ。
    _ /         lー‐一 ' ´ /ヘ、 , ____ 、   /`ー、_
    ヽ          l     /   i\ ` ̄ `゙\ /,|   !    ̄
     ',           !    /  ハ ヽ、 __  '゙ , |  l
     i        l   /    ! ヽ、     / ,|   !
     ,l-‐tつ,     l   ー‐- {ヽ、 ` x ' ´  / l   l


666 :657:2005/07/28(木) 21:20:36 ID:???
すみません職人さん。
「そこの描写プリーズ」って、産ライズに向かって言ったつもりでした。

誰かもっと(本編で)トダカたんについて思い出話でもしてくれよ!
でもこないだカガリ様に思い出してもらえてよかったね。

667 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/28(木) 23:12:46 ID:???
レジェンドがしゃべってる!?

668 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/28(木) 23:34:05 ID:???
>>658
コス衣装では中はノースリーブになってる

669 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/28(木) 23:46:52 ID:???
今日、艦橋に居る際に頭の中に声が響いた。………この声……マユちゃんか。
『あったり〜。ねえ、今日さ、身体借りていい?ちょっとやりたいことが………』
またか。別に構わんがそういう話は任務後に………
『………そうはいかんぞ、お嬢ちゃん』
この声……ウズミ様!?いったいどうして……
『私も貴様の身体を借りたいのだ。『ミリィのHな取材日記〜オペレーター席より愛を込めて〜』が本日発売なのでな』
『え〜、ずるいよ〜。マユが先に頼んだんだもん!いいよ〜、先に取り憑いちゃうから!』
『させんぞ!私の方が先だ!』
ちょ、二人とも、私の中で暴れないで………のわっ!
二人の意識が私の身体を別々に動かし、私は派手に音を立てて頭からその場に転んでしまった。
いたた、酷い目にあった………ん?あそこで倒れてるのは………私!?
『あー、おじちゃん幽霊になってるー』
え?ということは……あれは私の身体か!いかん、早く戻らないと………
「一佐!しっかりしてください!……息をしてない、誰か!救護班!」
「もうアマギが半狂乱で呼びに行った!自分が心臓マッサージをするから、誰か……」

「人工呼吸を!」

ババ君がそう言ったとき、丁度アマギに看護兵が艦橋に入ってきた。
そして人工呼吸と聞いて、当然看護兵の女性が「私がやります!」と声を上げる。…………が。

「させん!させんぞ!人工呼吸は自分がやる!」

アマギが突然そう言って、人工呼吸をしようとした看護兵を押しのけようとする。当然のように、看護兵の女性は声を荒げる。
「ちょっと!何やってるんですか!今は一大事なんですよ!」
「黙れ黙れ黙れ!この千載一隅のチャンス、逃してなるものか!どけえええええええええ!」
アマギ……そこまで私のことを心配して………
『いや、おじちゃん、あれはなんていうか………』
『トダカよ、私もあれは心配というよりはどうも………』
……あそこまで心配されては身体に戻らんわけにはいかんな。では、ウズミ様、マユちゃん、私は戻ります。
『いや、人の話を聞いてry』
身体に霊体を重ねるだけで、私は簡単に身体に戻れた。起き上がった私を見て、皆が安堵の表情と溜息を漏らす。
しかし、不思議な体験だった…………ああ、そうだ……アマギ。
「は、はい!何ですか!」
信じてもらえないかもしれないが、私は今、霊体となってこの様子を見ていた。その中でお前は………
「す、すいません!ごめんなさい!もう二度とあのようなヨコシマな考えは………」
私のことを誰よりも心配してくれたな。ありがとう。私は嬉しいぞ。
「へ?……え、ええ!当然じゃないですか!自分にとって一佐はかけがえのない存在ですから!」
私はそういうアマギの返事を聞くと、立ち上がって他の皆にも礼を述べた。
しかし、私が起き上がった時何だかアマギだけ複雑な顔をしていた気がするのだが………気のせいだろうか?

670 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 00:06:52 ID:???
アマギどんの想いに気づいていないのはトダカたんだけなのか?
マユでさえ異様さに気づいたというのにw

でもババたん、自分で人工呼吸しようと思わなかったのね。
心臓マッサージのために上着くらいは脱がせたのかどうかがものすごく気になりますww

そしてアマギ!甘い、甘いぞ!
倒れたトダカたんをそのまま抱き上げて医務室に運ぶのが真の漢だろうが!

671 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 00:40:17 ID:???
>>670
もちろんお姫さまだっこでですよね!

672 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 00:50:46 ID:???
大爆笑&ドキドキしてスクロールしてましたよ。本当に。
マユちゃんとウズミ様にも身体を狙われ、受難ですな。

アマギの複雑な想いは、人工呼吸できなかっただけでなく、
人工呼吸で助けられたら「恩人」になれたのにー。も有りでしょうか。
残念アマギ、がんばれアマギ!

673 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 01:05:16 ID:???
>>670
>>アマギどんの想いに気づいていないのはトダカたんだけなのか?
 人は、自分の理解を超えたものは認め難いものですから

次スレのタイトルに、「トダマギラブラブ日記」なんてどう?


674 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 01:07:10 ID:???
キモ過ぎ。
レスがみんな「キモイキモイキモイキモイ∞」になっちまうYO!

675 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 01:10:56 ID:???
('U` *b ソ

676 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 01:22:24 ID:???
('u` * b ソがお姫サマだっこw想像…いや妄想しちゃったよι普通おじさん同士でそんなことしてたらキモいのになぜか絵になるι

677 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 01:44:18 ID:???
お姫さまがトダカ一佐だからそう思うのでは…
一佐の鈍感というか天然っぷりには脱帽だw

678 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 02:33:26 ID:???
むしろ見てみたい気がするアマギのキモさ

679 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/29(金) 15:25:36 ID:???
いつもここのスレッドのSSには笑わせてもらっています。アリガトウ。
そういえば、此処や「めいりんのAA航海日誌」「ネオの悲劇」といったスレの雰囲気は、
なんだか平井和正センセイの「超革命的中学生集団」とか「ウルフランド」とかに似てますね。
……知ってます?

680 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 01:00:25 ID:???
>>673
ババの視点からのトダカ1佐とアマギのやりとりの方が面白そうw

アマギのヨコシマな想いがわかっていながらトダカに警告しないババの本心はどこに!?とか

681 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 01:05:32 ID:???
>>680
馬場は、悪気はないんだろうが、トダカ一佐の前で家庭自慢、
娘自慢をやってしまう人だから、ヨコシマというか、
あまり(気持ち)悪いものだと分かっていないような気がする。


682 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 01:17:04 ID:???
中の人のスレ落ちたorz

683 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 01:27:42 ID:???
今夜は投下は無しか

684 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 01:41:20 ID:???
何か事情があってこられないんでしょうか。
職人さんにも都合があるから仕方ないですよね。

685 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 01:58:45 ID:???
ちと残念だけど、毎日これだけの文章を書き続けるというのはすごく大変な
事だと思うので、ついつい期待してしまいますが、本当に無理のない
範囲で末永くこの素晴らしいスレ(ご来訪の皆さん含めて)が
続く事を心から願っています。

で、ババさんは、自分の家庭の事で頭がいっぱいだから、
アマギの事はあまり関心がないとかかな。
軍務中でもこっそりメールを娘に送ったりしていそう。
ババの頭は、フレンドリー家族の事でいっぱいなのですよーw
携帯の待受け画面は、もちろん娘の写真で、開けて見ては、
ニヤニヤしているのです。

686 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 02:05:10 ID:???
ババ的には所詮他人事なのでしょう。


687 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 03:28:40 ID:???
俺達も職人さんに依存しないで自分達で作品書いてみようぜ

688 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 08:32:03 ID:???
作品まで書かなくとも、ふつうにトダたん萌えを語り合ってればいいじゃないか。
もともとそーゆースレのはず…だが

職人さんに頼らなくても、藻舞らあっつい萌えを語りたい気持ち持ってんだろ?

689 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 08:58:41 ID:???
もともとで言えば688氏のおっしゃるとおり

程度問題もあるけど、稀なら、中の方以外のネタ投下もありか思う
まあ、私は、脱線で盛り上げちまって、中の人が入りにくいという
雰囲気を作り出しちまった、場をわきまえない人間でなんで話半分で聞いてください

あれだけのネタを毎日生産するのは大変でしょうから、
中の方には、無理のない範囲でこのスレが続けられることを私も祈ってます。

690 :チラシの裏 :2005/07/30(土) 13:31:09 ID:???
昨日は諸事情により家に帰ってこれず、ネタが投下できませんでした。
用意はしてあったので一応投下しときます

691 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/30(土) 13:32:20 ID:???
今日、繁華街の路傍で、今まさに露店を開こうとしているアスラン君に遭遇した。
……まさか公衆の面前でゴキブリィを売るつもりじゃないだろうな。
「あ、トダカさんじゃないですか。奇遇ですね、こんなところで」
ああ………ところでその……アタッシュケースの中身は………
「ああ、これですか?新開発の商品ですよ。犬型ロボットなんですけど………」
そう言ってアスラン君は商品を一個私に差し出した。電源を入れるとまるで本物の犬のように私の手にじゃれ付いたり、
尻尾を振ったりする。………普通に可愛いじゃないか。これを君が?
「はい。まあ、アイディア出したのは殆どメイリンとかですけど」
そうか、それは幸いだな。で、このロボペットをこれから売るのか?
「そうですよ。これは絶対いけます。身内の評判も上々ですから。やっぱ時代はキモカワイイなんて嘘だったんですよ」
………まあ、そういうことにしておこう。で、この商品の名前は?
「ええっとですね、実はコイツ、録音機能があるんですね。で、録音した声を目覚ましとして使えたり、
名前を呼んで話しかけた時の返事に設定できたりするんですよ」
ほう。それは凄いじゃないか。それで?
「はい、そこで俺の考えた名前は………」
………「俺の考えた」?何だか急に嫌な予感が……

「声を溜めるんで、『コエダメ』っていうんですけど……」

一時間後、案の定『コエダメ』は一個も売れてなかった。
露店前の『寂しい時のお供に、コエダメ!発売中!』というのぼりが虚しい。
「売れませんねえ………なんででしょう」
………本気で分からないのか?ちょっと胸に手を当てて考えてみろ。
「…………販売場所が悪い、とか?」
……分かった、もういい。すまない、私が悪かった。
私はそう言い残してアスラン君の露店を後にした。……コエダメとか、口にしてみた時点でおかしいと思わないのだろうか。
もうあそこまでいくと、逆に他人には持ち得ないセンスなのかもしれない………

692 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 13:50:04 ID:???
案外、才能のあるやつというのは別の面で失敗しているせいで埋もれているのかも知れない…

693 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/30(土) 22:27:35 ID:???
職人さん乙です。
アスラン・・・もうちょっとネームセンスをあげないとな。
でも洋服のセンスもアレだったししかたないか。

694 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/07/31(日) 00:01:17 ID:???
今日、ソガ一佐が飲みに行こうと私を誘ってきた。日頃からオーブ海軍にその人ありと言われたトダカ一佐を尊敬していると、
ソガ一佐は私を高く買ってくれている。同じ一佐どうし気を使うこともないし、私はそれに快く了承した。
そして彼の行きつけの飲み屋に行こうとしている途中の道で、アマギとばったり遭遇した。
「一佐!どちらに行かれるんですか?」
こちらのソガ一佐と共に飲みに行くところだ。ああ、ソガ一佐、こちらは私の部下のアマギ一尉です。
「ソガだ。よろしく」
そう言ってソガ一佐が差し出した手を、アマギが握る。その時、ソガ一佐のポケットから何かが落ちた。
これは……睡眠薬?いったいなんで………
「す、睡眠薬!?ソガ一佐、まさか………」
「ああ、最近眠入りが悪くてね、常備してるんだ。………では、行きますか、トダカ一佐」
そうだな。じゃあ、アマギ、私達はこれで……
「ダメです!一佐!行ってはいけません!何かあってからじゃ遅いんですよ!」
何かって………何があると言うんだ、お前は。
「そ、それは………その、一佐が………ソガ一佐に………」
……?何が言いたいんだ?お前は
「馬鹿馬鹿しい……行きましょう、トダカ一佐。時間が勿体無い」
そう言ってソガ一佐は私の肩に手を回した。そしてアマギの方になにやら勝ち誇った笑みを浮かべる。
しかし、いったいアマギの奴はどうしたんだろうか。……まあ、考えるだけ無駄か。


ソガ一佐、あと目的の店とやらまでは如何ほど………
「もうすぐそこですよ。………ん?」
何だか人の流れが慌しいな。何かあったのか……
「あら?トダカさんじゃないですか。飲みにいらしたんですか?」
ああ、ラミアス艦長にバルトフェルド君じゃないか。この騒ぎは一体……
「さあ……私達も今来たところなんで良く分かりませんけどなんでも……」

「この辺りの居酒屋全店にテロリストからの爆襲撃予告があったとか……」

襲撃予告?居酒屋を?
「僕も俄かには信じがたいんだけど、どうやら本当らしいね。こりゃ今日の予定は中止だな」
しかし、何でまた居酒屋を………
「さあ……私にはさっぱり……とにかく、トダカさんたちも今日のところは帰ったほうがよろしいと思いますよ」
そうですな。ではソガ一佐、ここはまたの機会に……
「あの男……いやまさかここまでは……でも……」
……ソガ一佐?
「しかし辺り一帯に襲撃予告とは……なんて奴だ。限度を知らないのか、あの男は……」
私が何を言ってもソガ一佐の耳に入る様子はない。仕方なく、私はぶつぶつと何事かを呟きながら思案を続けるソガ一佐に
取りあえず別れを告げて、そのまま帰宅した。
しかしソガ一佐……テロリストについて何か知ってるような口ぶりだったな。「あの男」とはいったい誰だ?

695 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 00:10:15 ID:???
ソガ一佐キタ−ー(゜∀゜)ーーッ!!
職人さん、今日もGJです!!トダカたんをとうとう狙う人がまた一人増えてこの後どうなるのか、期待してます

696 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 00:12:05 ID:???
アスランネタ最高です。

ちょっと出張だったのでまとめて読みました。

697 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 00:12:16 ID:???
アマギどんにライバル出現!?
それもいきなりこの手段を取るとはw
トダカたんはいつまできれいな身体でいられるのだろう?

698 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 00:12:27 ID:???
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
トダカ一佐の貞操はこうして守られていくのかww
職人さんいつもご苦労さまです。

699 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 00:15:50 ID:???
アマギとソガ一佐に狙われるトダカ一佐…
でもアマギ 一佐を守る為なら手段を問わないな
誕生日のこの日に読めて嬉しいです

700 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 00:29:33 ID:???

トダカ一佐の中の人・・・配役決まったの前々日ってマジかよ・・・。


ただいまラジオ関西に出演中

701 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 01:12:05 ID:???
ソガVSアマギキター!!
>>615のヤシとしては案が採用されて嬉しい限りです!ありがとうございます!
しかしソガ一佐…眠剤まで用意していきなり喰う気マソマソなんて…おそろしい子…!(白目)予想以上の逸材ですな。
天然ませうトダカたんロックオン大作戦は、前門のアマギ後門のシン、斜め上のユウナに加えて斜め下にソガが参戦か…。

702 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 14:09:14 ID:???
おおっ、ソガとアマギの熱い戦いが始まった!
予告を無視して、店に入ってたら、
アマギの更なる作戦が決行されていたのでしょうね。
彼らのトダカを巡る抗争は、更に激化しそうですね。

703 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 16:17:50 ID:???
アマギSUGEEEEEE!
もう最高ですw

704 :チラシの裏 :2005/07/31(日) 23:50:28 ID:???
風邪引きました。今日の投下は無理っぽいです。
ゴメンナサイ

705 :通常の名無しさんの3倍:2005/07/31(日) 23:59:58 ID:???
>>704
ええっ、無理なさらないでゆっくり休んでください

706 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/01(月) 00:00:04 ID:???
職人さん大丈夫ですか!?無理しないでしっかり養生して下さい。

707 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/01(月) 00:00:56 ID:???
熱があるんですか!?
無理は体に毒ですからゆっくり体を休めて下さい

708 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/01(月) 01:28:42 ID:???
39度!?大丈夫ですか?どうかお大事に!
陰ながら回復お祈りしております。

709 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/01(月) 01:33:58 ID:???
お大事にです。
夏風邪は長引くらしいので無理をしないようにしてくださいね。

710 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/01(月) 09:35:31 ID:???
ちょっとあげますね。

職人さんお大事に。。

711 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/01(月) 20:36:46 ID:???
用心して気をつけてください

ていうか、トダカ一佐が風邪ひいたらものすごいいきおいでアマギが看病するってやってきそうだ

712 :('U` *b ソ :2005/08/01(月) 21:46:39 ID:???
とりあえず職人さんの家を非合法な手段を用いてでも割り出して駆けつけて
盗聴して人工呼吸と心臓マッサージと添い寝をしに行きたい。

713 :トダカ一佐 :2005/08/01(月) 23:59:51 ID:???
       ___                        
      <=◇=>\                   
      <_/))) i >>712カラヨウキヲカンジル……
       (' -` bソ                    
       (| <y> |)                    

714 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/08/02(火) 00:01:16 ID:???
風邪をひいた。取りあえず病院に行き、薬を処方してもらって、私は家で横になっていた。
体調管理は軍人の責務なのだが……正直、みっともない。ちなみに休欠の旨をユウナ様に電話で伝えたところ、
「え?休み?いいよ、別に。なんならそのまま一生休んじゃいなよ」
だそうだ。………久しぶりに辛辣な言葉を聞いた。下手すると知らないうちに除隊させられるかもしれない。
ここは早く治して一刻も早く復帰……
「あなたー、あなたの部下の方がお見舞いに来てるわよー。今、そっちに行きますからー」
……お見舞い?一体誰が……
「一佐!大丈夫ですか!?お風邪をひかれたそうでもう心配で心配で……」
アマギじゃないか……すまんな、上官たる私がこのざまだ。
「時にはこういうこともあります。お気になさらずに。ところで一佐、何か自分に出来ることはないでしょうか」
見舞いに来ただけの人間に無理な注文は出来んよ。別に気にすることは……
「いえ、自分、一佐の看病したいんです!看病させてください!」
そ、そうか……じゃあそこにある薬を取ってくれ。それだけでいい。
「……それだけですか?もっとこう……寝巻きを着替えさせてくれとか、食べ物を口に運んでくれとか……」
いらん。着替えも食事もさっきしたばっかだ。薬を取ってくれるだけでいい。
「……分かりました。じゃあ………」
そう言ってアマギは不満そうに、薬入りの袋をあさり始めた。袋の表に書いてある用量を見て、一つ一つ並べていく。
「ええっと、粉薬が一つ、オレンジの錠剤が一つ………ん?こ、これは!」
……どうした、アマギ。何があった?
「い、一佐、これは………」

「………座薬じゃないですか!!!!」

……それがどうかしたのか?どうしても辛いときに使えと言われたんだが……まあ、この分だと使わずに済みそう……
「ダメです!一佐は風邪をなめています!風邪をこじらせて死んだ人が世界中に何万人居ると思ってるんですか!!」
そんな大げさな……こじらせるもなにもそろそろ完治……
「そう甘く見てると痛い目に会いますよ!オーブの平和を守るためにも、出来ることは全てするべきです!」
オーブの平和……分かった、アマギ。じゃあ、座薬含めて全部持ってきて……
「一佐………まさか座薬、自分で入れるつもりですか?」
そうだが……悪いか?
「そんなことしたら一佐のお体がどうなるか、分からないんですか!自分が手伝います!」
お、おい……そんなこと頼めるわけないだろう。それに……
「オーブの平和のためです!さあ!」
オーブの平和……いや、しかし………でも………
「さ あ !」
……ア、アマギ………それじゃあ……

「パパー、ちょっとは具合良くなったー?」

その時、明るい声と共に娘が部屋に入ってきて、私にそう問いかけた。あ、ああ、多少はマシになったよ。もう心配ない。
「そう?よかった。ところでこの人、お客さん?何か出そうか?」
「い、いや、自分はもう帰りますから。それでは……」
そう言い残してアマギは私の部屋を後にした。その様子を見ながら娘が、私の方を向かずに呟く。
「……悪いけど、今の家族の生活崩したくないんだよねー………」
ん?何か言ったか?
「ん〜ん、別に。じゃ、薬飲んでゆっくり寝てなよ。後でママがテキトーにやるから」
そう言い残して娘は私の部屋を出て行った。……なんだかんだで私のことを心配してくれているんだな、優しい子だ。
さて、薬でも飲むか。座薬は……いいか、使わないで。

715 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/02(火) 00:09:25 ID:???
娘よ、どこから見ていたんだ!?
ってかしっかりアマギどんのヨコシマな想いに気付いているところを見るとトダカたんの天然要素は遺伝しなかったのかw

トダカたん相手に想いを遂げるための最大の障壁はこのお嬢さんなのかもしれないww

716 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/02(火) 00:39:58 ID:???
病気を押してまで、職人さんありがとう。
お嬢さんスッテキーですねage。

717 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/02(火) 00:49:07 ID:???
トダカたん最大の危機、はなんとか回避された模様でつね

718 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/02(火) 02:28:35 ID:???
やばい、アマギの必死さハゲワロスwwwwwwwwwwwwww

719 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/02(火) 08:34:41 ID:???
娘さん、口はちょっと悪いけど家族想いでイイ子だよね。
客が来たら何か出さなきゃっていう
礼儀もわかってるみたいだし。

ところで娘さんと奥さんの名前って出ましたっけ?
なんとなく
娘さん→アイ
奥さん→リョウコ
いやホントなんとなく…

720 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/02(火) 14:25:43 ID:???
でも、父親を精神病院に送ることは平気でするんだよな・・・

721 :チラシの裏 :2005/08/02(火) 23:32:35 ID:???
なんかアクセス規制受けてます。俺は特に何もしてないのにわけわかめ
普通どれぐらいで解除されるんですかね、こういうの

722 :携帯より :2005/08/03(水) 00:26:26 ID:???
調べたら、規制ってプロバイダごとに受けるんですね。よく知らんかった
解除されたらネタ投下します。っていうか、解除されないと投下できません。書き込めないし
規制中はテケトーに話するなり、誰かネタ書くなり好きにしましょう。では

723 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/03(水) 00:45:14 ID:???
アクセス規制ですか。
解除を待つしかないですね・・・

風邪ひきトダカたんが仕事に戻ったらソガ一佐がいそいそと怪しげな薬を持って現れそうな気がする。

「栄養剤ですが、効きますよ」
「そうですか?では後で・・・」
「早く飲めばそれだけ回復も早いですよ。ささ、ぐぐっと」

効いたところをお持ち帰りしようというソガ一佐の企みを阻止できるのは誰だ?


間違って横取りしたユウナたんに効き過ぎて悲しい目に遭うトダカたんも悪くないなww

724 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/03(水) 07:31:34 ID:???
捕手

725 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/08/03(水) 20:16:38 ID:???
今日、間一髪のところで終電を逃してしまった。しまった……仕方ない、タクシーでも捕まえるか。
……ん?あれは……ミーアさん?
「あら、トダカさん!こんばんわ♪」
ああ、こんばんわ。ところで君も、終電を逃したのか?
「はい………カラオケで友達と聖子ちゃんメドレーでフィーバーしてたら遅くなっちゃって……」
だから君はいったいいくつなん……ああ、もういい。ところで、これからどうするんだ?
「ちょっと、マネージャー……みたいな人が居るんでその人に車出してもらいます。
………そうだ!トダカさんも一緒に乗りましょ♪家も近いことですし」
乗せてくれるのか?それはありがたいが………
「ぜーんぜんかまいませんよ。ご近所さんどうし、助け合わないと♪」
そう言って彼女は携帯で電話を始めた。いい子なんだよな……年齢の件さえなければ。
「あ!T@KED@?もしもし〜、あたし、ミーアでーす!終電逃しちゃったから車出してほしいんだけど……」
「ええ〜、そやかてこっちにも事情ちゅうもんが………」
……どうやら渋っているようだな。まあ、仕方ないか。ここは私がタクシーを捕まえて……

「…………あ゙ぁん?」

………ミーアさん?
「テメエ……いまなんつった?もう一遍言ってみい、コラ」
「い、いや、だからワイにも事情が……」
「あたしは車出せっつってんだよ。あ・た・し・は」
「だ、だから……その………」
「返事はハイとちゃうんかいコラァ!!!!」
「ハ、ハイ!ただちに向かわせていただきます!」
「わかりゃいいんだよ。こっちはいつもの駅の前、そっちは?」
「……普通に家ですけど」
「十分で来い。一秒でも遅れたらぶん殴る」
そう言ってミーアさんは電話を切り、くるりと私の方を振り向いた。そしてにっこり笑いながら私に語りかける。
「喜んで来てくれるそうですよ♪良かったですね♪」
あ、ああ……そうだね。ところでミーアさん、その……
「何ですか?」
……いや、なんでもない。取りあえず待つか。
「はい♪待ちましょ♪」
そう言ってミーアさんは車が来るまで、ずっと明るく話し続けた。あれはなんだったんだろう……見間違いか?
「あ!ミーアちゃん、こっちやで〜」
ロータリーに止まった車の一つから、関西弁の男がそう声を上げる。アレがそうか。じゃ、ミーアさん………あれ?

「てめえ……一秒でも遅れたらぶん殴るって言っただろうが!」

ふと気が付くとミーアさんはすでに車の元に向かい、男の襟元を窓の向こうから掴んで半身を引き擦りださせていた。
……いや、ちょっとそれはワイルドすぎ……
「そ、そんな!そやかて道が混んでて……」
「ごちゃごちゃうるせえ!死ねや、こら!」
「ひいーーーーーー!堪忍やーーーーーーー!」
……私はあの車に乗って帰るのか?どうも気が進まないというか気まずいというか………まあ、仕方ないか。
それにしてもミーアさんのあの豹変振りは一体……「好きな子には意地悪をしちゃう」?
……いや、そんな生易しいものではないな。何か心の琴線に触れるものがあるのだろう。知らぬが仏だ。

726 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/03(水) 20:39:47 ID:???
規制解除 & 病気復帰 祝福 おめ
職人様、今日も乙でございます。


727 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/03(水) 20:41:56 ID:???
相変わらずイイネタですな

ヒトネタ前のアマギノその後が気になります
娘を怒らせた日には呪いが・・・

728 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/03(水) 22:37:02 ID:???
ミーアネタ、いいですねw

729 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/03(水) 23:45:55 ID:???
ミーアTUEEEEEwwww

今度発売されるPS2の種運命のゲームにトダカ一佐は出るんですかね?
28話までの話らしいですし、出るとは思うんですけど・・・。
もしタケミカズチに乗って「てーーーーーーーっ!!」って言ってくれたら買いに行こうと思います。
自分で使用できたら他のキャラなんて使わずに一佐しか使わないのにな・・・。

730 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/04(木) 06:28:04 ID:???
職人様の凄いところは、何故かミーアの「ワレェ」顔が頭に浮かんでくるところだ。

731 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 00:13:05 ID:???
>>729
CMに一人艦橋で迫りくるインパルスを見つめるカットがあった。
一瞬で消えたが。

732 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/08/05(金) 00:39:40 ID:???
今日、帰り道、街を歩いていると何ならコンビ二の前でガヤガヤと人が騒いでるのが目に入った。
テレビカメラも何台か入ってるし、撮影だろうと思ったのだが、どうやらことはそう穏やかではないようだ。
「犯人に告ぐ!こんなことをしてなんになるんだ!今なら罪も軽い、少女を離して大人しく……」
「うるせー!ガタガタ言ってんじゃねえ!このガキ殺すぞ!」
これは……立て篭もりか!警察も頑張っていうようだが解決まではほど遠いようだな。く……見てるだけなのが歯痒い……
「何ですかこれ!立て篭もりですか!?」
「そのようね。私達にどうにか出来る問題ではないけど……」
ん?貴方達は……タリア・グラディスさんと……ええっと………
「自分はアーサー・トラインです!……ってトダカさんじゃないですか!」
「あら、トダカさん。貴方も買い物中かなにか?」
いや、ただ家に帰る途中です。それにしてもこれは……許せませんな。
「ええ。でも、こういうのは警察の方に仕事ですから。……口惜しいけど、ね」
「しかし、小さな女の子を盾にしての乱暴狼藉、自分もとうてい……」

「……許すことは出来ません!」

そう言ってアーサー君が激しく足を踏み鳴らす。と、同時に振り上げてから下ろした手が、横の女性の胸の辺りに直撃した。
「ちょっと!何するんですか!」
「ああ!すいません!」
慌ててアーサー君はその女性の方に振り向き、謝る。
と同時に、彼のポケットから財布が飛び出して半空きの小銭口から硬貨が大量に散らばった。
「ああ!すいません!ごめんなさい!」
アーサー君はそう辺り一面の人に謝りながら小銭を拾い集める。
が、激しいリアクションのせいで拾うそばからころころと小銭は零れ落ち、一向に集まらない。
「アーサー!リアクション、抑えて!」
「か、艦長!分かりまし………ああ!また小銭が!」
タリアさんに注意されての敬礼をオーバーアクションで行い、彼は結局小銭を再びばら撒いた。……なんて学習しない男だ。
「すいません!ごめんなさい!ちょっと通らせて………」
「ちょっとアーサー!そっちは……」

「てめえ……何してんだ!?」

気が付くとアーサー君は小銭を拾い集めて、立て篭もり犯の目の前まで行っていた。
犯人がしゃがんで小銭を拾うアーサー君を覗き込み、足で彼を蹴り上げようとする。………が

「ああ!ごめんなさい!本当にすいません!」

犯人が蹴りを放つより先に、アーサー君はそう言って例の調子で立ち上がった。
当然、彼の頭が犯人のアゴに直撃し、犯人は思わずナイフと少女を離してひるむ。
「今だ!突撃しろ!」
その号令と共に、警官隊が犯人に突撃した。間もなく犯人は取り押さえられ、アーサー君が頭ぶつけてうずくまってる内に、
事は全て終わった。警官隊の一人がそんな彼の肩を叩き、握手を求め、ハキハキとした声でこう言った。
「ありがとう。あなたのお陰で全て解決しました。感謝します」
「え?僕のお陰?何で?」
事態が全く飲み込めてないアーサー君は、ぽかんとした顔でそう呟く。
もっとも、事態を全て見ていた私達も同様にぽかんと、事の成り行きを眺めているしか出来なかった。
……リアクションが凶悪犯罪を一つ解決したか。何がどうなるか分からんな、世の中。

733 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 00:42:40 ID:???
アーサーいい仕事するね。
ワロタ。

734 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 00:59:10 ID:???
タリア艦長とトダカたんはそのまま他人のフリして先に現場を離れていったのだろうか?
残っていて中継のカメラにタリア艦長と一緒に映されたりしたらアマギどんが血相変えて飛んできそうな気がするw

735 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 16:35:06 ID:???
下がりすぎ

736 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 17:43:29 ID:???
ウホッ いい救出劇・・

737 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 19:45:07 ID:???
アーサーやるな

738 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 19:50:35 ID:HAoxnc9G
いつでもマイペース。
さすが新鋭艦ミネルバの副長、伊達にコーディネイターじゃないなw

本編でもクルーどころかタリアまで
アスメイ撃墜ダメージに沈んでるっつーのに
ぜんっぜん平気の平左で、いつも通りだったもんなあ…

739 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 20:22:02 ID:???
そんなリアクションの大きいアーサーが大好きだw

>>371
情報どうもです。
買おうかどうかますます悩みます・・・。

740 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 20:26:30 ID:???
>>739
アークエンジェルの経費で買うのか
もしかして、チャンどら?

741 :739:2005/08/05(金) 21:12:42 ID:???
>>740
ははは、そんなことしたら艦長にバレるじゃないですか・・・。
ん?俺なんて地味過ぎて誰も見てないからバレないって?
ところで俺の給料ってどこから出てるんだ・・・。

742 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 21:35:46 ID:???
いまどき、慈善事業の非営利団体も有給職員がいるからな・・・
何か裏で商売でもやってるんじゃないか?

743 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 21:48:21 ID:???
>>742
オーブ軍人としてちゃんどら氏の裏商売を調べたであります。
ttp://www.tenjinterra.com/1_chandora/

744 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 22:48:31 ID:???
>>742
おい、誤解と偏見に溢れすぎたレスはどーかと思うぞ。
慈善で非営利でも給料ぐらい出なきゃスタッフは生きていけない。

745 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 23:06:33 ID:???
>>742
アークエンジェルとフリーダムを修理改造して維持できるようなお大尽なオーナーのポケットマネーからじゃない?


746 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 23:10:59 ID:???
つ「オーブの税金」or「ラクス様」

747 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 23:21:54 ID:???
つ【キラくんの驚異プログラム】

748 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/08/05(金) 23:47:41 ID:???
今日、昼にグゥレイト食堂に行ったらアスラン君が食事をしていた。私も注文を済ませた後その隣に座る。
やあ、奇遇だな。セールスの途中か?
「ええ。ゴキブリィの大量在庫の処理中です。キラのアドバイスで面白グッズとして売り出してるんですけど……」
「あんな妙なもん作るからだよ。ホントお前どっかズレてるよなあ。この間も「冷やし炒飯」メニューに追加しろとか
訳わかんないこと言って……」
「だって夏を感じるじゃないか。「冷やし炒飯始めました」って」
「それだけの理由で妙なメニュー追加するわけにはいかないの。少しは考えて……グゥレイト、いらっしゃい!」
会話の最中に客が入ってきて、ディアッカ君が店主の顔に戻る。………ん?あの客は……

「……ディアッカ!?うそ、なんで!?」

「ミ、ミリィ!お前こそどうして………」
ミリアリアさんじゃないか。彼らは知り合いなのか?アスラン君
「……付き合ってたんだけど、別れたんですよ。今はどうだか知りませんけど……」
私の問いにアスラン君はヒソヒソと耳元で答える。成程……どうりで。
「あーもう最悪。アンタの店だって知ってたらこんなとこ入んなかったのに……」
「オ、オイ、それはないだろ?取りあえずなんか食べてけって、な?」
「………じゃあ、炒飯」
「グゥレイト!毎度!腕によりをかけて作るぜ!」
そう言ってディアッカ君は厨房の奥に引っ込んだ。ミリアリアさんはアスラン君の隣に座り、ふうっと溜息をつく。
「まさかディアッカの店とはねえ……「グゥレイト食堂」なんて名前で想像もしない私も相当バカだけど……」
「いいじゃないか。二人ともいい友達でいれば……」
「アンタ……私とトールが別れた原因、アンタがトールに頼まれて造った私の変態フィギュアだってこと忘れてないでしょうね」
「い、いや、アレは、その……資金がなくて、つい受注生産に………」
「何が受注生産よ。そのケースの中にもどうせ妙なものが……」
「ハイよ!お待ちどう!」
その時、ディアッカ君が私とミリアリアさん、二人分の炒飯を持って現れた。ミリアリアさんは話を中断し、炒飯を食べ始める。
「……中々おいしいじゃない。ホント、炒飯作るのだけは上手いのよね、アンタって」
「だろ?なあ、ミリィ……戦場カメラマンなんて辞めて俺について来てくれって言ったのは悪かったよ……だから……」
「ディアッカ………」
突如二人の間に流れる空気。アスラン君もその様子を察してか、ご馳走様も言わずに店から立ち去ろうとする。……が。

「う、うわ!」

その時、アスラン君が店の入り口付近で派手に転んだ。当然持っていたケースも手放して中が開き……
「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
衝撃でスイッチの入った大量のゴキブリィがワサワサと動き出し、店内を阿鼻叫喚の地獄絵図に変えた。
ミリアリアさんも我を忘れたように混乱し、ディアッカ君がそれをなだめようとしている。
「イヤ!ゴキブリはイヤアアアアア!!!」
「落ち着けミリィ!アレはゴキブリじゃない、ゴキブリィだ!」
「どっちにしても気持ち悪いのは同じよ!どうしてあんたと居るといつもいつも碌な事がないの!?もう知らない!」
そう言ってミリアリアさんは、その他客多数が我先にとひしめく店の出入り口に向かって駆け出し、そのまま出て行ってしまった。
後に残されたのはアスラン君、ディアッカ君、そして私の三人だけ。
「ディ、ディアッカ……すまない、こんなつもりじゃあ……」
「客が……ミリィが……俺の店が…………否グゥレイトォォォォォォォォォォォォォ!!!!」
寂しい店内に響くディアッカ君の叫び声。……明日からこの店は「ゴキブリが大量発生した店」として営業していくのか。
アスラン君も罪深いものを開発したものだな、全く

749 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/05(金) 23:53:44 ID:???
憐れ痔、心から同情するぜ・・・
ってかこの光景が目に浮かぶのは中の人のなせる業か、とにかくGJ !

750 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 02:00:12 ID:???
痔(´・ω・)カワイソス

751 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 07:35:15 ID:???
生きろ、痔

752 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 07:42:43 ID:???
ヒサヤ大黒堂

753 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 07:50:33 ID:???
ディアッカは
やはり
かわいそうだ


754 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 10:10:08 ID:???
今回も楽しませてもらいました
トール(生存)とミリアリアの分かれた理由ワロス

755 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 16:48:24 ID:???
はぁ…(感嘆)
やはりここの職人さんは、ネタ・文章共に秀逸ですな!
普通の長い文も読んでみたい…

756 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/08/06(土) 17:23:08 ID:???
今日、タケミカヅチ休憩室で連合エクステンデット三人組が何やらもめているのを見かけた。
どうやらスティング君VSアウル君&ステラちゃんという構図のようだ。
「だからさー、ノリが悪いんだよ、スティングは。お陰でライブが盛り上がんねーし」
「スティング……ノリ、悪い……ライブ、寒くなる……」
「お、お前らのアレはノリじゃねーよ!暴走だ!暴走!」
……成程、ライブでの勢いの話か。まあ仕方ないか。所詮壊れたように演じてるだけの人間と、本当に壊れた人間では
温度差も生じようというものだ。
「とにかく、マジなんとかしてよ。スティングだけ冷静だと俺ら浮くじゃん?」
「ステラもデストロイ、歌いにくい………なんとかして」
「そう言われてもだなあ……ん?」
その時、三人が私の方に気付いた。そうなるとこっそり黙って立ち去るわけにもいかない。
仕方なく私は彼らの元に歩み寄り、声をかけようとした。………が、その前に私の背後から私に声をかける者たちが居た。
「一佐!お食事でも行きませんか?午後は大変そうですよ!」
「そうですよ。アマギ一尉も待ってます。是非!」
「そうそう。決してアマギ一尉に一佐を誘ってくれと頼まれたわけではないですよ、決して」
イケヤ、ニシザワ、ゴウじゃないか。食堂なら後で行くよ。取りあえず今は………ん?

「う……お…………」

ふと見ると、私……いや、イケヤ、ニシザワ、ゴウを見て、スティング君が頭を抱えてうずくまっている。いったい……
「おい、スティング、どうしたんだよ。何かあったのか?」
「スティング………大丈夫?ステラ、心配……」
……本当に一体どうしたと言うのだろう。医務室にでも連れて行くか。おい、イケヤ!ニシザワ!ゴウ!
「「「ハッ!」」」
あの彼を医務室に運んでくれ。どうやら病気らしい。
「……ち、ちげーよ。ほっとけ。何かあんたら三人の姿見たら急に頭が……くそっ!」
そう言い残してフラフラしながらスティング君はその場を離れようとした。その様子を見たニシザワが、彼に背後から声をかける。

「コラ!逃がさん!」

「逃がさん」。その言葉を聞いた途端、スティング君は頭を抱えてうずくまった。まさかこれはアウル君やステラちゃんみたいな……

「逃がさん……逃がさん……逃がさ……うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

何日か後、スティング君からお礼の品を渡された。
彼らに頼まれて贈った、ニシザワの「逃がさん!」ボイス付きムラサメプラモの礼だという。
「お陰で俺もライブではノリまくりだぜ。………サンキューって言っておいてくれよ」
スティング君はそう言うと、満足そうな顔をして去って行った。
あの後、スティング君は大暴れして休憩室半壊の大惨事だったのだが……そうか、アレをライブでもやってるのか。
……もう彼らのライブにには絶対に呼ばれても行かないようにしないとな。心に誓っておこう。

757 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 18:45:17 ID:???
こんなに早くうpされているとは、うれしい誤算
そういや、イケヤ、ニシザワ、ゴウって、最近出てますか?

758 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 19:03:23 ID:???
スティングのブロックワードがニシザワ声限定の「逃がさん!」とは。

して、ムラサメプラモは変形するんですか?
私もひとつ欲しいんですけど・・・(マジ)

759 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 20:25:29 ID:???
>所詮壊れたように演じてるだけの人間と、本当に壊れた人間では
>温度差も生じようというものだ。
このあたりにトダカたんの成長を感じた。


あと「逃がさん」声付ムラサメプラモ蝶欲しいw

760 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 21:32:37 ID:7xG0Wjpi
>>757

今日イケヤの声が最後に出てました。

761 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 21:37:57 ID:???
下がり過ぎな気がするのでアゲアゲ

762 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 21:45:25 ID:???
よくわからんが、圧縮が頻繁に来るのか、この板は?
そうでなければageる必要はないとおもう

763 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 23:07:16 ID:???
>>762
他のところでは種死の放送日に合わせて圧縮かけてるらしいと書き込みありましたよ。
700以下は問答無用で切られるからヤバイとか。
ホントかどうかは謎だけど。

しかしムラサメ3人組、完全にアマギに協力的だねぇw
買収されているのか、「アマギ一尉を応援する会」でもあるのかww

764 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 23:39:32 ID:???
>>アクセス規制中の方へ
SoftEther使えばとりあえず回避できるモヨリ。
読めるし書けるしマジおすすめ。

765 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/07(日) 16:03:28 ID:???
>「アンタ……私とトールが別れた原因、
>アンタがトールに頼まれて造った私の変態フィギュアだってこと
>忘れてないでしょうね」
是非この辺の詳細を書いていただけませんか?


766 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/08/07(日) 22:03:19 ID:???
今日、アマギと帰り道を共にしている時、見覚えのある少年を発見した。あれは……
「あれ?ええっと……ああ!思い出した!トダカさんだ!」
トール君……だったかな?………まさかフレイさんの差し金でここに……
「違いますよ。俺はもうそういう意味ではフレイとは関係ないです」
そうか……ついでに彼女を止めてくれるとありがたいんだが……
「それは無理ですね。俺なんかじゃフレイを止めるなんてとてもとても……」
ふむ。まあ、それもそうだろうな。誰か彼女を止められる人材は居ないのか?
「うーん、サイとカズィは論外だし……ミリィならなんとかなるかもしれないけど……」
ミリィ?ミリアリアさんのことか?……ああ、そう言えば君達は付き合ってたんだったな。
「な、なんでそんなこと知ってるんですか!?俺、一言も言ってませんよ!」
いや、なに、諸事情あってな。アスラン君に彼女の妙な人形を作らせたそうだな。そりゃあ、女性としては怒るさ。
「着せ替えミリィ人形が見つかった時は包丁の持って追っかけまわされましたからね。何もあそこまで怒んなくても……」
「……ちょっと待ってください、一佐」
その時、ずっと黙っていたアマギが声を上げた。……どうした?
「今の話によると、つまり………」

「望んだ人のフィギュアを作れる人物が、一佐の身近にいるってことですか!?」

ああ、そうだが……それがどうかしたのか?
「その人物の連絡先を教えてください!是非!」
そう言われてもだな、アマギ……連絡先なんて私も……
「あ、俺、知ってますよ。フィギュア頼むときキラに聞いたんで」
「教えてくれ!少年!報酬はいくらでも払う」
「わ、分かったからそんな近づかないでくださいよ。ええっと……○△〇-♪#………」
鼻息を荒くするアマギに少したじろぎながら、トール君はアスラン君の電話番号を教えていく。
……何をあんなに興奮してるんだ、アイツは。暑さにやられたのだろうか……


数日後、いつものようにスーツケースを抱えたアスラン君に街中で出くわした。
この暑い中大変だな。売れ行きはどうだ?
「今日は訪問販売じゃないですよ。宅配便でオーダーを頼まれたものを送り届けるだけです」
……そんなこともやっていたのか、君は。で、何を頼まれたんだ?
「フィギュアですよ。ミリアリアのこともあるし、本当はあんまりこういう受注生産はしたくないんですけど……」
……けど?
「電話の相手が、「一佐のフィギュア作ってくれないと死ぬ!」って脅すんですよね。報酬も高額ですし、つい。
しかし、なんでまたそんなに欲しがるんですかね、この………」

「キサカ一佐のフィギュアを」

そう言ってアスラン君が開けたスーツケースの中には、精密に作られた大小様々なキサカの人形が並んでいた。
……私が奴の悪友だからかもしれんが、かなり気持ち悪いぞ、これは。ある意味ゴキブリィ以上だ。
「まあ、キサカ一佐は三隻同盟の一角ですし、知名度も高いから子供とかが憧れるのも分からなくはないですけど……」
ああ……人形は欲しがらないだろうな、そういう子供は。しかも見たところ……
「ええ、着せ替えです。そういう指定なんで。ついでに着せ替えできるグッズにいかがわしいものテンコ盛りですけど、見ます?」
い、いや、結構。使用後を想像するだけで気分が悪くなる。……失礼。
私はそう言ってアスラン君に背を向けた。そして沈む気分を払拭するように考え事をしながら一人歩き続ける。
……嫌なものを見た。しかし、キサカめ………伝説の三隻同盟の一員だけあって人気だけは一人前だな。
「一佐と言えばトダカ一佐」という日は……来ないか。まあいい、妙な人形を作られることもないし、むしろ安全だ。

767 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/07(日) 22:17:31 ID:???
職人さん今日も心にオアシスを届けてくれてありがとうございます。
アマギどん…君はなんてうかつな香具師なんだw

768 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/07(日) 22:24:23 ID:???
自分の蒔いた種を活かしつつ、リクにもしっかり答える
さすがですね、中の人

769 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/07(日) 22:38:58 ID:???
すいません。
「トダカ一佐」の着せ替えフィギュア欲しいです。
着せ替えグッズは青軍服と白軍服とパイスーのセットでお願いしとうございます。

アマギどん、どんないかがわしいグッズを頼んだんだ?
エプロン・セーラー・バニー・・・月並みなものしか思い浮かばないよう・・・

770 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/07(日) 23:06:23 ID:???
私もトダカ一佐フィギュア欲しいです。かなりマジで。

>>769
アマギのこれまでの言動からすると猫耳はガチだと思う。エプロンは勿論裸エプロンなんだろうなぁ…あとは…ふんどしとか?ハードゲイフォーーゥ!!

771 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/08(月) 00:23:45 ID:???
自分もトダカ一佐のフィギュアが欲しいであります。
裸エプロン・セーラー・バニーなど萌えるものはたくさんありますが、
やはり滅多に見れないノースリーブ姿希望であります。
ノースリーブで猫耳な一佐ハァハァ

でも白軍服が一番萌える

772 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/08(月) 00:53:42 ID:???
大小様々なサイズということは・・・
ミクロマンサイズ、1/6GIジョーサイズ、1/4ドルフィーサイズは当然として・・・
も、もしや組み立て式で禁断の1/1も!?細部まで忠実に再現!?

アスラン!どうやってキサカのサイズを測定したんだ!?
トダカたんが無事でよかった・・・

773 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/08(月) 03:39:24 ID:???
ダッチワイフトダカ

774 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/08(月) 03:56:43 ID:???
アマギの怒髪天っぷりが目に見えるようだ

775 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/08(月) 11:53:04 ID:???
ダッチハズバントダカ

776 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/08(月) 19:36:43 ID:???
ここを見ている職人が、トダカフィギュアをどっかのイベントで出展…
などと考えてしまった俺は('U` *b ソ化してきてるんでしょうか。

777 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/08(月) 21:04:10 ID:???
その後のキサカフィギュアの運命を考えるとワロス。というか哀れだw
その道の濃い人とかなら買い手もいるか?

凸が一佐=キサカ脳ってことは、まだトダカを軍人認識してなかったんだっけ

778 :トダカ一佐の憂鬱な一日 :2005/08/08(月) 23:53:25 ID:???
今日、グゥレイト食堂に行ったら、ニコル君と見覚えのない女性が一緒に座っていた。
……彼女か?いや、それにしてはどうも……
「あ、トダカさん。お元気でした?」
ああ、お陰さまでな。ところでこちらの女性は……
「申し遅れました。私、シホといいます。ジュール隊長の部下で……」
ジュール隊長?誰だ、それは。
「イザークのことですよ。実は今日、彼の……」
その時、店の入り口が開いてアスラン君が入ってきた。その後ろに連れられてるのは……イザーク君か。
「オイ、アスラン!どうしたというんだ!急にこんなところに……ニコル!?それにシホまで……」
「じゃ、始めるか。ディアッカ、アレ、準備しといてくれ」
「了解!」
アレ?一体、何が始まるんだ?
「それじゃあジュール隊長……」

「誕生日、おめでとうございます!」

シホさんのその声と共に、ニコル君、アスラン君がクラッカーを鳴らした。どうやら他の客には事前に了承を得ていたようで、
特に驚いてる人間はいない。一番驚いてるのは、当のイザーク君だ。
「お、お前ら、どうして………」
「どうして、じゃないですよ。僕達仲間じゃないですか」
「そういうこと。ほら、保存しといたケーキ。蝋燭も立てといたぜ」
そう言ってディアッカ君が火の灯った蝋燭が立ったケーキを差し出す。ああ、「アレ」とはコレのことだったのか
「さ、早く!吹き消して下さい!」
「お前達……分かった!吹き消させてもらう!」
そう言ってイザーク君は蝋燭を吹き消した。二本ほど火は消えずに残ったが、周りを取り囲む祝い人から拍手が上がる。
イザーク君、君はいい友達を持った………ん?何やら不機嫌そうな顔をしているが……まさか!
「……う一回だ」

「もう一回吹き消させろ!今度こそ全部消してやる!」

……やっぱりか。どこまでも負けず嫌いだな、本当。
「イ、イザーク!いいじゃないか、二本残ったぐらい。取りあえずここは……」
「アスラン……貴様、俺に敗北したまま引き下がれというのか!」
「いや、敗北とかそういうことじゃなくて………」
「ディアッカ!何でもいいから火を点けるものを持って来い!今度こそ全て消してやる!」
「ちょ……ジュール隊長!?本気ですか!?」
「 当 た り 前 だ !さあ、見ていろ!今度こそ華麗に一吹きで……」
………さて、帰るか。
もういい加減彼の性格を把握し、そこから今後の展開を予測した私は、食事の注文もせずに店からこっそり出て行った。
巻き込まれたら解放されるのがいつになるか分からないからな。ここは卑怯だが止むを得まい。
………しかし、激辛チャーハンの時のように、彼はまた過呼吸とかで病院に運ばれるんだろうか。
誕生日だというのに災難な…………まあ、自分で呼び込んだ災難なわけだし、仕方ないか。

779 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/08(月) 23:56:50 ID:???
シホキタ−ー(゜∀゜)ーーッ!!
しかし、いつになったらシホは本編で喋るのだろう

780 :チラシの裏:お知らせ :2005/08/09(火) 00:01:56 ID:???
8/9〜8/12と8/14〜8/16に旅行に行きます。
帰ってきた日はともかくそれ以外はネタ投下できないんで、ヨロシクお願いします。

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      <=◇=>\                    <=◇=>\
      <_/))) i ニカイモウミニイクゾウダゾ、アマギ    <_/リ Y  ……ジブンモイッサトウミニイキタイデス (ハァハァ)
       (' -` bソ                     ('U` b ソ
       (| <y> |)                    l'|<y> |`i

781 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 00:21:59 ID:???
はーい、楽しんで来てください。
帰ってきた日だって、くたびれているでしょうから、
どうぞご無理なさらずに。

アマギよ、一佐にはどんな水着を希望するのかい?
着せ替えフィギュアでは、どんなのを発注したんだろう。
というか、一佐の下着はどんな…いかん、変な事が気になりだした。

782 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 01:00:11 ID:???
やっぱ、ふんどしでしょう

783 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 01:22:07 ID:???
前髪を伸ばしているようなトダカたんなら下着はボクサー希望w

褌はアマギどんの方が似合うと思うww

784 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 03:26:28 ID:???
いつもお疲れ様です。夏を楽しんできてくださいw

トダカの下着はトランクス希望。
嫁さんが安売りとかで買ってきたのを何も考えずに穿いてそう。
アマギが希望する水着ってヤバそうだwきわどいビキニだったら嫌だな・・・。
ビキニ姿の一佐も見てみたい気がするが・・・。

785 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 04:07:42 ID:???
俺は、スパッツとかレーサーパンツっぽい長めのぴっちり系のイメージがある。
つーか、トライアスリートが身に付けるようなスーツ状のを着てそうな感じ。
無論筋肉はギシギシ引き締まってる。

で、場所もあんまり気にしないで、涼しい顔でキロ単位を泳いじゃいそうなのが
トダカたんだとおもう。

786 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 07:55:10 ID:???
一佐は海軍だもんな
泳ぎは得意そうだな

787 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 16:14:27 ID:???
トダカたんはダンディお父さんなんだから、
あくまでトランクスで幼き日の娘と遊んでいる姿が最高に萌える。

788 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 19:20:37 ID:kfgJVDCR
>>784
浴衣でさえトンデモな妄想を広げたアマギどんにトダカたんのビキニなんか見せようものなら何が起こるかw



789 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 19:30:37 ID:???
幽体離脱は確実だな

790 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/09(火) 22:45:27 ID:???
ビキニ姿なんて見たら俺もヤバイ妄想しそうだけどw

791 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/10(水) 00:18:29 ID:???
サマーフェスタ in トダカビキニ!(ふんどしアマギ主催)

私もちょいとお洒落な感じのボクサー系がいいなぁ。
「一佐、まだまだお若いですね!」とかロッカールームで部下に言われたい。
とか思って、トランクスから穿き慣れないボクサー系に変更した。

でも、トランクスにしても、どんな物にしても色や柄が…
「白い軍服では、透 け ま せ ん か ???」

もう、下着が気になりだして止まらない。暑さのせいだよねw

792 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/10(水) 00:40:42 ID:???
技術大国オーブの誇る透けない素材使用なんでしょ。
これで柄パンでもオケー。
私服はトランクス、勤務時はボクサーじゃないすかね。あくまで機能性で使い分けてるだけで大してこだわりはなさそう。

793 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/10(水) 00:45:35 ID:???
>「白い軍服では、透 け ま せ ん か ???」
に正直、ハァハァした
どんな下着でも一佐なら似合うさ・・・きっと!

794 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/10(水) 01:13:16 ID:???
>>793
でもTバックだけはやめて!
ハァハァしすぎて心臓に悪いから!!

795 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/10(水) 01:40:47 ID:???
Tバックトダカ・・・(;´Д`)ハァハァ
('U` *b ソもきっと(;´Д`)ハァハァ するだろう

796 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/10(水) 02:06:45 ID:???
なにこのスレ…アマギどんが増殖してる…ザクグフゲルググドムトルもんにキモイッ
だが、ぶっちゃけ晴れて公式かぽーと化したアスキラアスより楽しいなw

797 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/11(木) 00:49:58 ID:???
みんなで('U` *b ソになろう!

798 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/11(木) 01:20:14 ID:???
無類のトダカ好きがここに集まっているわけだが、
トダカ一佐のどこに惚れこんでるのか!
ちょっとみんなで語ってみないか('U` *b ソ

799 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/11(木) 02:33:55 ID:???
私はきっかけは声だったよ('U` *b ソ
そんで本編の色気でやられ、このスレの職人さんのおかげでさらに惚れた('U` *b ソ

800 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/11(木) 03:02:34 ID:???
12話の「絶対に当てるなよ!」で司令GJ!
→20話トダシンEPにアンテナが反応
→22、23話の中間管理職の苦悩にトキメキ
→28話の艦橋ぶったぎり回想インサート経由りえふー演出ですこーんと堕ちて
→ここの職人さんの作品で愛が増した

声もハァハァで中の人チェックするようになったし、このスレの存在知って2ちゃんねるデビゥしたし…トダカたんにハマった影響は大きかったな。

801 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/11(木) 03:42:19 ID:???
私はもともとあんな感じの素敵なおじ様が見た目で好みで、
しかも軍服姿も好きで、もう好き!好き!漢惚れ!
中間管理職苦悩でますます応援!
28話で喪失感大でしたが、ここのおかげで復活。
かなり800さんに近い感じで、そして、某他所でここ教えてもらって、
やはり書き込みは初でした。
もう、ここのおかげでトダカさんへの愛は止まらず、全てが好き!
飢えている分、もうトダカならなんだってOKな無節操ぷり。
ちと、トダシンはわからないけど同じトダカファンとして擁護してます。
そして、先月からアマギが頭と心に侵食中!もうダメですw

802 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/11(木) 05:49:18 ID:???
すまんが、夏くさく感じる。
いや、気にしすぎだなすまない

803 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/11(木) 09:54:28 ID:???
ここって次スレ必要かな?
個人的には続いて欲しいけど、やっぱ職人さんに負担がかかるからな。
今の所一人しかいないし…

804 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/11(木) 10:53:09 ID:???
次スレ立てて欲しいです。
一応http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1123255213/とかあるけどあっちはカプネタ中心気味だしね。
つか誰か保管庫作ってくれませんか?切実なお願い。

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